5月3日から毎日即売会に通っていた自分。
3日はスパコミ・ドリパに都産祭、4日は「あしピタッ!×絶対領域」等都産即売会、5日はヘタリア→ひぐらし→コミティアと梯子。
…そろそろ体力的に限界に来た事もあり、6日の即売会はお休みしようと考えていた。
だが、諸事情により急遽東京に用事が出来、出掛ける羽目に。用事を無事に済ませ、少し暇が出来たので、SoundHorizonオンリー「サンホラオンリーにようこそ」に立ち寄る事にした。
3日はスパコミ・ドリパに都産祭、4日は「あしピタッ!×絶対領域」等都産即売会、5日はヘタリア→ひぐらし→コミティアと梯子。
…そろそろ体力的に限界に来た事もあり、6日の即売会はお休みしようと考えていた。
だが、諸事情により急遽東京に用事が出来、出掛ける羽目に。用事を無事に済ませ、少し暇が出来たので、SoundHorizonオンリー「サンホラオンリーにようこそ」に立ち寄る事にした。
【サンホラオンリー主催氏の細やかな心遣い】
サンホラオンリーは、昨年に引き続き二回目の訪問。カタログを買うと、必ず記念品を付けてくれるのが、ここの流儀だ。今回はクリアファイル。
大した物じゃなくても、こういうちょっとした気遣いは、主催氏の「気持ち」を感じて嬉しいものだ。
私が訪問した時には、もう14時に差し掛かる頃。大分まったりとした雰囲気だった。
14時からステージイベントが始まるらしく、一般参加者の殆んどが、特設ステージの近くに集っていた。
主催自らがマイクを持って盛り上げようと頑張っていたが、特筆すべきは、参加サークルへの配慮の振舞い。
今日の配置構成は、PIO大ホールの正面入口を入ると、一番手前がサークルスペース。その奥に特設ステージ、さらにその奥がステージで集まる観衆。そして一番奥がコスプレゾーン、そういう配置だった。
つまり、サークルスペースと観衆とは、ステージを挟んで正反対の位置関係。壇上で観衆に向かって挨拶すれば、サークルには尻を向けてしまうことになる。
只でさえ、頒布時間内のステージイベントは、一般参加層をステージに吸着させる事になる。頒布したいサークルさんにはマイナスなはずだが…
だが、ここの主催氏の気の使い方は、中々味があった。
ステージ上でアナウンスするに当たり、勿論観衆の方を向いて話すが、時々サークル側の方にも向きを変えて語る。サークルさんにも(サークルスペースに座ったままでいいから)一緒にステージイベントに参加して貰おうという狙いもあるのだろうが、対方向のサークル陣を常に意識している。
そして、今回はサークルさんの貴重な時間をお借りさせて頂き申し訳無いが、一緒に盛り上げて頂ければ…という感じで挨拶。
サークルへの「気遣い」が無ければ、こんな言葉は出てこない。主催氏の気配りを感じるエピソードであった。
他にも、横浜で開催される関連イベントへのハシゴ組を想定し、横浜へのアクセス案内(時刻表付)をパンフに掲載する等、主催氏には、随所で女性らしい細やかな気配りが目立った。
…正直、この主催氏が、あの超弩級厨房主催・夢彗星の主要メンバーだったのが「嘘」に思える位にw
彼女は確かに夢彗星のメンバーだった。だが、ここまで気配りが出来るイベント/主催を、夢彗星と同一視するのは「酷」じゃないかとすら思えて来る。
サンホラオンリーをこうして定期的に安定開催できるのも、ジャンル内唯一のオンリーという事もあろうが、やはり主催がしっかり頑張っているからだと思う。
即売会の「顔」役を担うwebも、オンライン申込も整備する等、きっちり構築されている。
サークル数も安定しており、今後も永続的に頑張って頂きたいオンリーイベントである。
【深刻な人手不足に関する考察】
スタッフ集めというものは、何時の世でも大変な課題だ。
普通、スタッフ集める場合は、自分の知り合いを中心に協力を仰ぐ。
そりゃ、何処の馬の骨とも解らぬ連中を登用するよりか、気心知れた者同士の方がやりやすい。
イベント主催同士の横の繋がりもあるから、知り合いの主催に手伝いを融通願う事もあろう。よくある話だ。
都産貿の男性向けオンリーや、インテックス大阪界隈等、複数の即売会を掛け持ちするスタッフの多い理由は、その当たり「横の繋がり」故の話である。
では、夢彗星及び周辺関係者の主催即売会はどうなのか。
集め方は、他の主催と変わる事は無い。知り合い中心だ。
だが、彼(女)らは皆が九州在住である事を忘れてはならない。地理的制約もあり、彼(女)らの持つ交流関係は、九州中心だ。
九州から東京に手伝いに来てくれる人も、そう滅多に居るものではない。
都内の即売会関係者との縁も皆無に近く、彼らに手伝いを求める事も困難だ。
都内で手伝いを頼める人が少ない以上、人手不足も当然の結果だろう。
