STRIKE HOLE

同人関係者に役立つ補助金の申請を支援します。補助金申請通らなかった方は、ご相談ください!採択される確率を、確実に上げます。 サークルとしては、同人誌即売会・アニメ聖地町おこしの評論中心にやっています。 【ジャンル解説】同人評論→真面目系、政治評論・電波→アレなアイタタ評論。真面目系とアホ評論の二本立てです。

2014年01月

1/5 「金コミ」&「金沢東方祭」

2014年最初の同人誌即売会参加。私は、金沢の同人誌即売会「金コミ」に足を運んだ。
金コミは、金沢を地盤に定期開催を続ける、歴史ある同人誌即売会。
今回は、昨年金沢で開催され人気を博した「金沢東方祭」を、プチオンリー形式にて迎え入れての合同開催だ。

金沢東方祭を迎え入れての開催は、昨年5月に次いで二度目だが、昨年との違いは、「東方サークルの多さ」そしてそれに伴う「人出の多さ」であろう。

昨年5月は、金沢東方祭が本祭を前にしての「プレ開催」という位置付けでの開催という事もあり、東方サークルは160sp中28sp。
東方なら、普通のオールジャンル同人誌即売会でも、このぐらいの比率になる事は、決して珍しくない。
「金沢東方祭」としてのカラーも薄く、金コミ内に配置を固め、間借りしただけの印象。
イベントの雰囲気としては、普段の「金コミ」の延長線上。普通のオールジャンル同人誌即売会の様相だった。

ところが今回は、金沢東方祭参加サークルが、160sp中56spを占めた。
金沢東方祭として参加しなかった、東方以外のジャンルで(例・艦これとか)参加のサークルも15spぐらいは居たので、これも含めると実質、160sp中70sp位が、東方で作品を出したサークルだったと言えよう。

今回ここまで東方サークルが増えた要因は、昨年5月のプチオンリーと今回のプチオンリーとの間に、単独開催の「金沢東方祭」本祭が開催された(昨年6月)事が、大きく作用していると考えられる。
昨年6月の本祭は、「同人サークル生ライブ」「チルノダンス」等の動員力高い企画を投入。これらは、同じ主催による別イベント「大9州東方祭」を、今日の盛況に導いた原動力となる企画だ。
大9州成功のノウハウを金沢に持ち込み、サークルも150sp規模を集め、大盛況に終わったという構図だ。
その評判があるからこそ、今回プチオンリーという形態ながらも、これだけのサークル数が集まったのだろう。

一般来場者も極めて多く、初動は300人近くに達した。
以前お邪魔した時は、初動200人ぐらいだから、5割増しぐらいだろうか。
入場時、パケット送りで段階的に入場させるなど、工夫を図っていた。

会場内も阿鼻叫喚、人で溢れかえっていた。
特に金沢東方祭スペースの混雑は相当で、東方祭主催・チャンコ増田氏自らが列整理に乗り出す一幕も…
最終的には、一千数百人が来場したとの事。近年においては異例の賑わいだ。

別室開催のオークションも、以前は空席が目立っていたが、今回はほぼ満席。
賑わいの中、多くの景品が競り落とされていた。
特に、艦これ関係の景品に、参加者が色めき立っていた印象だw

男女比にも、異変が起きていた。
地方の同人誌即売会は、地元の女子学生が主力参加層となっている。
金コミも、例外ではない。以前お邪魔した時は、男女比2:8ぐらいだった筈だ。
だが今回は、男女比半々ぐらいだ。明らかに男性比率が上がっている。

普段の金コミは、女子学生中心に、そこそこ来場する。
そこに、金沢東方祭を迎え入れての効果により、東方クラスタも訪問し、参加者数が嵩上げされた。
これは男女比にも影響し、普段は女性中心の参加者だが、男性陣の多い東方オンリー参加者の流入により、男女比半々となるまで女性率が薄まったあ、という事だ。
「金沢東方祭」という動員力の計算できるイベントを引き入れた事が、「金コミ」の賑わいと成功をもたらす事に繋がった。
規模は違うが、昨夏、愛知県岡崎市の「コミックステイト」が、余所のブランド力のあるプチオンリー(ひぐらしオンリー「雛見沢村民集会」)を迎え活性化を図った事例に、似通った部分を感じた。

しかし、「金沢東方祭」ほどのイベントなら、単独で開催する事も、決して不可能な話ではない。
実際、昨年6月の単独開催時には、150sp規模で大盛況だった。
にもかかわらず、何故金沢東方祭は、金コミ内のプチオンリー形式での開催という道を選んだのか?

