全国各地の同人誌即売会を回り続けている当サークルだが、さすがにそろそろ日本全国「行き尽くした」感が漂い始めてきたw
定期的に同人誌即売会を開いている地域(市町村)で、行ったことの無い町は、もはや10の指で収まる範囲だw
そんな即売会ジャンキーが訪れた町は、北海道は室蘭市。港の町、鉄鋼の町として知られる人口8万の町だ。

室蘭市の同人誌即売会は、個人主催による同人誌即売会が、入れ代わり立ち代わりで続いてきた土地柄。
特に、2008年にスタートした「Dearサンクチュアリ」は、10年近くにも及ぶロングラン開催。のちに「D3」にイベント名を改称しつつも、年1〜3回程度のペースで開催。創作プチオンリーや、刀剣乱舞オンリーを開催したこともあった。
また、同人誌即売会「シュガー×ベル」も、2017年より継続し開催し続けている。

登別市など近隣市町村の同人者を取り込んでいるとはいえ、決して人口規模も大きくない市場。そして、創作者が作品発表の場をSNSにシフトさせつつある現状も鑑みると、相当健闘されているのではないかと思う。

今回私が足を運んだ「ムロクル」は、2017年の開催をもって「D3」をいったん終了させた主催が、再び即売会主催の世界に復活。新規で立ち上げ直した同人誌即売会だ。
ただし、ボードゲームの会合を同人誌即売会と併催させる、というめったに見ないコンセプトを引っ提げて、ではあるが…
2019年4月に第1回を開催。今回10月開催が、第2回目となる。
会場は、普段ならばJR輪西駅近く「室蘭市民会館」の起用が多い。
ただ今回は、会場手配の都合か、東室蘭駅から徒歩約10分の「室蘭生涯学習センター きらん」での開催。私のような遠征組としては、特急停車駅近くの方がありがたいのw
千歳からは、特急約1時間で東室蘭。地球岬・白鳥大橋などの室蘭市内名所観光も、スケジュールの合間に組み込みつつ、私は室蘭に足を運んだ。

参加サークルは、直接参加で16サークル。sp規模で20sp程度か。
一般参加者も、10数人程度で、そんな多くはない。
(同じ北海道なら、遠軽町の即売会と同じぐらいの規模かな?と予想はしていたが、予想の範疇内におさまった)
ただ、全般的に雰囲気が明るく、和気あいあいとした雰囲気。

参加者は、20〜40代にまたがっている印象。男女比は、地場の同人誌即売会にしては珍しく、男女半々。(地場の即売会は、男女比1:9とか1:99とか、圧倒的に女性優位の傾向)

ジャンル傾向としては、創作が全体の過半を占める。
特に、小物・アクセサリー類のを出展するサークルが多い。まあ、これは地場の即売会でありがちな傾向だが。
「ムロクル」の特徴的な傾向は、やはり「ゲーム」での参加が多いことか。それも、ボードゲームなど非電源系の参加が多い。
男女比の特徴にも言えることだが、これはやはり、ボードゲーム会合との併催というコンセプトが影響しているものと考えられる。

第一部は同人誌即売会だが、第二部は、ボードゲームの会合「北オフボードゲーム会」と銘打ち、17時〜22時の長期戦。
いや、流石に帰りの飛行機もあるので、私は第一部・同人誌即売会だけで失礼させていただいたが、一部・二部、通しで参加される方も少なからず。
この体制が、男女比やジャンル傾向にも影響を及ぼしているのだろう。

会場内には、既にボードゲームが多数陳列されており…てか、なんすかこの物量はw

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これでもまだ抑えた方、とかスタッフさんもおっしゃってますし…
陳列されたものを引っ張り出して、第二部の前哨戦とばかりにゲームを始める参加者の方々も。よくよく見ると、サークルも離席率が異様に高く、全参加サークルの半分が離席状態のことも…サークル自らゲームに参加していることも多々あるようだw

参加者の中には、ボードゲーム大会の主催者もいらっしゃるようで、洞爺湖や登別など近隣市町村でも遊べる場を用意し、活動しているようだ。

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14時30分になると片づけを促すアナウンス。15時完全撤収の模様だ。
15時から17時までは交流会、17時からが「北オフボードゲーム会」というスケジュールだ。

総じてみて、この即売会の大きな特色、オンリーワンともいえる特徴は、ボードゲーム会を併催した即売会ということ。
これは参加者層にも、ジャンル傾向にも、大きな影響を与えている。
ボードゲームの世界を知らないであろう同人者がボードゲームの世界に触れ、同人を知らないゲームプレイヤーが同人の世界を知る。両者間の化学反応がもたらされた即売会と言えるだろう。

課題としては、知名度の向上だろう。
前回・今回と16サークルの参加だが、前身の「D3」時代は倍以上のサークルが参加していたことを考えると、かつての「D3」に参加した同人者への浸透が、十分行きわたっていないものと思われる。

公式サイトは用意されてはいるものの、ケットコムなど同人誌即売会検索サイトに掲載されておらず、そこが浸透させるに「足かせ」となり得る。
自ら掲載を働きかけるなどのアプローチも求められるだろう。

そして何より、この即売会の強みでもある「ボードゲームと同人との融合」という特徴を生かしたい。
私も、ボードゲーム界隈には明るくないので仔細の提言・論評等は控えたいが、ボードゲーム界隈に「刺さる」宣伝方法が、きっとあるはずだ。ボードゲーム参加者の知恵を借りながら、その方法を模索していただきたいと思う。