名古屋の東方ジャンルは、他の地域ではなかなか見られぬ、異様なまでの熱気を感じる。
名古屋のオールジャンル同人誌即売会「コミックライブin名古屋」では、数年前から、東方が最大級勢力として君臨している。
勿論、ヘタリアや黒バスといった旬のジャンルに抜かれる事もあるが、それでも、総参加サークルの1〜2割は常時占めており、その勢力も、数年来安定している。
また、東方のコスプレイヤーも多く、オタ店の集う大須の街では、地元の理解も大きそうだが、コスプレイヤーも闊歩。今日も幽々子さまを大須で見かけたw
勿論、普段の即売会でも、名古屋が元々コスプレイヤーの盛んな土地柄という事も相乗効果となっていようが、東方コスは非常に多い。
また、クラブイベントやライブイベントが盛んなのも、この地の特徴だ。確認できるだけでも年数回以上は、市内どこかしらで、これらのイベントが開かれているようだ。
しかしながら、こと「東方オンリー」という部分になると、名古屋は他地域の後塵を拝していた。
名古屋では「東方名月祭」や「東方絢文禄」などの東方オンリーが開催され、200sp台を集め安定している。
しかしながら、九州「大9州東方祭」(600sp台)は元より、広島「東方椰麟祭」(300sp前後)にもかわされる。
これだけ東方の盛んな土地柄であるにも関わらず、である。
名古屋並びに東海地方の人口、加えて当地の熱気も考えると、大9州に迫る規模のサークル数を集めても、本来不思議は無いはずなのだが…
東方の熱気や人口の割には、オンリーの規模は小さめ。
その理由としては、会場容量の問題が大きいだろう。
かつて他のオンリーで用いた「ガイシフォーラム」は150spが限界、名古屋駅近くの「ウインクあいち」も350spが限度だろう。
1000spまでなら何とか行けそうな、大9州会場・西日本総合展示場とは、比ぶべくもない。
東方の熱気に対応し得る適切な会場が、他地域に比べ見当たらなかった、というべきだろうか。
実際、4月開催の「東方名華祭」は、名古屋臨海部の大会場・ポートメッセ名古屋に会場を移し開催。併設の東方キャラオンリーと合わせ400sp規模が集っている。
今回開催された「幻想郷サミット」は、名古屋の東方熱気に対応し得る会場が不足しがちで、即売会/会場側が、当地の東方熱気を充分吸収し切れていない状況。そんな中、新たなアプローチとして開催された東方オンリー、という文脈にて私は捉えている。
会場の「名古屋国際会議場」も、これまで即売会会場としては殆ど用いられてこなかった。
一応、「コミティアin名古屋」が利用していたが、これは落ち着いた雰囲気の即売会。
東方のような熱気が異様なジャンルで、果たして耐えられるのか?
名古屋の即売会関係者にとっても大きな「挑戦」だったようで、とある古参のスタッフ氏は、今日を無事に終えれば今後にも繋がる、と気合い充分だった。
しかし一番のチャレンジャーは、主催氏ご本人だろう。
主催氏は、他のオンリーイベントでスタッフとしての経験は積んできたものの、主催としてはこのイベントの立ち上げが「初めて」である。
そして、利用する会場も、東方オンリーとしては「初めて」の体験…。
そして、「初めて」開催のイベントが、200spと大きい規模のオンリーイベント…
何の実績も無い、初めて主催に挑む人間が、いきなり200sp規模のイベントを営むという、極めて異例の展開だ。
サークルだって、言っちゃ悪いが海のものとも山のものとも分からぬ主催に、身を委ねるのも勇気がいる。
様子見で、参加を控えるサークルもいておかしくはない。
初主催の人間は、実績面や信頼性の部分で、どうしても、ハンディを抱える。
もしサークル集めに失敗したら、あの広い会場だ。会場代だって、決して馬鹿にならない。大赤字必死だ。
主催が抱えるリスクは極めて大きい。余程の覚悟が無ければ、主催として名乗りは上げられない筈だ。
正直、よくこの会場この規模で、立つ気になったな…というのが私の本音だ。
STRIKE HOLEがサークル参戦を決意したのは、主催氏のそういう「覚悟」を感じたからである。
余り大した協力はできなかったが、イベント運営の都合上【参加サークル以外のチラシ配布が不可】であったニコニコ超会議内「東方不敗小町」で、チラシ配布を主催に代わり受け持った事もある。
主催氏も、主催初心者たるハンディキャップを、積極的に告知を図る事で跳ね退けた。
