11月22日、仙台市で開催されし東方オンリー「東方姫草紙」。
このオンリーは、一見すれば盛り上がりを見せており、「成功」と評せるかもしれない。
だが、彼らの即売会の運営には、致命的な瑕疵が、それも一つではなく何個も含まれている。
今回のような手法は、普通の同人誌即売会では一切通用しない。
今回通用したかのように見えるのは、単に「運が良かっただけ」だ。
以下、今回の「東方姫草紙」の問題点について論証したい。
彼(女)らが今後もオンリー運営を続けたいのなら、是非当ブログの記事に耳を傾けて頂きたい。
このオンリーは、一見すれば盛り上がりを見せており、「成功」と評せるかもしれない。
だが、彼らの即売会の運営には、致命的な瑕疵が、それも一つではなく何個も含まれている。
今回のような手法は、普通の同人誌即売会では一切通用しない。
今回通用したかのように見えるのは、単に「運が良かっただけ」だ。
以下、今回の「東方姫草紙」の問題点について論証したい。
彼(女)らが今後もオンリー運営を続けたいのなら、是非当ブログの記事に耳を傾けて頂きたい。
【余りにも非常識な開催時間の設定】
先ず、真っ先に触れたいのは開催時間の設定。
当初、開催時間として発表されていたのは18:00〜22:00との事。
(実はそれは「会場を借りる時間」という事が後で判明し、スケジュールを組み直し、今の18時45分入場・21時頃終了となったが…)
率直申し上げ、この開催時間を知った瞬間、私は心臓麻痺を起こしそうになったw
口に出してツッコミ入れるのすら正直馬鹿馬鹿しいのだが、何で開催時間が「18:00〜22:00」なのか。有り得ない開催時間の設定に、首を傾げるのみであった。
なぜこの夜間の時間帯になったのか?
掲示板でスタッフ氏曰く、「単に会場側と検討した結果のこの時間帯です」との事。会場を仙台駅前の「アエル」と決めていて、空いている時間だからと設定した、と察せられる。
運営スタッフは十数人いらっしゃるとの事。スタッフ曰く、その中には経験者もいらっしゃるとの事。
…この時間設定、同人誌即売会の何たるかを知っているスタッフが一人でも居れば、全力で止めた筈。
本当に「経験者」は居たのか。
クラブイベントやコスプレイベントの経験者は居ても、同人誌即売会としてのスタッフ/主催経験者が居たとは思えないのだが…。
クラブ系イベントとか、コスプレイベントとかなら、夜間に開催するものも少なくない。この時間設定も「有り」だろう。
だが、このイベントは「同人誌即売会」である。
「同人誌即売会」で夜間の時間設定は、コスイベやクラブイベとは違い、皆無に等しい(全く事例が無い訳ではないが、過去10年見ても片手で数える程度だ)。参加者の生活リズムに則さず、馴染まない。非常識な時間設定である。
私なら、参加者に馴染まない時間帯である事を考慮し、この時間で即売会を開こうとは、決して思わない。
他の日程を検討するだろうし、アエルが駄目だったら他の会場の利用も検討するだろう。
「主催100人に聞きました」でもやってみれば、99人が私と同じように考えるであろう。
この時間設定で200人近くの来場者を呼んだのは、旬ジャンルの東方ゆえんである。
もしこれが東方以外のジャンルだったら、或いは東方が旬じゃ無かったら、20〜30人来れば良い方だろう。
参加者を多く見込めない時間設定で開催を断行した。これが第一の問題点となる。
【強気過ぎるサークル募集数】
