10月24日、福岡県北九州市にて開催された東方オンリー「大(9)州東方祭」に一般参加させていただいた。
「大(9)州東方祭」http://dakimakura.sakura.ne.jp/daikyusyutohosai/は今回3回目だが、前身となる「博多東方祭」から合わせると計4回目。回を重ねるごとに、サークルも一般も増加、右肩上がり成長を続ける良即売会である。
熱心かつマメな告知がその名を浸透させ、遊び心溢れる楽しい企画が九州の東方厨のハートを掴む。九州に秘めた東方のパワーを引き出し、多くの来場者を呼んだ。
この即売会は、九州のみならず、全国各地から参加者を呼んでいる。
福岡・長崎・鹿児島等九州各県からの参加は勿論、同一主催が立ち上げた「中四国東方祭」との相乗効果もあろうが、中四国・関西等西日本各地からも参加者を集めている。
…いや、関東、東北、北海道からの遠征組もいるから…日本全国から東方厨が一同に集結する即売会になってきたのかもしれない。
もちろん、参加者の過半は九州勢だ。サークルの過半は九州勢だし、一般参加者はたぶん8〜9割が九州勢だろう。ただ、九州以外からも注目が集まる即売会になっている、とも捉えて良いのではないかと思う。
今回は、前回を凌ぐサークル数420。sp数ベースでは500の大台を突破した。
(もっとも、「大(9)州東方祭」内グッズプチオンリー「香霖堂西海市」は2spでの参加が原則のため、これがsp数を稼いだ側面もあろうが)
一般参加者は関係者談話では4700。前回を2割増で上回る快挙である。
天候に恵まれず、朝から昼間まで大雨に見舞われた事を考えると、そのハンディを乗り越えてのこの数字には、ただ脱帽するのみである。
思えば、私が一昨年の秋に参加した福岡の即売会「tenjin.be」で、「今度九州で東方オンリーやりますんで…」とか主催氏からご挨拶をいただいたが…その時には、まさかこれほどまでに巨大なイベントに育つとは思わなかったなあ…。
【資格試験に落ちて参加決定(苦笑)】
本来であれば私は、この即売会に参加する予定は無かった。
私が目指していた資格試験の、2次試験があったからだ。
私は1次試験合格を目指すに当たり、神仏にも合格を願った。その中で、抱き枕の神としても高い(え)、この大(9)州東方祭の主催氏…仮に氏の名を「チ●ンコ氏」と仮定しよう。私は「神様仏様チ●ンコ様(仮名)1次試験に合格しますように」と祈ったw
だが、結果は不合格。チ●ンコ(仮名)使えねえなケッ…あ、いや違った、この結果は残念だが、これはチ●ンコ神(仮名)からの思し召し。チ●ンコ神(仮名)からの「大(9)州東方祭」来てよ!という【神のお導き】と解釈し、大(9)州東方祭への参加を決めた次第であるw
…という冗談はともかくとして、本当は行く予定無かったけど、資格試験落ちてスケジュールが空いたから行けるようになった、ってのは真実ですよ。
その後に出張等も入り、その予定とも上手く組み合わせながらスケジュールを立て、大(9)州東方祭に参加するよう調整した訳なのだが…参加して良かった即売会であったと思う。
実に5000人もの東方厨が、それぞれの思い、それぞれのパワーぶつけ、これだけの盛り上がりを見せた。私も、参加者の皆様からエネルギッシュなパワーを頂戴したかのような気分だ。この活況を見るに、九州の同人世界も、まだまだ行ける。九州同人世界に「希望」を感じた次第である。
【前回表面化した課題の解決は成されたか?〜音響編〜】
「大(9)州東方祭」は回を重ねるごとに成長を続ける即売会だが、前回4月開催においては、大きな課題が表面化し、極めて厳しい論調だった。(参考:2010年07月09日付「4/29
福岡県北九州市小倉「大(9)州東方祭」(前編)」http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51660356.htmlなど)
具体的には、即売会開催中も糞やかましく会話すらもままならぬ音響、スタッフの人員不足や企画の増強による、一人一人への過重な負担。これを解決し得ない限り、「大(9)州東方祭」は早晩行き詰まる。私はそう断じ、今後に憂慮の念を示した。
