STRIKE HOLE

同人関係者に役立つ補助金の申請を支援します。補助金申請通らなかった方は、ご相談ください!採択される確率を、確実に上げます。 サークルとしては、同人誌即売会・アニメ聖地町おこしの評論中心にやっています。 【ジャンル解説】同人評論→真面目系、政治評論・電波→アレなアイタタ評論。真面目系とアホ評論の二本立てです。

2011年01月

2月に新刊「STRIKE HOLE 同人誌即売会漫遊記」 刊行致します!

STRIKE HOLEでは、2月の即売会に合わせ、これまでの活動の集大成的な新刊を刊行致します。

タイトルは、「STRIKE HOLE 同人誌即売会漫遊記」

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これまで、「コーマニズム宣言」の名称で刊行していた同人誌即売会レポート本の総集編的な位置づけの本です。
現在絶版となっている、過去の即売会レポート本に収録されていた即売会参加レポートを、今回の新刊に再収録。全48ページのボリュームにて、全国28都道府県の即売会を紹介しております。
過去刊行した即売会探訪本の総集編的な本ですが、この本の為に書き下ろしも加えたり、現在情勢に合わせ加筆修正したりもしてます。
私の同人生活10周年を突破した記念本でもあります。

全国様々な同人誌即売会の「良き所」を取り上げるよう努めておりますので(お伝えが不十分かもしれませんが…)、主催さんには何か即売会運営のヒントなり足しになりなれば嬉しい限りです。
サークルさんや遠征クラスタの皆様には、参加イベント選定のお役に立てれば幸いですし、それ以外の皆様にも、この本を契機に、全国各地に眠る良即売会に目を向けていただければ、この本を刊行した甲斐もあるというものです。

2/13「コミティア」(スペース・し20a)にて初売り予定でしたが、早めに印刷が上がりましたので、一週前2/6の「東方椰麟祭」(地30)でも若干部ですが、フライングで頒布する事に致しました。

表紙は、サークル【ENJOY MIX】の伽藍快様にお願いしました。
元々、表紙のイラストは、私めのサークル活動内容にご理解をいただけそうなサークルさんに書いて欲しいなあ、と考えておりました。北陸本専で当方の冊子をまとめ買いいただくなど興味をお持ちいただけた事もあってお願いした訳ですが…
「映姫様とさとり様がカートを引いて即売会に参加しているイラストを!」「映姫様にはしゃもじを持たせるべき、これは絶対に譲れない!」などと私の個人的欲望満載&細か過ぎるリクエストにもご対応いただきまして仕上げて頂きましたこと、心より感謝申し上げる次第です。

また、今回は愛知県豊橋市の同人誌印刷会社の老舗・大陽出版様にオフセット入稿をお願いしました。
オフセ印刷には正直不慣れな自分ではございますが、基礎的な質問・相談やらお値段の相談やら、様々なご相談に親身になってご対応いただきました営業さんをはじめ、スタッフの皆様方にも、心より御礼申し上げます。

勿論、この本に収録されている、珠玉の良即売会を企画された主催様をはじめ、サークル参加・一般参加・コスプレ参加・スタッフ参加…参加形態違えど、良即売会を支える参加者の皆様にも、感謝の念を申し上げたい所です。

今回の即売会レポート本は特にそうなのですが、私一人の力で同人誌は出来上がるものではない。様々な方々の有形無形のご協力あって、私の新刊は成り立っているのだ、という事を改めて実感致します。
皆様のご協力・ご支援に感謝しつつ、一人でも多くの皆様方に新刊をお手にとって頂く事、そして即売会の楽しさを伝える評論・レポートを発信し続けることで、皆様へのご恩返しとさせていただきたい。その思いを新たにした次第です。

前置きは長くなりましたが…

「STRIKE HOLE 同人誌即売会 漫遊記」

2/6「東方椰麟祭」地30
2/13「コミティア」し20a


で頒布予定ですので、皆様是非足を運んでいただきたく、お願い申し上げる次第です!