だが、「東方姫草紙」のサークル募集数は、余りにも強気であった。
彼らのサークル募集数は、200スペース。
この200という数字は、アエルの会場の広さから見れば、妥当な規模である。事実、この会場を利用する「杜の奇跡」は、200spで募集を掛けている。
だが、このサークル数…「東方オンリー」として考えるならば、「強気」…いや、寧ろ「無謀」でである。
大(9)州東方祭の350sp・信州の御射宮司祭280spという極めて稀な例外を除けば、地方の東方オンリーで200サークルを超える事は有り得ない。
今年1月に開催された「東方杜郷想」は約100spだし、他の地方都市で開催される東方オンリーは、募集60〜100spが標準だ。
それに、余り言いたくないが、前回の「東方姫草紙」の参加サークルは、25sp程度。「東方杜郷想」の4分の1しか集められていない。
その程度の力量で、何故その「東方杜郷想」の2倍の数字で募集をかけるのか?身の丈に合わない数字であり、理解に苦しむ。
ましてや、「18:45〜21:30」という開催時間。仙台から離れた箇所に住む人…すなわち遠征組ならば、終電との戦いだ。参加は難しい。
東北でも、ちょっと遠い所からの参加は難しいだろう。
開催時間というレギュレーションが、サークル参加の範囲を決定的に狭めている。
200sp集めるには、尚一層厳しい。
【告知の決定的な不足】
募集数が多い一方で、開催時間がサークルを集めるにはハンディとなる。
ならば、サークル集めに人一倍努力するべきだ。
チラシを撒く。サークルに営業をかけて参加を促す。足を使い、汗を流してサークル確保に努めるべきであった。
だが、彼らの営業活動は、極めて不充分であった。
「大(9)州東方祭」の時にも触れたが、地方のオンリーイベントは、(1)都市部の大規模オールジャンル(2)地域問わず同ジャンルオンリー(3)地元の即売会、この3つへの告知が、最低限必要だ。
「姫草紙」の告知活動はどうか。
(1)オールジャンル即売会…サンクリでチラシを撒いた形跡無し。コミケも同様、多分撒いてない。
(2)東方オンリー…この秋、都内・地方問わず数多くの東方オンリーに参加するも、一ヶ所も拝見せず。
(3)地元即売会…7月の「仙台コミケ」に私はお邪魔したが、チラシを撒かれている形跡全く無し。以後もチラシ配布は確認されず。唯一10月「杜の奇跡」でチラシ配布を確認するも、チラシ置き場のみの配布で机上配布無し(開場後にチラシ申請に来た為、模様)。
ならば、同じ仙台の「杜の奇跡&東方杜郷想」はどうか。
(1)オールジャンル即売会…サンクリでチラシ撒きは確認済み。他、コスチュームカフェ等様々な都内即売会で確認。
(2)東方オンリー…都内・地方問わず東方オンリーのほぼ全てをカバー。「姫草紙」でもチラシを撒いてたし、その翌日、東京の「恋のまほうは魔理沙におまかせ!」でもチラシを確認。営業熱心である。
(3)地元即売会…自身主催の「杜の奇跡」で撒くのは当然も、仙台コミケや山形のおでかけライブ等、他地元即売会でも積極的に配布
「杜の奇跡」「東方杜郷想」の努力が際立つも、この程度、サークルが集まりにくい地方都市でサークルを集めたいのなら、当たり前にこなして然るべき努力である。
「姫草紙」は、多目に見積もっても「杜の奇跡」「東方杜郷想」の20分の1ぐらいの告知努力に過ぎない。
…これでどうやって200sp集まろうか?