ただ、今回の即売会を見る限り、100%では無いが相応に改善されたと私は捉えている。
まず音響についてだが、前回、話し声が聞こえなくなる程の音響となった事には、幾つかの理由がある。
1・前回会場たる「西日本総合展示場」の「本館」は、会場全体に音が響く構造(前々回及び今回の会場たる「新館」は、普段は3ホールに区切っている事もあり、会場全体に響く構造ではない)
2・即売会頒布時間中にライブのリハーサルを主催が許可した
2は正直言って「論外」だし青龍刀で主催を【調教】すべきレベルであろうが…流石に今回は修正した。
リハーサルの時間は朝7時〜8時半、サークル入場直前までとし、その間に音響も調整した模様だ。
また、配置面も相当に工夫した。
今回の大(9)州、西日本総合展示場新館を3ホール全てを丸々利用した(参考:昨年のは2ホールのみ利用)が、ライブステージは右端のホール。即売会ゾーンは左端のホール。真ん中のホールは、ライブと即売会の緩衝材的に、痛車ゾーン・ゲーム大会ゾーンを配置した。
ライブステージと即売会ステージの間は、40m以上離れており、ステージで多少の音が出ても、即売会側への影響は相当に軽減されている。
昼の13時、大(9)州恒例「チルノダンス」の時間がやってきた。
総勢150人ものコスプレーダンサーが一同に会し、「チルノのパーフェクト算数教室」を踊るその様は圧巻。今年9月の例大祭SPでも取り入れられたほどの人気企画である。
今回は、イオシス・龍波しゅういち氏をセンターに向かいチルノダンスを披露!大いに盛り上がった。
だが私は、この時チルノダンスの見物はそこそこに、会場内各所を渡り歩いていた。
前回のように、チルノダンスの音が大きく、頒布に障害をもたらすようであれば問題だと感じ、チルノダンス中の音の大きさを自らの耳で確認した。
確かに、爆音は爆音だが、サークルスペース側においてはさほどでもなし。多少の音はせども、サークルの会話には支障はない。これなら問題ないかな…?
大(9)州内音楽系プチオンリー「東方筑音輝」は、サークルスペースから演奏してもOK・音楽流してもOKという面白い趣向のプチオンリーだったが、チルノダンス最中ですらもサークルの演奏が聴けたぐらいだった。
流石に、ステージに距離の近いゲームスペースは少し音が気になるも、個人的には辛うじて許容範囲内か。
全般的に見て、もう少し音量抑えても良いのでは?ぐらいには思えど、致命的な問題とはならずに済んだと思う。
いや、ぶっちゃけ本気でひどかったら、主催氏を呼び出して青龍刀で折檻調教。新たなプチオンリー「大(9)州調教祭」「大折檻東方祭」が始まっていたところだwww
…まあ、そうならずに済んだのは、互いの為皆の為良かったかなw
【前回表面化した課題の解決は成されたか?〜女工哀史編〜】
前回の過重なスタッフの負担について、私は「女工哀史」と揶揄した。
正直、その状況は余り変わっていない。
今回は、幹部スタッフは朝6時集合、一般スタッフは7時集合。
ライブも遅くまであるので、夜7時近くまでの拘束。…なかなか大変だと思う。
彼らの苦労があってこそ、我々も大(9)州を楽しめる。裏方スタッフ諸氏の奮闘に、この場をお借りして改めて御礼申し上げたい。
ただ、運営方法に改善を図っており、過去の大(9)州に比べても、業務面で余裕が出つつある。
前回話に出た人手不足の問題についても、相当多くの方面に声を掛けたようで、前々回を上回るスタッフ数は確保したようだ。
東京からもカリスマ列整理スタッフI氏が参戦、生き生きと列整理に勤しんだ。(氏とはトレジャーでよくお会いするが、九州でお会いするとは思わなかったなあw)
スタッフ一人一人も、過去の大(9)州や、「東方椰麟祭」「中四国東方祭」「美柑たると&東方四国祭」「Stand by Ready」(7月福岡開催なのはオンリー)と言った他イベントで経験を積み、以前より力を付けたスタッフも増えてきている。
有力スタッフの助太刀、個々のスタッフの成長、スタッフ数の増強…以前に比べ業務機能の強化が顕著で、業務的な余裕が生まれつつあるように映った。
拘束時間がまだ長いなあ、とも思うが、サークル数も増えたし、やむを得ない側面もあるのかな?
