3月29日、ケットコム主催の耳属性オンリー即売会「みみけっと」に参加させていただいた。
その前に申し上げおくが、今回のレポートは、原則ケットコムイベントの「賛美」である。
普段ケットコムに対し批判的な自分の態度と矛盾するのでは…?とお思いの方もいらっしゃろうが、私としては「全く矛盾していない」と断言するし、態度にもブレは無い。
何故なら、私が批判するのは、「同人誌即売会情報掲載サイト」としてのケットコムであり、「即売会主催者」としてのケットコムではない。
即売会主催としての「ケットコム」は、熟練の運営、サークル目線が備わっている事等、「良即売会の運営者」として捉えており、評価は高い。先月のボーカロイドオンリーで色々やらかしたのは事実だが、それも「弘法も筆の誤り」の類いだと思う。
ケットコムの(予定)と「変更」を繰り返す掲載方法に対する批判は、今後も厳しく行うつもりだが、それは「即売会情報掲載サイト」としてのケットコムに対する批判である。
ケットコムのイベント運営そのものについては、今後もそこまで批判的にはならないであろう。
という訳で、今日の記事、「ケットコムへの批判目当て」でお越しの皆様には、ご希望に添えないであろう事、予め申し上げたい。
その前に申し上げおくが、今回のレポートは、原則ケットコムイベントの「賛美」である。
普段ケットコムに対し批判的な自分の態度と矛盾するのでは…?とお思いの方もいらっしゃろうが、私としては「全く矛盾していない」と断言するし、態度にもブレは無い。
何故なら、私が批判するのは、「同人誌即売会情報掲載サイト」としてのケットコムであり、「即売会主催者」としてのケットコムではない。
即売会主催としての「ケットコム」は、熟練の運営、サークル目線が備わっている事等、「良即売会の運営者」として捉えており、評価は高い。先月のボーカロイドオンリーで色々やらかしたのは事実だが、それも「弘法も筆の誤り」の類いだと思う。
ケットコムの(予定)と「変更」を繰り返す掲載方法に対する批判は、今後も厳しく行うつもりだが、それは「即売会情報掲載サイト」としてのケットコムに対する批判である。
ケットコムのイベント運営そのものについては、今後もそこまで批判的にはならないであろう。
という訳で、今日の記事、「ケットコムへの批判目当て」でお越しの皆様には、ご希望に添えないであろう事、予め申し上げたい。
「みみけっと」は、毎年春・秋の年二回開催を続け、安定・継続開催を続ける即売会。
今回で20回目の開催。数字的にも「節目」の時を迎えている。
ケットコム代表氏は、今回の「みみけっと」カタログの後書きにて、昔お世話になった方の言葉を紹介し、こう仰っている。
「「続ける事が才能!」というのを、心に刻み続けて参りました。」
確かに20回も続けるのは、間違いなく「才能」である。
年2回開催で通算20回…足掛け10年にも及ぶ歴史を誇っている。余り継続せず、数回以内でオンリーを畳む傾向の強いケットコムだが、この「みみけっと」だけは例外だ。
足掛け10年、こんな長続きしたイベントもなかなか無い。
そこは素直に評価したいし、10年の努力と労苦に思いを馳せ労いの意を申し上げたい。
そして、20回という節目を迎えた事に祝意を申し上げたい。
今回は20回の節目、後述するが「プチオンリー効果」でサークル数が増えた事、他に有力な都内の即売会かなかった事などの諸要因が重なり、会場・PIOの待機列はこれまで見たことの無い長さ。目算だが1000人に迫っていようか?