あ、それ以外にも、

2010年9月刊行「コーマニズム宣言第7章」
2010年12月刊行「コーマニズム宣言special 東方論2」


あたりは広島は無論、東京でも殆ど頒布してない作品ですので、この辺りも一緒にお買い求めいただけると、なお嬉しいですねw

2/6 「東方椰麟祭」サークル参加情報

STRIKE HOLEの花羅です。
2月6日は、広島市内で開催される東方projectオンリー「東方椰麟祭」にサークル参加させていただきます。
広島は、オンリーイベントが余り開催されない地域。男性向けの即売会が開催されても20spも集まらない、同人誌即売会を開くには市場的にも厳しい地域。
しかしながら、熱心な告知やサークル営業等が実り、昨年2月の開催時には、150sp以上を集め、一般来場者も1500人と盛り上がりを見せた、STRIKE HOLEとしても注目度の極めて高い即売会でした。
(地域最大の即売会「広島コミケ」が300sp弱の規模たる事を考えると、その健闘ぶりはご理解いただけましょう)

昨年は仙台の「杜の奇跡&東方杜郷想」と被ってしまい、残念ながら参加できませんでしたが、今年は参加致します。
今回は昨年から規模が倍増!253サークル 300スペースと、広島で開催されるオンリーイベントとしては未曽有の大変な状況に。昨年以上の盛り上がりが期待できそうです。


スペースは【地30】です。
同人誌即売会評論&レポという事で、東方オンリー参加サークルの中では極めて異質の存在ではありますが、東方オンリー評論本などもこさえてます。

「コーマニズム宣言special 東方論」 2010年2月刊行
「コーマニズム宣言special 東方論2」 2010年12月刊行


全国各地の東方オンリーをレポートした本です。東方オンリーは、広島に限らず、全国到る所で開催されておりますが、実際足を運んでみての特色・特長などを自分なりの視点で纏めてみた本です。
個人的には、遠征先を決めたい東方サークルさんに、遠征先選定の助けになれば良いな、と思ってます。また、今後東方オンリー開催をお考えの主催さんや、既に東方オンリーに携わる主催・スタッフさんにも、運営手法等を考える上でのヒントとなれば良いなあ、って思いもあります。


この他、東方オンリー以外も含んだ即売会レポート・評論本として、

「コーマニズム宣言 第六章」 2009年冬刊行
「コーマニズム宣言 第七章」 2010年9月刊行
「コーマニズム宣言 告知論」(前・後編) 2010年2〜3月刊行


などもご用意しております。皆、同人誌即売会のレポート本ですが、告知論前編のみ、同人系店舗のデータベース本となります

そして新刊は、これまでの同人誌即売会レポの総集編本「STRIKE HOLE 同人誌即売会漫遊記」
元々は2/13のコミティア合わせの新刊でしたが、広島次いつ行くか分らないし、フライング販売という事で、2/6の椰麟祭でも持ち込みます。広島・中四国の皆様に、是非お買い求めいただきたい所…!
詳細は以前の記事をご覧下さい。

というわけで、2月6日広島開催東方椰麟祭。
皆さんのご来訪、お待ち申し上げております。

【注意】尚、諸般の事情により、最初の1時間〜1時間半程度席を外す場合がございます。その場合は、新刊「STRIKE HOLE 同人誌即売会漫遊記」を除く各作品を、無人販売にて対応致します。(缶にお金を入れていただく方式ですね)
新刊「STRIKE HOLE 同人誌即売会漫遊記」は、12時以降の頒布を予定しております。予めご了承下さい。

1/10 仙台市・東方オンリー「東方杜郷想」

1月9日に名古屋で「幻想花まつり」に参加した私は、名古屋発の夜行バスに乗り、仙台に向かった。
翌日1月10日は、東方オンリー「東方杜郷想」が開催される。前日の名古屋に続き、東方オンリー遠征2連戦であるw

この「東方杜郷想」は、2年前に初めて開催された、東北地区初の東方オンリーである。
当初は、東北でオールジャンル同人誌即売会を定期開催する「杜の奇跡」の主催氏が、東方オンリーにも進出すると言う構図であった。
「杜の奇跡」同様に、参加者、特に参加サークルを思いやる丁寧さで営まれる即売会であり、運営の安定感も高く、評判の即売会の一つである。
参加サークルも、100〜150と常時3桁の数字を安定して集めていた。
「杜の奇跡」「東方杜郷想」同一主催の営む2つのイベント同士が相乗効果を発揮し、両即売会共にサークル参加数を伸ばしていった。
しかしながら、諸般の事情により、「杜の奇跡」が主催氏が「東方杜郷想」の主催の任から降りる事となり、「東方杜郷想」の主催は、「東方祭実行委員会」に引き継がれる事となった。
「東方祭実行委員会」は、「大(9)州東方祭」「新潟東方祭」等他地域で東方オンリーを精力的に開催。結果と実績を挙げている東方オンリー主催者の一人である。私は、氏に引き継がれるなら「東方杜郷想」も安泰だと考えていた。