また、設営を前日に持っていった事により、拘束時間をより長くするものの、スケジュール面での余裕を生んだ。
昨秋の「大(9)州1」で申し上げた、「遊び心ある企画盛り沢山なのに遊びの無い運営」…という問題点も、クリアーされたと見て良いだろう。
運営に生まれた遊びや余裕は、当日朝の対応に現れた。
当日朝は土砂降り。雨中に多くの参加者を待たせた。
これに対し主催側も、雨中待たせる事を懸念。サークル入場を30分前倒し。コスプレ受付も早め、更に一般入場も前倒しした。
二週前に開催された「東方紅楼夢」がサークル入場やコスプレ受付に時間が掛かった事を踏まえ反面教師にしている部分もあろう。
ただ、前倒しできるのも、業務に余裕が生まれたが故の賜物。以前の余裕の無い「大(9)州」だったら、こんな親切できなかっただろう。
スタッフの大変さはまだまだ改善の余地は残すも、以前に比べ余裕が生まれており、少し改善されたのでは?という気がする。
【当日変わった事各種】
近隣の門司港で開催される「コスプレピクニック」が右肩上がりに来場者を増やすなど、コスプレの盛んな土地柄の九州。
九州のコスプレイヤーは非常に多い。
だが、レイヤーは多数をれども、皆野郎の女装コスばかり…!
いや、東方は女装コスのレイヤーが多いジャンルだからそれが自然なんだろうが…女性レイヤーが少ねえよ!
女の子レイヤーを探すのがこんな難易度高い東方オンリー見たことないぞw
何を申し上げたいかと言うとだ。
レイヤーなおにゃのこ、カモオオオオオオオオオオオオン!!!
…失礼。まあ、男性レイヤーが増えたなあ、って事ですねw
また、今回特筆すべき企画は、会場内に弁当・飲み物の販売コーナーが登場した事。
食糧事情の改善に繋がりありがたい話だが、特筆すべきは別にある。
お弁当は、全て大(9)州の象徴(?)チルノのイラストに彩られ「痛弁」と化していたw
一番人気は、折尾駅(小倉の近くの駅ですよ)の名物駅弁・かしわめし。チルノ包装が施された痛駅弁だ。私も、「チルノかしわめし」を昼食に選んだ。
チルノとは言え別に凍ってる訳じゃない。普通のかしわめしだ。食ったらバカになる…なんてオチも無いよなw 普通に美味なかしわめしだ。
ただ、チルノ包装紙には妙な事が書いてある。
曰わく「大?州東方祭と北九州サブカルチャー研究会では、今後北九州発の痛弁や萌みやげ等通好みの製品を開発していきます」
…ちょっと待て。お前ら、何やらかすつもりだw
このアホどもが、今後何やらかしてくれるのかにも期待したいw
とここまで書いた所でだいぶ長くなってしまったので、続きは次回に。
次回は、大(9)州内プチオンリーに見られる独自の工夫、そして大(9)州今後の課題について語ります。
「大(9)州東方祭」http://dakimakura.sakura.ne.jp/daikyusyutohosai/は今回3回目だが、前身となる「博多東方祭」から合わせると計4回目。回を重ねるごとに、サークルも一般も増加、右肩上がり成長を続ける良即売会である。
熱心かつマメな告知がその名を浸透させ、遊び心溢れる楽しい企画が九州の東方厨のハートを掴む。九州に秘めた東方のパワーを引き出し、多くの来場者を呼んだ。
この即売会は、九州のみならず、全国各地から参加者を呼んでいる。
福岡・長崎・鹿児島等九州各県からの参加は勿論、同一主催が立ち上げた「中四国東方祭」との相乗効果もあろうが、中四国・関西等西日本各地からも参加者を集めている。
…いや、関東、東北、北海道からの遠征組もいるから…日本全国から東方厨が一同に集結する即売会になってきたのかもしれない。
もちろん、参加者の過半は九州勢だ。サークルの過半は九州勢だし、一般参加者はたぶん8〜9割が九州勢だろう。ただ、九州以外からも注目が集まる即売会になっている、とも捉えて良いのではないかと思う。
今回は、前回を凌ぐサークル数420。sp数ベースでは500の大台を突破した。
(もっとも、「大(9)州東方祭」内グッズプチオンリー「香霖堂西海市」は2spでの参加が原則のため、これがsp数を稼いだ側面もあろうが)
一般参加者は関係者談話では4700。前回を2割増で上回る快挙である。
天候に恵まれず、朝から昼間まで大雨に見舞われた事を考えると、そのハンディを乗り越えてのこの数字には、ただ脱帽するのみである。