最終的に、待機列は会場裏手の喫煙所付近まで侵食しており、今回の異常な迄の熱気を感じ取れるw
…まあ、東方崇敬祭の良い予行演習になるんじゃね?w
一つ気付いた事を記したい。
これは、みみけに限らず、ケットコム主催他即売会にも言える事だが、ケットコムは【ポスターの使い方】が結構上手い。
例えば、PIO入口ののポスターだが、ポスターの下にスケジュールが貼ってあり、カタログをお持ちでない方々にも分かりやすく、親切設計だ。喫煙所の場所も一緒に貼ってあるのも、分かりやすく有難い。
会場内の壁にポスターが貼ってある。主にケットコム主催他即売会の宣伝だが、ケットコム以外が主催のイベントのポスターも掲示されている。イベント間の「助け合い」の観点から、従来の「チラシ置き場の用意」からもう一つ踏み込んだ面白い試み、という事で評価したい。
特に、そのポスターの下に「狼-xxで受付中!」とか書いてあると、尚分かりやすくて良い工夫となる。
特筆すべき点は、「展示参加」という参加形態を取り入れている事。
「展示参加」は、「コミッククリエイション」でも取り入れているが、「みみけ」の場合は、Tシャツやイラストをパネルに展示して頒布、という形式。画廊での販売会みたいな雰囲気か。
ケットコムは、アンテナを広く張り巡らせて色々新しい事に積極的にチャレンジしている。彼らの進取の姿勢は、私も高く評価している。
他にも、20回記念との事で【抱き枕】の受注生産も受け付けていた。今流行りの抱き枕に素早く飛び付くその機動力は、ケットコムの強みの一つなのかもしれない。
最後に、今回みみけっとが何故サークル数の大幅増加を果たしたかについて触れたい。
数字を細かく分析すると、トータル398サークルと盛況だが、内ストライクウィッチーズ120・例月祭33・狼と同人誌16。
プチオンリーを除いた、純粋に「みみけ」本体のみに参加したサークル数は229…普段の数字と大差無い。
プチオンリー…というかストライクウィッチーズ効果で数字を押し上げたと見て良かろう。
一口にプチオンリーと言っても、形態は様々。アンソロやノベルティ出したり、一体感を演出するPOPを作ったり、逆に何もしなかったり…主催によってそこは様々だ。
ケットコムは、プチオンリーだからと言って、特にこれと言った事はしていない。配置を纏めた程度だ。
ただ、それでもサークルが集まった事は、「プチオンリー」というだけで、何もしなくとも求心力になり得る、プチオンリーの「可能性」を示しているのかもしれない。
勿論、主催のネームバリューとか力とか、他にもプチオンリーの集まり具合を左右する要素は色々あると思うが。
もう一つ申せば、今回のプチオンリーについて、極めて目立つ特徴がが一点ある。
普通は大元となるイベントとプチオンリーでは主催が違うのが通例だが、今回のみみけは違う。
みみけの主催、それに寄生するプチの主催、共に同一、ケットコムな所だ(「東方例月祭」のみプロジェクトDが主催)。
言葉は悪いが、これも一つの「自作自演」と言えようか?
それはともかく、ここでの意義は、同人誌即売会を盛り上げる方法として、自らプチオンリーを起こすという方法論が成立した事。
ケットコムが結果を出した事で、今後追随する主催が出てくるかもしれない。
「コスカ」とか「games.tenjin.be」とかのような守備範囲の広いオンリー、あるいはオールジャンルなら、今回「みみけっと」のようなやり方はサークル数のてこ入れになるのでは?と感じた。
今回で20回目の開催。数字的にも「節目」の時を迎えている。
ケットコム代表氏は、今回の「みみけっと」カタログの後書きにて、昔お世話になった方の言葉を紹介し、こう仰っている。
「「続ける事が才能!」というのを、心に刻み続けて参りました。」
確かに20回も続けるのは、間違いなく「才能」である。
年2回開催で通算20回…足掛け10年にも及ぶ歴史を誇っている。余り継続せず、数回以内でオンリーを畳む傾向の強いケットコムだが、この「みみけっと」だけは例外だ。
足掛け10年、こんな長続きしたイベントもなかなか無い。
そこは素直に評価したいし、10年の努力と労苦に思いを馳せ労いの意を申し上げたい。
そして、20回という節目を迎えた事に祝意を申し上げたい。
今回は20回の節目、後述するが「プチオンリー効果」でサークル数が増えた事、他に有力な都内の即売会かなかった事などの諸要因が重なり、会場・PIOの待機列はこれまで見たことの無い長さ。目算だが1000人に迫っていようか?
