5月20日、サークル「STRIKE HOLE」は、群馬県桐生市で開催された同人誌即売会にサークル参加させていただいた。
とは言っても、これは一般公開された正式な即売会ではなく、映画のロケで同人誌即売会のシーンを撮りたいから…ということで、エキストラでサークルや買い手を募集するというものだ。

5月14日・日曜日の夜。Twitter上でサークル・一般参加者のエキストラ募集開始と、の情報が流れてきた。
募集期間の短さ(締切が5月15日月曜日)を疑問視する声。二次創作不可というレギュレーションなど、疑問を呈する声も少なからずお見掛けした。

ただ、過去には、数多くの同人誌即売会で主催業務を務める「ケットコム」が、同種のエキストラ募集を実施している。
(2011年12月、映画「ふがいない僕は空を見た」における同人誌即売会のシーン撮影にて、サークルを募集/イベント名「コミック計画」
あの時も、権利関係に抵触するリスクを避ける目的だろうが、二次創作は遠慮いただくことになった。今回の桐生も、ケットコムの時と一緒かな、という感想だった。
もっとも、それでも募集期間が短いのは事実。サークルがちゃんと集まるのか?という疑問はあったが…

とりあえず、ケットコム「コミック計画」に参加できず(あの時、撮影は平日なのでサークル参加は断念した)残念な思いを抱いたことへの「リベンジ」の気持ちと、そして桐生市で開催される同人誌即売会にサークル参加した!という実績をつくりたいとの思いから、当サークルも参加を申し込む。
2〜3のやり取りを経た上で、主催元(というか制作元)である「きりゅう映画祭」の実行委員会より当日案内のメールをもらい、会場入りする。

会場は、JR桐生駅/上毛電鉄西桐生駅より徒歩圏内。市街地の会場だ。
普段はコアーキングスペースとして運営されている店舗を貸し切ったようで、テーブルを並べる形で即売会らしいセットが出来上がっていた。
ご丁寧に、チラシ・ペーパー置き場も用意されており、北関東を会場とするコスプレイベントのチラシが置かれている、妙にリアルな展開w
サークルスペースは、撮影の都合上移動をお願いする可能性があることを前提に、好きなスペースに座って良い、という形式。

ちなみに、サークル数は県内外から8サークルが集ったとのこと。
これに、制作側(出演者)の頒布する撮影用サークルが入り、計9サークルでの「即売会」と相成るw
評論系サークルが3〜4サークル、他には自作アニメーションのサークルも見られた。評論が多いのも、撮影上の都合で「二次創作不可」がレギュレーションとなっている以上、仕方ないだろう。
制作側が、我々エキストラサークルに、「サークルっぽさ出てますかね?」などと意見を求める一幕も見られた。「うん、大丈夫じゃね?」という結論になる。

我々も設営等の準備を終え、多少の移動要請に応じたりしつつ、11時になり即売会…いや撮影はスタート。
エキストラの買い手さんに、必死になって自サークルのコンテンツツーリズム研究本の中身を説明するなど、やってることは普段の即売会と変わりない。気は楽だったと思う。
撮影の合間に、当サークルの本に注目されたエキストラさんが、本当に本を買ってくださったり、制作スタッフの方にもご購入いただいたり。「撮影」という特性上売り上げは期待していなかったので、数冊売れただけでも、サークル的には大勝利であるw

撮影自体は、1時間30分程度で終了。
しかし数シーン。放映時間ベースならば長くて1〜2分程度のシーンだ。
それを撮るために、照明を調整したりカメラの角度を調整したり、何回も同じシーンを繰り返したりで、1時間30分も費やすのだ、
「映画を撮る」ということがいかに大変か。現場を見て、その大変さを実感することができた。見ると聞くとでは大違いだが、こうして「ナマの現場」を体験できたことも、自分自身にとって大いに勉強になったと感じる次第である。

なお、今回の映画は、2017年10月8日開催「きりゅう映画祭」にて公開予定の短編映画「リクエスト・コンフュージョン」のロケである。
10月の完成・公開に向け、今後も撮影は続くだろうが、良い映画になることを期待している。スケジュールが合えば、「きりゅう映画祭」に足を運び、完成映画も鑑賞させていただきたいものである。

参考リンク:桐生タイムス(2017年5月20日)「ロケ始まる きりゅう映画祭で公開の新作短編」