前回より論じている、「東方姫草紙」に関する運営批判の続きです。
今回は、スタッフの対サークル対応に関する「不親切さ」について取り上げたい。
前回、サークル募集や告知に関する批判の中で、オンライン申込を用意していない等の申込に関わる不親切な問題点を指摘した。
だが、「東方姫草紙」のサークルに対する不親切は、申込方法だけではない。
その後の対応も含め、ほぼ全てが不親切である。
今回は、スタッフの対サークル対応に関する「不親切さ」について取り上げたい。
前回、サークル募集や告知に関する批判の中で、オンライン申込を用意していない等の申込に関わる不親切な問題点を指摘した。
だが、「東方姫草紙」のサークルに対する不親切は、申込方法だけではない。
その後の対応も含め、ほぼ全てが不親切である。
【サークル案内発送・サークルリスト発表の遅さ】
先ず、サークルリスト発表が遅い。そして、サークル案内の発送も、遅い。
どちらも、開催1週間前に差し掛かって、ようやくの話である。
サークル案内は、サークルにとっては大切な情報源だ。
自サークルが当選したか否か。また、頒布物を会場にどうやって運ぶか。何時にサークル入場できるのか。何時から何時まで頒布できるか。
即売会に参加するに当たり必要不可欠な情報。
サークルとしては、可能な限り早く送って欲しい物である。
「姫草紙」参加のサークルさんは、掲示板でこう訴えている。
>搬入搬出方法、サークルの当落情報は新刊なの作成時に印刷所の手配などで非常に重要な情報です
正にその通りである。
特に搬入・搬出に関する情報は、如何なる方法にて頒布物を会場に持ち込む事が許されるかを示す、サークル的には最重要情報の一つだ。
人によっては、1〜2週間前にサークル参加した即売会会場から、直接次の会場に直送する方もいらっしゃる。
故に、搬入・搬出の情報は、早めに公開する事が望ましい。
私は、可能なら3週間前(それより早めても構わない)には、サークル案内を送るのが理想、と考える。
3週間の間があれば、その間にサークルも、オンリー合わせで新作を用意できる余裕も出てくる。新作の発表は、サークルスペース上の、更なる盛り上がりにも寄与する。
主催が早め早めにサークル案内を発送する事は、単にサークルに対する親切というだけではない。新作を促し、場を盛り上げる事にも繋がる。
諸々の事情で、サークル案内が3週間前を切っての発送になる事もあろう。人間が、普段の生活…仕事・学業等の片手間に行う作業だ。多少の遅れも、止むを得ない。
ただそれでも、自分的には、2週間前までが許容範囲だ。
2週間切っての発送は、顔が曇る。煩く言う気はないが、主催さんと顔付き合わせたら、「もっと早めに送って下さいね」とお願いする程度のレベルだろうか。
そして、1週間前切っての発送は、青龍刀片手に怒り狂うw
(もっとも、サークルリストがそれよりも前に公開されるなら、発送が若干遅くとも許せる。サークルリストで自身の当選・落選の別を確認出来、「サークル参加に際しての情報の不足」という不満も、幾分は和らぐからだ)
1週間切った所で案内が届いた場合。荷物の発送が必要であっても、宅配便を手配するに余裕が無い。場合によっては間に合わなくなる事も有り得る。
直前のサークル案内の発送は、サークル的には不便であり、不親切だ。
【サークル目線】の欠如と批判されるべき展開だ。
それでは、「東方姫草紙」はどうか。
サークルリスト発表も、サークル案内発送も、1週間前を切るか切らないかのライン。
サークルの立場から見れば、【開催1週間前まで当選か落選かも不明】という状況だ。
参加できるか否か、直前まで分からず、サークルの不満は高まる。
これを、サークルの立場に立つ、所謂「サークル目線」の運営とは、口が裂けても言えない。
だから掲示板に、サークルからのクレームが上がるのも、極めて自然な事である。
だが、これに対するスタッフ・ヘロコ氏の発言が酷かった。
>早め早めにと申しますが、すべてのイベントにおいて早めに参加サークルが公開されるかといえばそうではないと存じております。
…普通「お待たせして申し訳有りません。早めに仕上げるよう努めますので、もう少々お待ち下さいませ」だろ?
