2021年3月8日、25年にわたる『エヴァンゲリオン』の集大成『シン・エヴァンゲリオン』劇場公開開始。
劇場版最終章であり、かつ25年にわたる『エヴァ』の最後を締めくくる作品だ。

これまでの『エヴァ』は、「第3新東京市」の舞台・箱根が「聖地」とされてきた。
しかしながら今回、庵野監督の生地・山口県宇部市も舞台として起用。
宇部が、新たに『エヴァ』の「聖地」となったところも注目点だ。

そんな中、5月上旬開催予定の、コミックマーケットが中止に。
しかしこれを逆手に取り、コミケが中止になって空いたスケジュールのところに、聖地・宇部での開催を決めた、機動力の高い同人誌即売会。
それが、「エヴァンゲリオン」オンリー同人誌即売会「さよならはまた会うためのおまじない」だ。




筆者もコミケが中止となり…というか都内開催全ての即売会が「緊急事態宣言」発令で中止となり、まるまる予定が空いてしまった。
そこで急きょ、最初で最後となろう、エヴァオンリーに馳せ参じることを決意した。

【目次】
◆下関に前泊!
◆会場への道筋に「聖地」を通過するロケーション
◆年季の入った戦闘兵ばかりの同人誌即売会
◆同人誌即売会を済ませた後は、聖地めぐりも!
  • ◆下関に前泊!


前日の5/1に山口県入り。
ゴールデンウイーク初日で、そこそこ飛行代も高い。
広島行きの便なら無料航空券が押さえられたので、まずは広島へ。
広島から電車でのんびり下関に向かう。

下関では、安倍前総理夫人・安倍昭恵氏もプロデュース等参画されたことで話題のゲストハウス「ウズハウス」に投宿。

建物は少し古いが、リニューアルされ陽キャ向けのお洒落なお宿に。
(陽キャな雰囲気が少し自分を気後れさせたが…汗)
関門海峡にせり出した立地、最上階展望台からのロケーションは極上。
朝の景色も、夜の景色も、それぞれの趣があった。




朝は唐戸市場でフグやウニを頬張り、下関をたっぷり堪能したところで、宇部に向かう。


  • ◆会場への道筋に「聖地」を通過するロケーション


宇部市の中心部・宇部新川駅まではJRで移動。
宇部新川駅自体も、『シンエヴァ』ラストシーンの舞台として起用された「聖地」。
駅構内にも『シンエヴァ』ポスターやパネルが多々飾られ、ご当地作品を盛り上げてくれている。

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会場の宇部市文化会館は、宇部新川駅から徒歩約5分。
駅正面口から見ると、線路挟んで向かい側。線路を超えなければならない。
そしてその超えるべき線路は、『シンエヴァ』の告知ポスターにも起用された、JR宇部線の踏切。

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聖地開催の同人誌即売会は世に数あれど、即売会会場に向かうだけで聖地めぐりができる、という仕様はなかなかないだろうw


  • ◆年季の入った戦闘兵ばかりな同人誌即売会


検温や消毒を済ませ、参加者情報捕捉も兼ねた電子チケットを提示して入場。
ここら辺は、withコロナ時代の同人誌即売会でよくある光景。
一般参加者の初動も30〜40人程度なので、そんな密にはならず済みそう。

会場も、コロナ前だったら40〜50サークルは詰め込めそうな広さだが、今回は20サークル程度とゆったりとした配置。
このご時世なので、直前の欠席表明もあり、実参加は15サークル程度か。
一応は全サークル見て回り、主催ブースでの頒布していた記念合同誌など、幾つかの本を購入。

劇場版最新作『シンエヴァ』公開直後の同人誌即売会だけに、皆『シンエヴァ』を題材とした新刊を並べる。
サークルの新刊率は、たぶん100%だろうw

男女比は8:2ぐらいだろうか。
年齢層は…まあ25年も続いた作品のオンリーイベントだ。どいつもこいつも、年季の入った戦闘兵ばかりだw

実は今回、山口が世界に誇る銘酒「獺祭」の蔵元が、このオンリーの開催を記念して「獺祭」をご提供いただけることになっていた。
「獺祭」を参加者に振る舞う企画も予定されていたものの、コロナの影響を鑑み会場からNGが出たようで、「獺祭」の展示のみに。
「獺祭」を味わえないのは残念だが、このご時世ゆえに致し方ないか。

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  • ◆同人誌即売会を済ませた後は、聖地めぐりも!


即売会自体は、そんな大きい規模でもない。
1時間あれば十分すぎるぐらい見て回れる。
ある程度、新刊購入等所定の要件を済ませたら、「エヴァ」の聖地めぐりで宇部新川を散策することに。

宇部新川駅前のラーメン屋は、『エヴァ』作中にも登場。
今ではファンが多数押し寄せる「聖地」の一つ。
私もここでお昼ご飯を食べたが、やはり、大勢の「同業者」が足を運んでいた。

また、駅から徒歩10分圏内のアーケード街「銀天街」では、シャッター店舗にエヴァイラストを描き彩る「エヴァシャッタープロジェクト」が実施されていた。
イラスト点数はそんな多くなかったが、「エヴァ」を通じ町を盛り上げようとする意欲を感じた。

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駅から20分ぐらい歩いた百貨店跡の交流拠点には、エヴァショップが期間限定で営業。
等身大パネルや原画展等も併設され、ここでも『シンエヴァ』の世界観を楽しめる。

映画公開後の「聖地」だけに、宇部の町は、「お楽しみスポット」多数。
宇部の聖地めぐりも、充分楽しめた。


いつも思うことだが、聖地開催の同人誌即売会は、同人誌即売会を楽しむのみならず、聖地めぐりも楽しめる。
一粒で二度美味しい同人誌即売会、とも言えるだろう。

コロナ禍で難しい舵取りを迫られる中、「聖地開催の即売会」という「機会」をつくっていただけたこと、心からの謝意を申し上げたい。