STRIKE HOLE

【ジャンル解説】同人評論→真面目系、政治評論・電波→アレなアイタタ評論。真面目系と電波評論の二本立てです。 基本的に同人イベント関連の評論は真面目、他の評論は不真面目な傾向があります。同人評論のカテゴリーの内容以外はアフォ評論という事で斜め読みをお願いしますw

同人評論

9/18 福井市開催・オールジャンル同人誌即売会「がーでんえふ」

STRIKE HOLEの新刊「解説!全国同人誌即売会事情」や、当ブログ記事・2017年07月04日付『スタジオYOUは、「即売会全国展開」の看板を捨てたのか?』でも触れたが、昨今、スタジオYOU主催・オールジャンル同人誌即売会「おでかけライブ」の撤退が、全国各所で数多く目に付く。

福井でもそれは同様で、

>2016年12月18日(日)福井商工会議所開催の【おでかけライブin福井55】は、より一層皆様にイベントを楽しんでいただくことを検討してまいりました。
>その結果、2017年3月26日(日)に開催を予定しておりました【おでかけライブin福井56 春まつり2017】と冬のお祭りイベントとして、合同開催を行なう運びとなりました。それに伴い、イベントタイトルを【おでかけライブin福井55&56 ウィンタースペシャル2016】へ変更させていただきます。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

という口実で2017年3月の開催を中止。合同開催名目で開催された2016年12月のイベントを最後に、以後即売会が開催されない。
恐らく、事実上の「地域撤退」と思われる。
(この手の「合同開催」を名目に先のイベントを潰し、合同開催のイベントを最後に即売会が開かれなくなる地域は、福井以外でも散見される続きを読む

9/3 奈良県上牧町・地域応援イベント「さぶらいぶ!ぺが!」

4月に、姫路市の同人誌即売会「comiporation」にサークル参加させていただいた。
(参照」2017年04月25日付『4/23 姫路市開催・オールジャンル同人誌即売会「comiporation」』

この時お知り合いになった、萌えキャラを通じて販路拡大に取り組む企業様より、奈良県上牧町開催「さぶらいぶ!ぺが!」へのお誘いを受ける。
同じ日に関西では「こみっく☆トレジャー」が開催予定。当サークルも「トレジャー」参加を見越して帰りの飛行機も予約していた身ではあったが、「町おこし研究してるのならこのイベントに参加してもいいのでは」と勧められて心動かされる。
思い切って一度参加してみるか、と決意し、トレジャー参加予定を急きょ「さぶらいぶ!ぺが!」参加に切り替える。

(売上的にはトレジャーの方が絶対上がるのは間違いないが…色々見てみたいという好奇心が上回った、といったところだろうか)

とは言え、奈良県上牧町とはいったいどこか、という話から始まるw
調べてみると、鉄道も通らない人口2万の小さな町だが、別に過疎ってはいない。都市郊外のニュータウンみたいな雰囲気だろうか。
JR王寺駅からバスが頻発しており、アクセス的には不便はなさそうだ。続きを読む

【他地域の即売会関係者も必見】長野県内における同人誌即売会の現況を論ずる

当方は、2016年冬に、アニメ・マンガ町おこしの研究本「コンテンツツーリズム取組事例集3」を刊行した。この本は、長野県内の町おこし事例を、数多く収録している。
元々長野への即売会遠征は多かったが、この本を刊行したことが契機となり、2017年は長野県内の即売会遠征を積極的に推し進めた。
現存する県内の同人誌即売会には、ほぼ一通り参加できたと思う。

県内の同人誌即売会は、3つの類型に分けられる。

(1)地場のオールジャンル同人誌即売会
(2)東方オンリー
(3)伊那市開催「I,C,I」


(2)東方オンリーは、松本市開催の「東方信州祭」や、諏訪地域・岡谷市で時折開催される聖地開催型のオンリーが該当する。
「東方信州祭」は、東方音楽サークル大手の主催する音楽ライブイベント「東方楽祭」を併催させることで、サークル・一般参加者を安定して集めている。(参照:2017年09月03日付『6/25 長野県松本市開催・東方オンリー「東方信州祭」』
岡谷も、以前ほどの勢いはないかもしれないが、聖地開催効果もあり100sp以上の規模になることは間違いなく、手堅い印象だ。
東方オンリーに関しては、総じて運営が安定しており、本項では触れない。

(3)伊那市開催「I,C,I」は、(1)の中にカテゴライズしても良いのかもしれないが、独特のローコスト運営や展示品の充実・あんまんのお振舞等、他の即売会に比べ独自性が強い。(1)と同列に語るのには違和感があるので、別枠として分類した。
(参照:2013年11月21日付『11/10 長野県伊那市オールジャンル同人誌即売会「I,C,I」』