…何を開き直っているのか。
確かにヘロコ氏の仰る通り、サークル案内発送やサークルリスト発表の遅い即売会も確かにある。
だが、そういう即売会は、サークル目線に立たない即売会だ。サークルの支持を得られず、サークル数を減らし淘汰されるべき「厨即売会」だ。
ヘロコ氏が、「厨即売会」の所業を例に取り「他所もやってるから」と正当化するのは、余りにも滑稽であり、何らの説得力も持ち得ない。
最終的に、主催の凪氏が出てきて沈静化したが、ヘロコ氏の答弁が火に油を注いだ事は否めない。
(ヘロコ氏発言には、他にも参加者の不信感をもたらすものが多いが、これは別途後述する)
【サークル目線に欠けた対応各種】
「東方姫草紙」のサークル対応における瑕疵は、サークルリスト発表の遅さ・サークル案内の発送の遅さだけに留まらない。
他の部分を見ても、看過できぬ瑕疵が多い。
一番驚いたのは、宅配便による会場への搬入・会場からの搬出が不可たる事か。
サークルの中には、頒布物を手持ちで持ち込むに重たく厳しいから、と宅配便を利用する方も多い。
特にグッズサークルの多い東方だと、その傾向は強い。極端な例だが、「例大祭」「紅楼夢」あたりだと【段ボール50個口】で搬入する豪の者も居るw
…流石にそれは極端な例だが、東方ならば、如何に小規模オンリーと言えども、段ボール数個口ぐらいで搬入する方がいても、何ら不思議ではない。
少なくとも、他の即売会では、運営が宅配便による搬入・搬出の便宜を図る事は、極めて当たり前の話だ。
東方オンリーなら、グッズも多いから、尚の事だろう。
それを実施しない即売会は、私の7年弱の同人経験において、この「東方姫草紙」が初めてである。
他の99.9999%が当たり前に行ってる、宅配便による搬入・搬出を、東方姫草紙は何故不可としたのか?
結局、サークルさんは皆手で作品を搬入せざるを得なかった。台車を使って重たい荷物を運んだサークルさんも、少なくない。
これをサークル目線に立った施策とは、死んでも申せない。
しかし、スタッフ10数人も居て、「宅配便による搬入・搬出が不可たる事」に異議を唱えた方は、一人も居なかったのか?
サークル経験者ならば、絶対に疑問を呈すと思うのだが。
先の記事のコメント欄にて、「姫草紙」のスタッフさんと私とで、少し意見交換をさせて頂いた頒布時間の件。
サークルさんにとっては、頒布時間が何時から何時までか、なんてのは重要事項の1つである。
というか、知らされて当たり前のレベルだ。
当然、サークル案内に真っ先に掲載すべき内容なのだが、何と、送られしサークル案内には、当日のスケジュール案内が無かったというお話だ。
当ブログに寄せられたサークルさんのコメントを抜粋する。
>書類やメールで時間についていただいておらず、当日にスケジュールを知った次第です。
「おジャ魔女どれみ+プライベート(おじゃ魔女=間違い)」様のブログからも抜粋する。
>そしてサークルさんの頒布時間について。
>本来ならば真っ先に告知すべきもののはずなのに、Webでは本当に分かりづらいところにしか掲載してありません。あんなのでは「案内した」ことにならないと思います。topページから直接飛べて、頒布開始/終了時刻を太字にする位の配慮はあって良いはずですが。
サークルに頒布時間が伝わらず、当日初めて知ったなんて事態、普通の即売会では、決して有り得ない。
折角参加してくれるサークルに対し、余りにも不親切だ。
もっとも、私なんぞは、当日になってもそんな話伝わらなかったがw
スタッフさん曰く、当日は何回かアナウンスもされていたようだが、会場内に掲示されていたスケジュール表には、一般入場の開始時間(=販売開始時間)は記載されども、販売終了時間は記載されておらず。
