宮城県は気仙沼市で開催されし同人誌即売会「EVENT JACK」http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=eventjackに、サークルとして参加させていただいた。
「EVENT JACK」は、毎年3月、気仙沼市を舞台に開催されし同人誌即売会。
この即売会も、2年前の東日本大震災により、多大なる苦難に直面した。
会場の「気仙沼市民会館」は、高台の上の立地。
海抜が高いので、会場そのものが津波を被る事は無く済んだものの、会場は避難所として接収される展開。
震災翌週に開催される予定だった、20回目の節目となるべき即売会は、中止に追い込まれた。
だが、その翌年2012年…この即売会「EVENT JACK」は、見事に復活を遂げた。
震災前と同じ会場での開催。サークル参加数も、震災前同様20サークル台を維持している。
震災という苦難を乗り越え、前を向いて歩みを再開した。
STRIKE HOLEは、被災地が震災を乗り越え、即売会を開催しようと頑張るならば、可能な限り応援したい、との意向を持っている。
単に足を運ぶだけでも応援になると思うが、自分自身サークル活動を営む身。できればサークルとして参加し、応援したい。そういう気持ちは抱いていた。
とは言え、スケジュールの都合が合わずなかなか足を運べなかったのだが…
(実際、震災後複数回開催している、岩手県大船渡市の「ポケットマニア」には、まだ参加を果たせずじまいだ)
震災から2年を経過し、ようやくスケジュールが合い、参加を果たせた次第である。
会場の「気仙沼市民会館」は、バスが会場前に直結するものの、バスの本数も少なく、正直使いづらい。
私は、JRの気仙沼駅からタクシーを利用した。
(BRT気仙沼線の南気仙沼からだと歩いても行ける距離っぽいが、荷物も抱えて山登りはキツいので、その選択肢は回避した)
参加者の大多数は、車で来訪の模様。駐車場も広いスペースが用意されているが、この日は大ホールにて【区間整理の説明会】が開催されており、駐車場も混み合っていたようだ。
参加者の年齢層は、一般参加者は高校卒業するかしないかの年齢層が多かった印象だ。
開場近くになると、会場入口付近に、20〜30人程度がたむろしていた。
男女比は3:7ぐらいで、意外と男性参加者も少なくないようだ。
サークルの年齢層は、もう少し高めだ。大学生〜社会人クラスが多いと思う。
頒布物は、ラミカやアクセサリーが多い一方、同人誌を出すサークルも半数はいる。
地方即売会では珍しい傾向だろうが、グッズ偏重とはならずバランスが取れているとも思う。
ジャンル傾向は、特に目立ったジャンルは無く、1サークル1ジャンルの様相か。
サークル数は20サークル台を維持。
震災前が20サークル台後半、震災後が20サークル台前半だから、減ってはいるにせよ、震災の影響も最小限に抑え健闘していると思う。
理由としては、震災にめげず再開する姿勢への、皆の応援の気持ちがあるだろうし、加えて、ポスター/チラシ配布等の告知に精力的な点も挙げられよう。
「EVENT JACK」は、気仙沼市内のゲームショップ・本屋・カラオケボックス・文具店等、市内のお店への、積極的かつ地域に密着した告知姿勢が目立つ。
また、周辺地域…南三陸町の復興商店街や、一関市・北上市・陸前高田市・大船渡市等のお店(本屋や文具店が多い?)も網羅している。
無論、県都・仙台のお店たる「アニメイト」「とらのあな」も押さえてはいるが、やはり、地元密着の告知姿勢が目立つ。
地方の即売会は、地元密着の告知が大切だと思う。
同人ショップにこだわらず、チラシやポスターを引き受けてくれそうな地元のお店を開拓すべく、積極的に当たるべきであろう。
「EVENT JACK」はその点に関して非常に熱心である。震災の災禍が直撃しようとも、サークル数を落とさずに済む一因となっているだろう。
会場内の様子を簡単に申し上げたい。
開場間際、一般参加者は20〜30人と普通の人出だが、サークルに空席が目立ち、不安も残る。
だが、開場30分経つと遅刻サークルも到来、サークルの空席も埋まる。
一般来場者も、もう少し増加し、それなりの賑わいに。
地方の即売会は尻上がりに来場者が増加する傾向が強いが、この即売会は、開場後30〜60分経った当たりが人出のピークかも?と感じた。
来場者の多くが陣取るのは、落書きコーナー。
定められたテーマに沿っての落書きで、よくある何でもOKなタイプとは異なる。
水性ペンを中心に、豊富に揃った筆記具も印象的であった。
その後は、12時台からじゃんけん大会、次いでイベントアピールと続く。
イベントアピールは、一関市や奥州市、大船渡など、岩手からの参戦が多い。
気仙沼は宮城だが、 地域的な繋がりは岩手の方が強そうな雰囲気だろうか?
