1月7日、私はインテックス大阪開催・関西最大級規模の同人誌即売会「コミックシティ」を訪問した。
今回のお目当ては、コミックシティ内のプチオンリーとして開催された、ボーカロイド 鏡音リン・鏡音レンプチオンリー「かがぺろ!」である。
「かがぺろ!」はどう考えても、【鏡音ぺろぺろ】の略であるw
世間では【あずにゃんぺろぺろ】を唱える向きが多いわけだが、鏡音クラスタの皆さんも、決して負けてはいない。
主催並びに参加者の熱意により、イベント内に間借りしたプチオンリーとしての位置付けながらも、単独開催のオンリーイベント顔負けの充実したイベントに昇華した即売会。私はそう捉えている。
「かがぺろ!」の参加規模は74サークル86sp。プチオンリーとしては相当に規模が大きい。
シティ参加のボカロサークルは全てひっくるめ、170sp程度だろう。
ボカロ参加サークルの過半数を占める一大勢力だ。
今回のお目当ては、コミックシティ内のプチオンリーとして開催された、ボーカロイド 鏡音リン・鏡音レンプチオンリー「かがぺろ!」である。
「かがぺろ!」はどう考えても、【鏡音ぺろぺろ】の略であるw
世間では【あずにゃんぺろぺろ】を唱える向きが多いわけだが、鏡音クラスタの皆さんも、決して負けてはいない。
主催並びに参加者の熱意により、イベント内に間借りしたプチオンリーとしての位置付けながらも、単独開催のオンリーイベント顔負けの充実したイベントに昇華した即売会。私はそう捉えている。
「かがぺろ!」の参加規模は74サークル86sp。プチオンリーとしては相当に規模が大きい。
シティ参加のボカロサークルは全てひっくるめ、170sp程度だろう。
ボカロ参加サークルの過半数を占める一大勢力だ。
【閑話休題】
ところで、ボーカロイドオンリーを男性向けの文脈で捉える主催は、自ら死亡フラグを立てていると考える。
確かに買い手は、ノーマルカップリングが多いから、男性陣も少なくない(と@++の綾瀬さんが言ってたw)
ただ、サークルで見ると、女性陣多数の地方即売会において、ボカロサークルは必ず一定数存在する。
そして今回コミックシティでは、これだけのサークルが集まっている。
これら【女性向け】な即売会で、ボカロサークルが多く集まることの意味を、サークル集めに伸び悩むボカロオンリーの男性主催は、本気で考えた方が良いと思う。
(言い方変えれば、今成功しているボーマスは、主催ケットコムが女性向けなオンリーでも経験豊富だし、ボーパラ主催は地元名古屋のコミックライブに足を運んだり、今回のシティでもサークル参加し、女性向けの雰囲気に多く接している。女性向けの空気を知る事と彼らの成功とは、決して無関係とは言えないと思う)
【大人気!お年玉スタンプラリー】
プチオンリーに参加するなら、先ずは主催スペースへの訪問が欠かせない。
通常プチオンリーでは、主催スペースが「イベント本部」の役割を果たしている。そこで配置図を貰えるなど、プチオンリーに参加するに、有意義な情報収集が可能だ。
「かがぺろ!」では、「かがぺろ!企画部」として2spを取っており、ここが「かがぺろ!」の本部機能を担う。
だが、訪問して私はいきなりぶったまげたw
「かがぺろ!企画部」の列が、実に30m以上…!