今回の「東方杜郷想」は、「東方祭実行委員会」に主催が引き継がれてから、初めての即売会である。
「東方杜郷想」という名前はそのままでも、主催が変われば、行うイベントも変わってくる。
どんな風に変貌を遂げるのか?という点が気になり足を運んだ。

参加してみて、一番強く感じた事は、いかに同じイベント名を冠していても、主催が変われば即売会の様相も思いっきり変わるものである、という事。
昨年までの杜郷想とは、全くの別物のイベントと言っても、差し支えは無いだろう。
主催が変わるだけで、即売会もこれほどまでに変わるものなのか。
即売会というもの、主催のパーソナリティに左右される、属人的なものたることを痛感した。

パンフレットを購入する。構成・編集等全てが、新潟東方祭や大(9)州東方祭のそれと近似している。まあ、編集者が一緒なら、そうなるのは当たり前の話だが…。
館内の構成を見ると、全体の過半が即売会スペースだが、残り半分はステージでライブやったり、東方カードゲームのスペースだったり。ええ、どう見ても大(9)州そのままです本当に(ry

お昼になるとチルノダンスのショーが始まるのも、大(9)州と同様だ。
但し、九州ほどに人が居なかったり(というか九州はダンサー多過ぎw)、事実上の司会をイオシスの龍波しゅういち氏が務めたって違いはあるが…

唯一、旧来の杜郷想らしさが残っていたのが「餅つき」企画。一昨年からの定番企画である。
但し、餅つきの後に本来ならお餅の「振る舞い」があるのだが…何故かそれが二時間近くのタイムラグを空けてから、というのは興醒めだった。
お餅はついたらすぐに振る舞った方が気分も出るだろうに。
様々な企画をねじ込んだ結果として、このスケジュールになったようだが、餅つき→餅のお振る舞いは連続させて欲しい。そうなるようスケジュールを調整すべきだったと思う。


良くも悪くも、大(9)州東方祭や新潟東方祭のやり方を、そのまま仙台にも持ち込んだイベント、という感じだ。
他地域で好評だったチルノダンスの「踊ってみた企画」や同人音楽サークルによる生ライブは、仙台でも好評だった。
今までの東北の即売会に慣れた方には面食らったかもしれないが、こういうやり方も、一つの運営だと思う。
新生「東北杜郷想」は、東北の皆さんに新たな「風」を吹き込むことが、充分にできたのではないかと思う。

…但し、大(9)州東方祭や新潟東方祭のやり方の「良い点」だけを持ち込むのなら良いのだが、「悪い点」まで持ち込むのは感心できない。
彼らの宜しくない点の一つは、「企画の詰め込み過ぎによる余裕の無い運営」。
様々な企画を詰め込み、参加者が楽しめるのは良いのだが、その分、運営にゆとりが無くなるのが不安な所。
今回の「杜郷想」でも、企画を多く入れた影響で、餅つきとお餅の振る舞いとの間が二、三時間空く等、スケジュールにチグハグさを感じた。

これは企画の詰め込みの結果でもあるが、即売会中に生ライブ始めるのも如何なものか。
即売会会期中のステージイベントは、一般参加者の目が、サークルからステージに向くから、サークルの頒布活動に良い影響を与えない。私は元々余り良い顔はしない。
それでも、チルノダンス程度なら10分程度で終わる。一時的に一般参加者の目はステージに向くが、それが終われば元に戻る。サークルの頒布活動に重大な支障とはならない。
また、大(9)州東方祭では即売会会期中に生ライブ始めた事もあったが、昨秋のように広い会場の隅っこで、音響も館内全体に響かぬよう気を遣ってなら、サークルの頒布に影響は無い。

だが、昨春の大(9)州や新潟東方祭がそうだったが、館内全体に大きな音が響くとなれば、サークルへの頒布にも影響が出る。一般参加者の目も、どうしてもステージに目が向く。
今回の「東方杜郷想」も、まさにそのパターンであった。

サークルと会話するのに支障を来すレベルには、辛うじて達しなかったものの、なかなかの大音量。ホールの外にも大きく音が響く。
サークルの中には不満に思う人も出てくるのではないか。
私も、主催氏本人に音量が大きい旨申し入れをした。
正直、私が青龍刀振りかざし暴れるレベルに、辛うじて達せずに済んだ…って所だろうか?