また、この他にも、コスプレコンテストやビンゴ大会、イラストコンテスト等の企画も豊富で、場の盛り上がりに繋がった。
頒布時間内の企画は、一部の即売会だと、サークルからのクレームにもなりそうだが、気仙沼では大丈夫なのだろうか?
大船渡等近隣地域の即売会でも、同様の企画が営まれており、このやり方が定着していると考えられる。
多分、大丈夫だとは思うが…
そこら辺は、参加者からの声に耳を傾ける事が重要で、それを元に主催が判断すれば良いと思う。
こうして、震災の苦難を乗り越えつつも、皆が楽しめる場を復活させた気仙沼の「EVENT JACK」は、震災後2回目となる今回のイベントも、無事に終了させた。
次回は、先の話だが、来年3月16日開催とのこと。
次回も開催されるとのご意向は、心強い限りだ。
気仙沼を盛り上げる、年一回の貴重な同人者のお祭りだ。今後も続いていく事を期待したい。
「EVENT JACK」は、毎年3月、気仙沼市を舞台に開催されし同人誌即売会。
この即売会も、2年前の東日本大震災により、多大なる苦難に直面した。
会場の「気仙沼市民会館」は、高台の上の立地。
海抜が高いので、会場そのものが津波を被る事は無く済んだものの、会場は避難所として接収される展開。
震災翌週に開催される予定だった、20回目の節目となるべき即売会は、中止に追い込まれた。
だが、その翌年2012年…この即売会「EVENT JACK」は、見事に復活を遂げた。
震災前と同じ会場での開催。サークル参加数も、震災前同様20サークル台を維持している。
震災という苦難を乗り越え、前を向いて歩みを再開した。
STRIKE HOLEは、被災地が震災を乗り越え、即売会を開催しようと頑張るならば、可能な限り応援したい、との意向を持っている。
単に足を運ぶだけでも応援になると思うが、自分自身サークル活動を営む身。できればサークルとして参加し、応援したい。そういう気持ちは抱いていた。
とは言え、スケジュールの都合が合わずなかなか足を運べなかったのだが…
(実際、震災後複数回開催している、岩手県大船渡市の「ポケットマニア」には、まだ参加を果たせずじまいだ)
震災から2年を経過し、ようやくスケジュールが合い、参加を果たせた次第である。
会場の「気仙沼市民会館」は、バスが会場前に直結するものの、バスの本数も少なく、正直使いづらい。
私は、JRの気仙沼駅からタクシーを利用した。
(BRT気仙沼線の南気仙沼からだと歩いても行ける距離っぽいが、荷物も抱えて山登りはキツいので、その選択肢は回避した)
参加者の大多数は、車で来訪の模様。駐車場も広いスペースが用意されているが、この日は大ホールにて【区間整理の説明会】が開催されており、駐車場も混み合っていたようだ。
参加者の年齢層は、一般参加者は高校卒業するかしないかの年齢層が多かった印象だ。
開場近くになると、会場入口付近に、20〜30人程度がたむろしていた。
男女比は3:7ぐらいで、意外と男性参加者も少なくないようだ。
サークルの年齢層は、もう少し高めだ。大学生〜社会人クラスが多いと思う。
頒布物は、ラミカやアクセサリーが多い一方、同人誌を出すサークルも半数はいる。
地方即売会では珍しい傾向だろうが、グッズ偏重とはならずバランスが取れているとも思う。