勿論、パンフレットにも書いていない。
WEBに書いてあったとのお話だが、そもそも当日会場でいちいち公式サイトなんか確認しない。目の前にそびえ立つスケジュールボードがあれば、そっちを確認する。
そこに「イベント終了21:30」と書いて有れば、その時間を頒布終了時間と捉える。
これじゃ、私のように「話が違くね?」と言い出す奴も出てくるのは、当然の話だ。
スタッフさんは一生懸命アナウンスに努めたようだが、折角の頑張りも報われまい。
では、「姫草紙」以外の、一般の即売会ならどうするのか。
通常、公式サイトのページトップや概要紹介ページに、「開催時間11:00〜15:00」とか書いてある。
ここで言う開催時間とは、頒布時間の事である。「開催時間11:00〜15:00」と言えば、頒布可能な時間の事を指す。
更には、当日入場用のパンフレットやサークル案内・WEB等で、より詳しいスケジュールを案内する。
参加者に頒布可能時間が伝わらないなんて事は、有り得ない。
では「東方姫草紙」はどうか。
先ず、サークル案内にも当日カタログにも、スケジュールは明記されず、伝わらない。
サイト上の概要紹介のページには、「開催時間18:30〜22:00」と記載されている。この部分を見れば、頒布終了を22:00と解釈する参加者が居ても不思議ではない。
スケジュール表は当日会場に掲示されていたが、頒布終了時間が書いておらず「イベント終了21:30」と書いてあるから、頒布終了が21:30とも受けとれる。
頒布可能時間という当たり前の事が伝わっていないのは、主催の意図と異なる解釈が可能な、表記の曖昧・食い違いの賜物故だ。
誤解を招く数々の表記は、やはり「不親切」と断じざるを得まい。
頒布時間という重要な内容が、一般・サークル問わず浸透しなかった事は、曖昧で不親切な表記が織り成す当然の結果。
そして、運営が反省すべき瑕疵の一つでもある。
【総括と仮説】
今日取り上げた問題点をまとめると、こんな所か。
1.サークル案内発送・サークルリスト発表が極めて遅い
2.宅配便による搬入・搬出が不可能
3.スケジュールが不明瞭(特に頒布可能時間)
他にも色々と気になる箇所はあるが、余り多く取り上げてもピントがぼやけてしまうのでこの辺りにしておく。
私が気になったのは、普通に同人誌即売会を知っていれば「有り得ない」運営手法が、余りにも多く目立つ事である。
…同人誌即売会運営のセオリーから逸脱した部分が、余りにも多すぎる。
「サークル目線」の欠如とも言えるが、私は、この言葉だけでは片付け切れないような気がする。
「サークル目線」に欠けていると言うよりも、寧ろ【同人誌即売会を知らない】或いは【サークル活動を知らない】と言うべきではないか。
そう捉えねば、ここまで即売会運営のセオリーを外す事の説明が付かない。
そこで私が思い浮かんだ仮説が一つ。
主催者は、同人誌即売会の経験が皆無なのではないか。
「経験者がいる」との事だが、それは同人誌即売会の経験ではなく、クラブイベント(ないしコスプレイベント)の経験であり、そこで培われた感覚で運営に臨んだのではないか?
例えば、時間設定の件。
18:00からの夜間開催なんて時間設定、同人誌即売会では有り得ない。これが、クラブ系のイベントなら有り得るだろう。コスプレイベントだって、夜間に開催する物も少ないが存在するから、有り得る時間設定だ。
彼らが「同人誌即売会の感覚」ではなく、「クラブイベントの感覚」(もしかしたらコスイベの感覚かもしれないが)で動いたとするならば、夜間の実施に違和感を持たず断行した事の説明が付く。
無論、主催者の素性や同人経歴が分かりかねるので、断言は出来ない。
ただ、直感とは言え、何となくそういう雰囲気が漂うのだが…如何であろうか?