…余りにスタッフの数が少なく、スタッフの皆さんキツそうなので、サンホラに関しては自分、撤収をお手伝いさせて頂いたぐらいだw
今回のヘタリア・サンホラ両オンリーのスタッフは、拝見した限り、ショタスクラッチ関係者、宮崎のオールジャンル「comic primary」関係者が中心だ。他、九州から上京された方が何人か、という布陣。総勢10名ちょい、15人は行ってなかった筈だ。
ショタスクラッチは九州出身者が上京して興した即売会。comic primary関係者も、元スタッフで今関東お住まいの方だと思う。
つまり、【九州の即売会関係者】であり、かつ上京して現在は都内に住んでいる等の理由で東京の即売会に参加しやすい方。
そういう方々以外に頼る術を持たない所は、夢彗星・ヘタリア・サンホラ全てに共通している。
前回のヘタリアオンリーにおいて、列整理や誘導のスタッフが存在しなかった、という普通に考えれば「有り得ない」事態が起こっている。
人手が足りないから、列整理に人を出せず、このような事態を生んだ、と考えても良いのでは。
(加えて、彼(女)らは九州出身。人の入る殺伐即売会を営む経験が無く、列整理の必要性に想像が至らなかった部分も原因の一つになろう)
今回のヘタリアは、前回の反省を生かし、外警スタッフも2-3人派遣したようだが、その分館内の人手が減り、労働力を強制徴収しても、設営完了が遅れてしまった…。
もっとも、だからと言ってそれでヘタリアオンリーを擁護するつもりは無い。
確かに今回に関しては、少ない人数でよく頑張ったとは思う。そこは良く頑張ったと評価するし、労いの意も申し上げたい。
だが、スタッフをきっちり集める事も、主催の大切な仕事だ。いくら九州在住でツテが少ないとは言え、そこを何とかするのが主催の腕前だ。
ヘタリアは旬ジャンルで来場者も異様に多い。今回は広めの会場を手配した事が「対策」となったが、本来ならきっちりスタッフを集めて来場者への備えとするべきだろう。
サンホラオンリーならあの人数で何とかなっても、ヘタリアであの人数は無茶だ。
やはり、今後も即売会を続けたいのなら、スタッフ探しは避けて通れぬ道だろう。
他の都内即売会にスタッフ参加してスタッフ系の仲良しさんを作る。サークルに挨拶回りして少しずつ人間関係を築き、サークルに人脈を作る事で、設営や撤収だけでも協力してくれそうな方を発掘する。
他の即売会の主催は、皆そうやって努力し、協力者を増やしている。
九州在住で都内での行動に制約のある事、夢彗星の悪評…マイナスポイントとなるハンディは大きく、中々効果は上がらないかも知れない。
でも、そういった地道な努力で人手を増やさなければ、既存のスタッフが消耗するだけだ。
そして、人手不足の問題が解消されれば、指摘された運営上の問題点(の一部)の解決にも繋がる。
人間関係を築き、協力者を増やす事を、もっと意識した方が良いのではないか、と考える。
サンホラオンリーは、昨年に引き続き二回目の訪問。カタログを買うと、必ず記念品を付けてくれるのが、ここの流儀だ。今回はクリアファイル。
大した物じゃなくても、こういうちょっとした気遣いは、主催氏の「気持ち」を感じて嬉しいものだ。
私が訪問した時には、もう14時に差し掛かる頃。大分まったりとした雰囲気だった。
14時からステージイベントが始まるらしく、一般参加者の殆んどが、特設ステージの近くに集っていた。
主催自らがマイクを持って盛り上げようと頑張っていたが、特筆すべきは、参加サークルへの配慮の振舞い。
今日の配置構成は、PIO大ホールの正面入口を入ると、一番手前がサークルスペース。その奥に特設ステージ、さらにその奥がステージで集まる観衆。そして一番奥がコスプレゾーン、そういう配置だった。
つまり、サークルスペースと観衆とは、ステージを挟んで正反対の位置関係。壇上で観衆に向かって挨拶すれば、サークルには尻を向けてしまうことになる。
只でさえ、頒布時間内のステージイベントは、一般参加層をステージに吸着させる事になる。頒布したいサークルさんにはマイナスなはずだが…
だが、ここの主催氏の気の使い方は、中々味があった。
ステージ上でアナウンスするに当たり、勿論観衆の方を向いて話すが、時々サークル側の方にも向きを変えて語る。サークルさんにも(サークルスペースに座ったままでいいから)一緒にステージイベントに参加して貰おうという狙いもあるのだろうが、対方向のサークル陣を常に意識している。
そして、今回はサークルさんの貴重な時間をお借りさせて頂き申し訳無いが、一緒に盛り上げて頂ければ…という感じで挨拶。
サークルへの「気遣い」が無ければ、こんな言葉は出てこない。主催氏の気配りを感じるエピソードであった。
