STRIKE HOLEは、2月16日、長野県岡谷市開催の東方Project・東方風神録オンリー「平成二十四年度 御射宮司祭」にサークル参加させていただいた。
御射宮司祭への参加は、2009年秋以来、4年ぶりである。
★参考リンク
(2009年)10/25 長野県岡谷市「御射宮司祭」 http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51570698.html
あの頃の私は、あくまで一般参加者としての参加だった。
東方オンリーにサークル参加する事も無かった。
最近、東方オンリーへのサークル参加も積極的になり、その流れの中、「御射宮司祭」にもサークルとして参加させていただいた。
今回サークル参加させていただいたが、多くの皆様にご来訪いただけたことに、心からの感謝を申し上げたい。
その一方、アイテム数が多かった事もあり、撤収作業に手間取ってしまった事は、反省すべき点だろう。机の撤収をお待ちいただいたスタッフ様には、お気遣いいただき感謝申し上げたいが、お待たせしてしまった事は、謹んでお詫び申し上げたい。
さて今回は、4年ぶりの参加・参加形態のサークル参加への変更、という部分を踏まえ、
(1)サークル参加者の立場から見ての「御射宮司祭」
(2)4年前と比べての御射宮司祭
この二点を中心に、今回の「御射宮司祭」を語る事としたい。
(1)サークル参加者の立場から見ての「御射宮司祭」
とは言え、サークル参加して不便な点は殆ど感じなかった。
オンライン申し込みは、特に差し障り無く申し込めた。ぷにけっと準備会主催の東方オンリーと同じ要領で、困ることは無かった。
ただ、強いて申し上げるならば、宅配便の搬入/搬出の部分で、若干の不便さと便利さが目に付いた程度だろうか。
サークル参加案内は、3週間前を少し切っての到着。時期的には、決して悪くはない。
ただ、参加案内を紐解くと、宅配便の伝票が入っていた点は、いささかぶったまげたw…いや流石に宅配伝票が直に入ってるのは初めてだったので(汗)
搬入の案内は、送付先や日時等を記載しての案内が普通だ。この案内を元に、我々サークルは、宅配便として発送し、当日の搬入を行う。
しかしながら、今回の「御射宮司祭」においてはそれがなく、代わりに、宅配搬入には同封伝票を使っていただきたいとの、宅配業者の挨拶文が入っていた。
ただこの方法だと、伝票が1つしかない。2個口以上のサークルは厳しい。
私は元々、印刷所から新刊として1個(→ねこのしっぽ以外の業者の直接搬入は不可の為、宅配に頼るしかない)、自宅から既刊分をもう1個、会場に宅配の予定だった。
同封伝票と同じ宛先・時間指定の伝票を新たにつくって送れば何とかなったのかもしれないが、本当に何とかなるか不安だったので、同封の宅配伝票は印刷所に渡し、既刊は自宅からの手搬入で対応した。
東方のサークルは、搬入量の多いサークルも、決して少なくない。2個口以上のサークルの存在も想定していただければ、より便利になったと思う。
一方で大変ありがたかった便利な点は、やはりこれも宅配絡みだが、宅配業者の出張所を用意いただけた事。
通常、宅配搬出は、イベント本部で受付・着払い伝票での発送が通例だ。これは、宅配業者でないイベントスタッフが宅配費用を収受できないからこその慣例である。
しかし、業者側が出張所を用意する事により、業者側が直接荷物を扱う。金銭収受も可能になる…つまりサークルからすれば、発払いが利用できる、という事に。
翌週2/24には、200sp超規模の東方Projectオンリー「幻想郷サミット」が名古屋で開催され、今回「御射宮司祭」と連戦のサークルも、決して少なくない。
「幻想郷サミット」に限らず、着払いの宅配搬入は、どこのイベントでも不可である。サークル荷物の搬送費用を、イベント主催が立て替える義理は無い。当たり前の事である。
だが今回「御射宮司祭」会場で発払い伝票が使える事により、信州の会場から直接「幻想郷サミット」に荷物を送ることが可能となった。
これは両イベント連戦で、かつ荷物の多いサークルからすれば、非常に有り難い話である。
「御射宮司祭」のように、発払いを使えるイベントが増えれば良いな…とサークルとしては感じる次第である。
(2)4年前と比べての御射宮司祭