関係者含め皆様方のご意見をお聞きしたい所である。
先ず、サークルリスト発表が遅い。そして、サークル案内の発送も、遅い。
どちらも、開催1週間前に差し掛かって、ようやくの話である。
サークル案内は、サークルにとっては大切な情報源だ。
自サークルが当選したか否か。また、頒布物を会場にどうやって運ぶか。何時にサークル入場できるのか。何時から何時まで頒布できるか。
即売会に参加するに当たり必要不可欠な情報。
サークルとしては、可能な限り早く送って欲しい物である。
「姫草紙」参加のサークルさんは、掲示板でこう訴えている。
>搬入搬出方法、サークルの当落情報は新刊なの作成時に印刷所の手配などで非常に重要な情報です
正にその通りである。
特に搬入・搬出に関する情報は、如何なる方法にて頒布物を会場に持ち込む事が許されるかを示す、サークル的には最重要情報の一つだ。
人によっては、1〜2週間前にサークル参加した即売会会場から、直接次の会場に直送する方もいらっしゃる。
故に、搬入・搬出の情報は、早めに公開する事が望ましい。
私は、可能なら3週間前(それより早めても構わない)には、サークル案内を送るのが理想、と考える。
3週間の間があれば、その間にサークルも、オンリー合わせで新作を用意できる余裕も出てくる。新作の発表は、サークルスペース上の、更なる盛り上がりにも寄与する。
主催が早め早めにサークル案内を発送する事は、単にサークルに対する親切というだけではない。新作を促し、場を盛り上げる事にも繋がる。
諸々の事情で、サークル案内が3週間前を切っての発送になる事もあろう。人間が、普段の生活…仕事・学業等の片手間に行う作業だ。多少の遅れも、止むを得ない。
ただそれでも、自分的には、2週間前までが許容範囲だ。
2週間切っての発送は、顔が曇る。煩く言う気はないが、主催さんと顔付き合わせたら、「もっと早めに送って下さいね」とお願いする程度のレベルだろうか。
そして、1週間前切っての発送は、青龍刀片手に怒り狂うw
(もっとも、サークルリストがそれよりも前に公開されるなら、発送が若干遅くとも許せる。サークルリストで自身の当選・落選の別を確認出来、「サークル参加に際しての情報の不足」という不満も、幾分は和らぐからだ)
1週間切った所で案内が届いた場合。荷物の発送が必要であっても、宅配便を手配するに余裕が無い。場合によっては間に合わなくなる事も有り得る。
直前のサークル案内の発送は、サークル的には不便であり、不親切だ。
【サークル目線】の欠如と批判されるべき展開だ。
それでは、「東方姫草紙」はどうか。
サークルリスト発表も、サークル案内発送も、1週間前を切るか切らないかのライン。
サークルの立場から見れば、【開催1週間前まで当選か落選かも不明】という状況だ。
参加できるか否か、直前まで分からず、サークルの不満は高まる。
これを、サークルの立場に立つ、所謂「サークル目線」の運営とは、口が裂けても言えない。
だから掲示板に、サークルからのクレームが上がるのも、極めて自然な事である。
だが、これに対するスタッフ・ヘロコ氏の発言が酷かった。
>早め早めにと申しますが、すべてのイベントにおいて早めに参加サークルが公開されるかといえばそうではないと存じております。
…普通「お待たせして申し訳有りません。早めに仕上げるよう努めますので、もう少々お待ち下さいませ」だろ?