一つには、イベント運営の手間軽減、という狙いがある、と考えられる。
本当ならば年2回ペースで開催したいが、他にも「大9州東方祭」や「新潟東方祭」の主催業務もある。全てこなすとなると負担も大きい。
そこで、年2回開催するとしても、内1回はプチオンリー形式とし、運営業務の大半を金コミ側に丸投げする事で、手間の軽減を図りつつ年2回ペースの開催を実現させる。そういう考え方があると思う。

もう一つは、金コミ側との連携を深めたいという狙いだろう。
プチオンリー形式での開催は、親イベント・金コミと、子イベント・金沢東方祭との共同作業、とも言える。
共同作業を通じ両者の連携を強化する事で、両即売会の共存共栄や相乗効果を生み出そうと企図している。

金沢東方祭は、地元の老舗即売会・金コミは無論のこと、金コミ以外の即売会関係者にも、相当気を遣っている。
昨夏は、「北陸本専」「OVERDRIVE!」やアイマスオンリー「ゴールドホイッスル」等、北陸の即売会関係者と好誼を結び、協力を仰いでいる。
主催氏はTwitterにて、「北陸オールスターで開催する」とも仰っており、皆の力を借りて「金沢東方祭」を成功に導こうと意図していた。

主催氏は、金沢在住の経験をお持ちのようだが、現在は北陸外の在住。北陸に住んでおらず、北陸に出張っての開催。
余所者が乗り込んで来る、という事で、既存即売会から反感を受けやすいシチュエーションたる事は否めない。
だからこそ、既存即売会関係者と好誼を結び、連携を深める事は、非常に大切な事と言える。
金沢…というか北陸で長くイベントを続けたいのなら、この方針は妥当な選択であろう。

ここまで既存即売会関係者に気を遣う背景として、私は、大9州東方祭開催に際して、既存即売会関係者との提携が上手く行かなかった事が挙げられよう。
元々主催氏は、地元のイベント主催団体と好誼を深め、連携しての東方オンリー開催を模索していたが、相性が合わなかったのか、協力関係を上手く結べなかった。
それどころか、当該即売会の某幹部スタッフは、自身サークルの著作物にて、主催氏をボロカスに叩き続けている。
毎回コミケの度にdisり続け、もう5年ぐらい経っている(苦笑)
その事例の反省もあり、金沢ではここまで気を遣っているのだろうと思う。

(あ、余談ですが私もそのサークルには、現在進行形にて、相当ボロカス書かれ続けてます。相当腹に据えかねてるので、その内このサークル著作物への批判・反論を大々的に展開する可能性があります…)

金沢東方祭のこのスタンスは、今後の安定・継続開催を果たす上で大切な方向性である。
今後も今の調子で、金コミをはじめとした各即売会関係者との協調関係を維持し、金沢東方祭の安定に繋げていただきたいと願っている。


最後に、一つ苦言…というか今後の課題を申し上げたい。

今回、金コミ内でのプチオンリー開催に当たり、160sp満了の盛況だった。
だが、金コミは、普段のイベントでも130sp前後で推移している。そこに、金沢東方祭約60spが加わるとどうなるか?
…明らかなキャパシティオーバーである。

実際、今回の金コミにおいては、一部落選サークルを出している。
金沢東方祭を入れたが為に、地元の既存サークルを押し出してしまった、とも捉えられてしまう。
せっかく地元で活動するサークルさんを押しのけてしまうのは、地域即売会の活性化という観点からも、決して宜しい事とは言えない。
ここが、今後の反省点になり課題にもなると思う。

1月開催は、冬コミ直後。冬コミの在庫を抱えたサークルが頒布の場を求めるから、普段以上にサークルが集まりやすい時期設定だ。
そこに金沢東方祭を入れると、東方側からも在庫を抱えるサークルが殺到する。今回のように、落選サークルを出してしまう。
金コミも、金沢東方祭を迎え入れるのなら、サークルが来なさそうな月を選ぶべきではないだろうか?と思った。
ここは、金沢東方祭と金コミとで協議すべき案件になろうが、「参加者の集まりにくい日程での開催」の時に、カンフル剤的に金沢東方祭を投入するよう調整すべきと考える。
その方が、即売会活性化の効果も、より大きくなるし、落選サークルを抑えられる。
そこが、金コミ・金沢東方祭合同開催に当たっての、今後の課題となるだろう。

