7月24日、私は福岡市博多にて開催されし東方Projectオンリー「大(9)州東方祭」に参加させていただいた。
このオンリーは、例年北九州市小倉の「西日本総合展示場」にて開催。サークル参加数・一般参加者数共に、九州の即売会の中では極めて異例の高い動員を示し、九州第二の規模に育った即売会である(ちなみに一位は福岡ヤフードームのコミックシティ)。
東方オンリーの中でも、東京の「博麗神社例大祭」・関西の「東方紅楼夢」に次ぐ第三の規模の即売会に成長。
今回は600spを集め、また名物の「同人サークル生ライブ」を5月7日、そして即売会を5月8日と2日間開催で、大いに盛り上がる…はずだった。
しかしながら、東日本大震災の影響により3月13日開催予定であった「博麗神社例大祭」が開催中止。順延日程を5月8日と決定したものの、これは「大(9)州東方祭」の開催日…
参加サークルの約半数が、またライブ出演サークルの殆どが「博麗神社例大祭」に参加する以上、バッティング承知で開催した所で、「大(9)州東方祭」を選ぶサークルは少ないだろう。
「大(9)州東方祭」は、無念の中止順延を決断した。
とは言え、流石に土日の2日間手配できる箱は極めて少なく、会場選定には相当難航した模様だ。
最終的に、当初1日目に予定していた「同人サークル生ライブ」は、11月開催の「大(9)州東方祭」に順延。
2日目即売会の部も、会場を「博多国際センター」に変更。日程も7月24日に順延した。
勿論、コミケ前という事もあり、サークル参加するに支障を来たすサークルも少なくない。約100サークルがキャンセル(ないし11月の大(9)州東方祭への振替)を選んだ。
だが、一方で追加募集も開始。約100サークルを集め、おおよそプラスマイナスゼロ。当初の予定だった600sp規模は維持する事に成功した。
とは言え、これまでの「西日本総合展示場」よりも狭い会場。そして慣れない会場。
会場の都合もあり、これまでの「大(9)州東方祭」で見られた豊富な企画は、殆どがカットされた。
ライブは完全中止(次回に順延)、痛車展示も無し、カードゲームはフリープレイスペースを設けるだけで大会は無し。ゲーム大会も無し。名物の「チルノダンス」(所謂「踊ってみた」企画)は、即売会終了後のアフターに移しての開催。
これまでの「大(9)州東方祭」とは相当に趣の異なる即売会であった。
ここまで企画がカットされ、客足も相当に落ち込むのでは…との心配はあった。
そして迎えた当日。私は、チラシ撒き等の所用もあるため、サークル入場時間の9時よりもだいぶ早め、朝8時過ぎに会場に到着した。
この時点で、既に数百人の来場者!日程・会場変更を乗り越えて参集した、東方関係者の熱気を垣間見た。
今回の一般入場開始は10時30分だが、その時点ではおおよそ1500〜2000人が集った模様だ。小倉の例年に比べ多いか少ないかは評価が分かれそうだが、少なくとも、九州の即売会世界においては稀有の熱気を見せた。その事は間違いない。
今回の会場「国際センター」は、博多の臨港地域に立地する大型展示場。博多駅ないし天神からバスでのアクセスが便利な会場だ。
かつては九州随一の即売会として名を馳せた「コミックネットワーク」が即売会会場として利用していたが、コミックネットワークの福岡撤退後は、即売会会場として利用されることはなく、即売会としての利用は久々だ。
会場は3階建て。1階はサークル600spを配置した。
2階はテラスになっており、1階を見下ろせる吹き抜けの構造。
ここに、コスプレスペース・カードゲームコーナー・企業ブースを配置した。
コスプレ受付も2階に配置した。
今回は北陸の同人ショップ「Grep」様が参加され、当サークルの頒布作品をお引き受けいただいた事の御礼を申し上げる。
テラスを一周すると、手すりの所に注意書きの張り紙が。
「スカートの人は手すりに寄りかからないでください」「下(一階)からスカートの中が見えます!」との事。
二階が吹き抜けになってるこの会場ならではの文言だ。
今回の「大(9)州」は企画を大幅カットしたが、一つユニーク企画を新規に導入した。