最終的に、待機列は会場裏手の喫煙所付近まで侵食しており、今回の異常な迄の熱気を感じ取れるw
…まあ、東方崇敬祭の良い予行演習になるんじゃね?w
一つ気付いた事を記したい。
これは、みみけに限らず、ケットコム主催他即売会にも言える事だが、ケットコムは【ポスターの使い方】が結構上手い。
例えば、PIO入口ののポスターだが、ポスターの下にスケジュールが貼ってあり、カタログをお持ちでない方々にも分かりやすく、親切設計だ。喫煙所の場所も一緒に貼ってあるのも、分かりやすく有難い。
会場内の壁にポスターが貼ってある。主にケットコム主催他即売会の宣伝だが、ケットコム以外が主催のイベントのポスターも掲示されている。イベント間の「助け合い」の観点から、従来の「チラシ置き場の用意」からもう一つ踏み込んだ面白い試み、という事で評価したい。
特に、そのポスターの下に「狼-xxで受付中!」とか書いてあると、尚分かりやすくて良い工夫となる。
特筆すべき点は、「展示参加」という参加形態を取り入れている事。
「展示参加」は、「コミッククリエイション」でも取り入れているが、「みみけ」の場合は、Tシャツやイラストをパネルに展示して頒布、という形式。画廊での販売会みたいな雰囲気か。
ケットコムは、アンテナを広く張り巡らせて色々新しい事に積極的にチャレンジしている。彼らの進取の姿勢は、私も高く評価している。
他にも、20回記念との事で【抱き枕】の受注生産も受け付けていた。今流行りの抱き枕に素早く飛び付くその機動力は、ケットコムの強みの一つなのかもしれない。
最後に、今回みみけっとが何故サークル数の大幅増加を果たしたかについて触れたい。
数字を細かく分析すると、トータル398サークルと盛況だが、内ストライクウィッチーズ120・例月祭33・狼と同人誌16。
プチオンリーを除いた、純粋に「みみけ」本体のみに参加したサークル数は229…普段の数字と大差無い。
プチオンリー…というかストライクウィッチーズ効果で数字を押し上げたと見て良かろう。
一口にプチオンリーと言っても、形態は様々。アンソロやノベルティ出したり、一体感を演出するPOPを作ったり、逆に何もしなかったり…主催によってそこは様々だ。
ケットコムは、プチオンリーだからと言って、特にこれと言った事はしていない。配置を纏めた程度だ。
ただ、それでもサークルが集まった事は、「プチオンリー」というだけで、何もしなくとも求心力になり得る、プチオンリーの「可能性」を示しているのかもしれない。
勿論、主催のネームバリューとか力とか、他にもプチオンリーの集まり具合を左右する要素は色々あると思うが。
もう一つ申せば、今回のプチオンリーについて、極めて目立つ特徴がが一点ある。
普通は大元となるイベントとプチオンリーでは主催が違うのが通例だが、今回のみみけは違う。
みみけの主催、それに寄生するプチの主催、共に同一、ケットコムな所だ(「東方例月祭」のみプロジェクトDが主催)。
言葉は悪いが、これも一つの「自作自演」と言えようか?
それはともかく、ここでの意義は、同人誌即売会を盛り上げる方法として、自らプチオンリーを起こすという方法論が成立した事。
ケットコムが結果を出した事で、今後追随する主催が出てくるかもしれない。
「コスカ」とか「games.tenjin.be」とかのような守備範囲の広いオンリー、あるいはオールジャンルなら、今回「みみけっと」のようなやり方はサークル数のてこ入れになるのでは?と感じた。