前回記事にて、10月20日は名古屋ボカロオンリーに参加した旨申し上げた。
ただ、実のところ私は、岐阜のオールジャンル同人誌即売会「まいこみ岐阜」にもサークルとして参加していた。
開場当初は友人に売り子を任せ、ある程度ボカロオンリーを見た後でのハシゴである。
13時頃に、岐阜の会場に到着した。
この即売会は、まいこみ準備会名義での主催となっているが…
この即売会を語る上で、どうしても避けて通れないのが、2010年秋に、滋賀県米原市で開催された同人誌即売会「まいばらこみゅにけっと」である。
当ブログでも記事を書かせていただいたが(「9/19 まいばらこみゅにけっと2010&まいこみ東方祭」 http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51683041.html)、「まいばらこみゅにけっと」は、長年即売会空白区であった米原市に新たに立ち上がった即売会でありながら、併催イベントと合わせ米原の即売会全盛期を凌ぐ230sp規模の盛況。大成功を収めた即売会であった。
残念ながら「まいばらこみゅにけっと」はこの時の1回限りとなってしまったが…「まいばらこみゅにけっと」の「まいこみ準備会」が、今回の「まいこみ岐阜」を主催している。
「まいばらこみゅにけっと」は、「まいこみ岐阜」の前身的存在、ルーツとも言えるだろう。
私がこの即売会への参加を即断したのは、「まいばらこみゅにけっと」に参加しての楽しい思い出を、再び味わえるかも…という期待感が本音だろう。
(それ以外にも、主催氏には個人的に色々お世話になってまして…その義理もあるんで、日頃のご恩返しを兼ねて参加、という側面もあるが…)
「まいこみ岐阜」会場の【日の丸会館】は、名鉄岐阜駅から北に徒歩15分。
バスの本数も多く、アクセスは悪くないが、街中の商店街のロケーションで、建物も商店街に同化しているため、却って分かりにくいw
(1回行って場所を把握していれば迷う心配は無いが、初見の身には、やや難易度高めか?)
岐阜の同人誌即売会においては、昔はよく使われていた会場らしく、相当に年季が入っている。
一階が日の丸タクシーの車庫&有料駐車場であり、二階の会議室が会場となる。
二階に通ずる階段を上がり、パンフレットを購入し、いざ会場入り。
ノベルティで、パンフレットにお菓子が付いて来る。
うまい棒やチロルチョコなどのちょっとしたお菓子の詰め合わせ的なものだが、お気持ちとして、有り難く頂戴したい。
11時の開場時点では、雨天もあり大して来訪者はいなかったが、11時30分〜12時頃からちょくちょく増えてきたとの事。
もちろん、230spの米原とは、規模も場所も違う。
(今回の「まいこみ岐阜」は、32サークル43sp。岐阜のオールジャンルにおいては標準的な規模)
米原のように「地元のみならず関西・名古屋・北陸から人が押し寄せる」という感じではなく、地元同人者の参加中心で、参加者も米原に比べ少ないのは当然だ。
人の出入りが増えたと言っても、東方オンリーのような人でごった返す状況ではなく、40sp規模の即売会なりの人出であろうか。
常時誰かしらがサークルを巡回し、作品を読んだり話しかけたりしてくれたような状況なので、サークルとしては、退屈はしなかったし、手応えもあったと思う。
ジャンル傾向としては、東方が最大手で3割を超えている。
他には、服飾・アクセサリーや艦これ、プリキュアが目立つも、全般的にバラけていたと思う。
来場者は高校生から年寄りまで様々、男女比半々。地域密着型の即売会は、若い女の子ばかりというのが相場だが、この即売会においては、年長者や男性の参加も目立つのが特徴的だ。
…この辺りの傾向は、実は以前参加した「岐阜コミケ」に近似している。
岐阜コミケも、老若男女問わずの参加が目立っていた。
もしかしたらこれは、岐阜の即売会全般に共通する傾向なのだろうか?