東方祭実行委員会が主催する東方オンリーは、音響が問題になるケースが、時折見られる。
今回は、致命的なレベルに達してはいないものの、過去に散見した悪い部分が、仙台にも持ち込まれてしまった印象がある。
もし次回以降があるのならば、音響の工夫や企画スケジュールの再検討をお願いしたいところである。

とは言え、全体通して見れば、サークルも130以上参加。参加者も1000人近く訪れ、相変わらずの活気に溢れた即売会であった事は間違いない。
チルノダンスや生ライブ等、他即売会の良いところを仙台にも持ち込み、仙台の東方好きの皆様に、新たな「楽しみ方」を提起する事もできた。
次回以降の開催は未定だが、これだけの熱気に満ちたイベントだ。
旧来の形態の「杜郷想」でも、今回の「杜郷想」の形態でも、どちらでも構わない。
何らかの形で、東北の地で東方好きの皆さんが集う場が続く事を願いたいものである。

1/9 名古屋市「幻想花まつり」(東方project・東方花映塚オンリー)

1月9日、私は東方project「東方花映塚」オンリー「幻想花まつり」に一般参加させていただいた。

実は、私自身と、このオンリーの主催氏とはご縁が極めて深い。
主催氏との出会いは、昨年5月の「東方皐月祭」に遡る。
皐月祭にはサークル参加していた私だが、その時にこの主催氏がお隣であり、それがご縁でお知り合いとなった。(参照:http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51643508.html)

「東方皐月祭」参加レポの中で、私はこう述べた。

>右隣のサークルさんは、PCを持ち出して「東方花映塚」に興じている。

この花映塚に興じていたサークルさんが、今回の「幻想花まつり」の主催氏である。
…つまり、「幻想花まつり」は、それほどまでに花映塚が好きで好きでたまらない主催の手によるオンリーイベントと言えようかw

「東方皐月祭」でお会いした当時、この主催氏は、名古屋のコミックライブ内にて、花映塚にも登場する東方キャラ【風見幽香】のオンリーコミュ(=プチオンリー)「ゆうかりん祭り」の主催を務めており、発起人としてサークル集めに勤しんでいた。
「ゆうかりん祭り」でキャラ好き同士が集まる交流の場をつくりつつ経験を積み、いつかは(地元の)名古屋で花映塚オンリーを開きたい、という「目標」を語っていらっしゃったのが印象的であった。
その「目標」に向け邁進した結果が、今回の「幻想花まつり」である事を思うと、以前よりその熱意を見聞きしていた身としては、感慨深いものを感ずる次第である。

「幻想花まつり」は、人の集う東方projectとは言え、作品オンリーという縛りがある。また、市場的にも東京に比べ不利な条件の、名古屋での開催。
にも関わらず、サークルは100サークルを突破。東京以外の場所で、3桁の大台に乗せる事は快挙であり、大健闘であると言えよう。

主催氏が「幻想花まつり」を立ち上げたのは昨年の夏以降だ。
「花映塚オンリーを開きたい」という明確な目標を持ち、それを実現すべく熱意をもって取り組んだ事が、成果となって現れたのだろう。
また、「花映塚オンリー」というコンセプトでの開催は、東方界隈広しといえども初めての事例。初の「花映塚オンリー」という事による「ご祝儀」の効果もサークル数を押し上げたのだろう。

また、見逃せないのは東方遠征クラスタなサークルさんの存在だ。
ほら、あれだ、全国どこの東方オンリーに行っても必ずお見かけする、全国ほぼ全ての東方オンリーを制覇しかねない勢いのサークルさんっていらっしゃるじゃないですか。
このクラスタのサークルの皆様が、「幻想花祭り」のサークル参加数を押し上げたのではないか。

「幻想花まつり」にとっての幸運は、同日に他の東方オンリーとバッティングしなかった事。バッティングすれば、このクラスタの参加イベントも分散する。
それが無かったお陰で、1/9名古屋「幻想花まつり」→1/10仙台「東方杜想郷」をハシゴする、残念な遠征クラスタがそれなりの数居たわけであり。

ちなみに、仙台「東方杜想郷」とのハシゴ組は、確認できただけで14サークル。
100サークル中の14サークルは、決して馬鹿に出来ない数字だ。
「幻想花まつり」のサークル数を押し上げる原動力の一つとなった事は間違いないだろう。
そして、こういう人達が遠征してサークル参加してくれるからこそ、地方の東方オンリーの盛り上がりにも繋がる。
「幻想花まつり」や「東方杜郷想」に限らず、各地の東方オンリーの主催達は、この手の遠征参加サークルに強い感謝の念を持つべきではないか、とも感じる。

