昨夏の『日本クソ即売会列伝』刊行に先立ち、筆者はニュースサイト「KAI-YOU.net」からインタビューを受けた。

参考リンク:トンデモ即売会の評論『日本クソ即売会列伝』作者「漏れなく頭痛や脱力に見舞われる」

「もっとも衝撃だった即売会とその理由を一つだけ教えてください」とのことだったが、1つだけ上げるのは厳しかったので、2つ挙げさせてもらった。
その2つのうちの1つが、主催自らの誕生日を祝ってもらうために開催した『COMIC王』である。
まあ、誕生日だから自分を祝ってもらうための即売会を開く、という発想が、控えめに申しあげても「狂ってる」としか評しようがないわけでw
『COMIC王』は、「クソ即売会の殿堂入り」を果たしたとみて、特に問題はないだろうw

参考リンク:2019年02月11日付「2019/2/11 主催が自らの誕生日を皆にお祝いしてもらうために開催した同人誌即売会『COMIC王』」

だが我々は、大事なことを忘れていた。
主催氏・王様の誕生日は、2月11日。神武天皇が橿原宮で即位され、我が国が始まった日。固定の祝日であり、毎年この日は祝日固定、休日固定となる。
つまり、その気になれば、毎年この日に即売会を開催できる環境なのだ。

…王様は、その気になってしまわれたw

ということで、まさかの「COMIC王2」開催と相成った…
会場は、昨今では余り使われない会場だが、都営新宿線浜町駅から徒歩圏内の「プラザマーム」。1990年代は時折オンリーイベントの会場として起用されていたが、浜町がやや不便ということもあるのだろうか。21世紀に入ってからは余り注目されず。
最近になって王様主催の即売会で起用される事が多く、王様が「開拓しなおした」会場と言えるだろう。

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★プラザマームも、即売会応援の特設サイトを立ち上げ、即売会応援の意欲も示している。ありがたい会場だ。

サークルは、王様の身内中心に4サークル。
まあ、身内臭の強い即売会だから、こんなもんだよねw
受付を済ませ、評論不可能なノベルティの数々を特典として受け取り、「来賓」と称するサークルスペースで設営。

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とはいえ一般参加者も、王様の身内ばかり。
まあそりゃ一般参加者も2000円取る即売会だからねえ、まあしょうがないw

12時になると、お昼ということで高級なお赤飯、そしてオードブル等が振舞われる。
一般参加者からも、王様への献上品として生ハムが振舞われる。
サークル参加者もお振舞にありつくべく、皆離席。
同人誌即売会でありながら、全サークル空席、という状況が成立したw

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その後はしばらく歓談したり、あるいはカードゲームに興じたり(カードゲーム用のブースも用意されている)で思い思いに過ごす。
隣の会場も、王様主催即売会のスタッフ会議用に借り上げられており、隣で会議が始まるという一幕もw(もちろん、スタッフの皆さんも「COMIC王」にご来場いただいた)

14時過ぎになると、いよいよケーキの登場!
実はこのケーキ、プラザマーム1階に入居している洋菓子店謹製のもの。
このケーキ屋があるから、今回の会場をこのプラザマームにした、ということでもある。

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当然、ケーキにありつくべく、全サークルが自分の持ち場を留守にしたのは言うまでもないw

閉会は16時。とはいえ、王様はカードゲームに熱中していてそれどころではないw
閉会のアナウンスもなく、「なんとなく催事が終わった」といった感じ。
17時30分の撤収まで、思い思いにだらだら過ごした模様だ。
(私は16時20分ぐらいに中座させていただいた)


まあ、こんな感じで、相変わらずのしょーもなさ。
安定した「クソ即売会」っぷりを発揮された「COMIC王」。
来年の王様の誕生日も、祝日。即売会を開催しようと思えば、決して不可能ではない。

果たして、来年も「COMIC王」は開催されるのか?
実は、来年は王様お気に入りの旅行先・伊豆大島で開催しようかという構想も上がっている。「COMIC伊豆王島」といったところかw
んーそれはそれで面白いかも。というわけで、筆者は来年の伊豆大島開催を期待したいと思うw