かがぺろ列とトイレ並びの列とが交差し始め、スタッフ(←偶然にも私の友人が担当していた)が列を整理しようと必死に頑張っていたぐらいだ。
この長蛇の列の原因は、「かがぺろ!」企画の一つ「お年玉ラリー」。
参加サークルで買い物すると抽選券を進呈。「かがぺろ!」本部で抽選会ができ、景品が貰えるという企画だ。
この企画自体は、買い手の参加サークルでの購入を促せる。否定はしないどころか、寧ろ他のイベント主催の参考にもなる良企画だと思う。
ただ、景品が他に類を見ないレベルで充実しており、それが仇になったかもしれない…
今回の景品は、特賞に実力ある絵師さんの秀麗なイラストを惜しげもなく起用した、特製オリジナルグッズ9点。
A賞・オリジナルデコスイーツ(フェイクスイーツ)は、装飾系サークルさんの匠の技が生きた工芸品20点。
B賞は「鏡音学習帳」(ジャポニカ学習帳臭漂う鏡音ノート)200、そしてC賞にトレカ多数…こんな持ち込んで大丈夫か?w
というか、よくぞここまで分量用意したな…
これだけ素晴らしい景品が揃えば、そりゃ買い手も、スタンプラリー・抽選会に熱が入る。
混雑を想定し、抽選会は11時からB・C賞、13時からA・特賞の抽選、と分散の工夫を図るも、それでも11時の混雑は相当だ。
程なくして列は捌け落ち着いたから良かったが、一歩間違ったら余所のサークルさんに迷惑となる。良企画故の課題だと思うが、列整理要員を配置するなど、ケアを強化したいところだ。
【お年玉ラリー以外も充実!本部頒布品】
先の景品以外でも、「かがぺろ!」の頒布品は、非常に充実している。
(注・以下は全て有償の頒布品である)
中でも圧巻は、開催記念誌「かがみね!1月号」。
多数のサークルさんの参加を得て刊行されたアンソロ本だが、装丁が【どこかで見たような漫画雑誌のつくり】。本文ページの紙質は、ジャンプ等の漫画雑誌で用いられてるものをそのまま採用!
一般書店に置いても違和感のない完成度の高さであるw
#一部の皆様にとっては、少し前に刊行され話題になったTYPEMOONの同人誌「月刊フェイト」の「鏡音版」と考えればわかりやすいかも?
この他、記念カレンダーも絵師さんの協力を得てクオリティの高いものに仕上がった。
鏡音イラスト集として、鑑賞に供しても良いだろう。
しかし、「かがぺろ!」主催氏の他サークルを巻き込む「力」は凄い。
開催記念誌、スタンプラリー景品、カレンダー…これらは多数のサークルさんの協力を得たからこその賜物だ。
多くの方の協力を得られる事は、決して簡単な事ではない。そして、それをまとめ上げ形にする事もまた、簡単な事ではない。
主催氏の意気込み高く、その熱意にサークルが呼応するからこそ、これだけ豪華な頒布品に成り得たのだろう。
そして、「かがぺろ!」サークルカタログの発行。「かがぺろ!」を渡り歩く上で、大変ありがたいツールだ。
今回の「かがぺろ!」は、参加サークルの配置が相当分散(6号館ABC・3号館)している。シティのカタログだけでは訪問するにいささか不便かも。
「かがぺろ!」参加サークルのみに焦点を当てた、オリジナルの配置図が、「かがぺろ!」参加サークルを訪問するに、大変役立った。
カタログには、サークルカットも掲載・収録。
コミックシティとは別個、「かがぺろ」用に別途提出せねばならないのは確かに手間かもしれない。
だが、その代わり豪華オールカラー。スペースも広めなので、シティのサークルカットよりも表現の幅が広がるという長所もある。
そして何より、見栄えの良さは、オールカラーカタログならではの長所であろう。
【隔離配置・グッズ/アクセサリージャンルへの優れた配慮】
先に配置の分散と申したが、コミックシティでは運営上の方針だろうが、同じボカロジャンルであっても、グッズ・アクセサリーメインのサークルは装飾・雑貨系として纏めて配置する。
だから、同じボカロのプチオンリーサークルであっても、コミックシティのプチオンリーである以上、配置の権限はコミックシティ側にあり、結果配置は離れてしまう。
このコミックシティの方針の是非は、「かがぺろ!」には直接関係ないから、敢えて触れない。
今回の「かがぺろ!」において取り上げたい事は、配置が離れてしまう装飾・雑貨系サークルへの気遣いぶりである。
装飾・雑貨系は、メインのサークル群から配置が離れるので、足を運んでくれる可能性が低くなる。
そこで、サイト上やカタログ上で特別に広く紙面を割き、配置の離れる装飾・雑貨系を気遣っている。
配置面でハンディを背負う装飾・雑貨系サークルへの配慮の在り方として、「かがぺろ!」の方法は、他プチオンリーの参考になると思う。
【まとめ】
