同人イベント検索サイト運営者でもあり、かつ同人イベント主催団体としても老舗の「ケットコム」。
ケットコムの主催する即売会は数多く、場数の多さを下地とした豊富な経験や蓄積されたノウハウは、安定感の高いイベント運営に繋がっている、と考える。
ケットコム主催の即売会は数多いが、個性の強い即売会も決して少なくない。
そして、その中でもとりわけ個性の際立った即売会が、「スキマフェスティバル」であろう。
スキマフェスティバルは、過去STRIKE HOLEでも何度か触れたが、単体では到底開催不可能なマニアックなジャンルのオンリーを寄せ集め、ある程度のボリュームを持つ合同イベントとする事で、どんな意味不明のドマイナージャンルだろうと、開催を可能としている点が特長だ。
「隙間ジャンル総合オンリー」と銘打っており、マイナー・マニアックなジャンル/オンリーの為に存在している、ある意味救世主的存在とも言えようか。
過去記事においても、「マイナージャンルの受け皿」「少ないリスクで己のやりたいマニアックなジャンルのオンリーが実現可能」等高く評価し続けてきた。
(参考)STRIKE HOLE過去記事
2009年→11/3 横浜「スキマフェスティバル4」 http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51574873.html
2010年→11/3川崎「スキマフェスティバル」内の伝説即売会 エルシャダイオンリー「大丈夫だ、問題ない。」 http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51692186.html
「スキマフェスティバル」でしかお見かけし得ない、マイナーな…というか独特なジャンルの作品を見られる事が楽しみで、私はほぼ毎年この即売会に足を運んでいる。
昨年2012年に至っては、ついに自らオンリー主催にエントリーしてしまったw
…しかもそのオンリーは、泡沫候補中心・選挙オンリー「我は唯一神」という、残念極まりないコンセプトだ。スキマフェス以外では到底実現不可能だろう。
今年は同日のべびプリオンリーにどうしても足を運びたかったので、勝手ながら、エントリーを控えさせていただいたが…
(来年の選挙オンリーは、参加しそうなサークルさんのご都合もお伺いしつつ、開催の有無を検討したい)
それでも矢張り、「スキマフェス」が気になるイベントである事に変わりはない。
べびプリオンリーを早々に辞し、スキマフェスに向かう。実に3年ぶりの「一般参加」である。
久々に「一般参加」という外部の立場となった事により、改めて気付いた点もあったので、以下レポートさせていただきたい。
先ず思った事としては、この即売会、毎年毎年イベントの雰囲気が変わるな…と言う事。
去年や一昨年とも雰囲気違うし、その前とも雰囲気が違う。
考えてみれば、「スキマフェスティバル」は、エントリーオンリーの入れ替わりが早い。
元々サークルが集まるかどうか未知数だから、仮にサークル数が集まらなくとも形にできる「スキマフェスティバル」内での開催を選んだが、蓋を空けると「大丈夫だ、問題ない。」(エルシャダイオンリー)や「VOCALOID M@STER」(通称ボーマス/ボカロオンリー)のように、大量にサークルが集まり、場の雰囲気を一変させる化け方をする事もある。
流石にそこまでサークルが集まったら、「もうスキマじゃないよね」という事になり、スキマフェスティバルを巣立って行く。
その分、別のオンリーが新たに補充されていく。
こういう「新陳代謝」により、スキマフェスにエントリーされる陣容も変わるし、それに伴い、毎回毎回の雰囲気も変容する。
今回は、女性向けジャンルのオンリーが多く、女性参加者がそれなりの数いらっしゃった。男女比半々ぐらいか。
コスプレを見ると、自宅警備隊オンリーの関係者が、あの黒装束だから当然目立つも…それ以外の各エントリージャンルからも、コスプレイヤー多数。
クッキークラッカーオンリーですらも、コスプレイヤーが参戦していた。
終盤に入り、コスプレイヤーの集合写真が撮られたが…多数のジャンルが入り乱れるカオスさは、オールジャンルのコスプレ広場にも近い雰囲気だが、それとも少し違った趣も感じた。
今回最もスキマフェスらしいオンリーは、クッキークラッカーオンリー「クッキーを焼くだけの簡単なお仕事」だろう。
ネット上にて、一時期「クッキークラッカー」というひたすらクッキーを焼き続けるだけのゲームが、何故か流行り、そして3日で廃れてしまったのだがw
これが流行っていた頃に、酒の勢いで開催を決めた、との触れ込みで立ち上がったw
こういうしょーもない展開から、我々が予想だにしないジャンルが、斜め向こうの切り口をもって襲来するのが、「スキマフェス」のカオスさであり、頭痛を催すアホさであり、そして「醍醐味」であると言えよう。
こういうネタ塗れのオンリーには、「祭りに乗っちまえ」とするサークルも多い。
エルシャダイオンリー「大丈夫だ、問題ない。」も、最初期は殆どネタだった(エルシャダイはその後、普通の女性向けジャンルに変容)。
流石に、エルシャダイほどにはサークルは集まらなかったが、それでも十数サークルが集った。
サークルも、登場人物である婆さんのグッズやら18禁陵辱本やら、このオンリー合わせの作品制作に積極的だった…サークルの皆さんも頑張るなあ…
しかしながら主催氏サークルが、ノロウイルで倒れるという、まさかの展開…!