昨年4月以降、全国各地津々浦々の東方オンリーでチラシを配布。日本全国殆ど全ての東方オンリーや男性向けオールジャンルを網羅した。
これに比肩する告知努力を行った即売会は、広島「東方椰麟祭」や京都「文々新聞。友の会」ぐらいだろうか。
これらの即売会同様、主催初心者たるハンディを、猛烈な告知努力でカバーした、という構図だ。
加えて、名古屋における東方の熱気も、主催には追い風となっていよう。
結果、今回の「幻想郷サミット」は、プチオンリーを含め、219サークル・227spのサークルを集め、無事に結果を残せた。
後は当日の運営だが…先述した名古屋同人界の「今後」を見据えた古参スタッフのお手伝いもあった。
また、古参スタッフ並びに主催氏自身の、これまでのスタッフとしての経験の中で培われた「人脈」もあり、多くの優秀かつ経験豊富なスタッフが、お手伝いとして参戦した。
脇を固めるスタッフに優秀な方が多かった事もあり、大過無くイベントは終了した。
無事にこの会場でのオンリーを終えた事は、今後この会場を即売会として利用できる目処が付いた、という事。極めて意義深い成果である。
主催も、力を尽くしてくれたスタッフに、感謝しなければならない。
主催氏の努力と熱意は、特筆すべきものではあるが、主催氏一人ではイベントは成り立たない。
皆の力をお借りしたからこそ、今日この日を迎えられる事に、思いを馳せていただきたい。
ただ、当日はスタッフの力もあり形にはできたものの、イベント開催「以前」の部分…主催自身の職掌となる範囲に、反省点が目立ったとは思う。
多分他のスタッフから、後で反省会の時に突っ込まれるだろうからw、ここでは余り深く触れないつもりだが…
一つは、新刊見本誌提出の基準が曖昧だった事。
要項には、「今日初売りのもの」と謳いつつ「これまで見本誌チェックを受けてないもの」ともある。
これだと、私のように前週の「御射宮司祭」(このイベントは見本誌チェック無し)で新刊出している者はどうするのか?。
案内文の内容が矛盾しているので、今後は統一性を心がけていただきたい。
POPを事前に用意してなかったのか、全量手書きで対応していた点も、反省材料だ。
当日スタッフが必死に手書きPOPを作成して対応していたが、文字も細く見えにくい。
某スタッフの描いた、フランちゃんのイラスト付本部POPは味があって良かったが…とは言え、スタッフ達に余計な負担をかけているのは事実だろう。
ここも反省点だろう。
この辺りは、初主催ゆえの経験の無さが災いしているように思う。
主催経験を重ねた人間ならば、もう少し上手に対応できたと思う。
回を重ねればまた違うだろうし、次回以降改まる事に期待したい。
(POPに関しては、他のイベントがどう貼っているか研究いただく事もお勧めする。他のイベントをスタッフとしてお手伝いするのも良いが、たまにはスタッフの立場を離れ、一般ないしサークルの立場で、運営から一歩離れてイベントを眺めてみてはどうだろうか?違った「気付き」が生まれる筈だ。)
当日の概況を、簡単に申し上げたい。
初動の待機列は、おおよそ500人ぐらいだろうか。
名古屋での東方の熱気に加え、当地での単独開催の東方オンリーは久々という事もあり、一般参加者の期待も、心なしか高そうだ。
とは言え来場者が初動に集中する訳でもなく、14時30分の終了まで入れ替わり立ち替わりの来場。遠征組などが、少し遅めに訪れているのだろうか。
国際会議場「白鳥ホール」は、200spを収容し得るキャパシティの大きな箱であるにも関わらず、常時人で充満し、盛況だった。
会場外には、【イベントアピールボード】という企画が。
主催として告知業務に力を注いだ主催氏ならではの発想、と言えようか。
ボードにポスターやチラシを貼り、視覚的にアピールできる点が、他イベントの主催にとっては有り難い。
大9州東方祭などは、「スタッフ募集!」のポスターまで貼っていたw
勿論、チラシ置き場や主催によるイベントアピールタイムも健在で、これらと併用する事で、更なる告知効果を図れるだろう。
会場内を見渡すと、様々な地域の東方オンリーでチラシを撒いた成果だろうが、遠征サークルも少なくない。よくお会いするサークルさんが、あちこちにいらっしゃるw
だが、地元在住のサークルも、結構多いなとも感じた。
理由の一つとして、色紙を頒布する【色紙サークル】が多く目に付いた事が挙げられる。
昨年末、「コミックライブin名古屋」に参加した時、私は色紙サークルの多さを指摘した。色紙が、一つのトレンドなのだろう。