「かがぺろ!」について特記すべき点を纏めると、こんな所だろうか。
1.主催の熱意の高さ
2.ボカロジャンルに多い、女性向けジャンルで活躍するサークルさんのハートを掴めた
3.配置が離れたサークルさんにも配慮
4.多くのサークルから協力を得られた
プチオンリーの宿命として、親イベントのルールには従わねばならない。単独開催に比べ、制約も大きい。
しかしながら、その制約の中でも、熱意の高さや優れた気遣いで、オンリーイベントにまさるとも劣らぬ充実さを誇るプチオンリーになったと思う。
新年早々、素晴らしいイベントに出会えた幸運に感謝したい。
こういうイベントなら何度開催しても歓迎するぜ!とするのが私の立場だが…主催氏はサークル活動も営んでいる事を忘れてはならない。
サークル活動の兼ね合いもあるから、残念だが、年複数回の開催は無理だろう。年一回が限度かもしれない。
無理して主催を務めても、サークル活動にしわ寄せがいくし、それも宜しくない。
そこはサークル活動に支障を来さない範囲で無理せずに、と申し上げるしかない。
…余りプレッシャーにならない程度に、次回があれば期待しますよ…と控えめに申し上げたいw
【最後に】
「かがぺろ!」は、オンリーイベントの中でも類を見ない、極めて高いレベルで充実したイベントである。
プチオンリーを開催するのなら、「かがぺろ!」を参考にすると良い。
学べるエッセンスは、無数にあるはずだ。
ただ、これだけは言わせて欲しい。
「かがぺろ!」は余りにも、【良すぎる】のだ。クオリティの高さはチート、反則級だw
何が言いたいかと言うとだ。
「かがぺろ!」と同じ水準の企画やおもてなしを、他のイベントに求めないで欲しい、という事である。
「かがぺろ!」を基準にするのは、目が肥えるにも程がある、という事だ。
そもそも、即売会の主催というものは、仕事なり家事なりサークル活動なりスタッフ活動なり、他のタスクと同時並行で折り合いを付けながら行うものである。
普通に主催業務を営んでいたとしても、相当の労苦を強いられる。
これが企画やおもてなしの充実がチートな「かがぺろ!」となると、「ぶっちゃけ主催はいつ寝てるの?」との疑問が付きまとうw
裏で相当血のにじむ努力を重ねている事は、想像に難くない。
このレベルを他のイベントに求めようものなら、主催のなり手は誰もいなくなるだろう。
それに、プチオンリーだって色々形態がある。
私が過去参加した評論系プチオンリーは、特に何も企画もなく、参加サークルたることを示すPOPを机上に置いただけの簡素なものだ。「かがぺろ!」とは真逆だ。
ただ、主催が「緩やかな評論サークルの連合体」としてのプチオンリーを志向していたこともあり、これはこれで一つの考え方、一つのプチオンリーの在り方だとも思った。
「かがぺろ!」は確かに素晴らしく充実したイベントだ。
他の主催が見習うべき要素も多くあるだろう。
だが、同じレベルの充実を、他のイベントに求めてはならない。
「かがぺろ!」の充実ぶりはチートだし、主催のイベント観やイベントの開き方は、十人十色だからだ。
他のイベントは他のイベントならではの「個性」がある。各々のイベント毎の「個性」を大切にしたい、そう私は考える。
ところで、ボーカロイドオンリーを男性向けの文脈で捉える主催は、自ら死亡フラグを立てていると考える。
確かに買い手は、ノーマルカップリングが多いから、男性陣も少なくない(と@++の綾瀬さんが言ってたw)
ただ、サークルで見ると、女性陣多数の地方即売会において、ボカロサークルは必ず一定数存在する。
そして今回コミックシティでは、これだけのサークルが集まっている。
これら【女性向け】な即売会で、ボカロサークルが多く集まることの意味を、サークル集めに伸び悩むボカロオンリーの男性主催は、本気で考えた方が良いと思う。
(言い方変えれば、今成功しているボーマスは、主催ケットコムが女性向けなオンリーでも経験豊富だし、ボーパラ主催は地元名古屋のコミックライブに足を運んだり、今回のシティでもサークル参加し、女性向けの雰囲気に多く接している。女性向けの空気を知る事と彼らの成功とは、決して無関係とは言えないと思う)
【大人気!お年玉スタンプラリー】
プチオンリーに参加するなら、先ずは主催スペースへの訪問が欠かせない。
通常プチオンリーでは、主催スペースが「イベント本部」の役割を果たしている。そこで配置図を貰えるなど、プチオンリーに参加するに、有意義な情報収集が可能だ。
「かがぺろ!」では、「かがぺろ!企画部」として2spを取っており、ここが「かがぺろ!」の本部機能を担う。
だが、訪問して私はいきなりぶったまげたw
「かがぺろ!企画部」の列が、実に30m以上…!