思えば、私が一昨年の秋に参加した福岡の即売会「tenjin.be」で、「今度九州で東方オンリーやりますんで…」とか主催氏からご挨拶をいただいたが…その時には、まさかこれほどまでに巨大なイベントに育つとは思わなかったなあ…。
【資格試験に落ちて参加決定(苦笑)】
本来であれば私は、この即売会に参加する予定は無かった。
私が目指していた資格試験の、2次試験があったからだ。
私は1次試験合格を目指すに当たり、神仏にも合格を願った。その中で、抱き枕の神としても高い(え)、この大(9)州東方祭の主催氏…仮に氏の名を「チ●ンコ氏」と仮定しよう。私は「神様仏様チ●ンコ様(仮名)1次試験に合格しますように」と祈ったw
だが、結果は不合格。チ●ンコ(仮名)使えねえなケッ…あ、いや違った、この結果は残念だが、これはチ●ンコ神(仮名)からの思し召し。チ●ンコ神(仮名)からの「大(9)州東方祭」来てよ!という【神のお導き】と解釈し、大(9)州東方祭への参加を決めた次第であるw
…という冗談はともかくとして、本当は行く予定無かったけど、資格試験落ちてスケジュールが空いたから行けるようになった、ってのは真実ですよ。
その後に出張等も入り、その予定とも上手く組み合わせながらスケジュールを立て、大(9)州東方祭に参加するよう調整した訳なのだが…参加して良かった即売会であったと思う。
実に5000人もの東方厨が、それぞれの思い、それぞれのパワーぶつけ、これだけの盛り上がりを見せた。私も、参加者の皆様からエネルギッシュなパワーを頂戴したかのような気分だ。この活況を見るに、九州の同人世界も、まだまだ行ける。九州同人世界に「希望」を感じた次第である。
【前回表面化した課題の解決は成されたか?〜音響編〜】
「大(9)州東方祭」は回を重ねるごとに成長を続ける即売会だが、前回4月開催においては、大きな課題が表面化し、極めて厳しい論調だった。(参考:2010年07月09日付「4/29
福岡県北九州市小倉「大(9)州東方祭」(前編)」http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51660356.htmlなど)
具体的には、即売会開催中も糞やかましく会話すらもままならぬ音響、スタッフの人員不足や企画の増強による、一人一人への過重な負担。これを解決し得ない限り、「大(9)州東方祭」は早晩行き詰まる。私はそう断じ、今後に憂慮の念を示した。
ただ、今回の即売会を見る限り、100%では無いが相応に改善されたと私は捉えている。
まず音響についてだが、前回、話し声が聞こえなくなる程の音響となった事には、幾つかの理由がある。
1・前回会場たる「西日本総合展示場」の「本館」は、会場全体に音が響く構造(前々回及び今回の会場たる「新館」は、普段は3ホールに区切っている事もあり、会場全体に響く構造ではない)
2・即売会頒布時間中にライブのリハーサルを主催が許可した
2は正直言って「論外」だし青龍刀で主催を【調教】すべきレベルであろうが…流石に今回は修正した。
リハーサルの時間は朝7時〜8時半、サークル入場直前までとし、その間に音響も調整した模様だ。
また、配置面も相当に工夫した。
今回の大(9)州、西日本総合展示場新館を3ホール全てを丸々利用した(参考:昨年のは2ホールのみ利用)が、ライブステージは右端のホール。即売会ゾーンは左端のホール。真ん中のホールは、ライブと即売会の緩衝材的に、痛車ゾーン・ゲーム大会ゾーンを配置した。
ライブステージと即売会ステージの間は、40m以上離れており、ステージで多少の音が出ても、即売会側への影響は相当に軽減されている。
昼の13時、大(9)州恒例「チルノダンス」の時間がやってきた。
総勢150人ものコスプレーダンサーが一同に会し、「チルノのパーフェクト算数教室」を踊るその様は圧巻。今年9月の例大祭SPでも取り入れられたほどの人気企画である。
今回は、イオシス・龍波しゅういち氏をセンターに向かいチルノダンスを披露!大いに盛り上がった。
だが私は、この時チルノダンスの見物はそこそこに、会場内各所を渡り歩いていた。
前回のように、チルノダンスの音が大きく、頒布に障害をもたらすようであれば問題だと感じ、チルノダンス中の音の大きさを自らの耳で確認した。
確かに、爆音は爆音だが、サークルスペース側においてはさほどでもなし。多少の音はせども、サークルの会話には支障はない。これなら問題ないかな…?