それは、名古屋の東方オンリー「東方名華祭」の名物企画と化している、東方カラオケルーム「東方ラウンジ」。
名華祭で好評だったこの企画が九州出張開催、という触れ込みだ。
実に東方曲を1400曲も搭載し、サークル名・曲名の五十音順で検索可。音響・プロモーションビデオ等設備も充実し、カラオケボックス顔負けの本格派。
ここまでやって、地元の東方好きの心を掴まない訳が無い。当然の如く大盛況だった。
参加者から、次回も是非開催して!と声が上がる事は間違いないだろう。
即売会の方は、10時30分スタート。
先ず手始めに主催氏が、日程変更を乗り越え参加いただけた事への謝辞を述べる。そして大挙して押し寄せる2000人近くの来場者…。
私のサークルにも、多くの方がお越しいただき、新刊・既刊多数ご購入いただいた。売上は過去参加した即売会中、5指に入るレベルだろう。大変ありがたい話である。
ご来訪いただいた皆様に、心からの御礼を申し上げたい。
会場内のBGMは、同人サークルによる作品の持ち込み。
DJ役の方が、簡単な解説や曲紹介を述べて、流してくれる。落ち着いた渋いアナウンスが好感。
音楽サークルにとっても、「音」という形で作品を発表できる貴重な機会にもなり、音楽サークルに優しい取組みと言えよう。
今回「大(9)州」に参加し、特に感じた事は、全国各地から様々な方々が、「大(9)州」に集結している、という事。
コミケやコミックシティ・こみっく☆トレジャー、そして例大祭。東京・大阪のイベントで「全国区で人が集う」イベントは、数少ないながらも存在するが、九州で「全国区で人が集う」イベントはなかなかお目にかかれない。
お昼過ぎに、他イベント主催によるイベントアピールが行われたが、そこでアピールに立った即売会を列記しよう。
・北海道 東方神居祭
・仙台 杜の奇跡
・新潟東方祭
・東京 例大祭SP、東方仮装祭、すいかと
いっしょ
・名古屋 東方名華祭
・京都 号外!文々。新聞友の会
・大阪 コミックコミュニケーション
・広島 東方椰麟祭
・愛媛 美柑たると。
・小倉 都久志祭、大(9)州東方祭
・久留米 東方久遠境
・大野城 トイズ・マーチ
・福岡 CM―EX九州、ぼかろ☆みっくす
・熊本 幻想肥後之祭典
主催者ベースで見ても、全国各地から大(9)州に参集している事が伺えよう。
サークル参加するに当たり私が重視している事は、勿論「売上」という実利面も考慮しているが、人との「出会い」「交流」ができるか?というのも大きな要素だ。
「大(9)州東方祭」は規模の大きい即売会だが、規模が大きい分、全国各地から様々な方々が集うイベントでもある。
人の集う分、人と出会う「楽しみ」も増す。
私も「大(9)州東方祭」においては、普段お会いできない様々な方々にお会いできる事を心待ちにしていた。
「大(9)州東方祭」は、単に「売れる」イベントではなく、全国各地から参集する皆さんとの交流の場としての楽しみもあるイベントと言えよう。
今回の日程変更の主因でもある「博麗神社例大祭」も、サークル参加した。
お詫び行脚として、また過去の例大祭で頒布したグッズ在庫の売り込みも兼ねて、10人以上の大軍で押し寄せた。
段ボール何十箱レベルの、搬入量の豪快さに吹いた…というより引いたがw、例大祭スペースの華やかさも、大(9)州の盛況に華を添えたのでは無かろうか。
搬入物も、その過半が捌けたようで、例大祭側にとっても嬉しいお話だろう。
そんな感じで、終始盛り上がりつつ、「大(9)州東方祭」は無事終了。
即売会が終われば、アフターイベントの開催だ。
今回は時間が押していたようで、机椅子の撤収を、サークルに繰り返し要請。
皆もこれに応え、瞬く間に撤収終了。いよいよ名物の「踊ってみた」企画(所謂「チルノダンス」)に移行する。
今回のチルノダンスは、会場の構造上、二階から眺められる。普段は横から眺めるチルノダンスだが、上から眺めるチルノダンスもまた新鮮な味わい。
相変わらずダンサーの数は人海戦術の暴力だw
推定200人〜300人程度?以前よりも踊り手の数が明らかに増えているが、頒布時間中からアフターに持って行った事で、買い手やサークルも参加し易い環境になったのかもしれない。