「幻想花まつり」は、残念ながら、一般来場者数には意外と恵まれなかったようだ。
300〜400人程度と聞いており、サークル数が集まった割には、そして東方の割には、少ないような気がする。
東方も、以前のような一般参加者過多の状況は脱しており、人気も少し落ち着いてきたのだろう。
サークル数はまだまだ伸びるにせよ、一般来場者の増加率はサークルの増加率ほどではなく、「動員係数」(=1サークル当たりの一般参加者数)は、明らかに減少している。
2011年の東方オンリーは、もしかしたらこのぐらいの動員係数が「標準」なのかもしれない。

当日の運営に関しては、全く問題無し。
主催氏ご本人は、幾つかの東方オンリーでスタッフ経験を積み勉強熱心であったとは言え、やはり経験の浅さは否めない。
だが、昨年冬の時点で、名古屋での東方オンリーの主催経験もあるH氏が「共同主催」との名目で参戦。
共同主催・H氏をはじめとする経験豊富なスタッフの皆様のフォロー・尽力もあり、運営にも、安定感が増した。
当日も大きな事故無く、無事に終えることが出来た。

無事に終わり、取り敢えずは「成功」と言えよう。
主催氏の熱意あっての成功なのは間違いないだろうが、経験豊富なスタッフが力になってくれたからの成功でもある。
願わくば、主催氏には、スタッフの協力に対する「感謝の気持ち」を忘れないでほしいものである。
今後、主催氏がサークルに戻るにせよ、主催を続けるにせよ、その気持ちを忘れずにいる事は、相互扶助に成り立つ同人世界を生きる上で、極めて大切な事であろうから。

STRIKE HOLEサークル参加予定

本日現在のSTRIKE HOLEのサークル参加予定をお知らせ致します。
もし宜しければ、是非お立ち寄り下さいませ!

2/6 広島「東方椰麟祭」(東方オンリー/スペース未定)

2/13 「コミティア」(東京/創作オンリー/スペース・し20)
★ティアでは新刊出します。過去の即売会探訪記本の総集編です。全48ページの大作ですよ!

3/12 「二次元の季節」(東京/都条例関連オンリー/サークル参加予定)

3/21 新潟「ガタケット」(申込済)

4/3 松山「美柑たると」(申込済)

4/17 池袋「サンシャインクリエイション」(申込済)

5/1 東京「COMIC1」(申込済)

5/5 東京ビッグサイト「コミティア」(申込済)

5/5 浜松町「Little "T" Star」(交通系オンリー/申込済)


【その他Q&A】

Q・5/29は北陸本専だの杜の奇跡だの東方四国祭だのあるけど、どうするよ?
A・現在完全に迷ってます。どないすんべかや。但し、最悪でも本専は委託参加間違いない。

Q・夕張まんがまつりはサークル参加するの?
A・今年は七月なんですよね…仕事の詰まる時期かつ資格試験でも詰まる時期、正直迷ってます。ただ、去年参加できなかったから今年は参加したいとの思いも。

Q・4月のサンクリの日って、某資格試験とバッティングしてね?
A・知るか。世の中気合いで何とかするものです!あと、6月のサンクリがどの日になっても参加不可な事が分かり、丸一年以上サンクリにサークル参加してないのもアレなので、無理無理参加する道を決断したってのもあります。

Q・5/5もバッティングしてません?
A・「俺の尻を好きに使って良いから売り子やってくれ!」と拝み倒します。どっちに私自身が顔出すかは未定。

Q・つか、即売会参加数多くね?
A・2月の新刊(総集編本)に相当気合い詰め込んでまして、これを頒布する機会を多く持ちたいってのが主な動機。お察し下さいw
あと、夏以降は仕事と試験勉強とで忙しくサークル参加が難しいのです。春までに集中して参加しようというのもあります。

Q・チ●ンコ主催のオンリーにはサークル参加しないの?
A・調教参加なら考えときます。サークル参加としては大9州へのサークル参加を検討中。迷ってますが。

Q・つか、大●州東方祭べた褒めし過ぎぢゃね?奴が図に乗るぞ。
A・結果出してるから仕方ないでしょ。つかSTRIKE HOLEの存在意義・ポリシーは「頑張ってる即売会を褒める」が不変の原則。そのスタンスに沿ったまでの話。

Q・ケッ●コムやS●Fのオンリーには出ないの?
A・一回出てみたいってのはありますが、ジャンル的に合うのがなかなか無くてねえ。東方全般のオンリーなら、出られなくもないですが、キャラオンリーだと出るにはしんどい。つかアリスは俺の嫁なので買う方に専念します!