今回の「幻想郷サミット」の色紙サークルも、「コミックライブin名古屋」の傾向を継いでいると考えるのが自然だろう。
色紙サークルの多さは、地元サークルの多さを示している、とも言えよう。
13時に入ると、「音楽サークルアピールタイム」という事で、コスプレ広場の一角を借りて、そこでアピールする形式。
自身作品のアピールに工夫を要するであろう音楽サークルに、作品をアピールできる場を設けるという趣旨だ。
バイオリンやピアノの生演奏あり、レコーディングされた作品をそのまま流すサークルさんあり、アピール形態は様々だ。
ただ、その場で生演奏できるサークルは、人が集まり非常に盛り上がるが、それ故に、逆に「その場で演奏できなきゃ駄目なの?」と錯覚しそう。
生演奏じゃないサークルさんにとっては、かえって敷居が高くなってしまうかもしれない。
尚、音響はほぼ完璧だった。会場内に生演奏が流れても、BGMレベルの音量で、頒布への影響も無い。音響担当スタッフが常駐し、ボリュームの微調整を図っていたのが大きかった模様だ。
14時過ぎには、イベント合同の合同誌+クリアファイルの頒布。
一時長蛇の列ができ、急遽頒布箇所を移す一幕も。
内容は、早苗・妖夢両プチオンリー参加サークルから、原稿を集めての記念合同誌。
主催が、プチオンリー参加サークルに、献本分を配り歩いていたw
こうして「幻想郷サミット」は、無事にかつ盛況の内に幕を閉じた。
主催が初心者たる事が災いし、細かい部分で粗が多々あったのは否定しない。
しかし、それを差し引いても、初主催で200sp規模を成功させたのはたいしたもの。
日頃からの努力が実ったと言えよう。
次回は来年2月開催予定。
今回上がるであろう反省点を踏まえ、更にパワーアップした「幻想郷サミット」を見せてほしいものである。
名古屋のオールジャンル同人誌即売会「コミックライブin名古屋」では、数年前から、東方が最大級勢力として君臨している。
勿論、ヘタリアや黒バスといった旬のジャンルに抜かれる事もあるが、それでも、総参加サークルの1〜2割は常時占めており、その勢力も、数年来安定している。
また、東方のコスプレイヤーも多く、オタ店の集う大須の街では、地元の理解も大きそうだが、コスプレイヤーも闊歩。今日も幽々子さまを大須で見かけたw
勿論、普段の即売会でも、名古屋が元々コスプレイヤーの盛んな土地柄という事も相乗効果となっていようが、東方コスは非常に多い。
また、クラブイベントやライブイベントが盛んなのも、この地の特徴だ。確認できるだけでも年数回以上は、市内どこかしらで、これらのイベントが開かれているようだ。
しかしながら、こと「東方オンリー」という部分になると、名古屋は他地域の後塵を拝していた。
名古屋では「東方名月祭」や「東方絢文禄」などの東方オンリーが開催され、200sp台を集め安定している。
しかしながら、九州「大9州東方祭」(600sp台)は元より、広島「東方椰麟祭」(300sp前後)にもかわされる。
これだけ東方の盛んな土地柄であるにも関わらず、である。
名古屋並びに東海地方の人口、加えて当地の熱気も考えると、大9州に迫る規模のサークル数を集めても、本来不思議は無いはずなのだが…
東方の熱気や人口の割には、オンリーの規模は小さめ。
その理由としては、会場容量の問題が大きいだろう。
かつて他のオンリーで用いた「ガイシフォーラム」は150spが限界、名古屋駅近くの「ウインクあいち」も350spが限度だろう。
1000spまでなら何とか行けそうな、大9州会場・西日本総合展示場とは、比ぶべくもない。
東方の熱気に対応し得る適切な会場が、他地域に比べ見当たらなかった、というべきだろうか。
実際、4月開催の「東方名華祭」は、名古屋臨海部の大会場・ポートメッセ名古屋に会場を移し開催。併設の東方キャラオンリーと合わせ400sp規模が集っている。
今回開催された「幻想郷サミット」は、名古屋の東方熱気に対応し得る会場が不足しがちで、即売会/会場側が、当地の東方熱気を充分吸収し切れていない状況。そんな中、新たなアプローチとして開催された東方オンリー、という文脈にて私は捉えている。
会場の「名古屋国際会議場」も、これまで即売会会場としては殆ど用いられてこなかった。
一応、「コミティアin名古屋」が利用していたが、これは落ち着いた雰囲気の即売会。
東方のような熱気が異様なジャンルで、果たして耐えられるのか?