店舗にチラシを置いて貰う事も大切だ。
だが、スタッフ日誌によれば「杜の奇跡」に寄った後にお店にチラシを置いたとの事。
1ヶ月前になってようやくチラシを置く…余りにも遅すぎる。
実は「姫草紙」開催前、仙台市内の同人系店舗に立ち寄った。だが、「姫草紙」のチラシは何処にも見当たらなかった。
努力する即売会は、定期的に店舗に立ち寄り、チラシが捌けていれば補充するなど、メンテナンスも欠かさない。ただ一回お店に渡して終わりでは、実のある告知に繋がらない。
「姫草紙」のチラシが何処にも置いてなかったのは、チラシの定期的な補充を怠っていた証ではないか。
「姫草紙」は、サイト上にてチラシ配布人の募集を行っていた。
>当イベントの告知ペーパー(チラシ)を配布して下さる方を募集しております。
>配布方法、配布地域、貴ジャンル不問。枚数は〜50枚でお願い致します。
ちょっと待て。最後の枚数「〜50枚」ってのは何だ。
配布枚数に上限設けて、告知する気あるのか。
チラシを撒くなら、チラシ置き場だけでは意味が無い。サークル机上に1枚1枚撒く事で、はじめてサークルへのアピールになる。
サークルを集めたいのなら、机上配布は必須だろう。
上限50枚ならば、全サークルに配りきれずに終わってしまうではないか。
私も、主催からオンリーのチラシ配ってくれと依頼される事が多く、随所で様々なチラシを配っている。
だが、上限50枚なんて言われるよりは、2000枚ぐらいガツンと送り付けられて「こみっく☆トレジャーで全スぺ配布宜しく」と押し付けられる方が遥かに好感持てる。
一見図々しく映るかもしれんが、それだけ告知に熱心な事の表れだからだ。
送られた枚数が50枚100枚のレベルなら、その主催に「やる気あんのか」と説教の電話を入れるだろうw
そう言えば、広島の東方椰麟祭が、当初1000枚のチラシ配布しか考えてなかった頃、烈火の如く怒った事もあったなあwww
(注・今の椰麟祭は考えを改めてくれて、何処よりも熱心にチラシを撒いてます。だからこそ、サークル満了&規模を拡大して再募集と好調な訳です)
話が逸れたが、チラシ上限50枚ならば、イベント一つに満足に告知する事が出来ないレベル。
「実はこの人達本音は告知したくないんじゃないか?」と疑いたくなるほどだw
しかも「姫草紙」は、10月頃まではこのペーパー配布者募集のページに「現在チラシを切らしておりお渡しできません」と記載していた。
杜の奇跡が開かれた10月(開催1ヶ月前)まで、チラシを刷っていなかったであろう事が伺える。
…この人達は、自分の即売会を本当に告知したいのか?
ヤル気はあるのか?
そして、募集200spを集める気があったのか?
彼らのヤル気に、疑いの眼を向けてしまう。
それほど消極的な「宣伝活動」であった。
【サークル参加を妨げるレベルの不親切】
そもそも「東方姫草紙」は、サークルを集める意欲をお持ちなのか?そこからして疑問である。
先述した告知活動の不熱心さに加え、サークル対応の不親切ぶりも、そのような疑問を私に抱かせた。
先ず、参加申込方法。
参加申込方法は、当初は、申込書に無記名小為替を同封し郵送するという昔ながらの方法のみ。
しかしながら、ロクにチラシを配布していない状況で、申込みが来るわけないw
一応、申込用紙をダウンロード出来るようにしただけまだマシだが、それも参加者から不具合を指摘されてしまう体たらくだ。
私は、何故「東方姫草紙」が、オンライン申込を導入しないのかが疑問であった。
東方オンリーでは、オンライン申込みの有無がサークル数にダイレクトに影響するジャンルだ。サークルは皆、オンライン申込を積極的に活用する。
例えば地方開催では異例のサークル数を集めた「大(9)州東方祭」は、参加サークルの95%以上がオンライン申込を利用している。
東方四国祭などは、「姫草紙」よりも告知には不熱心で、刷ろう刷ろうとしたものの先送りを続け、結局一枚もチラシを刷っていないほとんど刷っていない。にも関わらず、サークル参加が殺到し満了に至ったのは、オンライン申し込みが存在したから。
オンライン申込の用意が無ければ、サークル数も増えない。他オンリーのオンライン依存度の高い事例から、それは察せようか。
オンライン申込を導入せず、かといってチラシも撒かない。本気でアエルを埋める気あったのか、疑問を持たざるを得ない。
【本日の総括】
「姫草紙」は、多くの問題点を抱えた即売会であった。
開催設定時間の問題は、真っ先に上がるべき問題だ。
また、サークル募集を200としたにも関わらず、告知は不熱心。オンライン申込等、サークルを増やす努力も怠った。
正直、サークルが集まらず中止にするのでは?との可能性が脳裏をよぎった位だ。
20サークル近く集まったと聞いた時は、「意外に多かった」と感じてしまった程だ。
もっとも、今の東方が人気ジャンルであるが故に、20サークル集めたに過ぎない。
他のジャンルだったら、或いは東方が旬ジャンルじゃ無かったら、5サークル来たかどうかも怪しいものだ。
もっとも、次回「姫草紙」が開催されるとしたら、仮に東方人気が今の状態をキープしたとしても、5サークル集まるかどうか?