本項では、「(1)地場のオールジャンル同人誌即売会」について論じたい。続きを読む

8/27 長野県松本市開催・オールジャンル同人誌即売会「あむこみっ!」

松本で8月末に開催されているオールジャンル同人誌即売会「あむこみっ!」は、昨今規模の縮小傾向が顕著な長野県内の同人誌即売会が多い中でも、右肩上がりに成長を続けている即売会だ。
単に告知宣伝で足を運ぶだけではなく、行く先々で出会うサークルさんとの人間関係構築に積極的な姿勢が感じられ、その努力が成果に結びついているものと考えられる。

私も2年前(2015年)の8月にお邪魔したが、催事に「勢い」や「パワー」を感じさせる。そんな印象を抱いた。
(参照:2015年09月20日付『8/30 長野県松本市のオールジャンル同人誌即売会「あむこみっ!」』

しかしながら、主催氏の一身上の都合により、今回をもってファイナル。
あくまで「休止」扱いで、また余裕ができたら復活する芽もあることは示唆されているが、取りあえず今回で最終回のようだ。
当サークルも、長野県関連の本を大量に抱えているという事情もあり、この即売会へのサークル参加を決めた。続きを読む

7/30 岡山県倉敷市水島・オールジャンル同人誌即売会「Comic Foutune」

以前より参加しないかとお誘いを受けてはいたものの、他の即売会と日程が被るなどしてなかなか参加できなかったものの、都合をつけてサークル参加させていただいた。

元々岡山県は、オールジャンル同人誌即売会「ぶちすげぇコミックバトル」が定期・継続開催されてはいたものの、それ以外の即売会が全く育っていない土地柄だ。(即売会が育たない理由は色々考察できるが、本題から外れるので割愛)
かねてから当方も、岡山の即売会が事実上「ぶちすげぇ」のみになってしまう現状は憂慮しており、他の即売会の勃興を待ち望んでいた。
そんな中、倉敷で昨年より開催された同人誌即売会が、この「Comic Foutune」である。応援の意味も込め、サークル参加を決めた。

「Comic Foutune」という即売会は、過去に「ぶちすげぇ」主催元の岡山コミックイベント連合により主催されていたこともあったが、後に立ち消え。
この名称を引き継いではいるものの、「ぶちすげぇ」とは別の主催の下(といっても「ぶちすげぇ」スタッフの方が主催と聞くが)、新規に立ち上げた即売会として位置付けられるだろう。続きを読む

7/16 香川県観音寺市開催・結城友奈は勇者であるシリーズオンリー「勇者部満開」

2014年に放映されたアニメ「結城友奈は勇者である」(以下「ゆゆゆ」と記す)は、香川県観音寺市を舞台としている。アニメ自体は、1クール12話で終わったもの、その後も関連作品が連載されるなど、細々ながらメディア展開は続く。
大ヒットというわけではないが人気は根強く、舞台・観音寺市には聖地巡礼に訪れるファンも徐々に増え始める。

2016年2月には、同人誌即売会主催団体「SDF」により、聖地・観音寺での初開催となる「ゆゆゆ」シリーズのオンリー「勇者部満開」が開催。
市中心部商店の協力も得つつスタンプラリーも併催され、これは、その後の市ぐるみによるアニメ町おこし展開の下地を築いたものと意義付けられよう。
時を同じくして、アニメ町おこしを目的とした「地方創生加速化交付金」を、観音寺市は国から受けることが決定。これを受け、市もこの交付金を財源としてのアニメ町おこし補正予算を計上した。

1年間の準備期間を経ての2017年。観音寺市は、町おこし施策として、地域事業者と提携しての「ゆゆゆ」コラボグッズを展開。町中でのスタンプラリーも開催した。
また、舞台となる観音寺中学校を会場に、声優を招聘してのステージイベント「讃州中学文化祭」を開催。観音寺への誘客を試みた。
なお、この「讃州中学文化祭」に呼応するかのごとく、同イベントの前日にちゃっかり開催したのが、聖地2回目開催となる「勇者部満開」であった。

私も、観音寺市の町おこしの実態をこの目で見聞きしつつ調査しようと思い立ち、「勇者部満開」「讃州中学文化祭」合わせでの観音寺入りを決意。
当初は一般参加を予定していたが、どうせならある程度事前に観音寺の町おこしのことでも調べて薄い本出した方が面白いかな?という軽い気持ちでサークル参加に切り替えた。
これが、ゆゆゆ沼への壮絶なる転落への幕開けとも知らずに…続きを読む

7/9 三重県多気町・「聖地創造」のコスプレイベント「おたコス」

「おたコス」は、人口1万ちょいの小さな町・三重県多気町が舞台。
「聖地創造」をスローガンに、サブカルチャーを通じての「町おこし」を志向しているコスプレイベントだ。