名古屋の即売会関係者にとっても大きな「挑戦」だったようで、とある古参のスタッフ氏は、今日を無事に終えれば今後にも繋がる、と気合い充分だった。
しかし一番のチャレンジャーは、主催氏ご本人だろう。
主催氏は、他のオンリーイベントでスタッフとしての経験は積んできたものの、主催としてはこのイベントの立ち上げが「初めて」である。
そして、利用する会場も、東方オンリーとしては「初めて」の体験…。
そして、「初めて」開催のイベントが、200spと大きい規模のオンリーイベント…
何の実績も無い、初めて主催に挑む人間が、いきなり200sp規模のイベントを営むという、極めて異例の展開だ。
サークルだって、言っちゃ悪いが海のものとも山のものとも分からぬ主催に、身を委ねるのも勇気がいる。
様子見で、参加を控えるサークルもいておかしくはない。
初主催の人間は、実績面や信頼性の部分で、どうしても、ハンディを抱える。
もしサークル集めに失敗したら、あの広い会場だ。会場代だって、決して馬鹿にならない。大赤字必死だ。
主催が抱えるリスクは極めて大きい。余程の覚悟が無ければ、主催として名乗りは上げられない筈だ。
正直、よくこの会場この規模で、立つ気になったな…というのが私の本音だ。
STRIKE HOLEがサークル参戦を決意したのは、主催氏のそういう「覚悟」を感じたからである。
余り大した協力はできなかったが、イベント運営の都合上【参加サークル以外のチラシ配布が不可】であったニコニコ超会議内「東方不敗小町」で、チラシ配布を主催に代わり受け持った事もある。
主催氏も、主催初心者たるハンディキャップを、積極的に告知を図る事で跳ね退けた。
昨年4月以降、全国各地津々浦々の東方オンリーでチラシを配布。日本全国殆ど全ての東方オンリーや男性向けオールジャンルを網羅した。
これに比肩する告知努力を行った即売会は、広島「東方椰麟祭」や京都「文々新聞。友の会」ぐらいだろうか。
これらの即売会同様、主催初心者たるハンディを、猛烈な告知努力でカバーした、という構図だ。
加えて、名古屋における東方の熱気も、主催には追い風となっていよう。
結果、今回の「幻想郷サミット」は、プチオンリーを含め、219サークル・227spのサークルを集め、無事に結果を残せた。
後は当日の運営だが…先述した名古屋同人界の「今後」を見据えた古参スタッフのお手伝いもあった。
また、古参スタッフ並びに主催氏自身の、これまでのスタッフとしての経験の中で培われた「人脈」もあり、多くの優秀かつ経験豊富なスタッフが、お手伝いとして参戦した。
脇を固めるスタッフに優秀な方が多かった事もあり、大過無くイベントは終了した。
無事にこの会場でのオンリーを終えた事は、今後この会場を即売会として利用できる目処が付いた、という事。極めて意義深い成果である。
主催も、力を尽くしてくれたスタッフに、感謝しなければならない。
主催氏の努力と熱意は、特筆すべきものではあるが、主催氏一人ではイベントは成り立たない。
皆の力をお借りしたからこそ、今日この日を迎えられる事に、思いを馳せていただきたい。
ただ、当日はスタッフの力もあり形にはできたものの、イベント開催「以前」の部分…主催自身の職掌となる範囲に、反省点が目立ったとは思う。
多分他のスタッフから、後で反省会の時に突っ込まれるだろうからw、ここでは余り深く触れないつもりだが…
一つは、新刊見本誌提出の基準が曖昧だった事。
要項には、「今日初売りのもの」と謳いつつ「これまで見本誌チェックを受けてないもの」ともある。
これだと、私のように前週の「御射宮司祭」(このイベントは見本誌チェック無し)で新刊出している者はどうするのか?。
案内文の内容が矛盾しているので、今後は統一性を心がけていただきたい。
POPを事前に用意してなかったのか、全量手書きで対応していた点も、反省材料だ。
当日スタッフが必死に手書きPOPを作成して対応していたが、文字も細く見えにくい。