Q・いつからアリスがお前の嫁になったんだ
A・東方サッカーを昨秋プレーしてから。

Q・今後の刊行予定は?
A・「伝説の即売会特集本」。2010年は「伝説の即売会」が「大安売り」の年ともいふべき豊作の年でしたが、過去のも含め、珠玉の伝説即売会をご紹介する本をつくりたいです。「この即売会がすごい!」的な本とも言えます。
また、これとは別に、春当たりにいつもの「コーマニズム宣言」の新刊、都条例本を出すかも。

12/5 蒲田PIO「文学フリマ」

12月5日、私は、「文学の即売会」と称される「文学フリマ」http://bunfree.net/にサークル参加させていただいた。
冬コミを除けば、2010年最後の即売会参加となろうか。
そこで見聞きし、感じた事を、以下記させていただきたい。

「文学フリマ」は、体裁としては「同人誌即売会」の形態を取っているが、即売会と異なる点も目に付く。
サークルの頒布物は、文学を中心とした文章系の作品。他の即売会では当たり前な、漫画作品の頒布が無い。
だからこそ、「評論」という形態で文章作品を頒布している自身のサークル活動内容とも親和性が高いと判断。今回のサークル参加に至った次第だが。

「文学フリマ」は、その歴史を紐解けば、2002年11月の開催がスタート。
当初は、文筆家の大塚英志氏、早稲田文学の市川真人氏、そして会場となった「青山ブックセンター」との共催という形式で開催された。
ルーツが文筆家の手による立ち上げたる所が、他の即売会との大きな違いであり、かつ「文学フリマ」ならではの生い立ちと言えようか。

第二回開催からは、有志が主催を引継ぎ、現在の体制に。
2004年の第3回開催時には、会場「青山ブックセンター」の経営破綻・閉鎖に伴い、会場変更・日程変更を強いられるハプニングにも見舞われたが、年1回ペースで安定開催を続け、サークル数・一般来場者数も右肩上がりで増加していった。
現在は、開催ペースを年2回に増やして開催。
会場も、サークル参加規模の増加に伴い、東京都中小企業振興公社から大田区産業プラザPiOに移転。
今回は、PIOの大・小ホール両方をフルに利用するほどの規模で、参加サークルは544サークル。
一般来場者も総勢3400人に及んだ。

サークル・一般を問わず、参加者を見た限りは、普段の同人誌即売会に比べ相当に毛色が違うように思う。
サークルは定期的に文学雑誌を出す会員制のサークルあり、小説家の卵あり。
参加者の年齢層も、中高年が多い。
全般的に見て、「コミケ」とか「同人誌」とか「オタ」の世界に余り詳しくない一般人が多いように思える。
表向きの形こそ「同人誌即売会」の形態を取っているものの、実質的にはオタ連中の集いではなく、文学好きの皆様の集いのような気がする。

だが、それは裏を返せば、即売会形式のイベントに参加者が慣れていない、という事にもなる。

文学フリマは、参加者の「割り込み」の多いイベントである。
サークルの売り場の目の前に、買い手が立つ。だが、目の前のサークルには目もくれず、隣のサークルを物色する。何故そうするか、それはお目当てのサークルの列に並ぶ事せず、一刻も早くそのサークルの頒布物を手に取りたいからだ。
だが、サークルの立場からすると、目の前の買い手は、自分のサークルの本を手にとってくれない。人一人が目の前に立てば、そのサークルの売り場はほぼ塞がれ、貴重な頒布の機会が奪われる。
正直誰得の感があり、サークルとしては面白くない…というか明らかに不愉快だ。
即売会の世界において、この「割り込み」はマナー違反であり、買い手も注意すべきであると共に、売り手側も気付き次第買い手に注意を促す必要がある。

コミケ以下様々な即売会で訓練された戦闘兵なら、そのあたりのマナーも当然習熟している。
だが、文学フリマは、文学好きの集まりに過ぎず、即売会の流儀に不慣れな方が多い。「戦闘兵」たちのようには行かない。
この手の割り込みは相当多い模様だ。

文学フリマ公式サイトには、こんな呼びかけが掲示されている。

>過去の文学フリマにおいて「隣のブースのお客さんに自分のブースの前をふさがれてしまう」という問題が発生しています。イベント当日、事務局に数件の訴えが寄せられた他、アンケートでもこのクレームが年々増加傾向にあります。