2013年を振り返って

【2014年2月4日追記】
お断り…「(第7位)某地域・即売会同士の抗争」について、プロバイダ責任制限法に基づく当記事の「送信防止措置」(ブログ記事削除・非公開措置等と思われます)の申請を受けました。
送信防止措置には、当ブログとしては拒否したいと思いますが、万が一削除される事を想定し、送信防止措置対象範囲となる記事の内容をこちらに移しました。
消されるとしても、移行先が消されるだけなので記事への被害も軽微になるだろうと判断しての措置です。
皆様にはご理解とご協力をお願い申し上げます。



STRIKEHOLEにおいては毎年恒例ですが、昨年2013年を、「個人的な10大ニュース」という形式にて回顧しております。
以下、個人的10大ニュースを列挙しますよー


(次点)久樹輝幸氏、東方Projectの登場人物として認められるw
取りあえずネタから一つ行きます。
サークル「久幸繙文」http://d.hatena.ne.jp/amateru/の久樹輝幸氏は、東方ジャンルを地盤に、サークルに即売会スタッフ・主催にと、マルチに活躍されている人物である。
サークルとしては、東方ジャンル界隈に関する研究・考察を行う力作「東方コミュニティ白書」が大変高い評価を受けている。
即売会主催としても、京都で秋に開催される東方合同オンリーにおいては、秘封倶楽部オンリー「科学世紀のカフェテラス」・稗田阿求オンリー「求代目の紅茶会」の主催を務めている他、3月の遠野市開催東方オンリーへの運営への参画、東方 情報・評論系オンリー「幻想郷フォーラム2014」の主催と、幅広い活動が目に付く。
この他、悪の組織UPFGに取り込まれたり、無駄に酒癖が悪かったり、自らを稗田阿求の父と称したりと、生暖かく見守りたい言動も目に付くw

その久樹氏が、ついに東方オンリー二次創作の登場人物となってしまったw
特に顕著なのは、9月に開催された「諏訪風神祭」であろう。この時、某サークルは「ひさき」という名の作品を新刊として刊行し、別のサークルは久樹氏が受キャラとして登場する作品を刊行された。また、UPFG・秋葉原大学の東村光氏も、新刊に久樹氏を【勝手に】登場させている。
東方紅楼夢においても、当サークル「STRIKE HOLE」は、東方+UPFG+あまちゃんを悪魔合体的にコラボさせた新刊「ウニステージドラマ・あまちゃん」を刊行。ここでも、久樹氏を登場人物として出演させている。

久樹氏は、東方Projectの登場人物である稗田阿求を、自分の娘であると主張している。
久樹氏の主張通りならば、東方Projectの登場人物と親子関係、という事になる。
久樹氏の主張通り、久樹氏を「阿求の父」と認めるならば、久樹氏も「東方Projectの登場人物」と考えて差し支えないだろうw
だからこそ、我々サークルも、久樹氏を登場させた東方二次創作を刊行するのである!
「諏訪風神祭」は、久樹氏が東方Projectの登場人物として認められた、記念すべき東方オンリーとしても位置づけられようwww

★参考リンク・9/15 長野県岡谷市開催「諏訪風神祭」
http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51966974.html



(第10位)東方名華祭等、名古屋東方オンリーの躍進
地方の同人誌即売会は、女性向けジャンルが多く、男性向けジャンルは少数派である事が通例だ。
にも拘らず、東方ジャンルは、地方の即売会においても相当の勢力を持っている。これは、地方即売会の主力参加層たる女子学生にも、東方が受け入れられているから、とも分析できるだろう。この傾向は、多少の地域差はあれども、ほぼ全国共通だ。
ただ、名古屋の東方勢力の強さは特に際立っており、オールジャンル同人誌即売会「コミックライブ」では、全体サークル数の1割を占め(場合によっては2割に達することも)、最大勢力となる事も決して珍しくはない。
総参加700spとし、内2割なら140spで一大勢力である。オンリーを開けるだけの「市場」は有している。