他の岐阜の即売会にも足を運び、もう少し注視してみたい、特徴的な傾向である。
ただ、「岐阜コミケ」との違いを挙げるとするならば、まいこみは若手がやや少なめ、そして、その分年長者が多めだったところだろうか。
地方の即売会では、若手女性のサークルさんだと、サークルペーパーをチラシ置き場に置く傾向にあるが、今回はそれが皆無だった。若手のサークル参加が少なかった事を裏付ける出来事である。
まいこみは、会場の広さに余裕が無い事もあり、コスプレを許可していない。
コスプレイヤーは若者に多いが、コスプレ無しという事が、若者の参加を減らしているのかもしれない。
そしてその代わり、年長者の参加が多めになる。
地方の即売会は、どうしても若手中心になりがちで、年長者を取り込めないイベントが多い。
だが、この事こそが、少子化の進行と共にサークル参加数の目減りを起こし、各即売会の苦戦する要因となっている。
他の即売会がなかなか呼び込めない、年長者を呼び込めている点が、この即売会の特色であり、強みでもある。
ただ逆に言えば、若手の取り込みこそが、この即売会の課題ともなる。
年長者の参加が多めという事は、地方即売会の主力担い手たる若い世代を、まだまだ呼び込めていない、と見ることも出来る。
年長者ばかりだと新陳代謝無く、バランスも良くない。若手の参加をもっと増やせないか?とも思った。
今回出色の企画に、「ラミカ体験コーナー」というものがあった。中学生高校生の女の子がラミカの制作体験に挑んでいた。
この企画は、今までサークルとして作品制作に携わる事のなかった若い世代に、作品づくりのを楽しさを知って貰うきっかけになる。
一般参加の方が、作品づくりの楽しさを知り、次からサークルとして参加しよう!と思い立てばしめたものである。
未来のサークルの掘り起こしに繋がり、その点で期待の持てる取り組みだ。
今は若い参加者は余り多くないが、若者の集うゲーセンやオフ会・本屋等、地域密着の告知を強化すれば、若い一般参加者も増えるだろう。
その時こそ、このラミカ企画も、より効果を発揮し、若い人達のサークル参加を促せるようになるだろう。
今回の「まいこみ岐阜」で私が気になっていた点は、「この即売会、今後も続くのか?」という事。
2010年米原の事例を思い起こすと、即売会としては大変素晴らしいものではあったが、200sp超は大掛かりになりすぎ、かえって継続が難しくなってしまった。
主催がサークル者でもあり、サークル活動との両立という点でも、厳しいものがあったのかもしれない。
この米原の前例を岐阜に当てはめると…即売会としてはまあ成果を出し成功するのだろうが、今後もちゃんと続くのか?そういう心配を抱いた。
即売会というもの、何度も継続して開く事で、その地域における同人文化は育っていく。
できれば岐阜は継続開催を目指し、岐阜の同人界隈を育てて欲しい…そんな風に考えていた。
即売会の出来は、ちゃんとやってくれるから心配要らないとして、それを継続し得るかどうか?そこに私は着目していた。
しかしながらそこは杞憂だった模様で、次回3月9日の開催が発表された。
会場内にて、次回受付も行われた。
40sp規模なら、米原ほどには負担とならずに済む。サークル活動との両立もできそうだ。
継続開催の目処も付き、継続を望む身としてはひと安心と言ったところか?
今後も継続しての開催を通じ、岐阜同人界隈の発展に寄与する事を願っている。
ただ、実のところ私は、岐阜のオールジャンル同人誌即売会「まいこみ岐阜」にもサークルとして参加していた。
開場当初は友人に売り子を任せ、ある程度ボカロオンリーを見た後でのハシゴである。
13時頃に、岐阜の会場に到着した。
この即売会は、まいこみ準備会名義での主催となっているが…
この即売会を語る上で、どうしても避けて通れないのが、2010年秋に、滋賀県米原市で開催された同人誌即売会「まいばらこみゅにけっと」である。
当ブログでも記事を書かせていただいたが(「9/19 まいばらこみゅにけっと2010&まいこみ東方祭」 http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51683041.html)、「まいばらこみゅにけっと」は、長年即売会空白区であった米原市に新たに立ち上がった即売会でありながら、併催イベントと合わせ米原の即売会全盛期を凌ぐ230sp規模の盛況。大成功を収めた即売会であった。
残念ながら「まいばらこみゅにけっと」はこの時の1回限りとなってしまったが…「まいばらこみゅにけっと」の「まいこみ準備会」が、今回の「まいこみ岐阜」を主催している。
「まいばらこみゅにけっと」は、「まいこみ岐阜」の前身的存在、ルーツとも言えるだろう。
私がこの即売会への参加を即断したのは、「まいばらこみゅにけっと」に参加しての楽しい思い出を、再び味わえるかも…という期待感が本音だろう。
(それ以外にも、主催氏には個人的に色々お世話になってまして…その義理もあるんで、日頃のご恩返しを兼ねて参加、という側面もあるが…)
「まいこみ岐阜」会場の【日の丸会館】は、名鉄岐阜駅から北に徒歩15分。
バスの本数も多く、アクセスは悪くないが、街中の商店街のロケーションで、建物も商店街に同化しているため、却って分かりにくいw
(1回行って場所を把握していれば迷う心配は無いが、初見の身には、やや難易度高めか?)