…何を開き直っているのか。
確かにヘロコ氏の仰る通り、サークル案内発送やサークルリスト発表の遅い即売会も確かにある。
だが、そういう即売会は、サークル目線に立たない即売会だ。サークルの支持を得られず、サークル数を減らし淘汰されるべき「厨即売会」だ。
ヘロコ氏が、「厨即売会」の所業を例に取り「他所もやってるから」と正当化するのは、余りにも滑稽であり、何らの説得力も持ち得ない。
最終的に、主催の凪氏が出てきて沈静化したが、ヘロコ氏の答弁が火に油を注いだ事は否めない。
(ヘロコ氏発言には、他にも参加者の不信感をもたらすものが多いが、これは別途後述する)
【サークル目線に欠けた対応各種】
「東方姫草紙」のサークル対応における瑕疵は、サークルリスト発表の遅さ・サークル案内の発送の遅さだけに留まらない。
他の部分を見ても、看過できぬ瑕疵が多い。
一番驚いたのは、宅配便による会場への搬入・会場からの搬出が不可たる事か。
サークルの中には、頒布物を手持ちで持ち込むに重たく厳しいから、と宅配便を利用する方も多い。
特にグッズサークルの多い東方だと、その傾向は強い。極端な例だが、「例大祭」「紅楼夢」あたりだと【段ボール50個口】で搬入する豪の者も居るw
…流石にそれは極端な例だが、東方ならば、如何に小規模オンリーと言えども、段ボール数個口ぐらいで搬入する方がいても、何ら不思議ではない。
少なくとも、他の即売会では、運営が宅配便による搬入・搬出の便宜を図る事は、極めて当たり前の話だ。
東方オンリーなら、グッズも多いから、尚の事だろう。
それを実施しない即売会は、私の7年弱の同人経験において、この「東方姫草紙」が初めてである。
他の99.9999%が当たり前に行ってる、宅配便による搬入・搬出を、東方姫草紙は何故不可としたのか?
結局、サークルさんは皆手で作品を搬入せざるを得なかった。台車を使って重たい荷物を運んだサークルさんも、少なくない。
これをサークル目線に立った施策とは、死んでも申せない。
しかし、スタッフ10数人も居て、「宅配便による搬入・搬出が不可たる事」に異議を唱えた方は、一人も居なかったのか?
サークル経験者ならば、絶対に疑問を呈すと思うのだが。
先の記事のコメント欄にて、「姫草紙」のスタッフさんと私とで、少し意見交換をさせて頂いた頒布時間の件。
サークルさんにとっては、頒布時間が何時から何時までか、なんてのは重要事項の1つである。
というか、知らされて当たり前のレベルだ。
当然、サークル案内に真っ先に掲載すべき内容なのだが、何と、送られしサークル案内には、当日のスケジュール案内が無かったというお話だ。
当ブログに寄せられたサークルさんのコメントを抜粋する。
>書類やメールで時間についていただいておらず、当日にスケジュールを知った次第です。
「おジャ魔女どれみ+プライベート(おじゃ魔女=間違い)」様のブログからも抜粋する。
>そしてサークルさんの頒布時間について。
>本来ならば真っ先に告知すべきもののはずなのに、Webでは本当に分かりづらいところにしか掲載してありません。あんなのでは「案内した」ことにならないと思います。topページから直接飛べて、頒布開始/終了時刻を太字にする位の配慮はあって良いはずですが。
サークルに頒布時間が伝わらず、当日初めて知ったなんて事態、普通の即売会では、決して有り得ない。
折角参加してくれるサークルに対し、余りにも不親切だ。
もっとも、私なんぞは、当日になってもそんな話伝わらなかったがw
スタッフさん曰く、当日は何回かアナウンスもされていたようだが、会場内に掲示されていたスケジュール表には、一般入場の開始時間(=販売開始時間)は記載されども、販売終了時間は記載されておらず。
勿論、パンフレットにも書いていない。
WEBに書いてあったとのお話だが、そもそも当日会場でいちいち公式サイトなんか確認しない。目の前にそびえ立つスケジュールボードがあれば、そっちを確認する。
そこに「イベント終了21:30」と書いて有れば、その時間を頒布終了時間と捉える。
