3月3日は、佐賀県唐津市で開催された同人誌即売会『大九州合同祭21.5』にサークル参加させていただいた。
唐津市は、アニメ『ユーリ!!!』(2016年)の舞台に起用され、アニメ「聖地」として、にわかに脚光を浴びている。最近では、アニメ『ゾンビランドサガ』(2018年)の舞台としても注目を集めている。
この手の聖地開催型イベントは、作品の「聖地巡礼」も兼ねての遠征となるから、即売会参加の楽しみに「聖地巡礼」の楽しみも加わり、一粒で二度美味しい。
私は、迷うことなくサークル参加を決めたw

◆◆目次◆◆
1.アニメランド・佐賀唐津
2.『ユーリ!!!』オンリー聖地開催としての動き
3.急遽併催された『大九州合同祭』
4.聖地巡礼を経て即売会会場へ
  • 1.アニメランド・佐賀唐津


拙著『アニメランド Sa・Ga』でも触れたが、佐賀県唐津市の、近年のアニメ聖地としての起用のされ方は、他に類を見ない異例のものである。
2016年の『ユーリ!!!』、その熱が冷めやらぬ中2018年に登場した『ゾンビランドサガ』…一つの作品で起用されることも稀なのに、それが立て続け続く。そんな事例は中々無い。
もっと言えば、アニメ「聖地」としての起用ではないものの、『ユーリ!!!』以前の唐津は、『スプラトゥーン』『おそ松さん』とのコラボも展開されていた。

こうなった原因としては、極めて雑に語ると、佐賀県が『ロマンシング佐賀』プロジェクト以降、アニメとコラボしての魅力発信に積極的なこと。また、Cygames社長の出身地が佐賀県で、佐賀県との協働に積極的な姿勢を見せていることが挙げられよう。
これらの流れが合わさることで『ユーリ!!!』『ゾンビランドサガ』と続いているのだろう。


  • 2.『ユーリ!!!』オンリー聖地開催としての動き


『ユーリ!!!』オンリーの同人誌即売会は、スタジオYOUの動きが素早かった。
スタジオYOUは『銀盤のglory』名義でユーリオンリーを全国に展開しているが、早くもアニメ放映中の2016年12月に『銀盤のglory0.5』を投入した。
その余勢を駆って、2017年3月には佐賀県唐津市にて、『銀盤のglory聖地スペシャル』も開催した。

しかしスタジオYOUの聖地開催は、この1回に留まった。
聖地開催の再来を熱望する有志が、新たに聖地開催のユーリオンリーを立ち上げる。これが『ダバイ!はせつの宴』である。
学級会気質の腐女子から反発を食らうなどひと悶着はあったようだが(こんなエピソードもありました…)、大九州合同祭の開催協力を得つつ、女性向けオールジャンル『diserice(ディリーチェ)』を主催、その中でユーリプチオンリー『ダバイ!はせつの宴』も併催という形で落ち着いたようだ。

とりあえず大九州合同祭協力の下、北九州市で2018年12月に『diserice』『ダバイ!はせつの宴』を同時開催。その勢いで2019年3月に唐津で開催という腹積もりだったようだ。
私も、ユーリで本を出す計画もあったので、3月唐津開催の『diserice』内『ダバイ!はせつの宴』に、サークルとして申し込んだ。



  • 3.急遽併催された『大九州合同祭』


ところがある日(2019年初頭?)、一通のメールが私の元に届いた。
合同祭からで、急遽唐津で『大九州合同祭』を開催する、との由。

折しも私が刊行を予定していた唐津本は、『ユーリ!!!』聖地町おこしの要素のみならず、『ゾンビランドサガ』の話も加えようかと検討していた頃で、ユーリオンリーに参加することの苦しさを、内心感じ始めていた。
ということで、この通知は渡りに船。『大九州』運営側と相談し、『diserice』内『ダバイ!はせつの宴』をキャンセルし、『大九州』内のオールジャンル『Comic Stream』に参加を申し込みし直すことで決着した。

