昨年、東方系評論サークル「久幸繙文」で活躍される共に、東方オンリー主催としての活躍も目立つ、東方界隈の「大御所」久樹輝幸氏が結婚された。
挙式は既に実施済みだが、東方オンリーで長年スタッフとして久樹氏と共に運営に当たってきたスタッフ仲間達有志により、「久樹氏の結婚二次会を”同人誌即売会”形式でお祝いしよう」という動きが沸き起こった。
それが、「久樹輝幸オンリーイベント」というべき「ひさけっと」である。

このような意味不明な即売会、好事家たる当サークルが参加しない訳がない。
久樹氏には他のイベントでお会いした際に、既に祝意は申し上げているとはいえ、このイベントに参加することを通じ、改めて祝意を表したいとの思いもある。
我々は、会場の大阪府茨木市に急行した。
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会場は、JR茨木駅から徒歩数分。近年オープンした、立命館大学の茨木キャンパス「フューチャープラザ」が会場だ。
新しい大学キャンパス、新しい建物で、快適な環境。レストランの「銀座ライオン」やコーヒーショップの「スターバックス」もテナントとして入っている。
この建物の中の、コンベンションホールが、今回の即売会/結婚式二次会の会場だ。

サークルは計24サークル。久樹氏をお祝いする会だけに、当然ながら参加全サークルが久樹氏の知己・友人。
ほぼ全サークルが東方オンリーに参加しているため、このイベントは事実上の東方オンリーと言えるだろう。いや、久樹氏は「稗田阿求の父」を自称しているから、より正確には「東方・稗田阿求のお父様オンリー」とも言うべきかw

さらに言えば、これは東方の中でも、文章・評論系のサークルばかりが集う展開でもある。東方でも、音楽系やグッズ系は見なかった。それどころか「漫画」を頒布するサークルすらも見当たらなかった。
東方でも、評論分野で名を馳せた久樹氏だけに、集う連中も自分含め、そういう連中が多く集まったということだw
サークルの頒布物も、久樹氏を主人公にしたBL本だとか、久樹氏に縁の深い作品の評論だとか、このイベントに照準を当てた新刊も少なからず。(当サークルも久樹氏主人公の小説を書こうと試みたが、筆が乗らず落としてしまった…)

とここまで書いたものの、サークルが何を頒布しようが最早関係ない(ひどい)
メインはサークルスペースよりも、寧ろ会場中央に設けられた歓談スペースだ。
このスペースには、ビールサーバーが置かれ、セルフサービスでビールを自由に飲める展開。ビニールシートも敷かれ会場を汚さないよう、運営側の配慮も見られるものの、その運営陣スタッフ達は既に【サークル入場開始前から飲んでいる】
当サークルも、一般入場開始前に、既にビール二杯を平らげる展開…。
この他、東方に縁の深い日本酒も寄贈されるなど、酒類には事欠かず、であった。

13時に一般参加者も入場。全員にお酒が行き渡り、主催による乾杯の合図の下、即売会はスタート。
周囲の皆で乾杯するや、その直後から久樹氏夫妻…すなわち「新郎新婦」の席に「乾杯詣で」の長蛇の列が形成される。スタッフによる列整理も発動し、このイベントの「最大手」が新郎新婦であることを認識させられたw

「ひさけっと」の企画群も、豊富であった。
久樹氏は、サークル・オンリー主催両面で顕著な実績をおさめた人物。それゆえに、氏のこれまでの同人界における事績をまとめた展示も登場。
久樹氏に寄せられた祝電なども、メッセージボードに掲示された。

また、久樹氏は、在庫にまみれた実家の部屋の写真をアップしたことで、それが「同人って儲かるらしいぜ」という言葉を象徴する事例としてTwitter上に拡散。
この画像は、今やもはや【フリー画像】として同人界隈に広く知れ渡ると共に、同人で一儲けしようと無謀なこと考える連中への警鐘を鳴らす画像としても多用されている。

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(久樹氏近影)

この画像を再現したセットが、当日は会場にお披露目された。
久樹氏の部屋の、ロフトベッドのハシゴを、脚立で再現。多くの参加者が、このセットを前に頭を抱えるポーズを撮影。在庫を抱える久樹氏の苦悩を、追体験したw

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さらには、(久樹氏と思しき)通称「村人A」と稗田阿求との等身大・ツーショットパネルも登場。
「阿求の父」を自称し、かつその認識が界隈で周知されるまでに至った久樹氏の人となりが、余すところなく表現されたw

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久樹氏は、事務能力に長けた人物でもある。列整理などで頭角を現すスタッフも世の中には多いが、久樹氏は、その事務処理能力で頭角を現したタイプだ。(昔のコミケット準備会の「イワエモン」こと故・岩田次夫氏に近いタイプ?)
だが、それゆえ関西・名古屋殆ど全ての東方オンリーで、何らかの事務を背負うことになり、「タスクまみれ」の人生を歩んでいる。在庫に埋もれ圧死するか、タスクに埋もれ圧死するか、どちらが先だろうか?(汗)
そういう人となりの久樹氏、当日も準備・設営段階から積極的に動く。

…あなた今日の「主役」だろうがw
主役が、スタッフ業務こなしてどうするよw


当日、久樹氏は新婦さんとともに、参加サークルに挨拶回りをされた。
その中で久樹氏から言われたセリフを挙げよう。

「(この即売会が終わった後の)二次会、参加します?」

…ええと、久樹さんあんた主賓だろーがw
主賓が幹事役やってどーすんだwww
とりあえず性分なんだろうとは思うが、久樹氏働きすぎですw
まあ、これこそ「久樹氏らしい」エピソードなのだろうが…

とりあえず16時に即売会(というか酒宴)はいったん終了。
売上度外視でサークルスペースを離れることが殆どだったものの、地方都市開催の小規模即売会よりは売上が良かったという意味不明な展開。まあ、これは売り子やってくれた皆さんに感謝するべきところだろうか。

即売会終了後、2時間のインターバルを経て、18時から隣の銀座ライオンを会場に、「即売会の二次会」がスタートする。
スタッフ・サークル・他東方オンリ―の主催と多様なメンツが残り、再び酒宴がスタート。
21時までの宴だったが、流石に自分も体力的にしんどくなってきたので、20時30分には中座させていただいたが、その途中に新郎新婦によるケーキ入刀も実施された。そのケーキが、これ…


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ええと、久樹さんだけじゃなく、奥さんまで在庫まみれで頭抱えてるんですけど…奥さんまで巻き添えにしなくても…てか誰だこのケーキ考案した奴はw
のちほどケーキが振舞われたが、甘さが強めで、少し重たい味がする。
なるほど、これが久樹氏の「在庫の重たさを示す味」というやつか。久樹氏の在庫の重みを噛みしめることのできる味であった。


振り返ってみると、サークルとして主催として、そしてスタッフとして活躍。さらには「阿求の父」としても、加えて在庫に頭を抱える写真でも著名な久樹氏。
その「久樹氏らしさ」がこれでもかこれでもかとばかりに表現され尽くした即売会と言えるだろう。
そして、こういうしょうもないノリを、(普段からいじられ慣れてる久樹氏はともかくとして)奥様も寛大な心持ちでご理解いただけた。このノリを受け止めていただいた奥様にも、心からの感謝を申し上げたい。
そして、お二方のご多幸を願いつつ、本稿の結びとさせていただきたい。