だが、これまでの名古屋は、大規模な東方オンリーが少なかった。大きな会場を用意できなかったという事情もあろうが、200sp台に留まっていた。
これに風穴を開けたのが、4月に開催された「東方名華祭」。これまで利用していた会場が閉館となり、新たな会場として大きめの規模の即売会会場として多用される「ポートメッセ名古屋」を選んだ事により、規模を拡大して募集する事となった。これまでの取組による評判も作用して、併催イベントも含め400spの快挙。これは、例大祭・紅楼夢・大9州に次ぐ規模である。

名古屋は、他にもユウメディア主催の「東方絢文禄」(コミックライブとの併催が多い)、個人主催イベントでは2月「幻想郷サミット」、7月「アンダーグランドカーニバル」が共に200sp規模で推移。規模の大きなオンリーが複数並び立つ盛況ぶりである。
今後は、艦これに手を出すサークルも増える為、今の規模が維持できるかは不透明だが、艦これオンリーを併催し艦これ組にも立ち寄って貰う仕組みをつくるだとか、企画を充実するだとかで工夫を図り、今後も各オンリーが維持発展いただけるよう努力いただければと願っている。

★参考リンク・4/7 名古屋市(ポートメッセなごや)開催東方Projectオンリー「東方名華祭」
http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51943480.html



(第9位)福岡県久留米市の東方・河城にとりオンリー「ちかっぱかっぱ!」に参加しました。

ジェットスターのバーゲンセール運賃が馬鹿みたいに安かったので、日帰りで強行参加。
元々九州即売会主催団体の老舗「Project Arbalest」が立ち上げた「東方久遠境」。このイベントが、より若い世代に主催が引き継がれ、主催が変わって新たに立ち上がったのがこのオンリー。
旧来からの流れもあり、Project Arbalestや友好団体のコスプレピクニックが、当日の運営で協力。
また、若い世代の多い集まりでもある、悪の組織UPFGの関係者が幾人か、「ちかっぱかっぱ!」の企画に参画。
結果、Project Arbalestの古き良き部分と、UPFG関係者の若い息吹とが融合し、互いの長所が上手く活かされる事に。
主催の熱意とこだわりもあり、参加して良かった個性的なイベントだっただろうか。今年参加した東方オンリーの中では、一、二を争う印象深いイベントだったとも思う。

★参考リンク・3/20 福岡県久留米市 河城にとり中心・東方Projectオンリー「ちかっぱかっぱ!」
http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51941010.html

九州の東方オンリー「東方久遠境」その軌跡について語る
http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51940742.html



(第8位)JR三江線のコスプレ列車に乗車
廃止寸前のローカル線・JR三江線。三江線の活性化を企図し、コスプレ可の団体貸し切り列車「卑弥呼蔵号」の運行が始まった。
このコスプレ列車の主催が、煩く私を勧誘するので、根負けして参加する。

主催は元々、かつて運行されていたコミケ行きの貸切列車「コミケットトレイン」の運営に携わっており、イベント列車の運営ノウハウは充分。
旅行会社を通じた募集型企画旅行とし法的なハードルはクリア。車内での簡易更衣室の設置に加え、列車以外の場所での更衣室も用意し、そこから最寄駅までコスプレでの往来も可とする事で、本腰入れたコスプレでの参加も可能にした。三江線の小駅で長時間停車し、駅周辺の魅力も発掘。
コミケットトレイン時代のノウハウに加え、コスプレ列車用に考え抜かれた趣向も加わり、光る点の多いイベント列車に昇華したと思う。

…最近動き無いが、これ、夏の豪雨による三江線不通も影響してるのかな…(ボソッ)

★参考リンク・6/29 JR三江線コスプレ列車「卑弥呼蔵2号」
http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51954941.html


(第7位)某地域・即売会同士の抗争
★この記事の内容は、こちらに移行しました


(第6位)「サンシャインクリエイション」復活の兆し!
明るいニュースとしては、古豪のオールジャンル同人誌即売会「サンシャインクリエイション」に活気が戻ってきた事を取り上げたい。
全盛期2000sp超の即売会「サンシャインクリエイション」は、この数年低落傾向にあえいでいたが、10月開催は久々に1500spを突破!「艦これ」ブームの効果も後押しし一般来場者も激増した。今回のサンクリでは、往年の活気が復活した。
しばらく景気の良い話も聞かなったし、今回の一回だけで「復活」とするのは早計かもしれないが、「兆し」にはなると思う。
勝負は今年以降のサンクリ。2月・4月の両即売会にて、秋の勢いを保てれば、「復活」と見做せるのではないか。サンクリにとっては、2月以降が正念場となろう。