かがぺろ列とトイレ並びの列とが交差し始め、スタッフ(←偶然にも私の友人が担当していた)が列を整理しようと必死に頑張っていたぐらいだ。
この長蛇の列の原因は、「かがぺろ!」企画の一つ「お年玉ラリー」。
参加サークルで買い物すると抽選券を進呈。「かがぺろ!」本部で抽選会ができ、景品が貰えるという企画だ。
この企画自体は、買い手の参加サークルでの購入を促せる。否定はしないどころか、寧ろ他のイベント主催の参考にもなる良企画だと思う。
ただ、景品が他に類を見ないレベルで充実しており、それが仇になったかもしれない…
今回の景品は、特賞に実力ある絵師さんの秀麗なイラストを惜しげもなく起用した、特製オリジナルグッズ9点。
A賞・オリジナルデコスイーツ(フェイクスイーツ)は、装飾系サークルさんの匠の技が生きた工芸品20点。
B賞は「鏡音学習帳」(ジャポニカ学習帳臭漂う鏡音ノート)200、そしてC賞にトレカ多数…こんな持ち込んで大丈夫か?w
というか、よくぞここまで分量用意したな…
これだけ素晴らしい景品が揃えば、そりゃ買い手も、スタンプラリー・抽選会に熱が入る。
混雑を想定し、抽選会は11時からB・C賞、13時からA・特賞の抽選、と分散の工夫を図るも、それでも11時の混雑は相当だ。
程なくして列は捌け落ち着いたから良かったが、一歩間違ったら余所のサークルさんに迷惑となる。良企画故の課題だと思うが、列整理要員を配置するなど、ケアを強化したいところだ。
【お年玉ラリー以外も充実!本部頒布品】
先の景品以外でも、「かがぺろ!」の頒布品は、非常に充実している。
(注・以下は全て有償の頒布品である)
中でも圧巻は、開催記念誌「かがみね!1月号」。
多数のサークルさんの参加を得て刊行されたアンソロ本だが、装丁が【どこかで見たような漫画雑誌のつくり】。本文ページの紙質は、ジャンプ等の漫画雑誌で用いられてるものをそのまま採用!
一般書店に置いても違和感のない完成度の高さであるw
#一部の皆様にとっては、少し前に刊行され話題になったTYPEMOONの同人誌「月刊フェイト」の「鏡音版」と考えればわかりやすいかも?
この他、記念カレンダーも絵師さんの協力を得てクオリティの高いものに仕上がった。
鏡音イラスト集として、鑑賞に供しても良いだろう。
しかし、「かがぺろ!」主催氏の他サークルを巻き込む「力」は凄い。
開催記念誌、スタンプラリー景品、カレンダー…これらは多数のサークルさんの協力を得たからこその賜物だ。
多くの方の協力を得られる事は、決して簡単な事ではない。そして、それをまとめ上げ形にする事もまた、簡単な事ではない。
主催氏の意気込み高く、その熱意にサークルが呼応するからこそ、これだけ豪華な頒布品に成り得たのだろう。
そして、「かがぺろ!」サークルカタログの発行。「かがぺろ!」を渡り歩く上で、大変ありがたいツールだ。
今回の「かがぺろ!」は、参加サークルの配置が相当分散(6号館ABC・3号館)している。シティのカタログだけでは訪問するにいささか不便かも。
「かがぺろ!」参加サークルのみに焦点を当てた、オリジナルの配置図が、「かがぺろ!」参加サークルを訪問するに、大変役立った。
カタログには、サークルカットも掲載・収録。
コミックシティとは別個、「かがぺろ」用に別途提出せねばならないのは確かに手間かもしれない。
だが、その代わり豪華オールカラー。スペースも広めなので、シティのサークルカットよりも表現の幅が広がるという長所もある。
そして何より、見栄えの良さは、オールカラーカタログならではの長所であろう。
【隔離配置・グッズ/アクセサリージャンルへの優れた配慮】
先に配置の分散と申したが、コミックシティでは運営上の方針だろうが、同じボカロジャンルであっても、グッズ・アクセサリーメインのサークルは装飾・雑貨系として纏めて配置する。
