昨年、コロナ禍での芸術活動を応援すべく、文化庁から補助金「文化芸術活動の継続支援事業」が登場。数多くの同人サークル・同人イベント主催が応募。補助金の恩恵を受けました。
筆者も、サークルや主催の補助金獲得を、数多くお手伝いさせていただきました。

(参考)当時の記事 前編後編

今年も、文化庁から補助金が登場。
その名も「ARTS for the future!」。

ただ、この制度、いろんな要素がキメラのごとく合体しており、結構ややこしいですw
(もっともそれは、同人関係者が支援の網に入るよう、国会議員尽力の下、制度設計を工夫した「証」でもありますが…)

そこで、同人界隈と補助金・助成金の世界両方に詳しい(と勝手に自認する)筆者が、この「ARTS for the future!」を【超大まかに】解説します!

*細かい説明は後でゆっくりと。今回は概要に留めます。

【目次】
‖腓く2つの柱に分かれます!
◆崕室損抉膸業」は、未来の催事に対する補助金
「キャンセル料支援事業」は、中止に追い込まれた過去の催事に対する補助金
ぅぅ戰鵐伴膾鼎里澆対象です!
2020年文化庁補助金申請の時に使った証明資料を引っ張り出そう
ζ餔彭挈汁
団体情報登録の罠
補助金を当て込んだ予算組みはおやめくだされ
最後に
‖腓く2つの柱に分かれます!
(1)将来のイベント開催を支援「充実支援事業」
 将来のイベント開催にかかる費用(会場費等)を補助率100%(定額)という好条件で支援!

(2)中止に追い込まれた催事にかかった費用を支援「キャンセル料支援事業」
・こっちも、損失費用を補助率100%(定額)の好条件で支援!
・但し、宣伝動画の作成が必要です(動画作成費用も全額補助なので、誰か外部業者に委託するのがよさげ


◆崕室損抉膸業」は、未来の催事に対する補助金
 複数の催事を取りまとめての申請がお勧め

・補助対象期間は今年の1〜12月
1団体1申請が基本です
・全国どこの地域でもOK

(例)チ●ンコ増田&ウマ娘オンリー『大折檻調教祭』の場合(主催・調教実行委員会 2021年8月に福岡、11月に宮崎にて開催予定)
…8月開催分で申請を出し、後から11月開催分の申請は不可
 8月・11月分をまとめての申請は可


「キャンセル料支援事業」は、中止に追い込まれた過去の催事に対する補助金

・補助対象期間は今年の1〜12月

*1団体1申請ではなく、イベント単位での個別申請が可能!
*元々は◆崕室損抉膸業」と一緒の申請でないと認めない模様でしたが、4/24からの緊急事態宣言発令を受け、政府より、キャンセル料支援制度拡大の方針を表明。
 ◆崕室損抉膸業」とは別枠での申請が可能となりました!

(参考リンク)2021/4/30 萩生田文部科学大臣会見 

緊急事態宣言/まん防措置宣言対象区域のみ対象
 地域により、中止決定日等要件が異なります
 ⇒ …面倒なのでここ見てw <キャンセル料支援対象地域一覧>

(例)上記『大折檻調教祭』2021年2月鹿児島開催が中止、3月福岡開催が延期
 ⇒ 鹿児島開催は、緊急事態宣言発令外の地域なので支援対象外
   福岡開催は、緊急事態宣言発令地域なので支援対象
  但し、中止した日と費用の発注日で、支援対象か否かが決まります

*なお、延期も中止のうちに入ると考えておいて下さい


ぅぅ戰鵐伴膾鼎里澆対象です!
 昨年の補助金は、サークル・イベント主催関係なく利用できましたが、今年の補助金は「イベント主催」への補助を通じ、サークルに場の提供を支援する!という性質のものです。

 サークルへの支援は別途必要だと思うので、そこは第2次補正予算以降の施策に何か入ってこないか?を期待しましょう。


2020年文化庁補助金申請の時に使った証明資料を引っ張り出そう
2020年の補助金で採択実績があれば、その時の申請者IDを入れる欄があります
 ⇒審査が少し簡略化される可能性

・それ以外の2020年補助金で使った証明資料も、今回に流用できる可能性あり


ζ餔彭挈汁

・前回の補助金は1/2補助に対し、今回は100%補助なので、超好条件です。前回よりも難易度は上がるかもしれません

・ただ、キャンセル料支援の方は「救済措置」的な意味合いがあるので、難易度は下がるかも

・予算は250億と比較的多めにとってあるので、採択が甘くなるかも?という期待も。

・個人的には、◆崕室損抉膸業」の方が大変かもしれません。
 「積極的な取組」が必要とありますが、今までと同じ通り一遍のことしかやってない催事はハネられる可能性が高いと思います。
 単に机椅子を並べて「即売会だよー」ってやってるところはしんどい。
 各主催が「知恵」を絞るべきだと思います


団体情報登録の罠
 申請画面に入ると、最初に団体情報の登録を求められます。
 そこで定款とか決算書とか添付しないといけません。
 それを添付すれば「本登録」になりますが、一度「本登録」したら修正ができなくなりますw
 なんだこのクソ仕様…

 とりあえず「一時保存」という機能がありますから、一時保存で誤魔化して。
 書類全部揃えていざ申請するぞ、という段になってから、団体情報を「本登録」させましょう!


補助金を当て込んだ予算組みはおやめくだされ

補助金が入るから予算に余裕がある!
だから次のイベントは、サークル参加費無料・一般参加無料の大盤振る舞いじゃ!

…そんな世の中舐めた危ない真似は、おやめください。

補助金の交付決定は、申請したあと審査を経て決まります。
無事採択され、交付額が100万って通知が下りたとします。
でもその時点で、100万の入金は確定じゃないです。
成果報告を経てはじめて100万が入金されます。入金は、遅ければ来年になります。
それまでは、キャッシュフローゼロです。100万が丸1年入らずに、あなたのイベント持ちますか?

あと最近では、100万交付とは言ったものの、成果報告を確認したら補助要件を満たさなくなったから入金額ゼロにする、なんてケースもまれにあります。
そうなると、あなた自身の経済が破滅します。

お願いですから、サークル参加費も一般参加の入場料も徴収する、普通なイベントをやってください。
*てゆーか金取らないと、この補助紺の支援対象から外れますし!


最後に

筆者は、一時支援金の申請支援に加え、文化庁「Arts For The Future!」の申請も支援します。

「俺のイベント、●月開催分を延期したけど、対象になるの?」
「書類の書き方分からないんだけど手伝ってくんね?」
「麻呂さー秋に即売会やりたいんだけど、補助金の対象になるかね?」
「一度申請しちまったんだけど、再申請できないんでしょ?何か裏技ないかね?」


どんな些細なことでも結構ですので、TwitterのDMなどでご相談下さい。
相談いただければ、補助金の対象になるならないなど、適宜ご案内します。
補助金申請の書類作成・添削もやりますが、条件は応相談となります。


そしてこの補助金ですが、webフォームに長文書かせる面倒な仕様です。
1000文字書かせるのもありますw

そこで、web申請用の下書きシートをつくりました。
文字数制限のある項目には、文字カウントの機能も付けておいたので、文字数オーバーも防げます。

≪Arts For The Future! web申請用下書きシート≫

結構使えるツールだと思いますので、こいつは無料で好きに使って構いません。
(スプレッドシートへの直接入力はNG。ダウンロードしてご利用ください)