★参考リンク・10/6 池袋「サンシャインクリエイション」〜復活への期待感抱かせる即売会〜
http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51969920.html



(第5位)大阪のオールジャンル同人誌即売会「comic communication」の終焉
関西を地盤に、1000sp規模で男性向けオールジャンル同人誌即売会を開催し続けてきた「comic communication」が、終了を決断した。
創設当時、男性向けジャンル不毛の地と言われた関西において、ゼロからのスタートでこの規模の即売会を立ち上げた。西日本の多くのサークルにとって貴重な作品発表の場、並びに心の拠り所として、多くのサークルを育てていった。と同時に、即売会の開催を通じ、多くのスタッフを育てていった。
「comic communication」は、関西、いや西日本の同人界に大きな影響をもたらした即売会。これも時代の流れなのかもしれないが、それでもやはり、この即売会の終了に残念な思いを抱く。
そして、「comic communication」にお世話になった身としては、改めて「comic communication」に感謝を申し上げたい所である。

★参考リンク・6/16 インテックス大阪最後の開催「Comic communication」
http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51953193.html



(第4位)ゲストの皆様のご寄稿に助けられるSTRIKE HOLE新刊

これまでは諸般の事情により、コミックマーケットでのサークル参加が叶わなかった。
しかしながら、一昨年・2012年の冬コミ以降、STRIKE HOLEはコミックマーケットに、晴れてサークル参加ができるようになった。
ただ、私がコミケにサークル参加できている裏では、抽選漏れ等で参加できない大勢のサークルさんがいらっしゃる事もまた事実。大勢の落選サークルさんの犠牲があってこそ、STRIKE HOLEも、のうのうとサークル参加ができるのだ。
私自身も、これまでは、サークル参加したくともできなかった身という事もあり、サークル参加させていただくに当たっては、参加の叶わないサークルさんにも常に思いを馳せたいと考える。

不参加のサークルさんに対し、私が出来る事は、何か。
いろいろ考えた末、一つの結論に至った。
それは、STRIKE HOLEが、【全精力を挙げて新刊を刊行する】という事である。不参加のサークルさんの分まで頑張って、その分良い本を創り上げよう、とする考え方だ。
コミケに参加するに当たっては、そこに重点を置く。新刊を出す事は勿論、新刊の内容も、持てる物を全て絞り切り、出し切る。そのつもりで、コミケでの新刊製作に当たっている。

…とそんな感じでコミケに臨んでいる自分だが、どうも最近は、ゲストの皆様に助けられている傾向が強いのかな、とも感じている。
ゲストの皆様に色々お願いするのも、「より良い本をつくる」という目的を達成するための最善手だと思っての事だが、その傾向は年を追うごとに強まっていそうだ。
表紙は、以前より「ENJOY MIX」の伽藍快様にご協力をいただいているし、夏コミでは「オチンチンリーチ!」の田川げんご様にもご協力をいただいた。
本文も、冬コミ新刊がその最たる例だが、10サークル様にご協力をいただいている。
多くの皆様のご協力あって、STRIKE HOLEというサークルは生かされているのだ。その事を改めて痛感させられると共に、感謝の気持ちを持ちつつ、皆様のご協力に報いるべく、更なる精進を図りたいと決意を新たにした次第である。

★参考リンク・【冬コミ新刊】「同人誌即売会 遠征のススメ」ご紹介
http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51973620.html



(第3位)聖地・大洗でのガルパンオンリーを支えた、大洗の町の協力

2012年下半期に放映されたアニメ「ガールズ&パンツァー」が人気を博し、舞台となった茨城県大洗町は、大勢の聖地巡礼者で賑わいを見せている。
大洗町も聖地巡礼者の受け入れに熱心で、商工会を中心に聖地巡礼者に大洗の町を楽しんで貰おうと熱心に動いている。
そんな大洗の町で、ガルパンオンリーが開催されるとなれば、俄然、皆の関心も高まるというもの。サークルを募集すれば、当然のごとく満了だ。成功は間違いなし、と言えよう。