4年前に御射宮司祭に参加した際、私は、「地元と密着しての運営」「地元の参加者の掘り起こしにより、地域の同人世界の活性化に寄与」「経験豊富な東京からのスタッフ勢が手堅く運営」等の特長を指摘。都会即売会の良さと地域即売会の良さとがハイブリッドした即売会、と纏めた。
この構図や長所は、今回の「御射宮司祭」でも、原則変わりはない。
サークルゲートに入る所からして、立ってるスタッフは、ぷに●っと準備会主催氏とケッ●コム主催氏の重鎮お二方だ。
…ええと何この超重量級、贅沢な布陣はw
他にも、混対や待機列形成にも経験豊富なスタッフが多く、手慣れたもの。大きな瑕疵は無かった。
特に巧さを感じたのは、恒例企画の1つでもある萌え酒頒布の時。
酒造業者が、東方キャラをあしらったラベルのお酒を販売する人気企画。
今回は、即売会も終盤に入っての15時からの頒布だ。(遅めの頒布としたのは、来場者の滞留効果も狙っての事だろう)
当然酒販用の待機列を形成するが、皆殺到するので、ある程度のスペースが必要だ。
となるとコスプレスペースぐらいしか、待機箇所に適する箇所は見あたらないが、コスプレイヤーの皆さんにも協力を仰ぎ、スペースを空けて貰わなければならない。
そこで今回は、会場内に封印されていたお座敷スペースを開放。コスプレイヤーをそちらに誘導した。
コスプレイヤーも、これまで使われなかった新鮮なシチュエーションの下、撮影や交流を楽しめるメリットがある。
巧く考えたな…と感心した。
地元密着という部分でも、今回はパワーアップしている。
昨秋の「諏訪風神祭」で好評だった事を受けての側面もあるかもしれないが、ララ岡谷一階のお惣菜屋さんと提携し、萌え弁当の販売を始めた。
更に、近隣のローソンでも、萌え弁当を販売。
どちらも好評で、あっという間に完売…
但し、お弁当も11時頃には完売してしまう程の人気さゆえ、今後は、お弁当目当ての早朝来場者が増える危険性も考えられる。
将来的には、お弁当を抽選制にして早朝来場を抑止する等、新たな対応が求められるかもしれない。
なお、即売会自体の早朝来場対応は、ぷにけっと準備会主催イベントの早朝来場防止策を、今回採用している。
(即売会開場1時間前に当たる)12時以降の列形成を明言し、それまではララ岡谷一階の名店街への立ち寄りを促した。
イベントだけでなく、地元のお店でもお金を落としてくれる人が増えれば、地元にとっても歓迎すべき話となる。
地元振興とも巧くリンクさせての、来場者対応になったのではなかろうか。
また、イベントカタログに地元企業の広告を掲載する取り組みは、以前と変わらず。
地域を舞台にを地元と密接した運営の一端が、垣間見える。
また今回は、企業・団体枠で、地元の団体も参加。
ジャンルはいささか異なるが、アニメ「あの夏で待ってる」の舞台・小諸から参加した「なつまちおもてなしサロン」は、聖地巡礼ガイドや小諸のお祭りのリーフレットを配布。
隣の下諏訪町からは、下諏訪唯一の公式同人誌と銘打って、漫画と観光名所の紹介のコラボレートにて、町の特色を紹介する書物を配布。
「御射宮司祭」で諏訪の良さを知った参加者が、他の町にも目を向けて、他の町を探訪する展開に期待したい。
少し気になる点としては、初回の「御射宮司祭」から4年が経過し、当初の新鮮味が次第に薄れつつある点…言わば将来的にマンネリ化の恐れのある点について、取り上げたい。
この兆候は、数字にも出ている。sp数ベースで、初回235→二回目222→(諏訪風神祭194→)今回174と減少傾向だ。
減少の理由としては、当初物珍しさから参加したサークルが参加しなくなった事や、寒冷地・信州で真冬の開催したという気候的な問題、加えて社会人が参加しにくくなる土曜開催という日程の問題等もある。
だから、必ずしも、今マンネリ化が起こっているとは思えない。
ただ、この減少が今後も続くようならば、マンネリ化を疑った方が良いだろう。
将来起こり得るマンネリ化は、年月を経過した全ての即売会が直面する課題だろう。
しかしながら、せっかく諏訪でこれだけの規模をもって立ち上がった即売会だ。
来るべきマンネリ化を乗り越え、規模を維持し、末長く続けていきたいものである。
マンネリ化への対応には、正直、これといった有効打となるべき方法は無い。
だが、有効打となる【可能性のある】アプローチならば、幾つかご提案申し上げる事はできると思う。
一つは、昨年2月「東方椰麟祭」において、将来想定されるであろうマンネリ化への対策として論じた事だが、【2〜3年先のビジョン】を考える事である。