「IOSYS」龍波氏がセンターに立って自ら踊り、「TAMSIC」TAM氏の曲に合わせたバイオリン演奏もあり、演出も進化している。
コスプレでの参加者も多く、「大(9)州東方祭」のアフターにふさわしい盛り上がり方だった。
(コスプレ更衣室は14時30分終了だが、チルノダンス組に限りチルノダンス後の更衣室使用も可とし、ダンサーにも配慮した)
ダンス終了後は、東日本大震災チャリティーオークション。
震災後に開催された「新潟東方祭」で取り入れ好評だった企画を九州にも導入、という構図だ。
これも相応に盛り上がり、「大(9)州東方祭」は全日程を無事終了させた。
終わってみれば、「大(9)州東方祭」は総動員数4000(関係者談)。
前回の約4700からは流石に数を落としたが、なかなかの盛り上がりだ。
ライブ・ゲーム大会・痛車等多くの企画を無くし、コミケに近接…これがマイナス要因となったのは否めない。
しかしながら、福岡市内という立地がプラス要因となり(小倉よりアクセス的に楽な参加者が多かったはず)、マイナス幅を抑えたのでは無かろうか。
マイナス幅を抑え盛り上がりを見せ、次回11月開催に繋げる事が出来たと見ている。
今回の課題は、正直余り無い。
これまでは音響のやかましさ等を問題視していたが、皮肉にもライブ等の企画が中止に追い込まれた事により、この問題点が散消した。
細かい問題点は多数あったが、会場変更・不慣れな会場の利用に起因する物多く、「会場変わらざるを得なかったから仕方ないよね」で済ませても良いレベル。触れても小姑っぽいし、当ブログで触れる必要も無いと思ったので割愛する。
これらの問題点は、元の会場に戻れば解決するだろう。
寧ろ、今回の成功を励みとし、次回11月に繋げていただきたい、と私は感じる。
既にサークル申し込みも始まり、次回に向け動き始めている。
次回11月は、当初5月予定だったが、震災の影響でなし得なかった【2日間開催】。今回以上の「祭り」を、そして更なる盛り上がりに期待したい。
このオンリーは、例年北九州市小倉の「西日本総合展示場」にて開催。サークル参加数・一般参加者数共に、九州の即売会の中では極めて異例の高い動員を示し、九州第二の規模に育った即売会である(ちなみに一位は福岡ヤフードームのコミックシティ)。
東方オンリーの中でも、東京の「博麗神社例大祭」・関西の「東方紅楼夢」に次ぐ第三の規模の即売会に成長。
今回は600spを集め、また名物の「同人サークル生ライブ」を5月7日、そして即売会を5月8日と2日間開催で、大いに盛り上がる…はずだった。
しかしながら、東日本大震災の影響により3月13日開催予定であった「博麗神社例大祭」が開催中止。順延日程を5月8日と決定したものの、これは「大(9)州東方祭」の開催日…
参加サークルの約半数が、またライブ出演サークルの殆どが「博麗神社例大祭」に参加する以上、バッティング承知で開催した所で、「大(9)州東方祭」を選ぶサークルは少ないだろう。
「大(9)州東方祭」は、無念の中止順延を決断した。
とは言え、流石に土日の2日間手配できる箱は極めて少なく、会場選定には相当難航した模様だ。
最終的に、当初1日目に予定していた「同人サークル生ライブ」は、11月開催の「大(9)州東方祭」に順延。
2日目即売会の部も、会場を「博多国際センター」に変更。日程も7月24日に順延した。
勿論、コミケ前という事もあり、サークル参加するに支障を来たすサークルも少なくない。約100サークルがキャンセル(ないし11月の大(9)州東方祭への振替)を選んだ。
だが、一方で追加募集も開始。約100サークルを集め、おおよそプラスマイナスゼロ。当初の予定だった600sp規模は維持する事に成功した。
とは言え、これまでの「西日本総合展示場」よりも狭い会場。そして慣れない会場。
会場の都合もあり、これまでの「大(9)州東方祭」で見られた豊富な企画は、殆どがカットされた。