コスプレイベントは、同人誌即売会に比べ当方も理解に弱い部分が多い。参加することも、レポートすることも余り少ない。
ただ、当サークルも「コンテンツツーリズム取組事例集」を刊行しており、アニメ・マンガ等を通じての「町おこし」に興味・関心が高い。
その立場を取る当サークルとしては、このイベントは一度この目で見てみたい、との思いも強かった。
そして、「おたコス」はコスプレイベントながらも、同人サークル等クリエイターの出店も受け付けている…ということで自分も「同人サークル」として「出店」させていただくことにした。
続きを読む

6/25 長野県松本市開催・東方オンリー「東方信州祭」

山梨県内を主な地盤とする同人誌即売会主催「アニメ倶楽部甲府」が、東方オンリー「東方甲州祭」を立ち上げたのは2013年12月。
当初は、東方ジャンルには馴染みの薄い(というか昔ながらの方法である)紙媒体での申込のみ受け付けなど不便さが目立つも、その後データ申込も可能とするなど、東方界隈に合わせた仕様を導入するなど改良。
さらには、東方音楽サークル大手「幽閉サテライト」とも提携し、「幽閉サテライト」主催の音楽ライブイベント「東方楽祭」を併催するなどの活性化も模索した。

「東方楽祭」の威力は、2014年6月、夕張市(北海道)で開催された同人誌即売会「夕張まんがまつり」が、「東方楽祭」の併催に伴い、低調・オワコン状態から一転して大盛況に導いた状況をこの目で見ている。(参照:2014年06月21日付『6/15 北海道夕張市開催「夕張まんがメロン祭り」(後編・論評中心)』
夕張を契機に、「東方楽祭」が地方開催の同人誌即売会の中で開催するという成功モデルが確立。秋田「響灯小町祭」や全国各地の東方オンリー等で、「東方楽祭」の併催が相次いだ。

このモデルは、幽閉サテライト・東方楽祭側にとっては、「東方楽祭」の全国展開を比較的容易に実現させられることや、即売会内でグッズ・CD等の物販も行えることなどのメリットがあると考えられる。
主催側にもメリットがある。「東方楽祭」の併催により、幽閉サテライトやその周辺のお仲間音楽サークルが出演する。これにより一般参加者の集客力が格段に上がるし、サークルもお仲間サークル込で10サークル以上のまとまった規模の参加が見込まれる。
「アニメ倶楽部甲府」主催の東方オンリーは、東方楽祭との提携により、一定数の参加を見込め即売会の安定感を増していった。(参照:2015年05月24日付『4/12 山梨県甲府市「コミックチャレンジ山梨最終回」「東方甲州祭」』続きを読む

夏コミ新刊第1弾「解説!全国同人誌即売会事情」刊行のお知らせ

夏コミの新刊、昨日入稿を済ませ、無事発表出来る見込みとなりましたのでご報告申し上げます。

【刊行物概要】
●書名…「解説!全国同人誌即売会事情」

●B5サイズ 表紙カラー・本文モノクロ 56ページ

●頒布予定…8/13「コミックマーケット」3日目 配置・T35b
 サークル「STRIKE HOLE」にて頒布
 コミケ以後も、「STRIKE HOLE」サークル参加イベントにて頒布予定

zenkokusokubaikai_hyoushi


(内容については以下に続きます)続きを読む

スタジオYOUは、「即売会全国展開」の看板を捨てたのか?

夏コミ新刊として刊行が決定している「解説!全国同人誌即売会開催事情」
これは、全国各地の即売会開催状況を、47都道府県ごとに解説する、というコンセプトの同人誌即売会評論本だ。
この手のコンセプトの本は、過去にも2012年に、「同人誌即売会全国制覇!」という本で著している。そこで今回は、2012年〜2017年までの「最近の状況変化」を重点的に語ることで、昨今の即売会事情の可視化に努めている。

執筆に際し、昨今の即売会情勢を洗いなおしてみたが、状況の変化は、確かに著しい。
2013年の「艦隊これくしょん」大ヒットに伴い、全国各地で艦これオンリー多発。さらに「聖地」での開催も続出。これまで即売会が開催されたこともなかった地域で、即売会が開催されるという事例が、数多く生まれている。
オールジャンル同人誌即売会を見ても、北海道紋別市・長崎県五島列島・沖縄県宮古島など、これまで同人誌即売会が開催されることの無かった地域で、新たに即売会が生まれている。サークルも、即売会として成立し得るほどには集っている。

その一方、休止する即売会も少なからず見受けられる。
後継イベントも立ち上がらず、そのまま即売会空白地域と化すケースも見られる。
調べてみて、特に私が驚いたのは、スタジオYOU「おでかけライブ」の広範囲にわたる即売会休止・撤退だ。それも、2016〜2017年に集中している。続きを読む
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

過去ログ