詳しくは、拙文「2/12広島市開催・東方オンリー「東方椰麟祭 第三幕」」(http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51869440.html)もご参照いただきたい。
先のビジョンを「何となく」でも良いから構想していけば、それが「目標」となり、メリハリも付くのでは?とも考える。
昨年4月開催の「大(9)州東方祭」参加時も、将来のマンネリ化を懸念した。
この時に述べた事の焼き直しだが、新しい企画を導入する、或いは過去導入し廃した企画を導入する事で、メリハリを付けられないか?とも思った。
(参考・4/22 福岡県北九州市の東方オンリー「大(9)州東方祭6」 http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51879466.html)
また、もう一つ私が感じたこととしては、初回に比べ、地元のサークル/買い手が減ったような印象だ。(違っていたらごめんなさい)
地元率が減り、相対的に遠征者が増えている印象を持った。
東方サークルは、全国どこの地域の同人誌即売会に参加しても、必ずと言っても良いレベルで存在する。
全国各地、津々浦々の同人者に浸透しているジャルだ。
地元サークルが少なくなっていると言う事は、地元同人者の掘り起こしにまだまだ開拓の余地がある、という事でもあると思う。
幸い中信地区は、岡谷の隣市・松本市中心だが、「コミックファクトリー」を筆頭に、即売会の開催が盛んな土地柄だ。
地元の即売会にサークル参加する、チラシを撒く…地元の告知を強化し、地元のサークルの掘り起こしを目指してはどうだろうか?
地元の即売会は、若い世代・女の子中心で、今の御射宮司祭の参加層とも微妙に異なりそう。
しかしながら、そういった層にも参加して貰う事で、即売会に「新しい血」を呼び込む事も、即売会に「メリハリを付ける」事の一環になるのではなかろうか。
将来想定されるであろうマンネリ化に対策を打つ事は、全ての即売会が直面する課題ながら、対応の難しい課題である。
私も幾つかご提案させていただいたものの、この策が絶対有効だと言い切れる自信は無い。
もし今後も開催をお考えならば、主催氏並びに関係者の皆様方には、頭の片隅に置いて色々お考えいただければ…と願う次第である。
御射宮司祭への参加は、2009年秋以来、4年ぶりである。
★参考リンク
(2009年)10/25 長野県岡谷市「御射宮司祭」 http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51570698.html
あの頃の私は、あくまで一般参加者としての参加だった。
東方オンリーにサークル参加する事も無かった。
最近、東方オンリーへのサークル参加も積極的になり、その流れの中、「御射宮司祭」にもサークルとして参加させていただいた。
今回サークル参加させていただいたが、多くの皆様にご来訪いただけたことに、心からの感謝を申し上げたい。
その一方、アイテム数が多かった事もあり、撤収作業に手間取ってしまった事は、反省すべき点だろう。机の撤収をお待ちいただいたスタッフ様には、お気遣いいただき感謝申し上げたいが、お待たせしてしまった事は、謹んでお詫び申し上げたい。
さて今回は、4年ぶりの参加・参加形態のサークル参加への変更、という部分を踏まえ、
(1)サークル参加者の立場から見ての「御射宮司祭」
(2)4年前と比べての御射宮司祭
この二点を中心に、今回の「御射宮司祭」を語る事としたい。
(1)サークル参加者の立場から見ての「御射宮司祭」
とは言え、サークル参加して不便な点は殆ど感じなかった。
オンライン申し込みは、特に差し障り無く申し込めた。ぷにけっと準備会主催の東方オンリーと同じ要領で、困ることは無かった。
ただ、強いて申し上げるならば、宅配便の搬入/搬出の部分で、若干の不便さと便利さが目に付いた程度だろうか。
サークル参加案内は、3週間前を少し切っての到着。時期的には、決して悪くはない。
ただ、参加案内を紐解くと、宅配便の伝票が入っていた点は、いささかぶったまげたw…いや流石に宅配伝票が直に入ってるのは初めてだったので(汗)
搬入の案内は、送付先や日時等を記載しての案内が普通だ。この案内を元に、我々サークルは、宅配便として発送し、当日の搬入を行う。
しかしながら、今回の「御射宮司祭」においてはそれがなく、代わりに、宅配搬入には同封伝票を使っていただきたいとの、宅配業者の挨拶文が入っていた。