大(9)州内音楽系プチオンリー「東方筑音輝」は、サークルスペースから演奏してもOK・音楽流してもOKという面白い趣向のプチオンリーだったが、チルノダンス最中ですらもサークルの演奏が聴けたぐらいだった。
流石に、ステージに距離の近いゲームスペースは少し音が気になるも、個人的には辛うじて許容範囲内か。
全般的に見て、もう少し音量抑えても良いのでは?ぐらいには思えど、致命的な問題とはならずに済んだと思う。
いや、ぶっちゃけ本気でひどかったら、主催氏を呼び出して青龍刀で折檻調教。新たなプチオンリー「大(9)州調教祭」「大折檻東方祭」が始まっていたところだwww
…まあ、そうならずに済んだのは、互いの為皆の為良かったかなw
【前回表面化した課題の解決は成されたか?〜女工哀史編〜】
前回の過重なスタッフの負担について、私は「女工哀史」と揶揄した。
正直、その状況は余り変わっていない。
今回は、幹部スタッフは朝6時集合、一般スタッフは7時集合。
ライブも遅くまであるので、夜7時近くまでの拘束。…なかなか大変だと思う。
彼らの苦労があってこそ、我々も大(9)州を楽しめる。裏方スタッフ諸氏の奮闘に、この場をお借りして改めて御礼申し上げたい。
ただ、運営方法に改善を図っており、過去の大(9)州に比べても、業務面で余裕が出つつある。
前回話に出た人手不足の問題についても、相当多くの方面に声を掛けたようで、前々回を上回るスタッフ数は確保したようだ。
東京からもカリスマ列整理スタッフI氏が参戦、生き生きと列整理に勤しんだ。(氏とはトレジャーでよくお会いするが、九州でお会いするとは思わなかったなあw)
スタッフ一人一人も、過去の大(9)州や、「東方椰麟祭」「中四国東方祭」「美柑たると&東方四国祭」「Stand by Ready」(7月福岡開催なのはオンリー)と言った他イベントで経験を積み、以前より力を付けたスタッフも増えてきている。
有力スタッフの助太刀、個々のスタッフの成長、スタッフ数の増強…以前に比べ業務機能の強化が顕著で、業務的な余裕が生まれつつあるように映った。
拘束時間がまだ長いなあ、とも思うが、サークル数も増えたし、やむを得ない側面もあるのかな?
また、設営を前日に持っていった事により、拘束時間をより長くするものの、スケジュール面での余裕を生んだ。
昨秋の「大(9)州1」で申し上げた、「遊び心ある企画盛り沢山なのに遊びの無い運営」…という問題点も、クリアーされたと見て良いだろう。
運営に生まれた遊びや余裕は、当日朝の対応に現れた。
当日朝は土砂降り。雨中に多くの参加者を待たせた。
これに対し主催側も、雨中待たせる事を懸念。サークル入場を30分前倒し。コスプレ受付も早め、更に一般入場も前倒しした。
二週前に開催された「東方紅楼夢」がサークル入場やコスプレ受付に時間が掛かった事を踏まえ反面教師にしている部分もあろう。
ただ、前倒しできるのも、業務に余裕が生まれたが故の賜物。以前の余裕の無い「大(9)州」だったら、こんな親切できなかっただろう。
スタッフの大変さはまだまだ改善の余地は残すも、以前に比べ余裕が生まれており、少し改善されたのでは?という気がする。
【当日変わった事各種】
近隣の門司港で開催される「コスプレピクニック」が右肩上がりに来場者を増やすなど、コスプレの盛んな土地柄の九州。
九州のコスプレイヤーは非常に多い。
だが、レイヤーは多数をれども、皆野郎の女装コスばかり…!
いや、東方は女装コスのレイヤーが多いジャンルだからそれが自然なんだろうが…女性レイヤーが少ねえよ!
女の子レイヤーを探すのがこんな難易度高い東方オンリー見たことないぞw
何を申し上げたいかと言うとだ。
レイヤーなおにゃのこ、カモオオオオオオオオオオオオン!!!
…失礼。まあ、男性レイヤーが増えたなあ、って事ですねw
また、今回特筆すべき企画は、会場内に弁当・飲み物の販売コーナーが登場した事。
食糧事情の改善に繋がりありがたい話だが、特筆すべきは別にある。
お弁当は、全て大(9)州の象徴(?)チルノのイラストに彩られ「痛弁」と化していたw
一番人気は、折尾駅(小倉の近くの駅ですよ)の名物駅弁・かしわめし。チルノ包装が施された痛駅弁だ。私も、「チルノかしわめし」を昼食に選んだ。
チルノとは言え別に凍ってる訳じゃない。普通のかしわめしだ。食ったらバカになる…なんてオチも無いよなw 普通に美味なかしわめしだ。
ただ、チルノ包装紙には妙な事が書いてある。
曰わく「大?州東方祭と北九州サブカルチャー研究会では、今後北九州発の痛弁や萌みやげ等通好みの製品を開発していきます」
…ちょっと待て。お前ら、何やらかすつもりだw
このアホどもが、今後何やらかしてくれるのかにも期待したいw
とここまで書いた所でだいぶ長くなってしまったので、続きは次回に。
次回は、大(9)州内プチオンリーに見られる独自の工夫、そして大(9)州今後の課題について語ります。