何故『大九州』が急遽投入されたか。理由はだいたい察せようが、参加サークル数がほぼ全てを物語っているだろう。
『diserice』の参加サークルは10サークル弱。これは、プチオンリー『はせつの宴』を含めての数字である。

一方、急遽投入された『大九州合同祭』だが、傘下の各プチオンリーの数字を見ると、東方オンリー『大州東方祭34.5』23サークル・艦これオンリー『西海ノ暁30.5』5サークル・オールジャンル『Comic Stream#33.5』8サークルで36サークル(50sp超規模)。
決して多い数字ではないが、急な投入という事情を考えると、相当健闘した部類に入るだろう。

会場の佐賀市文化会館アルピノは、今年2月に開催されたゾンビランドサガオンリー『ゾンビやけん!SAGA』では90サークル規模を集めた。
90サークル集まる会場で10サークルというのは、「非常事態」である。この事態を少しでも打開し、サークル数の穴埋めを図るべく『大九州』が投入されたと考えるのが自然だろう。

しかし『diserice』『はせつの宴』の不調はいったいどうしたことか。
確かに学級会気質の腐女子に反発を受けていたようだし、唐津市への突撃もあったようにお見受けする。
それでも、女性向けの場合、良くも悪くも「ムラ社会」だ。たとえ外野からぶん殴られようとも、主催の友人関係・交友関係が太くしっかりとしたものであるならば、それが「固定票」となり、一定のサークル数は集められただろうに…。



  • 4.聖地巡礼を経て即売会会場へ


前日3月2日に唐津入り。地元市民団体が開催した講演「なにかと話題の旧三菱合資会社唐津支店〜その歴史からアニメの舞台裏まで〜」に参加。『ゾンビランドサガ』竹中プロデューサーのお話を拝聴し。終わったらその足で伊万里市「ドライブイン鳥」(ユーリ・ゾンビランドサガ両方で舞台起用)への食事兼聖地巡礼。
翌朝はホテル&リゾーツ佐賀唐津・唐津城(共にユーリ舞台)、旧三菱合資会社唐津支店(ゾンビランドサガ)への探訪を経て、会場の唐津市ふるさと会館アルピノへ。

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唐津市ふるさと会館アルピノは、物産店などのテナントが入った3階建ての商業施設と、隣接の多目的ホールで構成。
物産店は、諸々のゴタゴタで運営管理者が代わっているものの、『ユーリ!!!』関連の展示やグッズ販売は健在。変わった所があるとすれば、2018年放映後の人気を受け『ゾンビランドサガ』が加わっているところだろうかw

会場前には、約200人に及ぶ長蛇の列。普段の合同祭は男性8割ぐらいだが、今回は男女比半々。ここは『diserice』『はせつの宴』による効果と言えようか。
人の入りは全般的にそんな悪くない。最初の1時間に集中し、後半はだんだん人が少なくなるといった傾向か。

会場の雰囲気としては、良くも悪くも、普段の合同祭と余り変わり映えしない。
コミティア見本誌読書会に加え、『diserice』『はせつの宴』も加わったことで普段と雰囲気違うかも?とも思ったが、実際足を運んでみると、普段同様の雰囲気か。
サイレントオークション・書道企画など、普段と同様の企画も多く、そこが普段と変わらぬ雰囲気にさせているのだろう。
悪く言えば目新しさの無さ、よく言えば普段通りの安定感、といったところだろう。

流石に唐津は今回の1回限りだろうが(『diserice』『はせつの宴』不振に伴うテコ入れゆえ)、聖地巡礼を楽しめ、かつ普段と同様の安定感ある即売会も楽しめたので、唐津に足を運んだ甲斐のある楽しさだったと言えようか。

んで、合同祭で撮った書道企画の一コマ。
新しいイベントのタイトル…らしい…
この人たち、何企んでるの?(汗)

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