岐阜の同人誌即売会においては、昔はよく使われていた会場らしく、相当に年季が入っている。
一階が日の丸タクシーの車庫&有料駐車場であり、二階の会議室が会場となる。
二階に通ずる階段を上がり、パンフレットを購入し、いざ会場入り。
ノベルティで、パンフレットにお菓子が付いて来る。
うまい棒やチロルチョコなどのちょっとしたお菓子の詰め合わせ的なものだが、お気持ちとして、有り難く頂戴したい。
11時の開場時点では、雨天もあり大して来訪者はいなかったが、11時30分〜12時頃からちょくちょく増えてきたとの事。
もちろん、230spの米原とは、規模も場所も違う。
(今回の「まいこみ岐阜」は、32サークル43sp。岐阜のオールジャンルにおいては標準的な規模)
米原のように「地元のみならず関西・名古屋・北陸から人が押し寄せる」という感じではなく、地元同人者の参加中心で、参加者も米原に比べ少ないのは当然だ。
人の出入りが増えたと言っても、東方オンリーのような人でごった返す状況ではなく、40sp規模の即売会なりの人出であろうか。
常時誰かしらがサークルを巡回し、作品を読んだり話しかけたりしてくれたような状況なので、サークルとしては、退屈はしなかったし、手応えもあったと思う。
ジャンル傾向としては、東方が最大手で3割を超えている。
他には、服飾・アクセサリーや艦これ、プリキュアが目立つも、全般的にバラけていたと思う。
来場者は高校生から年寄りまで様々、男女比半々。地域密着型の即売会は、若い女の子ばかりというのが相場だが、この即売会においては、年長者や男性の参加も目立つのが特徴的だ。
…この辺りの傾向は、実は以前参加した「岐阜コミケ」に近似している。
岐阜コミケも、老若男女問わずの参加が目立っていた。
もしかしたらこれは、岐阜の即売会全般に共通する傾向なのだろうか?
他の岐阜の即売会にも足を運び、もう少し注視してみたい、特徴的な傾向である。
ただ、「岐阜コミケ」との違いを挙げるとするならば、まいこみは若手がやや少なめ、そして、その分年長者が多めだったところだろうか。
地方の即売会では、若手女性のサークルさんだと、サークルペーパーをチラシ置き場に置く傾向にあるが、今回はそれが皆無だった。若手のサークル参加が少なかった事を裏付ける出来事である。
まいこみは、会場の広さに余裕が無い事もあり、コスプレを許可していない。
コスプレイヤーは若者に多いが、コスプレ無しという事が、若者の参加を減らしているのかもしれない。
そしてその代わり、年長者の参加が多めになる。
地方の即売会は、どうしても若手中心になりがちで、年長者を取り込めないイベントが多い。
だが、この事こそが、少子化の進行と共にサークル参加数の目減りを起こし、各即売会の苦戦する要因となっている。
他の即売会がなかなか呼び込めない、年長者を呼び込めている点が、この即売会の特色であり、強みでもある。
ただ逆に言えば、若手の取り込みこそが、この即売会の課題ともなる。
年長者の参加が多めという事は、地方即売会の主力担い手たる若い世代を、まだまだ呼び込めていない、と見ることも出来る。
年長者ばかりだと新陳代謝無く、バランスも良くない。若手の参加をもっと増やせないか?とも思った。
今回出色の企画に、「ラミカ体験コーナー」というものがあった。中学生高校生の女の子がラミカの制作体験に挑んでいた。
この企画は、今までサークルとして作品制作に携わる事のなかった若い世代に、作品づくりのを楽しさを知って貰うきっかけになる。
一般参加の方が、作品づくりの楽しさを知り、次からサークルとして参加しよう!と思い立てばしめたものである。
未来のサークルの掘り起こしに繋がり、その点で期待の持てる取り組みだ。
今は若い参加者は余り多くないが、若者の集うゲーセンやオフ会・本屋等、地域密着の告知を強化すれば、若い一般参加者も増えるだろう。
その時こそ、このラミカ企画も、より効果を発揮し、若い人達のサークル参加を促せるようになるだろう。
今回の「まいこみ岐阜」で私が気になっていた点は、「この即売会、今後も続くのか?」という事。
2010年米原の事例を思い起こすと、即売会としては大変素晴らしいものではあったが、200sp超は大掛かりになりすぎ、かえって継続が難しくなってしまった。
主催がサークル者でもあり、サークル活動との両立という点でも、厳しいものがあったのかもしれない。
この米原の前例を岐阜に当てはめると…即売会としてはまあ成果を出し成功するのだろうが、今後もちゃんと続くのか?そういう心配を抱いた。
即売会というもの、何度も継続して開く事で、その地域における同人文化は育っていく。
できれば岐阜は継続開催を目指し、岐阜の同人界隈を育てて欲しい…そんな風に考えていた。
即売会の出来は、ちゃんとやってくれるから心配要らないとして、それを継続し得るかどうか?そこに私は着目していた。
しかしながらそこは杞憂だった模様で、次回3月9日の開催が発表された。
会場内にて、次回受付も行われた。
40sp規模なら、米原ほどには負担とならずに済む。サークル活動との両立もできそうだ。
継続開催の目処も付き、継続を望む身としてはひと安心と言ったところか?
今後も継続しての開催を通じ、岐阜同人界隈の発展に寄与する事を願っている。