将棋の加藤一二三九段(というか「ひふみん」)は、中学生でプロ四段に昇格。その後毎年昇段を重ねる快進撃を見せ、「天才少年」と謳われた。加藤九段は、「神武以来(このかた)の天才」とも称された。
ひふみんが「神武以来の天才」ならば、同人誌即売会にも「神武以来のクソ」というべき即売会が存在する。あまたのクソ即売会に参加を重ね、脱力し続けていた百戦錬磨の自分が断言する。

この即売会は、「神武以来のクソ即売会」である、と。

その即売会こそが、この日日開催されたポプテピピックオンリー「ポプケット」(のちにゆるキャン△オンリー「ゆるケット」に改称)だ。
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(サークルさんに送付された、サークル案内)


2017年1月より放映された、いわゆる「クソアニメ」こと「ポプテピピック」は、この期のアニメ前線を席捲する存在。いつものごとく、同人誌即売会主催団体「ケットコム」が速攻即売会を立ち上げる。
同じ日に「みみけっと」他ケットコム主催の幾つかのイベントも開催されるので「あーみみけっとと併催なんだねー」「相変わらず動き早いねー」位には思っていた。

だが、(イベント検索サイトとしての)ケットコムを見ると、わざわざ「単独開催」と書かれている。
他イベント併催よりも、単独開催の方が、サークルに対しオンリーイベントとしての求心力が高い。アニメも人気だし、こりゃ期待できるかも?とサイトを覗く。

サイトには、「配置図」が掲載されていた。
壁配置なのに「島中」と名付けられたブロックに12sp、そして「クソ」ブロックに140sp。計152sp規模での開催だ。
…「クソ」ブロックの机配置が壁に接するようになっており、蛇行を強いられる動線に不穏さを感じるがw

サークルリストを見ると、あれ?5サークルしかいない。
全量「島中」ブロックの配置だ。
…どうやら「クソ」ブロックの140spは、全て予備スペースというクソ展開のようだ。

これだけなら、ただの閑散即売会で済む。これだけなら、な。
しかしこの即売会は、クソアニメ「ポプテピピック」のオンリーイベントである。これだけで済むはずがない。

当日会場に足を運ぶと、入場は無料・カタログ自由購入制というレギュレーション。
そのカタログも、参加5サークルしかない筈なのに20頁の超大作に。予備スペースの表示が全体の殆どを埋め尽くすというクソ仕様であるw

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表紙イラストまで印刷会社「ねこのしっぽ」に丸投げするというクソ仕様で、フルカラーなのに用紙はDクラフト、という意味不明な展開…
カタログ価格も【333円】という端数で、「お釣りは出さない」というクソ展開w
どうしてもお釣りを出したくない方には、【ビットコイン】による決済も用意されているw




カタログを購入し(自分は350円支払った)入場の際には、スタッフに中指を立てて入場する必要がある。
流石に気が引けるので、普通に入ろうとしたら、スタッフさんに「ちゃんと中指を立てて」とご注意を受けるw
なんですかこの儀式…

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会場内は、私が期待していた「クソ島」のクソ配置が取り払われており、「クソ島はなくなりました」の掲示が…
私をはじめとして、「クソ島」のクソ配置をこの目で拝みたかった。そういう連中の期待を木端微塵に打ち砕いたw
(主催氏曰く「机代がかかる」ということでその気持ちは分からなくはないのだが、個人的にはそれでもやってほしかったw)

果たしてクソ島が撤廃されたこの即売会。普段は100サークルは詰め込める大田区産業プラザPiO・小ホールには、壁配置(スペースナンバーは「島中」だが)の5サークルが奥の方に陣取るのみ。
初動は僅か2人という話もあり、来場者は余りおらず閑散としていた。

逆に、参加者が少ないお陰で、会場にいる連中同士で会話がしやすくなり、「歓談交流会」的な雰囲気に。
参加者の方から、退廃を象徴する人気飲料「ストロングゼロ」が全サークルに差し入れられるという一幕も。
私や、このクソ即売会の主催氏も昔サークル参加したことのある、参加10サークルの東方オンリー「東方皐月祭」に通ずる部分も感じた。(参考リンク:2010年05月18日『5/3 蒲田PIO「東方皐月祭」他諸々(後編)』


流石にこれだけでは、ただの閑散即売会で終わってしまう。
流れが変わったのは、クソアニメ「ポプテピピック」原作者・大川ぶくぶ氏のツイート「ポプケット今からでもゆるキャン△のオンリーに変えたらいいのに」からである。





これに、主催・ケットコムが速攻で呼応した。
ポプケットの看板は、急きょ「ゆるキャン△オンリー ゆるケット」に書き換えられた。
ビニールシートを被せただけの突貫工事ながら、「テントらしきもの」も会場に設置された。時が経つにつれ、そこには有志が持ち込んだ【寝袋】やら【折り畳み椅子】やら用意され、しまいにはそこにビパークする参加者も出てくるようになるw

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一応、他のケットコム系即売会と同様、サークルに対しアフターイベント景品用の色紙提供を募っている。
そこに寄せられた景品色紙にも、「ゆるキャン△オンリー開催おめでとうございます!」と綴られている始末…
こうして、「ポプケット」は、即売会開場後2時間半の時を経過した時点で、ゆるキャン△オンリー「ゆるケット」に催事名が変更されたw

最後は、下階開催「みみけっと」終了後に足を運んでくれる参加者も多く、それなりに賑わった状況に。
「みみけっと」会場内で「ポプケット」改め「ゆるケット」のアナウンスをしてくれた効果もあったようで、参加サークルが少ない割には、即売会っぽい雰囲気になったのかも。
こうして、この神武以来のクソ即売会、ポプテピピックオンリー「ポプケット」改めゆるキャン△オンリー「ゆるケット」は幕を閉じたのであった…

なお、アフターイベントも開催された。一応、ゆるキャン△オンリーをお祝いする色紙もあったことだし。
最後の景品は、スタッフ自らががじゃんけんで勝って景品を手に入れる。そういうクソなオチが付いたことも、申し添えておきたいw