実は、私STRIKE HOLEの花羅は、「Twitter」なるものを始めている。
Twitterは、時間の無い時でもお手軽に呟ける。ブログで書くほどでもない取るに足らない内容、ちょっとした感想等を気軽に書く事もできる。気楽に用いる事のできるツールである。
但し、気軽に書ける事のマイナス面として、言葉を吐き出すに当たり、慎重さに欠ける傾向にある。
私も、それなりに考えて推敲して書き出しているブログに比べ、慎重さの不足しがちなきらいがある。
あ、一応私のアカウントは【hanala_seiryuto】です。
同人以外でも色々マルチに書いてます。最近いささか攻撃的なので、少し自重が必要とは思ってますが…宜しければフォローしてみてくださいw
さて、そのTwitterに、地方の即売会を小馬鹿にする、悲しく残念な発言をお見かけした。
Twitterはその気軽さが諸刃の剣となり、口を滑らせて暴言を吐いてしまいがちになるから、少しの暴言失言の類は、多めに見ても良いと思う。ちょっとやそっとの事で、いちいち怒っていては、正直きりがない。
ただ、今回お見かけした発言については、地方開催即売会に注目し応援するブログ「STRIKE HOLE」としては、その発言が例え一時の気の迷いであれ、流石に見逃す事はできない。
いや、この発言に異議を唱えねば、「STRIKE HOLE」の理念に反しよう。
Twitterの一発言に目くじら立てるのは大人気ないかもしれないが、「STRIKE HOLE」のポジションゆえの行動たる事を、ご理解いただければ幸いである。
Twitter上で、地方即売会に関し語っていたら、こんな発言が飛び出した。
>申し訳ないですが、地方が同人誌即売会を支えているという事実はないと思います。
地方即売会を担うのは地元に住む中高生だ。
彼(女)らが先ず最初に参加する同人イベントは、地元の即売会だ。
そこで腕を磨き、大学生や社会人となり行動範囲が広がれば、彼(女)らはコミケなりコミックシティなり、都心の巨大なイベントを目指す。
つまり、地方の即売会は、同人入門の受入先として機能する。同人者の「裾野」を広げる役割を果たしている。
だからこそ、STRIKE HOLEは、地方即売会が同人世界に果たす役割の大きいものと捉え、地方で頑張る同人誌即売会にエールを送り続けているのだ。
コミックマーケットはじめ現在の巨大即売会が隆盛を誇っているのは、地方即売会が同人人口を増やしているが故の賜物ではないか、とすら思う。
他の人もこの発言主に異議を唱えた。もちろん、私も異議を出した。
それに対し、氏は、地方在住者の同人がコミケに参加して全国区化すること余り無い。コミケを目指す層は直接コミケに参加するのでは?と答えた。
確かに一理ある。
最近では、ネットが発達し、情報の入手も容易になった。
地元の即売会を通り越して、いきなりコミケに参加する層がいても全くおかしくない。(東方だと「いきなり例大祭」ってのもありますね)
かく言う私も、初めての即売会はコミックマーケットだ。ネットでコミケを知った口だし、オンリーイベントや地方即売会に目が向いたのはその先の話だったりする。
但し、それは一部分を見ての話に過ぎない。
確かにネットの発達もあり、コミケを直接目指す層の【比率は増えている】。だが、それが全てではない。
比率は減っても、やはり、学生の頃は地方即売会で頑張り、成長してからコミケ等の大規模即売会を目指す口は多い。
それに、氏の言う「地方在住者の同人がコミケに参加して全国区化すること余り無い」という部分が真実ならば、コミックマーケット参加者の半数近くが地方からの遠征者である現実(確か過去のコミケカタログに載ってたはず…後で探してみる)と矛盾する。
また、長年開催を続け、回数を重ねる地方即売会の参加者が、常に中高生ばかりで年長者が少ないのは、年を取ると地元の即売会を離れるから。
地元即売会に行かなくなった層は、どこに行くのか?勿論引退した人も多少はいようが、大半は、コミケ等都心の即売会を目指す。
氏の発言を是とすると、年長者の地方即売会離れ&東京イベントにシフト、という現象に説明が付かない…というか矛盾が生じるだろう。
…とここまで色々と反論したが、これだけなら問題発言とは言えない。
見解の相違、イベント感の相違であり、お互いの見解の異なりを論じ合えば良いだけ。怒るまでの必要は無い。
問題は、この後の発言だ。
>地方同人即売会はクジラの食べ残した餌にたかる小魚のような存在だと思う。
>結局同人即売会はコミケとコミケ以外というくくりしかないと思う。
地方即売会は、コミケのような大きい即売会におこぼれに与かる、ハイエナのような存在、と見下している大暴言である。
或いは、コミックマーケット至上主義に則った暴言とも言えようか?