サークル案内にも同様の事が書かれており、サークルへの呼びかけを行っている。
だがそれでも尚、改善が図れていないようであり、実は私も、その被害に遭った一人となった。
いや、少しの時間前を塞がれる程度なら自分も我慢しますよ。一過性のものですし、不可抗力的なものだってあるかもしれない。
だが、それが2〜3時間で何十回も発生し、しかも私の前に突っ立ってる買い手に、私のサークルスペースをまたいで隣のサークルが頒布物を手渡すなんて話になってくれば(そもそも頒布物手渡す前に、隣のサークルにはみ出さないようサークルが注意するべき)、流石に看過できない。
結局、隣のサークル、そして目の前を塞いだ買い手に相当厳しくお説教する事となった。
…こういうお説教だの叱責だのって、される方も気分宜しくないだろうが、する方も良い気分しないな。

何故このようなマナー違反が横行するのか。
web上、そしてサークル案内を通じてサークルに呼びかけているにも関わらず、である。
もちろん、参加者が「即売会に不慣れだから」というのもあると思う。
それに加えもう一つ申すならば、サークルには呼びかけども、一般参加者への浸透が極めて行き届かない状況になっているが故に、この状況なのではないかと考える。

思えば、諸注意の書いてあるカタログだって、参加者全員購入制ではない。
無料配布ではあるが、カタログを手に取らなくとも会場内には入れる。つまり、諸注意に目を通す事なく買い物が出来る、と言う状況だ。
これでは、買い手に対しマナーを守るよう呼びかけていないも同然だ。サークルだけに呼びかけても、片手落ちだと思う。

注意書きの書いてあるカタログが無料だろうと有料だろうと構わないが、いずれにせよ、買い手全員に確実に手渡しできる体制を考えるべきではないかと思う。
有料にして全員購入制にするのも一つの案だし、無料にするなら一般参加者皆にカタログを確実に配布するべき。カタログ配布が無理なら、注意書きを書いた簡易リーフレットを渡すだけでも良い。
いずれにせよ、参加者が即売会に不慣れで、下手すると、マナーが存在する事すら分かっていない方もいらっしゃる。
ならば、他の即売会以上に、参加者啓蒙は欠かせない。
啓蒙せねば、マナーに違反している事すら気付かずに終わる恐れもある。

文章系にとって貴重な発表の場であり、今後も参加を検討したい即売会ではあるものの、マナー違反の横行だけは残念でならない。

最後に、文学フリマ「ならでは」の面白い取り組みをご紹介したい。
文学フリマのカタログには、「サークルカット」が存在しない。サークルカットの代わりに、文章で自らのサークルをアピールする形式だ。

これを普通の即売会で取り入れようものならば、主催を右ストレートで思いっきりぶん殴りたくなるだろう。
サークルの大半は、イラストで勝負するサークルだ。
イラストで己をアピールせねば、充分にアピールし切れない。

だが、「文学フリマ」は文章で勝負する人間の集まりである。
ならば、文章で己をアピールさせるというやり方は、極めて理に叶った方法。文章書きというクラスタに局所最適化された取り組みである。
私自身も、物書きであるがゆえに、普段のサークルカットよりも、こういう文章系の方が自分自身をアピールしやすかったかも…?。
普段の即売会で同じ事やったら青龍方片手に暴れるが、文章オンリーの「文学フリマ」だからこそ許される取り組みだし、賞賛されるべき取り組みだと思う。

年頭の辞 2011年の抱負

新年から半月が経過致しました。
旧年中、数多くの皆様に過大なるご厚誼をいただきましたこと、先ずは御礼申し上げます。
新年のご挨拶にはいささか遅い季節ではございますが、ご挨拶を申し上げますと共に、2011年の抱負を語ってみたいと思います。

2011年の抱負を述べる前に、自分自身の文章だが、2010年の抱負を記しいた記事(2010年01月04日付「年頭の辞〜地方ルールの是非を問う〜http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51598922.html)を読んでみた。
その中で私は、こんな事を述べている。

>「即売会の良いところを取り上げる」。他の即売会主催の皆様の運営に、少しでも参考になれば、との思いから来ている。

>(仮に批判だったとしても、批判された主催が)一つでも「何か」気付いてくれれば、「成長」に繋がり、嬉しい限りである。批判した甲斐があるというものだ。

>私の評論の根底には、「人間は成長するもの」という信念が有るような気がする。
成長の可能性を信じるから、評論する。称賛も批判もするのだろう。

2008年1月に粗相を犯したイベント主催団体「夢彗星」に関する批判を封印する旨、宣言した文章の前振りに当たるが、この文章に、STRIKE HOLEというブログの究極的な目的に繋がる物が、示されていると思う。
批判にせよ賞賛にせよ、それを糧に人間は成長するもの、と私は考えている。主催も人間だから、当然、ここでの「人間」は「主催」と置き換えられる。
主催が成長すれば、即売会も成長する。即売会が成長すれば、同人界が活性化する。そして同人界の活性化は、当ブログの究極目的の一つである。