だから、同じボカロのプチオンリーサークルであっても、コミックシティのプチオンリーである以上、配置の権限はコミックシティ側にあり、結果配置は離れてしまう。
このコミックシティの方針の是非は、「かがぺろ!」には直接関係ないから、敢えて触れない。
今回の「かがぺろ!」において取り上げたい事は、配置が離れてしまう装飾・雑貨系サークルへの気遣いぶりである。
装飾・雑貨系は、メインのサークル群から配置が離れるので、足を運んでくれる可能性が低くなる。
そこで、サイト上やカタログ上で特別に広く紙面を割き、配置の離れる装飾・雑貨系を気遣っている。
配置面でハンディを背負う装飾・雑貨系サークルへの配慮の在り方として、「かがぺろ!」の方法は、他プチオンリーの参考になると思う。
【まとめ】
「かがぺろ!」について特記すべき点を纏めると、こんな所だろうか。
1.主催の熱意の高さ
2.ボカロジャンルに多い、女性向けジャンルで活躍するサークルさんのハートを掴めた
3.配置が離れたサークルさんにも配慮
4.多くのサークルから協力を得られた
プチオンリーの宿命として、親イベントのルールには従わねばならない。単独開催に比べ、制約も大きい。
しかしながら、その制約の中でも、熱意の高さや優れた気遣いで、オンリーイベントにまさるとも劣らぬ充実さを誇るプチオンリーになったと思う。
新年早々、素晴らしいイベントに出会えた幸運に感謝したい。
こういうイベントなら何度開催しても歓迎するぜ!とするのが私の立場だが…主催氏はサークル活動も営んでいる事を忘れてはならない。
サークル活動の兼ね合いもあるから、残念だが、年複数回の開催は無理だろう。年一回が限度かもしれない。
無理して主催を務めても、サークル活動にしわ寄せがいくし、それも宜しくない。
そこはサークル活動に支障を来さない範囲で無理せずに、と申し上げるしかない。
…余りプレッシャーにならない程度に、次回があれば期待しますよ…と控えめに申し上げたいw
【最後に】
「かがぺろ!」は、オンリーイベントの中でも類を見ない、極めて高いレベルで充実したイベントである。
プチオンリーを開催するのなら、「かがぺろ!」を参考にすると良い。
学べるエッセンスは、無数にあるはずだ。
ただ、これだけは言わせて欲しい。
「かがぺろ!」は余りにも、【良すぎる】のだ。クオリティの高さはチート、反則級だw
何が言いたいかと言うとだ。
「かがぺろ!」と同じ水準の企画やおもてなしを、他のイベントに求めないで欲しい、という事である。
「かがぺろ!」を基準にするのは、目が肥えるにも程がある、という事だ。
そもそも、即売会の主催というものは、仕事なり家事なりサークル活動なりスタッフ活動なり、他のタスクと同時並行で折り合いを付けながら行うものである。
普通に主催業務を営んでいたとしても、相当の労苦を強いられる。
これが企画やおもてなしの充実がチートな「かがぺろ!」となると、「ぶっちゃけ主催はいつ寝てるの?」との疑問が付きまとうw
裏で相当血のにじむ努力を重ねている事は、想像に難くない。
このレベルを他のイベントに求めようものなら、主催のなり手は誰もいなくなるだろう。
それに、プチオンリーだって色々形態がある。
私が過去参加した評論系プチオンリーは、特に何も企画もなく、参加サークルたることを示すPOPを机上に置いただけの簡素なものだ。「かがぺろ!」とは真逆だ。
ただ、主催が「緩やかな評論サークルの連合体」としてのプチオンリーを志向していたこともあり、これはこれで一つの考え方、一つのプチオンリーの在り方だとも思った。
「かがぺろ!」は確かに素晴らしく充実したイベントだ。
他の主催が見習うべき要素も多くあるだろう。
だが、同じレベルの充実を、他のイベントに求めてはならない。
「かがぺろ!」の充実ぶりはチートだし、主催のイベント観やイベントの開き方は、十人十色だからだ。
他のイベントは他のイベントならではの「個性」がある。各々のイベント毎の「個性」を大切にしたい、そう私は考える。