STRIKE HOLE

【ジャンル解説】同人評論→真面目系、政治評論・電波→アレなアイタタ評論。真面目系と電波評論の二本立てです。 基本的に同人イベント関連の評論は真面目、他の評論は不真面目な傾向があります。同人評論のカテゴリーの内容以外はアフォ評論という事で斜め読みをお願いしますw

同人評論

11/12 熊本県益城町グランメッセ開催「コミックシティ熊本」

熊本県内、特に熊本市内及びその近郊は、同人誌即売会の世界においては、目立った即売会が見当たらない。事実上、限りなく「即売会空白地域」に近い状況と化している。

1990年代〜2000年代半ばにかけて九州全土に地盤を築いていた「コミックネットワーク」は、「COMIC NETWORK LAMBDAX」名義にて、熊本でもオールジャンル同人誌即売会を開催し続けていた。
福岡での「コミックネットワーク」凋落後も、熊本での「COMIC NETWORK LAMBDAX」は継続.佐賀・長崎と共に、2010年代初頭までは開催が確認できたものの、2015年頃までに熊本での開催も終了した。

以後、熊本市及びその周辺地域においては、定期・継続開催を果たしつつその地域で「柱」となる即売会が存在し得ない
オールジャンル同人誌即売会「NASU COMIC KUMAMOTO」が散発的に開催。加えて、東方・艦これ等中心の「大九州合同祭」が年1回ペースで開催される程度にとどまっている。

(なお、県南部の八代市では、年1回ペースでオールジャンル同人誌即売会が開催されている)

その一方、熊本市自体が人口70万超の政令指定都市であることも忘れてはならない。市場規模も、決して馬鹿にはできない。
実際、繁華街の下通を中心に、「アニメイト」は無論「らしんばん」「メロンブックス」等のショップも進出している。これらのショップが共存し、維持できるだけの潜在的なニーズを、この地域は充分有している。この点を押さえておきたい。続きを読む

11/5 広島県江田島市砲台山・艦これオンリー「砲雷撃戦!よーい!」

同人イベント主催団体「SDF」が企画する同人誌即売会は、危険な香り漂うものも決して少なくはない。
舞鶴(京都府/舞鶴鎮守府)や宿毛(高知県/宿毛湾泊地)・大湊(青森県むつ市/大湊警備府)で開催される艦これオンリー「砲雷撃戦!よーい!」あたりは、まだマシな方である。

香川県観音寺市で開催された、結城友奈は勇者であるシリーズのオンリー「勇者部満開」は、2月開催こそ普通に過ごせたものの、7月開催は、あの会場だと冷房も利かず絶対死ぬよな…と判断しサークル参加を回避。
最高気温35度超の猛暑も相まって、予想通り、当日は地獄を見たw

しかし真に危険な香りのする聖地開催型同人誌即売会は、やはり広島県江田島市で開催される「砲雷撃戦!よーい!」だろう。
江田島開催の「砲雷撃戦」は、ほぼ間違いなく【全量ヤバい】系統だw
個人の邸宅に毛の生えた程度の、旧海軍の交流サロン的な物件での開催は、地元民をして「何であんなとこでやるのよ」と言わしめたり、机代わりに【タンス】が当てがわれるという伝説を生んだ。
今年三月の能美海上ロッジでの開催はまだマシな方だが、ホテル玄関前(つまり屋外)に配置されるわ、客室に配置されるわ、配置のひどさが際立った。

「あの野郎…こんなとこで開催しやがって…」
SDFのイベントは、主催に対する「殺意」を抱きたくなる。
その最右翼、「横綱」とも言うべき存在が、江田島の中でも【砲台山】にて開催される「砲雷撃戦」であろう。続きを読む

11/5 福岡県北九州市小倉開催「大九州合同祭」

1年半ぶりに、北九州市小倉開催の「大九州合同祭」に足を運んだ。
「大九州合同祭」は、2009年から開催されている東方オンリー「大(9)州東方祭」が母体。
一定のボリュームを集める東方オンリーを軸に、他ジャンルのオンリーイベントやオールジャンルを加え、誰でもサークル参加できるよう門戸を広げた形で現在の多ジャンル合同開催形式に、形態を変更している。