告知等サークル集めに対する取り組みの弱さもさることながら、既存サークルをリピーター化する事も難しいと感じるからだ。
そしてその原因としては、スタッフの、参加者対応における不親切。ここが大きいと考える。
次回は、この「スタッフの不親切な対応」について深く掘り下げて論じたい。
先ず、真っ先に触れたいのは開催時間の設定。
当初、開催時間として発表されていたのは18:00〜22:00との事。
(実はそれは「会場を借りる時間」という事が後で判明し、スケジュールを組み直し、今の18時45分入場・21時頃終了となったが…)
率直申し上げ、この開催時間を知った瞬間、私は心臓麻痺を起こしそうになったw
口に出してツッコミ入れるのすら正直馬鹿馬鹿しいのだが、何で開催時間が「18:00〜22:00」なのか。有り得ない開催時間の設定に、首を傾げるのみであった。
なぜこの夜間の時間帯になったのか?
掲示板でスタッフ氏曰く、「単に会場側と検討した結果のこの時間帯です」との事。会場を仙台駅前の「アエル」と決めていて、空いている時間だからと設定した、と察せられる。
運営スタッフは十数人いらっしゃるとの事。スタッフ曰く、その中には経験者もいらっしゃるとの事。
…この時間設定、同人誌即売会の何たるかを知っているスタッフが一人でも居れば、全力で止めた筈。
本当に「経験者」は居たのか。
クラブイベントやコスプレイベントの経験者は居ても、同人誌即売会としてのスタッフ/主催経験者が居たとは思えないのだが…。
クラブ系イベントとか、コスプレイベントとかなら、夜間に開催するものも少なくない。この時間設定も「有り」だろう。
だが、このイベントは「同人誌即売会」である。
「同人誌即売会」で夜間の時間設定は、コスイベやクラブイベとは違い、皆無に等しい(全く事例が無い訳ではないが、過去10年見ても片手で数える程度だ)。参加者の生活リズムに則さず、馴染まない。非常識な時間設定である。
私なら、参加者に馴染まない時間帯である事を考慮し、この時間で即売会を開こうとは、決して思わない。
他の日程を検討するだろうし、アエルが駄目だったら他の会場の利用も検討するだろう。
「主催100人に聞きました」でもやってみれば、99人が私と同じように考えるであろう。
この時間設定で200人近くの来場者を呼んだのは、旬ジャンルの東方ゆえんである。
もしこれが東方以外のジャンルだったら、或いは東方が旬じゃ無かったら、20〜30人来れば良い方だろう。
参加者を多く見込めない時間設定で開催を断行した。これが第一の問題点となる。
【強気過ぎるサークル募集数】
だが、「東方姫草紙」のサークル募集数は、余りにも強気であった。
彼らのサークル募集数は、200スペース。
この200という数字は、アエルの会場の広さから見れば、妥当な規模である。事実、この会場を利用する「杜の奇跡」は、200spで募集を掛けている。
だが、このサークル数…「東方オンリー」として考えるならば、「強気」…いや、寧ろ「無謀」でである。
大(9)州東方祭の350sp・信州の御射宮司祭280spという極めて稀な例外を除けば、地方の東方オンリーで200サークルを超える事は有り得ない。
今年1月に開催された「東方杜郷想」は約100spだし、他の地方都市で開催される東方オンリーは、募集60〜100spが標準だ。
それに、余り言いたくないが、前回の「東方姫草紙」の参加サークルは、25sp程度。「東方杜郷想」の4分の1しか集められていない。
その程度の力量で、何故その「東方杜郷想」の2倍の数字で募集をかけるのか?身の丈に合わない数字であり、理解に苦しむ。
ましてや、「18:45〜21:30」という開催時間。仙台から離れた箇所に住む人…すなわち遠征組ならば、終電との戦いだ。参加は難しい。
東北でも、ちょっと遠い所からの参加は難しいだろう。
開催時間というレギュレーションが、サークル参加の範囲を決定的に狭めている。
200sp集めるには、尚一層厳しい。
【告知の決定的な不足】
募集数が多い一方で、開催時間がサークルを集めるにはハンディとなる。
ならば、サークル集めに人一倍努力するべきだ。
チラシを撒く。サークルに営業をかけて参加を促す。足を使い、汗を流してサークル確保に努めるべきであった。
だが、彼らの営業活動は、極めて不充分であった。