ジャンル傾向は、特に目立ったジャンルは無く、1サークル1ジャンルの様相か。
サークル数は20サークル台を維持。
震災前が20サークル台後半、震災後が20サークル台前半だから、減ってはいるにせよ、震災の影響も最小限に抑え健闘していると思う。
理由としては、震災にめげず再開する姿勢への、皆の応援の気持ちがあるだろうし、加えて、ポスター/チラシ配布等の告知に精力的な点も挙げられよう。
「EVENT JACK」は、気仙沼市内のゲームショップ・本屋・カラオケボックス・文具店等、市内のお店への、積極的かつ地域に密着した告知姿勢が目立つ。
また、周辺地域…南三陸町の復興商店街や、一関市・北上市・陸前高田市・大船渡市等のお店(本屋や文具店が多い?)も網羅している。
無論、県都・仙台のお店たる「アニメイト」「とらのあな」も押さえてはいるが、やはり、地元密着の告知姿勢が目立つ。
地方の即売会は、地元密着の告知が大切だと思う。
同人ショップにこだわらず、チラシやポスターを引き受けてくれそうな地元のお店を開拓すべく、積極的に当たるべきであろう。
「EVENT JACK」はその点に関して非常に熱心である。震災の災禍が直撃しようとも、サークル数を落とさずに済む一因となっているだろう。
会場内の様子を簡単に申し上げたい。
開場間際、一般参加者は20〜30人と普通の人出だが、サークルに空席が目立ち、不安も残る。
だが、開場30分経つと遅刻サークルも到来、サークルの空席も埋まる。
一般来場者も、もう少し増加し、それなりの賑わいに。
地方の即売会は尻上がりに来場者が増加する傾向が強いが、この即売会は、開場後30〜60分経った当たりが人出のピークかも?と感じた。
来場者の多くが陣取るのは、落書きコーナー。
定められたテーマに沿っての落書きで、よくある何でもOKなタイプとは異なる。
水性ペンを中心に、豊富に揃った筆記具も印象的であった。
その後は、12時台からじゃんけん大会、次いでイベントアピールと続く。
イベントアピールは、一関市や奥州市、大船渡など、岩手からの参戦が多い。
気仙沼は宮城だが、 地域的な繋がりは岩手の方が強そうな雰囲気だろうか?
また、この他にも、コスプレコンテストやビンゴ大会、イラストコンテスト等の企画も豊富で、場の盛り上がりに繋がった。
頒布時間内の企画は、一部の即売会だと、サークルからのクレームにもなりそうだが、気仙沼では大丈夫なのだろうか?
大船渡等近隣地域の即売会でも、同様の企画が営まれており、このやり方が定着していると考えられる。
多分、大丈夫だとは思うが…
そこら辺は、参加者からの声に耳を傾ける事が重要で、それを元に主催が判断すれば良いと思う。
こうして、震災の苦難を乗り越えつつも、皆が楽しめる場を復活させた気仙沼の「EVENT JACK」は、震災後2回目となる今回のイベントも、無事に終了させた。
次回は、先の話だが、来年3月16日開催とのこと。
次回も開催されるとのご意向は、心強い限りだ。
気仙沼を盛り上げる、年一回の貴重な同人者のお祭りだ。今後も続いていく事を期待したい。
同人のジャンルはどんな感じだったんでしょうか?
震災体験を本にされる方もいるとか。