タイトルは相変わらずアレですが、先日の青竜刀記事を読み返してフォローイングが必要と判断しまして、補足的に書かせて頂きます。
取り敢えず、2点程書きすぎの点があったので、その点関係者各位にはお詫び申し上げつつ、追記致します。
先ず1点。プラステ系他、サンクリでチラシを撒いた幾つかのサークル、並びに九州一部即売会を「青竜刀即売会」として認定したが、そこまでレッテル貼るのは言いすぎでは、と今考えている。(但しスタッフ対応が有り得ない次元のD&C東京は除く
「青竜刀即売会」の代表例として、私は以下のように述べた。

>昨年ならば「コミックキングダム」や”浜松主催”こと「comic handwerger」、「地球☆侵略」等が挙げられよう。

私がこれらの即売会を「青竜刀即売会」と断罪した最大の理由として、また各即売会の共通点として挙げられる事柄は一点。
大規模即売会など、必ず押さえておくべき即売会でチラシを一切配布・告知せず、告知が全然足りなかった」という部分である。

しかし、昨日の「青竜刀記事」で槍玉に挙げたプラステ等の各即売会は、サンクリでチラシを撒いている。九州即売会も、地場で告知に精を出すイベントが多い。という事は、押さえるべき即売会を押さえ告知努力を果たしている、と受け止める事も出来よう。

キングダム・handawerger・地球☆侵略も、コミケやシティ(男性向けならサンクリやコミコミ・トレジャー)でチラシを撒かず、絶好の告知機会を逃している。
昨日取り上げた即売会は、サンクリ等即売会でチラシを撒いている(サンクリでチラシを撒いたからこそ、私はこうして記事に出来ている訳である)。という事は、告知に努力の跡が見られる、という事になる
告知を行わないキングダム・handwergewr・地球☆侵略に比べ、告知している分遥かに上等であろう。

キングダム・handwergewr・地球☆侵略が「青竜刀即売会」なのは言を待たないが、曲がりなりにも告知努力の見られるプラステ他各即売会を、キングダム・handwergewr・地球☆侵略と同列に扱う事は極めて失礼な話であろう。
無論、プラステ系に見られるコート紙の利用、九州即売会に見られるカップリング無視。これらが批判対象である事は変わらない。しかし、だからと言って青竜刀認定するほどではない。キングダム・handwergewr・地球☆侵略等の即売会を青竜刀クラス、アフォの頂点に君臨する最高位(最低位)の即売会とすると、昨日取り上げた即売会は、数ランク下だろう。

分りやすく序列化するとこんな感じ

(青竜刀)←←←  →→→(マシ)
キングダム>D&C東京>>>>九州一部即売会>プラステ
handwergewr
地球☆侵略

という訳で、批判対象ではあるものの、青竜刀振りかざすクラスの超ド級即売会とは言えない。キングダム以下、最高峰に君臨する即売会と同列に扱ってしまった事、各即売会関係者にはお詫び申し上げたい。


もう1点は、コート紙に関する記述について、当方のスタンス・考え方について補足申し上げたい。
昨日の青竜刀記事に関連して、スタッフを名乗る方から以下のご指摘を頂いた。

>コート紙の件ですが、「サークルカット別紙に描いてください」と書いてあるものならかまわないと思います。
>サークルカット以外なら別につるつるでも極細油性ペン使えば書けますし。
>というかオンライン申し込みも増えてるし、そこまで目くじら立てる必要もないかと…。


氏のご指摘は、全くもって正しい指摘である。
確かに、油性ボールペンでも使えば、サークルカット以外の記入に関しては問題ない。
(サークルカットには問題が生じるが…)
オンライン申込を取り入れる即売会も増えているし、サークル側にもオンライン申込の機運が浸透しつつある。サークルカットをデータで提出するケースも多い・・・というか、申込用紙に直接書き込むアナログ的手法を取るサークルの方が、今では少数派かもしれない(ハッキリ調べた訳ではないので断言できかねるが)
てか、アナログでサークルカット書きたければ、申込用紙自体を普通紙に一度コピーしてから書き込んだって良かろう。