これじゃ、私のように「話が違くね?」と言い出す奴も出てくるのは、当然の話だ。
スタッフさんは一生懸命アナウンスに努めたようだが、折角の頑張りも報われまい。
では、「姫草紙」以外の、一般の即売会ならどうするのか。
通常、公式サイトのページトップや概要紹介ページに、「開催時間11:00〜15:00」とか書いてある。
ここで言う開催時間とは、頒布時間の事である。「開催時間11:00〜15:00」と言えば、頒布可能な時間の事を指す。
更には、当日入場用のパンフレットやサークル案内・WEB等で、より詳しいスケジュールを案内する。
参加者に頒布可能時間が伝わらないなんて事は、有り得ない。
では「東方姫草紙」はどうか。
先ず、サークル案内にも当日カタログにも、スケジュールは明記されず、伝わらない。
サイト上の概要紹介のページには、「開催時間18:30〜22:00」と記載されている。この部分を見れば、頒布終了を22:00と解釈する参加者が居ても不思議ではない。
スケジュール表は当日会場に掲示されていたが、頒布終了時間が書いておらず「イベント終了21:30」と書いてあるから、頒布終了が21:30とも受けとれる。
頒布可能時間という当たり前の事が伝わっていないのは、主催の意図と異なる解釈が可能な、表記の曖昧・食い違いの賜物故だ。
誤解を招く数々の表記は、やはり「不親切」と断じざるを得まい。
頒布時間という重要な内容が、一般・サークル問わず浸透しなかった事は、曖昧で不親切な表記が織り成す当然の結果。
そして、運営が反省すべき瑕疵の一つでもある。
【総括と仮説】
今日取り上げた問題点をまとめると、こんな所か。
1.サークル案内発送・サークルリスト発表が極めて遅い
2.宅配便による搬入・搬出が不可能
3.スケジュールが不明瞭(特に頒布可能時間)
他にも色々と気になる箇所はあるが、余り多く取り上げてもピントがぼやけてしまうのでこの辺りにしておく。
私が気になったのは、普通に同人誌即売会を知っていれば「有り得ない」運営手法が、余りにも多く目立つ事である。
…同人誌即売会運営のセオリーから逸脱した部分が、余りにも多すぎる。
「サークル目線」の欠如とも言えるが、私は、この言葉だけでは片付け切れないような気がする。
「サークル目線」に欠けていると言うよりも、寧ろ【同人誌即売会を知らない】或いは【サークル活動を知らない】と言うべきではないか。
そう捉えねば、ここまで即売会運営のセオリーを外す事の説明が付かない。
そこで私が思い浮かんだ仮説が一つ。
主催者は、同人誌即売会の経験が皆無なのではないか。
「経験者がいる」との事だが、それは同人誌即売会の経験ではなく、クラブイベント(ないしコスプレイベント)の経験であり、そこで培われた感覚で運営に臨んだのではないか?
例えば、時間設定の件。
18:00からの夜間開催なんて時間設定、同人誌即売会では有り得ない。これが、クラブ系のイベントなら有り得るだろう。コスプレイベントだって、夜間に開催する物も少ないが存在するから、有り得る時間設定だ。
彼らが「同人誌即売会の感覚」ではなく、「クラブイベントの感覚」(もしかしたらコスイベの感覚かもしれないが)で動いたとするならば、夜間の実施に違和感を持たず断行した事の説明が付く。
無論、主催者の素性や同人経歴が分かりかねるので、断言は出来ない。
ただ、直感とは言え、何となくそういう雰囲気が漂うのだが…如何であろうか?
関係者含め皆様方のご意見をお聞きしたい所である。
参加サークル1、参加サークル3、といったイベントが
開催されたことがあります。
同人誌即売会としてはありえないというか
開催してはならないレベルの話ですが、事実です。
今回の主催者が『仮に』そのオンリーイベントの
スタッフをしていたのであれば、同人誌即売会というものを
『勘違い』しているのではないでしょうか。
同人誌即売会であれば、同人誌を頒布すること
同人誌を見てもらうことが主目的になると思います。
そのためにルールの設定、会場の設定等を行うものだと
思うのですが…