某スタッフの描いた、フランちゃんのイラスト付本部POPは味があって良かったが…とは言え、スタッフ達に余計な負担をかけているのは事実だろう。
ここも反省点だろう。
この辺りは、初主催ゆえの経験の無さが災いしているように思う。
主催経験を重ねた人間ならば、もう少し上手に対応できたと思う。
回を重ねればまた違うだろうし、次回以降改まる事に期待したい。
(POPに関しては、他のイベントがどう貼っているか研究いただく事もお勧めする。他のイベントをスタッフとしてお手伝いするのも良いが、たまにはスタッフの立場を離れ、一般ないしサークルの立場で、運営から一歩離れてイベントを眺めてみてはどうだろうか?違った「気付き」が生まれる筈だ。)
当日の概況を、簡単に申し上げたい。
初動の待機列は、おおよそ500人ぐらいだろうか。
名古屋での東方の熱気に加え、当地での単独開催の東方オンリーは久々という事もあり、一般参加者の期待も、心なしか高そうだ。
とは言え来場者が初動に集中する訳でもなく、14時30分の終了まで入れ替わり立ち替わりの来場。遠征組などが、少し遅めに訪れているのだろうか。
国際会議場「白鳥ホール」は、200spを収容し得るキャパシティの大きな箱であるにも関わらず、常時人で充満し、盛況だった。
会場外には、【イベントアピールボード】という企画が。
主催として告知業務に力を注いだ主催氏ならではの発想、と言えようか。
ボードにポスターやチラシを貼り、視覚的にアピールできる点が、他イベントの主催にとっては有り難い。
大9州東方祭などは、「スタッフ募集!」のポスターまで貼っていたw
勿論、チラシ置き場や主催によるイベントアピールタイムも健在で、これらと併用する事で、更なる告知効果を図れるだろう。
会場内を見渡すと、様々な地域の東方オンリーでチラシを撒いた成果だろうが、遠征サークルも少なくない。よくお会いするサークルさんが、あちこちにいらっしゃるw
だが、地元在住のサークルも、結構多いなとも感じた。
理由の一つとして、色紙を頒布する【色紙サークル】が多く目に付いた事が挙げられる。
昨年末、「コミックライブin名古屋」に参加した時、私は色紙サークルの多さを指摘した。色紙が、一つのトレンドなのだろう。
今回の「幻想郷サミット」の色紙サークルも、「コミックライブin名古屋」の傾向を継いでいると考えるのが自然だろう。
色紙サークルの多さは、地元サークルの多さを示している、とも言えよう。
13時に入ると、「音楽サークルアピールタイム」という事で、コスプレ広場の一角を借りて、そこでアピールする形式。
自身作品のアピールに工夫を要するであろう音楽サークルに、作品をアピールできる場を設けるという趣旨だ。
バイオリンやピアノの生演奏あり、レコーディングされた作品をそのまま流すサークルさんあり、アピール形態は様々だ。
ただ、その場で生演奏できるサークルは、人が集まり非常に盛り上がるが、それ故に、逆に「その場で演奏できなきゃ駄目なの?」と錯覚しそう。
生演奏じゃないサークルさんにとっては、かえって敷居が高くなってしまうかもしれない。
尚、音響はほぼ完璧だった。会場内に生演奏が流れても、BGMレベルの音量で、頒布への影響も無い。音響担当スタッフが常駐し、ボリュームの微調整を図っていたのが大きかった模様だ。
14時過ぎには、イベント合同の合同誌+クリアファイルの頒布。
一時長蛇の列ができ、急遽頒布箇所を移す一幕も。
内容は、早苗・妖夢両プチオンリー参加サークルから、原稿を集めての記念合同誌。
主催が、プチオンリー参加サークルに、献本分を配り歩いていたw
こうして「幻想郷サミット」は、無事にかつ盛況の内に幕を閉じた。
主催が初心者たる事が災いし、細かい部分で粗が多々あったのは否定しない。
しかし、それを差し引いても、初主催で200sp規模を成功させたのはたいしたもの。
日頃からの努力が実ったと言えよう。
次回は来年2月開催予定。
今回上がるであろう反省点を踏まえ、更にパワーアップした「幻想郷サミット」を見せてほしいものである。