ただこの方法だと、伝票が1つしかない。2個口以上のサークルは厳しい。
私は元々、印刷所から新刊として1個(→ねこのしっぽ以外の業者の直接搬入は不可の為、宅配に頼るしかない)、自宅から既刊分をもう1個、会場に宅配の予定だった。
同封伝票と同じ宛先・時間指定の伝票を新たにつくって送れば何とかなったのかもしれないが、本当に何とかなるか不安だったので、同封の宅配伝票は印刷所に渡し、既刊は自宅からの手搬入で対応した。
東方のサークルは、搬入量の多いサークルも、決して少なくない。2個口以上のサークルの存在も想定していただければ、より便利になったと思う。
一方で大変ありがたかった便利な点は、やはりこれも宅配絡みだが、宅配業者の出張所を用意いただけた事。
通常、宅配搬出は、イベント本部で受付・着払い伝票での発送が通例だ。これは、宅配業者でないイベントスタッフが宅配費用を収受できないからこその慣例である。
しかし、業者側が出張所を用意する事により、業者側が直接荷物を扱う。金銭収受も可能になる…つまりサークルからすれば、発払いが利用できる、という事に。
翌週2/24には、200sp超規模の東方Projectオンリー「幻想郷サミット」が名古屋で開催され、今回「御射宮司祭」と連戦のサークルも、決して少なくない。
「幻想郷サミット」に限らず、着払いの宅配搬入は、どこのイベントでも不可である。サークル荷物の搬送費用を、イベント主催が立て替える義理は無い。当たり前の事である。
だが今回「御射宮司祭」会場で発払い伝票が使える事により、信州の会場から直接「幻想郷サミット」に荷物を送ることが可能となった。
これは両イベント連戦で、かつ荷物の多いサークルからすれば、非常に有り難い話である。
「御射宮司祭」のように、発払いを使えるイベントが増えれば良いな…とサークルとしては感じる次第である。
(2)4年前と比べての御射宮司祭
4年前に御射宮司祭に参加した際、私は、「地元と密着しての運営」「地元の参加者の掘り起こしにより、地域の同人世界の活性化に寄与」「経験豊富な東京からのスタッフ勢が手堅く運営」等の特長を指摘。都会即売会の良さと地域即売会の良さとがハイブリッドした即売会、と纏めた。
この構図や長所は、今回の「御射宮司祭」でも、原則変わりはない。
サークルゲートに入る所からして、立ってるスタッフは、ぷに●っと準備会主催氏とケッ●コム主催氏の重鎮お二方だ。
…ええと何この超重量級、贅沢な布陣はw
他にも、混対や待機列形成にも経験豊富なスタッフが多く、手慣れたもの。大きな瑕疵は無かった。
特に巧さを感じたのは、恒例企画の1つでもある萌え酒頒布の時。
酒造業者が、東方キャラをあしらったラベルのお酒を販売する人気企画。
今回は、即売会も終盤に入っての15時からの頒布だ。(遅めの頒布としたのは、来場者の滞留効果も狙っての事だろう)
当然酒販用の待機列を形成するが、皆殺到するので、ある程度のスペースが必要だ。
となるとコスプレスペースぐらいしか、待機箇所に適する箇所は見あたらないが、コスプレイヤーの皆さんにも協力を仰ぎ、スペースを空けて貰わなければならない。
そこで今回は、会場内に封印されていたお座敷スペースを開放。コスプレイヤーをそちらに誘導した。
コスプレイヤーも、これまで使われなかった新鮮なシチュエーションの下、撮影や交流を楽しめるメリットがある。
巧く考えたな…と感心した。
地元密着という部分でも、今回はパワーアップしている。
昨秋の「諏訪風神祭」で好評だった事を受けての側面もあるかもしれないが、ララ岡谷一階のお惣菜屋さんと提携し、萌え弁当の販売を始めた。
更に、近隣のローソンでも、萌え弁当を販売。
どちらも好評で、あっという間に完売…
但し、お弁当も11時頃には完売してしまう程の人気さゆえ、今後は、お弁当目当ての早朝来場者が増える危険性も考えられる。
将来的には、お弁当を抽選制にして早朝来場を抑止する等、新たな対応が求められるかもしれない。
なお、即売会自体の早朝来場対応は、ぷにけっと準備会主催イベントの早朝来場防止策を、今回採用している。
(即売会開場1時間前に当たる)12時以降の列形成を明言し、それまではララ岡谷一階の名店街への立ち寄りを促した。
イベントだけでなく、地元のお店でもお金を落としてくれる人が増えれば、地元にとっても歓迎すべき話となる。