そして、氏が、今の地方の即売会の現状を、全く理解していないことも見て取れる。そんな発言だ。
…私とは、余りにも立脚点が違いすぎる。
どこをどう考えても地方即売会の実情を見聞きした形跡が感じられない。地方即売会を知らずに地方即売会を論じているような気がして、正直頭が痛い。
正直、今からで良いからシティやライブやコミコンでも見て、地方の実情を勉強される事をお勧めしたい。
誰がんな事言ってるのか?と思ったら、某大規模即売会の相当年季の入った古参スタッフだと、何人かの方から聞いた。
まあ、スタッフ数千人規模だし、その中に一人ぐらいそういう変わったお考えの方がいても不思議は無いだろうが…
ただ古参の方ならば、年季も長いし、もう少し各地の即売会事情ご存じだと思うのだが…地方を見聞する機会に恵まれなかったのだろうか。
Twitter上の発言だし、余り激しく追及したり非難する気もない。これ以上の批判は差し控える予定だ。
だが、地方即売会を応援する「STRIKE HOLE」としては、当該発言を看過する事は決して出来ない。
この場をお借りし、当該発言に対する強い憂慮の念を表明させて頂きたい。
そして、私が【コミックマーケット76(2009年夏コミ)カタログ】に寄稿したコラムの、地方即売会の意義を説く文章を抜粋し、抗議の言葉に代えさせていただきたい。
(コミケ76カタログ 1324-1325ページより抜粋)
>気になるのは、地方の即売会に「元気」が無いこと。
>昔2000サークル集めて大盛況の即売会が今は1000以下とか。昔1000が今では500とか。最盛期の半分位にまでサークル参加数を減らした地方も多い。
>オンリーイベントへの参加、同人店舗への委託、ニコニコ動画やpixiv等オンラインでの表現手法の登場…地元の即売会以外の表現・発表の場が増えた。また、地域での同人の主力の担い手たる学生の数も減少傾向。この辺りが理由となろう。
>一方、コスプレ参加者は、オフラインでの表現・交流ゆえに減らず、相対的に比率は高まり目立つ。結果、コスプレに圧されサークルは居辛くなる。益々サークル数は減少する。負のスパイラルだ。
>活動のメインは東京だから、地方がどうなろうと実感を伴わない方もいよう。でも、考えていただきたい。
>学生等若い方が同人活動を始めるに当たり、先ず参加するのは地元の即売会だ。地域の即売会には、若い世代の同人者を増やす機能もある。
>そして、そこで腕を磨き成長し、大人になったらコミケに参加する。人気サークルに化けるかもしれない。地域の即売会の参加サークルは、10年後の人気サークルの「卵」でもある。
>それが減る現状は、将来のコミケの有望株の減少でもある。将来が心配と言ったら考えすぎだろうか?
>地方の即売会、もっと頑張れ!と申し上げたい。
Twitterは、時間の無い時でもお手軽に呟ける。ブログで書くほどでもない取るに足らない内容、ちょっとした感想等を気軽に書く事もできる。気楽に用いる事のできるツールである。
但し、気軽に書ける事のマイナス面として、言葉を吐き出すに当たり、慎重さに欠ける傾向にある。
私も、それなりに考えて推敲して書き出しているブログに比べ、慎重さの不足しがちなきらいがある。
あ、一応私のアカウントは【hanala_seiryuto】です。
同人以外でも色々マルチに書いてます。最近いささか攻撃的なので、少し自重が必要とは思ってますが…宜しければフォローしてみてくださいw
さて、そのTwitterに、地方の即売会を小馬鹿にする、悲しく残念な発言をお見かけした。
Twitterはその気軽さが諸刃の剣となり、口を滑らせて暴言を吐いてしまいがちになるから、少しの暴言失言の類は、多めに見ても良いと思う。ちょっとやそっとの事で、いちいち怒っていては、正直きりがない。
ただ、今回お見かけした発言については、地方開催即売会に注目し応援するブログ「STRIKE HOLE」としては、その発言が例え一時の気の迷いであれ、流石に見逃す事はできない。
いや、この発言に異議を唱えねば、「STRIKE HOLE」の理念に反しよう。
Twitterの一発言に目くじら立てるのは大人気ないかもしれないが、「STRIKE HOLE」のポジションゆえの行動たる事を、ご理解いただければ幸いである。
Twitter上で、地方即売会に関し語っていたら、こんな発言が飛び出した。
>申し訳ないですが、地方が同人誌即売会を支えているという事実はないと思います。
地方即売会を担うのは地元に住む中高生だ。
彼(女)らが先ず最初に参加する同人イベントは、地元の即売会だ。
そこで腕を磨き、大学生や社会人となり行動範囲が広がれば、彼(女)らはコミケなりコミックシティなり、都心の巨大なイベントを目指す。
つまり、地方の即売会は、同人入門の受入先として機能する。同人者の「裾野」を広げる役割を果たしている。
だからこそ、STRIKE HOLEは、地方即売会が同人世界に果たす役割の大きいものと捉え、地方で頑張る同人誌即売会にエールを送り続けているのだ。
コミックマーケットはじめ現在の巨大即売会が隆盛を誇っているのは、地方即売会が同人人口を増やしているが故の賜物ではないか、とすら思う。
