アイドルマスターシリーズは、当方も、初期・765プロアイドルの時代にちょくちょくオンリーイベントに顔を出すなどしていたが、近年の「シンデレラガールズ」がメインになってからは、いささかご無沙汰気味だった(汗)
…まあ、シンデレラガールズは登場人物が多すぎて、推しキャラを見つけるより先に、その物量に圧倒され、無意識に距離を置いていたのかもしれない。

とは言え、シンデレラガールズ以降、ジャンルとしての勢力は拡大基調。
新たなファンを多数獲得し、それなりに盛り上がっていた筈の765プロ時代を軽く凌駕する規模に育っている。
都市部を中心に、オンリーイベントは軒並み盛況だ。

そんな中で、関西開催のシンデレラガールズオンリー「シンデレラステージ」は注目すべき存在だ。
普通、オンリーイベントを開こうものなら、人口規模の大きい都内での開催が最大規模になる。関西も人口規模は大きいが、流石に首都圏を抱える都内に比べると、規模はどうしても小さくなるだろう。
しかしこのジャンルにおいては、ジャンル内最大規模のオンリーは、関西開催の「シンデレラステージ」だ。都内のオンリーは、その後塵を拝している。非常に珍しい展開だが、関東と関西とが逆転している。
規模も800サークルを超え、関西でも有数の規模。これを超える規模のオンリーは、東方オンリー「東方紅楼夢」ぐらいだ。

自分も、ようやく「シンデレラガールズ」キャラの名前と顔を覚え始めたことだし、この即売会に一度足を運んでみるか…そう思い立ちこの日は神戸を訪れた。
会場は、神戸の「神戸国際展示場」。三宮と神戸空港とを結ぶ「ポートライナー」の駅から近く、市中心部(三宮)・神戸空港からのアクセスに優れている。
一昨年開催された創作系即売会「そうさく畑FINAL」以来の神戸即売会だが、「そうさく畑」(600sp)よりもさらに規模の大きい870spでの開催。
開催館も、2ホール分用意している。

流石に最大規模のアイマスオンリーだけに、来場者も圧倒的だ。
列が長すぎて、並ぶ気も、列人数を数える気も失せた、というのが正直なところw
開場から30分経過して、ようやく全員入れられる見込みが立ったぐらいなので、おそらく来場者は数千人クラスだろう。

「シンステ」会場は、神戸国際展示場の1・2号館だが、一般参加者は全量2号館から入場させるレギュレーション。
入り口前には、過去「シンステ」開催分のキービジュアルがパネル化されてお出迎え。私も含め、多くの参加者がカメラに収めていた。

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特徴的なのは、サークルは全員2号館に配置。800サークルをぎっちり詰め込み、コスプレ・物販・企画は殆ど全て1号館にあてがうスタイルを取ったこと。
2館確保しているのだからサークルを分けても良かったのかもしれないが、それをしなかったのは企画が豊富に存在していたこと、そして何よりも、1館に押し込むことで、会場の賑わいや臨場感をひときわ演出できたという部分が大きいだろう。

(神戸サンボーホールで開催された頃の艦これオンリー「神戸かわさき造船これくしょん」もこれに近い構図。あのイベントは、サンボーホール時代、サークルを全量2階フロアに詰め込み、1階にコスプレ・物販・企画を集中させた。 参考リンク:2015年03月14日付『2/22 神戸市開催艦これオンリー「神戸かわさき造船これくしょん」』

参加者層を見ると、一般参加者は男女比9:1ぐらいだろうか。
一方コスプレイヤーは、開場前にコスプレの先行入場があったのでそれを見る限りは軽く100人以上だろう。その多くが女性参加者であった。まあ、女性アイドルが題材の作品だけに、女性が多いのは当たり前か…

年齢的には、20代〜30代前半が多い印象。
思えば、765プロ時代のファンは、その多くが今40〜50代になっているだろうから、やはりシンデレラガールズにより年齢構成が大幅に若返ったと言えるだろうか。

もう一つの特徴は、企画群の豊富さだろう。
今回、2館開催ながらも、片方(2号館)にサークルを詰め込んでもう片方に(1号館)企画類等。そういう構成が特徴的だった。

企画類としては、イベント限定しおりの頒布がすごい。
180以上の登場キャラしおりを制作。それをシャッフルし10単位で頒布。出てくるキャラ何が出てくるかわからないという設定で、スマホゲームらしく「10連ガチャ」を再現させた。
各キャラそれぞれ絵師さんに担当させてイラストを描いてもらったが、多少の重複(1作家複数キャラ担当)はあるにせよ。それでもお願いする絵師さんの数だけでも相当数だ。事前の調整等手間暇かかることを考えると、他のイベンターが中々真似できない独自色の高い企画と言えるだろう。
これは、企画類を配置させた1号館にて頒布された。

1号館では、他にも、ステージが用意され、スクリーンも用意しての実況プレイも実施。常時大勢の参加者が足を止めていた。
物販企画も充実しており、都内(だと思う)からは「伝説の炒飯」が復活販売との触れ込みで出店。徳島からはクレープ屋が出展し、催事とのコラボクレープを販売。
大阪日本橋のバー「W@VE」は、店内ファンからの寄贈品としてのアイマス関連グッズが店内あらゆるところに展示されている、知る人ぞ知るお店だが、このお店も出張開催。巨大ソーセージを販売した。
一部のお店では、購入者に(過去「シンステ」の余り分だが)イベントクリアファイルもオマケで付いてきた。

こういうこだわり感溢れる企画類は、他の即売会には決して見られない。
翻って、都内のアイマスオンリーを見ると、開催数は確かに多い。毎回安定して人が来る。だがシンステのような独特の企画類が目を引くか?となるとNOだろう。定番化し見慣れた企画も多く、新鮮味に欠けるのも事実だろう。「ただ机椅子を並べただけ」の即売会も少なくはない。
「シンステ」はこういう独特な、差別化した企画類が非常に多い。これも、都内の即売会を超える参加者を集めたという珍しい事態を生んだ原動力の一つとなっただろう。

もちろんそれ以外にも、「シンステ」が「都内オンリー超え」を果たした理由は色々あるだろう。限られた時間の視察で、その全てを見極められた、とも言い難い。
但し、少なくともこういう充実した企画類は、他所にはマネのできない尖りっぷりだ。これが「シンステ」の「強み」であると共に、大勢の参加者を呼び込んだ「原動力」の一つたることは間違いないだろう。