最近では、九州各地での巡回開催にも力を入れ、大分・鹿児島・熊本・長崎では100sp以上のサークルを集める成果を見せている。
その一方、「大九州合同祭」の旗艦(フラッグシップ)イベントとなる小倉の開催は地盤沈下が目立ち、サークル数は減少傾向だ。
巡回開催で開拓した、九州他地域の参加者を上手く小倉に誘導し切れていないことや、小倉の旗艦イベントとしてのブランド価値を育てきれていないことが、この即売会が向き合うべき「課題」になるだろう。

参考:2016年12月21日付『「大九州合同祭(大(9)州東方祭)」に求められる新たな「ブランド戦略」』

(とは言え、今回もカタログ掲載分は360sp規模だが、その後の直前受付で70sp増え、430sp規模にまで達している。減ってはいるが、九州においては、コミックシティに次ぐ規模の有力即売会という評価に変わりはない)続きを読む

10/29・岩手県滝沢市 オールジャンル同人誌即売会「イワケット」

元々は、「君の名は。」聖地・岐阜県飛騨市開催の同人誌即売会に参加を予定。「君の名は。」町おこしに関する研究本でもひっさげてサークル参加しようと思ったものの、サークル申し込みの難易度が過去類を見ないレベルの難しさのため、サークルとしての参加を回避。
(オンライン不可・紙申込書と参加費としての為替郵送のみ対応、程度の不便さなら享受するが、にもかかわらずサークルカットのテンプレートが用意されていないとなると厳しいものを感じる)
それでも、一般参加で足を運ぶ方向ではいたが、開催10日前の段階にて、サークル申し込みがゼロだったので即売会は無くなる、との報を受け参加を断念。(同時開催の痛車展示会は実施方向)

そんな中、たまたま目に触れたツイートがこちら。





岩手県盛岡市の郊外、滝沢市で昨年より立ち上がったというこの同人誌即売会。
名前だけは存じており気にはなっていたのだが、今からでもサークル参加できるのなら、顔出してみようかしら。続きを読む

10/28 都内 評論・情報系オンリー「おもしろ同人誌バザール」

当サークルのメインジャンルでもある「評論・情報系」。昨今、このジャンルは質量ともに急激な伸長が感じられる。
質の面でも、数年前に比べ、レベルやクオリティの向上が際立っている。「レベルのインフレ」を肌感覚ながら感じざるを得ず、当サークルもこれに付いていくのが精一杯、の感もある。
量の面でも、コミケットでのサークル数は1000を超えるほどにまで膨れ上がっている。
買い手も、面白い本を求めんと熱心な方々が多く、これがこのジャンルの伸長を下支えしているものと見なせるだろう。

そういう状況下で、ついに登場した「評論・情報系」のオンリーイベント
これが都内で開催される「おもしろ同人誌バザール」である。続きを読む

10/9 川崎市開催オーガスト作品オンリー「AugusticEternal」

この日は家で、冬コミ向けの原稿を、しこしここなす予定であった。
しかしながら、川崎のオーガストオンリー「AugusticEternal」に足を運べ、というお声を多数いただく。
いや、俺オーガスト作品余り明るくないんですが…おうちで原稿やらないと冬コミに間に合わないでござるよ…なんで俺が行かなきゃあかんの?

話を聞くと、事情により「参加費の決済は為替以外不可」とのこと。
過去は振込もOKだったはずなのに、何故今回振込ができないのか?って話はあるが(理由は聞いてるがこの記事では伏せさせていただく)、為替程度なら昔ながらのやり方だし、まあいいわ。

問題はその先だ。こういう話を複数筋より伺う。続きを読む

10/1 オンリー集合型イベント「スーパーヒロインタイム2017秋」

10月1日は、当サークルとしては初のサークル参加となるが、「スーパーヒロインタイム」にサークルとして参加した。
このイベントは、「スーパー女の子オンリー集合イベント」と題し、数々のプチオンリーを併催している。