つまり私のブログは、主催とか即売会にまつわる皆様方の成長を願って綴っている批評、とも言える。
先の引用文には、「「何か」気付いてくれれば、「成長」に繋がり」と記している。
私のブログをお読みいただいた皆様が、私の文章から何かしら気付く事で、得る物があれば、これに勝る喜びは無い。
そしてこれは私の2011年の抱負となるが、何らかの成長に繋がる「気付かせ役」としてのブログを、そして「読者にとって得る物のあるブログ」を目指して参りたいと考えている。

この思いは、以前からも、いやSTRIKE HOLE立ち上げ時から常々意識していた事ではある。
ただこれを敢えて今年の抱負としたのは、2011年はこの意識を今まで以上に強く持ちたい、と考えるからである。

かつて私は、当人達の名誉の為に伏せるが、とあるイベントを批評していた事がある。
いつもの「STRIKE HOLE」のスタンスはそのままに、良い所を褒めるよう意識しつつ、良い所は賞賛し、悪い所は批判する。是々非々で論じてきたつもりだ。
その中で、どうしても彼らに気付いて貰いたかった事が一つあった。
だが、私の気持ちが彼らに届く事は、決して無かった。

…というか、どう考えればこの解釈になるんだこの人は?と言いたくなる事は数え切れないほど。
どうも、私も仮想敵とするスタンスで、そのスタンスに都合の良いよう、事実を曲解している印象だ。

確かに、受け手の側にも、相当の問題はあると思う。
だが、同時にこうも自問自答する。

「私の批評は、果たして、受け手に正しく届くようなメッセージの投げ方をしているのか?」

私自身も未熟な人間。普段偉そうに批評していても、まだまだ発展途上の人間だと思う。
書き方が至らぬ貴様こそ成長しろよ、と言われれば全くその通りである。残念ながら、反論しようも無い(汗)

相手に伝えたいメッセージが正しく伝わらないのであれば、私自身何が足りないのかを自省し、より正しくッセージが伝わる方法を模索せねばならない。
そして、次からは同じ失敗の無きよう努めるべきである。
受け手の曲解の所為にするのは楽だが、それでは何も変わらない。前に進まない。

このような残念な経験を踏まえ、私は、2011年の抱負を、

「何らかの成長に繋がる「気付かせ役」としてのブログを目指す」
「「読者にとって得る物のあるブログ」を目指す」

とさせていただく事とした。
気付いて貰えなかったとしたら、どのようなアプローチ、どのような書き方ならば相手に気付いていただけるのだろうか?
得る物の無い読み物ならば、どのような内容を盛り込めば「得る物」を持たせられるのだろうか?
自らの内省を深め、工夫と改善を図り、より多くの方に「伝わる」ブログを目指して参りたい。それが2011年の私の抱負である。

…正直、自分自身を省みる、って言うのは簡単ですが、案外難しい事だと思いますので、出来るかどうか自信は無いのですが(汗)…努力してみます…

これ以外にも、抱負はあるので、それも箇条書きにて申し上げたい。

・オフセ印刷で、同人誌即売会評論の総集編本を出す
→着々進行中。原稿はほぼ完成、総ページ数48ページ・全国28都道府県の即売会をご紹介できる見込みです。2月の即売会で初売り予定。

・それ以外にも新刊2〜3冊は出したいところ!

・今年は資格試験に落ちて、恥ずかしながら「大●州東方祭」or「サ●クリ」に参加しちゃいました!なんて事が無いようにしたいですね。…難易度高い試験ですので、行けるかどうか自身無いんですが、頑張ってみます。

率直申し上げまして、2011年も特に活動内容が大きく変わる事は無さそうですが、より有意義な一年となるよう努めて参りたいと考えております。
皆様、今年も宜しくお願い致します。
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花羅

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同人イベント評論のポリシーとしては、「否定的な事は極力抑えて前向きな提言を目指す」「男性向け・女性向けの枠、地方・都会の枠に囚われない評論を目指す」の2点を常に念頭に置く所存です。
コンテンツツーリズム・アニメ聖地町おこしの研究・評論も時折やります。
どうぞ宜しくお願い致します。

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