他の人もこの発言主に異議を唱えた。もちろん、私も異議を出した。
それに対し、氏は、地方在住者の同人がコミケに参加して全国区化すること余り無い。コミケを目指す層は直接コミケに参加するのでは?と答えた。
確かに一理ある。
最近では、ネットが発達し、情報の入手も容易になった。
地元の即売会を通り越して、いきなりコミケに参加する層がいても全くおかしくない。(東方だと「いきなり例大祭」ってのもありますね)
かく言う私も、初めての即売会はコミックマーケットだ。ネットでコミケを知った口だし、オンリーイベントや地方即売会に目が向いたのはその先の話だったりする。
但し、それは一部分を見ての話に過ぎない。
確かにネットの発達もあり、コミケを直接目指す層の【比率は増えている】。だが、それが全てではない。
比率は減っても、やはり、学生の頃は地方即売会で頑張り、成長してからコミケ等の大規模即売会を目指す口は多い。
それに、氏の言う「地方在住者の同人がコミケに参加して全国区化すること余り無い」という部分が真実ならば、コミックマーケット参加者の半数近くが地方からの遠征者である現実(確か過去のコミケカタログに載ってたはず…後で探してみる)と矛盾する。
また、長年開催を続け、回数を重ねる地方即売会の参加者が、常に中高生ばかりで年長者が少ないのは、年を取ると地元の即売会を離れるから。
地元即売会に行かなくなった層は、どこに行くのか?勿論引退した人も多少はいようが、大半は、コミケ等都心の即売会を目指す。
氏の発言を是とすると、年長者の地方即売会離れ&東京イベントにシフト、という現象に説明が付かない…というか矛盾が生じるだろう。
…とここまで色々と反論したが、これだけなら問題発言とは言えない。
見解の相違、イベント感の相違であり、お互いの見解の異なりを論じ合えば良いだけ。怒るまでの必要は無い。
問題は、この後の発言だ。
>地方同人即売会はクジラの食べ残した餌にたかる小魚のような存在だと思う。
>結局同人即売会はコミケとコミケ以外というくくりしかないと思う。
地方即売会は、コミケのような大きい即売会におこぼれに与かる、ハイエナのような存在、と見下している大暴言である。
或いは、コミックマーケット至上主義に則った暴言とも言えようか?
そして、氏が、今の地方の即売会の現状を、全く理解していないことも見て取れる。そんな発言だ。
…私とは、余りにも立脚点が違いすぎる。
どこをどう考えても地方即売会の実情を見聞きした形跡が感じられない。地方即売会を知らずに地方即売会を論じているような気がして、正直頭が痛い。
正直、今からで良いからシティやライブやコミコンでも見て、地方の実情を勉強される事をお勧めしたい。
誰がんな事言ってるのか?と思ったら、某大規模即売会の相当年季の入った古参スタッフだと、何人かの方から聞いた。
まあ、スタッフ数千人規模だし、その中に一人ぐらいそういう変わったお考えの方がいても不思議は無いだろうが…
ただ古参の方ならば、年季も長いし、もう少し各地の即売会事情ご存じだと思うのだが…地方を見聞する機会に恵まれなかったのだろうか。
Twitter上の発言だし、余り激しく追及したり非難する気もない。これ以上の批判は差し控える予定だ。
だが、地方即売会を応援する「STRIKE HOLE」としては、当該発言を看過する事は決して出来ない。
この場をお借りし、当該発言に対する強い憂慮の念を表明させて頂きたい。
そして、私が【コミックマーケット76(2009年夏コミ)カタログ】に寄稿したコラムの、地方即売会の意義を説く文章を抜粋し、抗議の言葉に代えさせていただきたい。
(コミケ76カタログ 1324-1325ページより抜粋)
>気になるのは、地方の即売会に「元気」が無いこと。
>昔2000サークル集めて大盛況の即売会が今は1000以下とか。昔1000が今では500とか。最盛期の半分位にまでサークル参加数を減らした地方も多い。
>オンリーイベントへの参加、同人店舗への委託、ニコニコ動画やpixiv等オンラインでの表現手法の登場…地元の即売会以外の表現・発表の場が増えた。また、地域での同人の主力の担い手たる学生の数も減少傾向。この辺りが理由となろう。
>一方、コスプレ参加者は、オフラインでの表現・交流ゆえに減らず、相対的に比率は高まり目立つ。結果、コスプレに圧されサークルは居辛くなる。益々サークル数は減少する。負のスパイラルだ。
>活動のメインは東京だから、地方がどうなろうと実感を伴わない方もいよう。でも、考えていただきたい。
>学生等若い方が同人活動を始めるに当たり、先ず参加するのは地元の即売会だ。地域の即売会には、若い世代の同人者を増やす機能もある。
>そして、そこで腕を磨き成長し、大人になったらコミケに参加する。人気サークルに化けるかもしれない。地域の即売会の参加サークルは、10年後の人気サークルの「卵」でもある。
>それが減る現状は、将来のコミケの有望株の減少でもある。将来が心配と言ったら考えすぎだろうか?
>地方の即売会、もっと頑張れ!と申し上げたい。
それと一緒にするのは失礼ですが地方あっての中央だと思ってます。
(まぁ東京も歴史上は・・・げふんげふん)