だが、会場側の意向により、開催半月前、突如予定していた会場の貸出を、拒否されてしまう。
このままでは、即売会も中止に追い込まれてしまう…!
これに町の関係者が立ちあがった。急きょ空き施設が提供され、そこで即売会を開催する事となった。
当日は急な会場の変更で混乱するも、大勢の来場者に恵まれ、また町の関係者の助力も大きく、何とか即売会は終了した。
町の関係者の、ガルパンファンに対する友好的協力が、即売会の開催を支えてくれた。町の皆様のご助力を、我々も有難く受け止めたい。
ガールズ&パンツァーオンリー「セーラー服と戦車道」は、突然の会場締め出しにも関わらず、町側の協力により、町と即売会主催とが二人三脚で成功に導いた即売会、と位置付けられるだろう。、
聖地開催に際して、地元の協力の大事さを教えてくれた即売会という事で、STRIKE HOLE的には、今年最も印象に残った、MVP的な即売会として見做している。

★参考リンク・5/4 茨城県大洗町 ガールズ&パンツァーオンリー「セーラー服と戦車道」
http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51948070.html
http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51947416.html



(第2位)艦これ大ブレイク
今年4月にサービス提供が始まったWEBゲーム「艦隊これくしょん〜艦これ〜」は、旧日本海軍の艦隊を擬人化(美少女化)した、艦隊育成シミュレーションゲームとして、大ブレイクを果たしたゲームである。
現在プレイ人口は150万人に達し、新規ユーザーの受け入れを大幅に制限。私もそうだが、艦これで遊べない人間も多数存在する。

同人的にも人気は急速に高まり、東方ジャンルからの「転向者」が多数生み出される。東方からの転向者達は、謎の組織「東方警察」により取締を受けるとの話だw
11月に、旧日本海軍の史跡多く「聖地」と見做される広島県呉市で開催された艦これオンリーは、1000人以上の来場者で阿鼻叫喚。来年1月には東京ビッグサイトでオンリーイベントが開催され、1000sp規模に膨れ上がる。
「ポスト東方」と成り得る存在として、俄然注目の集まるこのジャンル。参加者の属性が近似している東方界隈とのカニバリゼーション(共食い)が気になるので、上手く共存したいものだ。
また、ゲームの特性上、全国各地に「聖地」が存在する。聖地開催の即売会も増えるから、その分、地方即売会の活性化効果にも期待したい所である。

★参考リンク・6/2 オンリー集合型イベント「サンライズクエイション」/〜全てはここから始まった〜艦これオンリー「砲雷撃戦よーい!」
http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51974218.html

11/24 広島県呉市 大和ミュージアム見学記(注/艦これオンリー「砲雷撃戦!よーい!」は不参加…になるのかなあw)
http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51974623.html



(第1位)黒バス脅迫犯逮捕!
昨年秋以来、同人誌即売会会場も含め広範に脅迫文を送り付け、即売会やアニメフェスティバル等多くのイベントを中止に追い込んだ「黒子のバスケ」脅迫犯。
警察の執念が実り、12月にようやく逮捕された。脅迫状を投函する瞬間に身柄を押さえたとの事なので、冤罪の可能性も低いだろう。
模倣犯がまだ捕まっていないので、完全に終わったとも言い難いが、これでこの騒動も終息に向かう事だろう。

現に、これまで黒子のバスケオンリーの開催を中止したり開催を控えていたり、オールジャンルでも黒子ジャンルの受け入れを断念する所まで追い込まれた「ユウメディア」「赤ブーブー通信社」も、急きょ黒子サークルの受け入れを始めた。
黒子サークル締め出しから、犯人逮捕を決め、一転して受け入れへ。ようやく本来のあるべき姿に戻った、といった所か。

事件の解決を喜ぶと共に、警察の執念の捜査に敬意を表したい。

謹賀新年/2014年の抱負

STRIKE HOLEの花羅でございます。先ずは、新年のお慶びを申し上げます。
旧年は、皆様方には大変お世話になりました。本年も、何卒よろしくお願い申し上げます。

一年の計は元旦にあり、と申します。
STRIKE HOLEでも、今年一年の活動目標を、「抱負」という形で記してみました。
今こんな感じで考えております。続きを読む
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同人イベント評論のポリシーとしては、「否定的な事は極力抑えて前向きな提言を目指す」「男性向け・女性向けの枠、地方・都会の枠に囚われない評論を目指す」の2点を常に念頭に置く所存です。
コンテンツツーリズム・アニメ聖地町おこしの研究・評論も時折やります。
どうぞ宜しくお願い致します。

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