群馬県内では事実上唯一の同人誌即売会であった「おでかけライブin前橋」が開催を休止。群馬は大きな即売会が無くなり、事実上の即売会空白地域と化した。
最近になり、文学系の同人誌即売会「文学フリマ」や、東方オンリー「東方上州祭」も群馬に進出するが、「おでかけライブ」の穴を埋めるべきオールジャンル同人誌即売会は存在しない。
とは言え、「おでライ」時代は200sp前後のサークルを集められるだけの市場規模は有していた。何か即売会があるのならば、この地域、それなりにサークルも集まりそうなものだが…

昨年秋、「GUNMAマンガ・アニメフェスタ」というイベントの存在を知った。
コスプレ・痛車展示会などを複合させた、よくありがちな「サブカルイベント」とも言うべきものだが、その中で同人誌即売会として「The マーケット」というイベントも開催されていることに気づいた。
早速参加を申し込もうとするも、先着48sp募集ながらもう既に満了・締切との事。まだ開催まで3カ月以上も先じゃない…
この人気、出展無料という点もあるのだろうが、地元のサークルも、同人誌即売会という場に飢え始めているのかもしれない。この「The マーケット」は、確認できる限り県内唯一とも言える「オールジャンル同人誌即売会」なのだから。

仕方なく一般参加に切り替え、「GUNMAマンガ・アニメフェスタ」に足を運ぶ。
驚いたのは会場の立地。なんと【群馬県庁】がそのまま会場になっているという展開。
そもそもこの催事自体が、群馬県文化基本条例により定められた(アニメ・マンガ・映画等の)「メディア芸術」振興を図る目的で、県の教育文化事業団が主催している。県の事業の一環として、即売会等が開催されている。
県庁前の広場では痛車展示会も開催。何故か初音ミク(6台ぐらい)とラブライブ!サンシャイン!!(10台ぐらい)が目立っていた。コスプレイヤーも、そんな数は多くないものの県庁周囲をうろついていた。
県庁庁舎内では、漫画コンテストの入選作品の展示も行われていた。

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同人誌即売会部門「theマーケット」は、同じく県庁の庁舎内・多目的ホールでの開催。
デザイン・ゲーム系の専門学校が5校程度出展し、自作ゲームのプレーコーナーなど、生徒による作品も多数登場していた。

参加サークルは、52spで満了。
ジャンル的にはオリジナルが過半を占めるが、おそ松さん・アイマス(sideM)・艦これなどの二次創作も散見した。
参加者層としては、「おでかけライブ」での参加主力層でもある、20〜30代の女性陣が多い。ただ、「おでかけライブin前橋」の時はもう少し若い子の比率が多かったと思うので、たぶん「おでライ」より若干年齢層が高めなのではないかと思われる。

「おでかけライブin前橋」が撤退後、群馬県内は、定期開催のオールジャンル同人誌即売会が存在しない状況だ。
「GUNMAマンガ・アニメフェスタ」内の「theマーケット」は、おそらく「県内唯一」とも言えるオールジャンルの同人誌即売会だ。
県の事業として「メディア芸術振興」を目的とした催事だが、他にこれといった即売会が存在しない現状において、その開催意義や存在価値は、相対的には、より高まっていると思う。今後の定期的な継続開催にも期待したいところである。