富山の「コミックライブ」に参加後、私は富山県魚津市ありそドーム開催、男性向けオールジャンル同人誌即売会「こみフェス」に一般参加させて頂いた。
また、「こみフェス」終了後に開催され、「どうすればこみフェスは盛り上がるか」をテーマにした「交流会」にも参加させて頂いた。
これらのレポートをさせて頂く前に、先ずは、私の「こみフェス」に対するスタンスを記したい。

【参考リンク】
2008年10月02日「「こみフェス」を真に盛り上げる方法とは
2008年10月29日「続・「こみフェス」を真に盛り上げる方法とは
2009年02月25日「3/1 金沢市開催「こみフェス」に寄せて
「こみフェス」は、数年前より開催されていた男性向けオールジャンル同人誌即売会。
これに、美少女ゲーム等の企業物販も加え、金沢・富山で年二回定期開催されている。
一時期は、主催氏の尽力により企業参加が極めて多く、有名企業含め10社以上が参加。一般来場者も多数押し寄せ盛り上がりを見せるも、企業目当ての参加者中心の客層。サークル目当ての来場者は少なく、如何にサークルに目を向けて貰うかが課題、と感じた。
しかしその後は、企業参加も年を追う毎に減少。不景気の影響も加わり、今回では金沢の同人ショップ「grep」と美少女ゲームメーカー「minori」の二社のみと寂しい状況に。

一方、WEBページの更新が遅い、北陸でチラシをロクに撒かない等、サークル集めに関する動きの遅さは顕著で、改まる兆しすら無い。サークル募集が開催11日前から開始、という「伝説」を築いた事すらあった。
そんな状況で、サークルが集まる方が不思議である。今回はサークル数12…幾ら地方とは言え、余りにも参加サークルが少なすぎる。
サイトに募集要項を掲載したのは12月。参加したサークルの大半が、北陸男性向け同人情報サイト「同人誌な部屋」でこの更新を捕捉。そこから口コミで参加しようという話になったと思われる。
…「同人誌な部屋」が無かったら、「こみフェス」のサークル数はどうなった事か。開催した事すらも、未だにに気付かぬサークルも多そうだ。

私は、運営の杜撰を憂いても、それでも北陸で唯一の男性向け同人誌即売会として、その存在意義は、高く評価していた。
地方は、人口も少なくサークルも集まりにくい不利な環境。何とか頑張って続けて欲しい。その為には告知宣伝をもっとしっかりやって、サークルを集めて欲しい!そういう思いを抱いていた。

しかし、残念ながら主催氏にはそこまでの力量が無い、というかそこまでのヤル気が無い、というべきか。
残念ながら、私の思いが、現実となる事は無かった。

そして昨年9月にも開催された「交流会」。今回の「こみフェス」同様に、「どうすればこみフェスは盛り上がるか」をテーマに開催された。ここで参加者からの忌憚無い話が出れば、少しは改善されるだろうと期待した。

…だが、私はそこで「こみフェス」を「諦める」ことを決意した
「サークルの意見も聞きたいから」という事で、サークルスペースのそばで「交流会」を実施。13時以降、参加サークルは、主催の手により一切の頒布ができない状況となってしまった
(参考リンク…2008年10月02日「「こみフェス」を真に盛り上げる方法とは」、2008年10月29日「続・「こみフェス」を真に盛り上げる方法とは」)

この、余りにもサークルの事を考慮していない運営により、私は、この即売会には未来が無いと判断。「こみフェス」の復活や活性化を諦念した。
そして「救いようの無い超弩級青龍刀同人誌即売会」のみがランクインされる、厨房即売会「御三家」の仲間入りを果たした。
しかも話し合われた内容は、「女性向けサークルを誘致する」「痛車を呼ぶ」等ピント外れの提案ばかり。私の諦めの気持ちをより一層強いものとした。

*ちなみに、現在の厨房即売会「御三家」は…「こみフェス」「コミックネットワーク」と後一つは空席、現在絶賛募集中w(「夢彗星」は過去の即売会という事で除外しました)