他にも、横浜で開催される関連イベントへのハシゴ組を想定し、横浜へのアクセス案内(時刻表付)をパンフに掲載する等、主催氏には、随所で女性らしい細やかな気配りが目立った。
…正直、この主催氏が、あの超弩級厨房主催・夢彗星の主要メンバーだったのが「嘘」に思える位にw
彼女は確かに夢彗星のメンバーだった。だが、ここまで気配りが出来るイベント/主催を、夢彗星と同一視するのは「酷」じゃないかとすら思えて来る。
サンホラオンリーをこうして定期的に安定開催できるのも、ジャンル内唯一のオンリーという事もあろうが、やはり主催がしっかり頑張っているからだと思う。
即売会の「顔」役を担うwebも、オンライン申込も整備する等、きっちり構築されている。
サークル数も安定しており、今後も永続的に頑張って頂きたいオンリーイベントである。
【深刻な人手不足に関する考察】
スタッフ集めというものは、何時の世でも大変な課題だ。
普通、スタッフ集める場合は、自分の知り合いを中心に協力を仰ぐ。
そりゃ、何処の馬の骨とも解らぬ連中を登用するよりか、気心知れた者同士の方がやりやすい。
イベント主催同士の横の繋がりもあるから、知り合いの主催に手伝いを融通願う事もあろう。よくある話だ。
都産貿の男性向けオンリーや、インテックス大阪界隈等、複数の即売会を掛け持ちするスタッフの多い理由は、その当たり「横の繋がり」故の話である。
では、夢彗星及び周辺関係者の主催即売会はどうなのか。
集め方は、他の主催と変わる事は無い。知り合い中心だ。
だが、彼(女)らは皆が九州在住である事を忘れてはならない。地理的制約もあり、彼(女)らの持つ交流関係は、九州中心だ。
九州から東京に手伝いに来てくれる人も、そう滅多に居るものではない。
都内の即売会関係者との縁も皆無に近く、彼らに手伝いを求める事も困難だ。
都内で手伝いを頼める人が少ない以上、人手不足も当然の結果だろう。
…余りにスタッフの数が少なく、スタッフの皆さんキツそうなので、サンホラに関しては自分、撤収をお手伝いさせて頂いたぐらいだw
今回のヘタリア・サンホラ両オンリーのスタッフは、拝見した限り、ショタスクラッチ関係者、宮崎のオールジャンル「comic primary」関係者が中心だ。他、九州から上京された方が何人か、という布陣。総勢10名ちょい、15人は行ってなかった筈だ。
ショタスクラッチは九州出身者が上京して興した即売会。comic primary関係者も、元スタッフで今関東お住まいの方だと思う。
つまり、【九州の即売会関係者】であり、かつ上京して現在は都内に住んでいる等の理由で東京の即売会に参加しやすい方。
そういう方々以外に頼る術を持たない所は、夢彗星・ヘタリア・サンホラ全てに共通している。
前回のヘタリアオンリーにおいて、列整理や誘導のスタッフが存在しなかった、という普通に考えれば「有り得ない」事態が起こっている。
人手が足りないから、列整理に人を出せず、このような事態を生んだ、と考えても良いのでは。
(加えて、彼(女)らは九州出身。人の入る殺伐即売会を営む経験が無く、列整理の必要性に想像が至らなかった部分も原因の一つになろう)
今回のヘタリアは、前回の反省を生かし、外警スタッフも2-3人派遣したようだが、その分館内の人手が減り、労働力を強制徴収しても、設営完了が遅れてしまった…。
もっとも、だからと言ってそれでヘタリアオンリーを擁護するつもりは無い。
確かに今回に関しては、少ない人数でよく頑張ったとは思う。そこは良く頑張ったと評価するし、労いの意も申し上げたい。
だが、スタッフをきっちり集める事も、主催の大切な仕事だ。いくら九州在住でツテが少ないとは言え、そこを何とかするのが主催の腕前だ。
ヘタリアは旬ジャンルで来場者も異様に多い。今回は広めの会場を手配した事が「対策」となったが、本来ならきっちりスタッフを集めて来場者への備えとするべきだろう。
サンホラオンリーならあの人数で何とかなっても、ヘタリアであの人数は無茶だ。
やはり、今後も即売会を続けたいのなら、スタッフ探しは避けて通れぬ道だろう。
他の都内即売会にスタッフ参加してスタッフ系の仲良しさんを作る。サークルに挨拶回りして少しずつ人間関係を築き、サークルに人脈を作る事で、設営や撤収だけでも協力してくれそうな方を発掘する。
他の即売会の主催は、皆そうやって努力し、協力者を増やしている。
九州在住で都内での行動に制約のある事、夢彗星の悪評…マイナスポイントとなるハンディは大きく、中々効果は上がらないかも知れない。
でも、そういった地道な努力で人手を増やさなければ、既存のスタッフが消耗するだけだ。
そして、人手不足の問題が解消されれば、指摘された運営上の問題点(の一部)の解決にも繋がる。
人間関係を築き、協力者を増やす事を、もっと意識した方が良いのではないか、と考える。