ライブは完全中止(次回に順延)、痛車展示も無し、カードゲームはフリープレイスペースを設けるだけで大会は無し。ゲーム大会も無し。名物の「チルノダンス」(所謂「踊ってみた」企画)は、即売会終了後のアフターに移しての開催。
これまでの「大(9)州東方祭」とは相当に趣の異なる即売会であった。
ここまで企画がカットされ、客足も相当に落ち込むのでは…との心配はあった。
そして迎えた当日。私は、チラシ撒き等の所用もあるため、サークル入場時間の9時よりもだいぶ早め、朝8時過ぎに会場に到着した。
この時点で、既に数百人の来場者!日程・会場変更を乗り越えて参集した、東方関係者の熱気を垣間見た。
今回の一般入場開始は10時30分だが、その時点ではおおよそ1500〜2000人が集った模様だ。小倉の例年に比べ多いか少ないかは評価が分かれそうだが、少なくとも、九州の即売会世界においては稀有の熱気を見せた。その事は間違いない。
今回の会場「国際センター」は、博多の臨港地域に立地する大型展示場。博多駅ないし天神からバスでのアクセスが便利な会場だ。
かつては九州随一の即売会として名を馳せた「コミックネットワーク」が即売会会場として利用していたが、コミックネットワークの福岡撤退後は、即売会会場として利用されることはなく、即売会としての利用は久々だ。
会場は3階建て。1階はサークル600spを配置した。
2階はテラスになっており、1階を見下ろせる吹き抜けの構造。
ここに、コスプレスペース・カードゲームコーナー・企業ブースを配置した。
コスプレ受付も2階に配置した。
今回は北陸の同人ショップ「Grep」様が参加され、当サークルの頒布作品をお引き受けいただいた事の御礼を申し上げる。
テラスを一周すると、手すりの所に注意書きの張り紙が。
「スカートの人は手すりに寄りかからないでください」「下(一階)からスカートの中が見えます!」との事。
二階が吹き抜けになってるこの会場ならではの文言だ。
今回の「大(9)州」は企画を大幅カットしたが、一つユニーク企画を新規に導入した。
それは、名古屋の東方オンリー「東方名華祭」の名物企画と化している、東方カラオケルーム「東方ラウンジ」。
名華祭で好評だったこの企画が九州出張開催、という触れ込みだ。
実に東方曲を1400曲も搭載し、サークル名・曲名の五十音順で検索可。音響・プロモーションビデオ等設備も充実し、カラオケボックス顔負けの本格派。
ここまでやって、地元の東方好きの心を掴まない訳が無い。当然の如く大盛況だった。
参加者から、次回も是非開催して!と声が上がる事は間違いないだろう。
即売会の方は、10時30分スタート。
先ず手始めに主催氏が、日程変更を乗り越え参加いただけた事への謝辞を述べる。そして大挙して押し寄せる2000人近くの来場者…。
私のサークルにも、多くの方がお越しいただき、新刊・既刊多数ご購入いただいた。売上は過去参加した即売会中、5指に入るレベルだろう。大変ありがたい話である。
ご来訪いただいた皆様に、心からの御礼を申し上げたい。
会場内のBGMは、同人サークルによる作品の持ち込み。
DJ役の方が、簡単な解説や曲紹介を述べて、流してくれる。落ち着いた渋いアナウンスが好感。
音楽サークルにとっても、「音」という形で作品を発表できる貴重な機会にもなり、音楽サークルに優しい取組みと言えよう。
今回「大(9)州」に参加し、特に感じた事は、全国各地から様々な方々が、「大(9)州」に集結している、という事。
コミケやコミックシティ・こみっく☆トレジャー、そして例大祭。東京・大阪のイベントで「全国区で人が集う」イベントは、数少ないながらも存在するが、九州で「全国区で人が集う」イベントはなかなかお目にかかれない。
お昼過ぎに、他イベント主催によるイベントアピールが行われたが、そこでアピールに立った即売会を列記しよう。
・北海道 東方神居祭
・仙台 杜の奇跡
・新潟東方祭
・東京 例大祭SP、東方仮装祭、すいかと
いっしょ
・名古屋 東方名華祭
・京都 号外!文々。新聞友の会
・大阪 コミックコミュニケーション
・広島 東方椰麟祭
・愛媛 美柑たると。
・小倉 都久志祭、大(9)州東方祭