最終的に私は、「「こみフェス」の最大のネックは主催氏本人である。主催氏を外すのが「こみフェス」盛り上げ最大の特効薬」と判断した。
2009年02月25日「3/1 金沢市開催「こみフェス」に寄せて」においては、交流会を開催するに当たっての心構えとして、私はこのように述べた。

>「主催氏を外し後継体制を如何に確立させるか」が最大の論点となるべき。
>現在の主催氏に、如何に主催の座から辞任いただくか、後継体制をどうするか。


我ながら、恐ろしく非情な事をサラリと書いてのけたものだと思う。
だが、「こみフェス」を…いや北陸の男性向け同人誌即売会を盛り上げたいと願うならば、行きつく結論はそこになる。

「こみフェス」主催氏で無ければ、誰が主催になっても良い。
誰がなっても今よりは遥かにマシだ。
私はそう考えた。

だが、誰も音頭を取る人が居ないのに、「こみフェス」主催は主催辞めろ、というのも展望が無く、おかしな話である。
他の誰かが主催として立たねば、「こみフェス」主催氏が主催を下りる環境は、整わない。
私は、一昨年9月以降、自ら主催に立つ方の存在を、待ち望んだ。

だが、残念ながら、1年半経っても、誰も立ち上がる気配は無い。その事を、「こみフェス」主催氏が掲示板に記したメッセージより伺い知る事が出来る。

>ただ、当方終了にて後続無く、全く無くなってしまうことは避けたいとも思っています。それ故、もし新しいイベントができますならば心より応援したいと思います。

>当イベントがあることで北陸で男性向けのイベントをしたいのにできないとお考えの方、是非ご連絡ください。私はよろこんで身を引きます。


「こみフェス」主催氏自らが、自らのイベントすらも諦めている様子。そして、北陸で誰も即売会を立ち上げる方が居ない様子。
この発言から、その2つが伺える。

ここに来て、私はこう考えるに至った。
最早「こみフェス」には見込みが全く無い。後続の即売会が無い状態で辞めれば、同人空白区になるが、それもやむを得ない
一旦は同人空白区になり寂しくなるが、イベントが無いという現状に我慢出来なくなれば、誰か立つ。そっちに期待した方が手っ取り早いのではないか。
同人空白区になろうと構わない。「こみフェス」はとっとと畳んじまえ!
「こみフェス」の会場に入った頃の私は、そんなスタンスだった。

だが、会場に入ると、そのスタンスに変化が生じた。
サークルを回ると、とある男性向けのサークルさんがこう嬉しそうに語る。

普段KACのイベント(→「金コミ」等の金沢開催オールジャンルを指す)では全然手に取ってくれないのに、こみフェスでは完売した!

確かに、女性向け色の強いKACイベントだと、厳しそうなジャンル。
このサークルにとって、「こみフェス」の存在意義は、紛れもなく大きい。
私の「北陸男性向け同人の灯が一旦消えても良いから「こみフェス」畳め」のスタンスは、少しぐらついた。

また、「交流会」に参加した参加者は、総来場者約120人の約4分の1、30人超
予想以上の出席数だが、それだけ多くの方が、「こみフェス」の今後に強い関心を持っている事の証左でもある。
…流石にこの数を見たら、私の考えもぐらつく。これらの人々を前に、「北陸男性向け同人の灯が一旦消えても良いから「こみフェス」畳め」とまでは言えない

本来であれば、新たな主催が立ち、「こみフェス」は畳むのが理想である。
だが、それも無く、しかし北陸男性向けの活性化を望む地元人も多い…私は、こう考えるに至った。


「こみフェス」以外の主催が立ち、新しいイベントとしてやり直すのがベストだ。
だが、それが期待出来ない以上、望みが薄くとも、今存在する条件=こみフェスを用いて、北陸男性向けの同人活性化を図るしか無い。

…つまり、「こみフェス」もっと頑張れ、という方向に、私の考えも戻ってしまったw

次回は、その観点から、今回の「こみフェス」について論じて行きたい。