そういう部分を考慮すると、そこまで目くじら立てなくても…とおっしゃる気持ちも理解できる

ただ、自分はこう考える。
今、各即売会とも、サークル参加数が低迷し大変苦戦している即売会が多い。黒字の即売会なんぞ極僅か、殆どの主催は10万単位の大赤字である。その赤字を被るのは主催自身、主催のポケットマネーである。
サークル参加が伸びなければ、主催の赤字額は膨らむ一方だし、何よりもサークルが来なければ即売会は盛り上がらない。参加サークルにとっても、1サークルでも多く集まる即売会の方が良いだろう。また、サークルが参加しなければ一般参加も伸びない。一般が来なければ、サークルは自分の本を見てくれる人が居なくなる。
サークル数が増える事は、主催・サークル・一般全ての即売会参加者の幸せに繋がる。

と言うわけで各主催は、サークル数を増やすべく、できる限りの努力を図るべきと考える
サークル数増加のアプローチには様々な方法がある。
即売会やお店でのチラシ撒き等、告知を強化する事も大切なアプローチである。
プラステ他コート紙チラシの即売会も、サンクリで告知を図っている。その努力の姿勢は、評価に値する

だが、私が訴えたい事としては、【サークルに出来る限り参加し易い環境を整える】事も、参加サークルを増やす大事なアプローチの1つではないか、という部分である。
「どうしてもこの即売会に参加したい」というサークルならば、即売会側の環境が整備されてなくとも、万難を排し参加しようと試みる。自分が九州の「コミックネットワーク」に参加したい、と思った時は、(ネットワークには申込書ダウンロードサービスも無ければ、都内で申込書を入手できる環境でも無いので)九州在住の友人に頼んで取り寄せて貰った程である。

だが、そこまで強い参加意欲を持ったサークルばかりではない。
大半のサークルは、この即売会に参加しようかな、止めようかな、とばかりに迷っているサークルだろう。これらの迷えしサークルの背中を押し、参加に導く一つのアプローチとして、サークルの参加環境を整える方法は有効だろう。

例えば、オンライン申込を導入する。申込用紙のダウンロードサービスを用意する。
参加費の決済方法も、為替同封以外の様々な方法を用意する(振込・郵便振替他)。
サークルが参加し易い環境を少しでも充実させる事で、サークルの心理的障壁は少しずつでも緩和される。その結果、サークル参加数は僅かながらも増える

コート紙も、サークルの参加環境整備の一環として位置付けられよう。
コート紙は、「サークルに不便を強い、サークルの参加を阻害する要因の1つ」と断言した。数は少ないかもしれないが、アナログでサークルカットを書くサークルも居る。コート紙にサークルカット直接書き込むことが出来ず、面倒クセ、とばかりにサークル参加を諦める所だってあるかもしれない。
コート紙利用は、サークルを減らす事には繋がっても、サークル増加には繋がるまい。
主催自身の為、参加者の為にも、コート紙の使用は望ましくない
、と言えよう。

…というか、別に普通紙使えばそれで良かろう。コート紙を使う意義なんて無いだろう、という部分もあるが…。

コート紙批判については、サークル参加を増やし、主催・サークル・一般共に少しでも幸せになって欲しい、という観点から申し上げている点、ご理解を頂ければ大変ありがたい。読者諸氏のご理解、ご賢察をお願い申し上げたい。



【コート紙関連/2月25日7:00補足】
前回・今回の記事に関して、随所で反応を頂いた。
その中で、コート紙を起用する意義について説いた方が何名かいらっしゃった。一理ある意見であり、私も頷ける部分がある。折角なので要旨をご案内申し上げたい。

コート紙は料金が安い
→料金を節約する事で、同じ予算で倍近く刷れる。その分、告知により一層力を入れる事が出来る


告知をよりパワーアップさせる為のコート紙、という考え方である。
非常に前向きな考え方であり、この考え方ならば理解は出来る。
ただ、それでもアナログで書き込む系のサークルに不便掛ける事には変わりはない。彼らに対するフォローイングの意味を込め、サークルカットのデータ入稿や、オンライン申し込みを推奨するとか(勿論、オンライン申込システムの完備も必要)。或いは「直接書き込む場合は、ご面倒ですが1回コピーしたものに書き込みを…」的な注意文を入れるとかして対処するのはどうだろう?
そうすれば、アナログ書き込みサークルへの、ある程度のフォローにもなるし、より親切な案内ともなろう。

※ちなみに、前回槍玉に挙げたプラステ系各即売会は、オンライン申込を完備しており、その点は高く評価したい。

サークルを集める事は主催の仕事である。結局サークルが集まらなければ、寂しい思いをするのは主催である(一般や参加サークルもそうだが)
サークルを集める為には、告知は最重要だし、同時に参加環境の整備も大切な要素である。両者のバランスを上手く取りながら、各主催には頑張って頂きたいものである。