プチオンリー併催型のイベントは数多いし、それをまとめて一定のボリュームにすることで、即売会としての興行を成立させやすくなるというメリットもある。
昨今、単独開催のオンリーイベントが減少し、この手の集合型イベントが増えているのは、このメリットが大きなウェイトを占めているだろう。
但し、「スーパーヒロインタイム」はそれをある意味徹底させている。併催プチオンリーの数を20以上に増強している点が、大きな特徴だ。続きを読む

9/18 東方京都合同オンリー 〜10数年ぶりの京都パルスプラザ〜

福井の同人誌即売会「がーでんえふ」を視察後、そのまま京都に直行。サークル参加としていた東方オンリーに足を運んだ。
到着は13時40分過ぎと遅めだが、京都の開場時間が12時ということもあり、1時間40分の遅刻で済む。

京都の東方オンリーは、数イベントの合同形式。毎年秋に開催されている。
例年は10〜11月の開催が多いが、今年は会場取得の都合上、9月と少し早めの開催だ。
いつも通り「文々。新聞友の会」(射命丸文中心オンリー)、「科学世紀のカフェテラス」(秘封倶楽部オンリー)、「求代目の紅茶会」(稗田阿求オンリー)、「エンジニアワルツ」(河城にとりオンリー)の東方4イベントに、同人音楽オンリー「MUSIC COMMUNICATION」を加えた陣容だ。

サークル数は、東方人気もひと段落着いた中でもかかわらず、約600サークル。SP数ベースだと600以上か。
関西「秋の風物詩」として定着してきた感が強い。続きを読む

「文学フリマ金沢」の告知手法が興味深い

先日、福井の同人誌即売会「がーでんえふ」に参加したが、その折に、「文学フリマ金沢」(2017年4月開催済み)の過去カタログを入手した。
この手のカタログ、即売会が終われば用済みとなるため、無料配布しているケースが多い。
しかし、当サークルのような評論・研究等の活動を行っている人間としては、たとえ過去のカタログであっても…いや、過去のカタログだからこそ、「宝の山」とも言える情報源として、非常に有用だ。

文芸系即売会として、昨今全国展開に積極的な姿勢を見せる、サークル数も上昇傾向。「文学フリマ」は、今最も勢いのある即売会の一つだろう。
金沢開催の「文学フリマ」も、2017年4月に3回目の開催に突入。サークル数も100サークルに達し、勢いを今も尚維持し続けている。
カタログを拝見するに、通常の即売会に加え、小部屋を活用する形でのトークセッション、そして「歌会セッション」なるものも登場。
巨大化した東京の文学フリマではできない企画。比較的規模の小さい「金沢」だからこそ成しえた企画であろうし、文学系即売会にふさわしい企画でもある、と感じた。続きを読む

9/18 福井市開催・オールジャンル同人誌即売会「がーでんえふ」

STRIKE HOLEの新刊「解説!全国同人誌即売会事情」や、当ブログ記事・2017年07月04日付『スタジオYOUは、「即売会全国展開」の看板を捨てたのか?』でも触れたが、昨今、スタジオYOU主催・オールジャンル同人誌即売会「おでかけライブ」の撤退が、全国各所で数多く目に付く。

福井でもそれは同様で、

>2016年12月18日(日)福井商工会議所開催の【おでかけライブin福井55】は、より一層皆様にイベントを楽しんでいただくことを検討してまいりました。
>その結果、2017年3月26日(日)に開催を予定しておりました【おでかけライブin福井56 春まつり2017】と冬のお祭りイベントとして、合同開催を行なう運びとなりました。それに伴い、イベントタイトルを【おでかけライブin福井55&56 ウィンタースペシャル2016】へ変更させていただきます。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

という口実で2017年3月の開催を中止。合同開催名目で開催された2016年12月のイベントを最後に、以後即売会が開催されない。
恐らく、事実上の「地域撤退」と思われる。
(この手の「合同開催」を名目に先のイベントを潰し、合同開催のイベントを最後に即売会が開かれなくなる地域は、福井以外でも散見される続きを読む
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