「大(9)州東方祭」の時にも触れたが、地方のオンリーイベントは、(1)都市部の大規模オールジャンル(2)地域問わず同ジャンルオンリー(3)地元の即売会、この3つへの告知が、最低限必要だ。
「姫草紙」の告知活動はどうか。
(1)オールジャンル即売会…サンクリでチラシを撒いた形跡無し。コミケも同様、多分撒いてない。
(2)東方オンリー…この秋、都内・地方問わず数多くの東方オンリーに参加するも、一ヶ所も拝見せず。
(3)地元即売会…7月の「仙台コミケ」に私はお邪魔したが、チラシを撒かれている形跡全く無し。以後もチラシ配布は確認されず。唯一10月「杜の奇跡」でチラシ配布を確認するも、チラシ置き場のみの配布で机上配布無し(開場後にチラシ申請に来た為、模様)。
ならば、同じ仙台の「杜の奇跡&東方杜郷想」はどうか。
(1)オールジャンル即売会…サンクリでチラシ撒きは確認済み。他、コスチュームカフェ等様々な都内即売会で確認。
(2)東方オンリー…都内・地方問わず東方オンリーのほぼ全てをカバー。「姫草紙」でもチラシを撒いてたし、その翌日、東京の「恋のまほうは魔理沙におまかせ!」でもチラシを確認。営業熱心である。
(3)地元即売会…自身主催の「杜の奇跡」で撒くのは当然も、仙台コミケや山形のおでかけライブ等、他地元即売会でも積極的に配布
「杜の奇跡」「東方杜郷想」の努力が際立つも、この程度、サークルが集まりにくい地方都市でサークルを集めたいのなら、当たり前にこなして然るべき努力である。
「姫草紙」は、多目に見積もっても「杜の奇跡」「東方杜郷想」の20分の1ぐらいの告知努力に過ぎない。
…これでどうやって200sp集まろうか?
店舗にチラシを置いて貰う事も大切だ。
だが、スタッフ日誌によれば「杜の奇跡」に寄った後にお店にチラシを置いたとの事。
1ヶ月前になってようやくチラシを置く…余りにも遅すぎる。
実は「姫草紙」開催前、仙台市内の同人系店舗に立ち寄った。だが、「姫草紙」のチラシは何処にも見当たらなかった。
努力する即売会は、定期的に店舗に立ち寄り、チラシが捌けていれば補充するなど、メンテナンスも欠かさない。ただ一回お店に渡して終わりでは、実のある告知に繋がらない。
「姫草紙」のチラシが何処にも置いてなかったのは、チラシの定期的な補充を怠っていた証ではないか。
「姫草紙」は、サイト上にてチラシ配布人の募集を行っていた。
>当イベントの告知ペーパー(チラシ)を配布して下さる方を募集しております。
>配布方法、配布地域、貴ジャンル不問。枚数は〜50枚でお願い致します。
ちょっと待て。最後の枚数「〜50枚」ってのは何だ。
配布枚数に上限設けて、告知する気あるのか。
チラシを撒くなら、チラシ置き場だけでは意味が無い。サークル机上に1枚1枚撒く事で、はじめてサークルへのアピールになる。
サークルを集めたいのなら、机上配布は必須だろう。
上限50枚ならば、全サークルに配りきれずに終わってしまうではないか。
私も、主催からオンリーのチラシ配ってくれと依頼される事が多く、随所で様々なチラシを配っている。
だが、上限50枚なんて言われるよりは、2000枚ぐらいガツンと送り付けられて「こみっく☆トレジャーで全スぺ配布宜しく」と押し付けられる方が遥かに好感持てる。
一見図々しく映るかもしれんが、それだけ告知に熱心な事の表れだからだ。
送られた枚数が50枚100枚のレベルなら、その主催に「やる気あんのか」と説教の電話を入れるだろうw
そう言えば、広島の東方椰麟祭が、当初1000枚のチラシ配布しか考えてなかった頃、烈火の如く怒った事もあったなあwww
(注・今の椰麟祭は考えを改めてくれて、何処よりも熱心にチラシを撒いてます。だからこそ、サークル満了&規模を拡大して再募集と好調な訳です)
話が逸れたが、チラシ上限50枚ならば、イベント一つに満足に告知する事が出来ないレベル。
「実はこの人達本音は告知したくないんじゃないか?」と疑いたくなるほどだw
しかも「姫草紙」は、10月頃まではこのペーパー配布者募集のページに「現在チラシを切らしておりお渡しできません」と記載していた。
杜の奇跡が開かれた10月(開催1ヶ月前)まで、チラシを刷っていなかったであろう事が伺える。
…この人達は、自分の即売会を本当に告知したいのか?