・久留米 東方久遠境
・大野城 トイズ・マーチ
・福岡 CM―EX九州、ぼかろ☆みっくす
・熊本 幻想肥後之祭典
主催者ベースで見ても、全国各地から大(9)州に参集している事が伺えよう。
サークル参加するに当たり私が重視している事は、勿論「売上」という実利面も考慮しているが、人との「出会い」「交流」ができるか?というのも大きな要素だ。
「大(9)州東方祭」は規模の大きい即売会だが、規模が大きい分、全国各地から様々な方々が集うイベントでもある。
人の集う分、人と出会う「楽しみ」も増す。
私も「大(9)州東方祭」においては、普段お会いできない様々な方々にお会いできる事を心待ちにしていた。
「大(9)州東方祭」は、単に「売れる」イベントではなく、全国各地から参集する皆さんとの交流の場としての楽しみもあるイベントと言えよう。
今回の日程変更の主因でもある「博麗神社例大祭」も、サークル参加した。
お詫び行脚として、また過去の例大祭で頒布したグッズ在庫の売り込みも兼ねて、10人以上の大軍で押し寄せた。
段ボール何十箱レベルの、搬入量の豪快さに吹いた…というより引いたがw、例大祭スペースの華やかさも、大(9)州の盛況に華を添えたのでは無かろうか。
搬入物も、その過半が捌けたようで、例大祭側にとっても嬉しいお話だろう。
そんな感じで、終始盛り上がりつつ、「大(9)州東方祭」は無事終了。
即売会が終われば、アフターイベントの開催だ。
今回は時間が押していたようで、机椅子の撤収を、サークルに繰り返し要請。
皆もこれに応え、瞬く間に撤収終了。いよいよ名物の「踊ってみた」企画(所謂「チルノダンス」)に移行する。
今回のチルノダンスは、会場の構造上、二階から眺められる。普段は横から眺めるチルノダンスだが、上から眺めるチルノダンスもまた新鮮な味わい。
相変わらずダンサーの数は人海戦術の暴力だw
推定200人〜300人程度?以前よりも踊り手の数が明らかに増えているが、頒布時間中からアフターに持って行った事で、買い手やサークルも参加し易い環境になったのかもしれない。
「IOSYS」龍波氏がセンターに立って自ら踊り、「TAMSIC」TAM氏の曲に合わせたバイオリン演奏もあり、演出も進化している。
コスプレでの参加者も多く、「大(9)州東方祭」のアフターにふさわしい盛り上がり方だった。
(コスプレ更衣室は14時30分終了だが、チルノダンス組に限りチルノダンス後の更衣室使用も可とし、ダンサーにも配慮した)
ダンス終了後は、東日本大震災チャリティーオークション。
震災後に開催された「新潟東方祭」で取り入れ好評だった企画を九州にも導入、という構図だ。
これも相応に盛り上がり、「大(9)州東方祭」は全日程を無事終了させた。
終わってみれば、「大(9)州東方祭」は総動員数4000(関係者談)。
前回の約4700からは流石に数を落としたが、なかなかの盛り上がりだ。
ライブ・ゲーム大会・痛車等多くの企画を無くし、コミケに近接…これがマイナス要因となったのは否めない。
しかしながら、福岡市内という立地がプラス要因となり(小倉よりアクセス的に楽な参加者が多かったはず)、マイナス幅を抑えたのでは無かろうか。
マイナス幅を抑え盛り上がりを見せ、次回11月開催に繋げる事が出来たと見ている。
今回の課題は、正直余り無い。
これまでは音響のやかましさ等を問題視していたが、皮肉にもライブ等の企画が中止に追い込まれた事により、この問題点が散消した。
細かい問題点は多数あったが、会場変更・不慣れな会場の利用に起因する物多く、「会場変わらざるを得なかったから仕方ないよね」で済ませても良いレベル。触れても小姑っぽいし、当ブログで触れる必要も無いと思ったので割愛する。
これらの問題点は、元の会場に戻れば解決するだろう。
寧ろ、今回の成功を励みとし、次回11月に繋げていただきたい、と私は感じる。
既にサークル申し込みも始まり、次回に向け動き始めている。
次回11月は、当初5月予定だったが、震災の影響でなし得なかった【2日間開催】。今回以上の「祭り」を、そして更なる盛り上がりに期待したい。