地元振興とも巧くリンクさせての、来場者対応になったのではなかろうか。
また、イベントカタログに地元企業の広告を掲載する取り組みは、以前と変わらず。
地域を舞台にを地元と密接した運営の一端が、垣間見える。
また今回は、企業・団体枠で、地元の団体も参加。
ジャンルはいささか異なるが、アニメ「あの夏で待ってる」の舞台・小諸から参加した「なつまちおもてなしサロン」は、聖地巡礼ガイドや小諸のお祭りのリーフレットを配布。
隣の下諏訪町からは、下諏訪唯一の公式同人誌と銘打って、漫画と観光名所の紹介のコラボレートにて、町の特色を紹介する書物を配布。
「御射宮司祭」で諏訪の良さを知った参加者が、他の町にも目を向けて、他の町を探訪する展開に期待したい。
少し気になる点としては、初回の「御射宮司祭」から4年が経過し、当初の新鮮味が次第に薄れつつある点…言わば将来的にマンネリ化の恐れのある点について、取り上げたい。
この兆候は、数字にも出ている。sp数ベースで、初回235→二回目222→(諏訪風神祭194→)今回174と減少傾向だ。
減少の理由としては、当初物珍しさから参加したサークルが参加しなくなった事や、寒冷地・信州で真冬の開催したという気候的な問題、加えて社会人が参加しにくくなる土曜開催という日程の問題等もある。
だから、必ずしも、今マンネリ化が起こっているとは思えない。
ただ、この減少が今後も続くようならば、マンネリ化を疑った方が良いだろう。
将来起こり得るマンネリ化は、年月を経過した全ての即売会が直面する課題だろう。
しかしながら、せっかく諏訪でこれだけの規模をもって立ち上がった即売会だ。
来るべきマンネリ化を乗り越え、規模を維持し、末長く続けていきたいものである。
マンネリ化への対応には、正直、これといった有効打となるべき方法は無い。
だが、有効打となる【可能性のある】アプローチならば、幾つかご提案申し上げる事はできると思う。
一つは、昨年2月「東方椰麟祭」において、将来想定されるであろうマンネリ化への対策として論じた事だが、【2〜3年先のビジョン】を考える事である。
詳しくは、拙文「2/12広島市開催・東方オンリー「東方椰麟祭 第三幕」」(http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51869440.html)もご参照いただきたい。
先のビジョンを「何となく」でも良いから構想していけば、それが「目標」となり、メリハリも付くのでは?とも考える。
昨年4月開催の「大(9)州東方祭」参加時も、将来のマンネリ化を懸念した。
この時に述べた事の焼き直しだが、新しい企画を導入する、或いは過去導入し廃した企画を導入する事で、メリハリを付けられないか?とも思った。
(参考・4/22 福岡県北九州市の東方オンリー「大(9)州東方祭6」 http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51879466.html)
また、もう一つ私が感じたこととしては、初回に比べ、地元のサークル/買い手が減ったような印象だ。(違っていたらごめんなさい)
地元率が減り、相対的に遠征者が増えている印象を持った。
東方サークルは、全国どこの地域の同人誌即売会に参加しても、必ずと言っても良いレベルで存在する。
全国各地、津々浦々の同人者に浸透しているジャルだ。
地元サークルが少なくなっていると言う事は、地元同人者の掘り起こしにまだまだ開拓の余地がある、という事でもあると思う。
幸い中信地区は、岡谷の隣市・松本市中心だが、「コミックファクトリー」を筆頭に、即売会の開催が盛んな土地柄だ。
地元の即売会にサークル参加する、チラシを撒く…地元の告知を強化し、地元のサークルの掘り起こしを目指してはどうだろうか?
地元の即売会は、若い世代・女の子中心で、今の御射宮司祭の参加層とも微妙に異なりそう。
しかしながら、そういった層にも参加して貰う事で、即売会に「新しい血」を呼び込む事も、即売会に「メリハリを付ける」事の一環になるのではなかろうか。
将来想定されるであろうマンネリ化に対策を打つ事は、全ての即売会が直面する課題ながら、対応の難しい課題である。
私も幾つかご提案させていただいたものの、この策が絶対有効だと言い切れる自信は無い。
もし今後も開催をお考えならば、主催氏並びに関係者の皆様方には、頭の片隅に置いて色々お考えいただければ…と願う次第である。