ヤル気はあるのか?
そして、募集200spを集める気があったのか?
彼らのヤル気に、疑いの眼を向けてしまう。
それほど消極的な「宣伝活動」であった。
【サークル参加を妨げるレベルの不親切】
そもそも「東方姫草紙」は、サークルを集める意欲をお持ちなのか?そこからして疑問である。
先述した告知活動の不熱心さに加え、サークル対応の不親切ぶりも、そのような疑問を私に抱かせた。
先ず、参加申込方法。
参加申込方法は、当初は、申込書に無記名小為替を同封し郵送するという昔ながらの方法のみ。
しかしながら、ロクにチラシを配布していない状況で、申込みが来るわけないw
一応、申込用紙をダウンロード出来るようにしただけまだマシだが、それも参加者から不具合を指摘されてしまう体たらくだ。
私は、何故「東方姫草紙」が、オンライン申込を導入しないのかが疑問であった。
東方オンリーでは、オンライン申込みの有無がサークル数にダイレクトに影響するジャンルだ。サークルは皆、オンライン申込を積極的に活用する。
例えば地方開催では異例のサークル数を集めた「大(9)州東方祭」は、参加サークルの95%以上がオンライン申込を利用している。
東方四国祭などは、「姫草紙」よりも告知には不熱心で、刷ろう刷ろうとしたものの先送りを続け、結局
オンライン申込の用意が無ければ、サークル数も増えない。他オンリーのオンライン依存度の高い事例から、それは察せようか。
オンライン申込を導入せず、かといってチラシも撒かない。本気でアエルを埋める気あったのか、疑問を持たざるを得ない。
【本日の総括】
「姫草紙」は、多くの問題点を抱えた即売会であった。
開催設定時間の問題は、真っ先に上がるべき問題だ。
また、サークル募集を200としたにも関わらず、告知は不熱心。オンライン申込等、サークルを増やす努力も怠った。
正直、サークルが集まらず中止にするのでは?との可能性が脳裏をよぎった位だ。
20サークル近く集まったと聞いた時は、「意外に多かった」と感じてしまった程だ。
もっとも、今の東方が人気ジャンルであるが故に、20サークル集めたに過ぎない。
他のジャンルだったら、或いは東方が旬ジャンルじゃ無かったら、5サークル来たかどうかも怪しいものだ。
もっとも、次回「姫草紙」が開催されるとしたら、仮に東方人気が今の状態をキープしたとしても、5サークル集まるかどうか?
告知等サークル集めに対する取り組みの弱さもさることながら、既存サークルをリピーター化する事も難しいと感じるからだ。
そしてその原因としては、スタッフの、参加者対応における不親切。ここが大きいと考える。
次回は、この「スタッフの不親切な対応」について深く掘り下げて論じたい。
いつも拝見しておりまして、いろいろと参考にさせて頂いている者です。
支払方法に言及されているようですので一つ気付いた点を。
参加者からツッコミを受けて開設したのであろうゆうちょ銀行の口座ですが、あろうことか名義人名が一切書かれていません。
どうやって振込みしろと?wwwww と口の中のコーヒーを吹かざるを得ません。
調べたら申込書送付先住所の肩書きのお名前と違う名義なので、これ間違って振込みした人いたらどうするんだべ…と思った次第です。
そもそも名前が分からないと振込みできないケースもあります。一部銀行や窓口振込みの時は名義人名が必須なのに、と。
傍論だとは思いますが、参加者の目線に立てていない一つの証左ではないでしょうか。