子イベント主催が倒れても、親イベント(スキマフェス)が存在するから、オンリー自体は、問題なく開催された。
罹患したのが、まだ他のスタッフでリカバリー可能なプチオンリーの開催時だったのは、不幸中の幸いか。単独開催の時に罹患したらどうなってたことか…
とりあえず、クッキー主催氏に対しては、お大事にとしか言えない…
なお、無人となった主催氏のサークル机には、お見舞い品だろうか、クッキーが大量にお供えされていた事も申し添えておきたいw
そして昨年スキマフェス初登場、今回も登場した自宅警備隊オンリーは、今年も注目を集め「主役」だったw
参加は1サークル、しかも主催サークルは【申込し忘れ】というアホ展開w(もう1つのサークルに寄生したので大勢に影響は無いが)
サークルスペース前にお座敷スペースを設営したり、自宅警備隊やら武装職安やらがうようよタムロしてたりで、ある意味やりたい放題だったw
アフターイベントでは、自宅警備隊オンリー主催氏が挨拶されたが、「私一人で始まった自宅警備隊が、今では国内外で160人になった…」とか意味不明な供述をされていたw
その後、自宅警備隊隊員全員が登壇しての挨拶芸。昨年のアフター同様に場を盛り上げる。
そしてそれが終わったら、アフター参加者に自宅警備隊隊員達から、糧食として【クッキー】が支給される…何この意味不明な展開w
こうして今回も無事に終わった「スキマフェスティバル」だが、久々に外部の目から見て、強く感じた事が一つあった。
…何この訳分からないイベントw
スキマフェスティバルは、何でもありのイベントだ。
どんな変なジャンル、どんな意味不明なジャンルであっても、許容される。
その懐の広さが、スキマフェスの良さだと思う。
だからこそ訳分からないジャンルオンリーが数多く集い、カオスさを深める。
イベント自体も、訳分からないものになってくるw
私がこのイベントに対し感じた「訳分からなさ」言い換えれば「カオスさ」は、スキマフェスティバルの「スキマなジャンルなら何でも受け入れる」とする懐の広さの裏返しだ。
スキマフェスは懐の広いイベントであり、それ故に訳分からないのが大量に出現。それがスキマフェスの「楽しみ」にもなってくるのだ。
次回があるならば、また、エッジの利いた変なオンリーが出現する事に、期待を寄せたいw
ケットコムの主催する即売会は数多く、場数の多さを下地とした豊富な経験や蓄積されたノウハウは、安定感の高いイベント運営に繋がっている、と考える。
ケットコム主催の即売会は数多いが、個性の強い即売会も決して少なくない。
そして、その中でもとりわけ個性の際立った即売会が、「スキマフェスティバル」であろう。
スキマフェスティバルは、過去STRIKE HOLEでも何度か触れたが、単体では到底開催不可能なマニアックなジャンルのオンリーを寄せ集め、ある程度のボリュームを持つ合同イベントとする事で、どんな意味不明のドマイナージャンルだろうと、開催を可能としている点が特長だ。
「隙間ジャンル総合オンリー」と銘打っており、マイナー・マニアックなジャンル/オンリーの為に存在している、ある意味救世主的存在とも言えようか。
過去記事においても、「マイナージャンルの受け皿」「少ないリスクで己のやりたいマニアックなジャンルのオンリーが実現可能」等高く評価し続けてきた。
(参考)STRIKE HOLE過去記事
2009年→11/3 横浜「スキマフェスティバル4」 http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51574873.html
2010年→11/3川崎「スキマフェスティバル」内の伝説即売会 エルシャダイオンリー「大丈夫だ、問題ない。」 http://blog.livedoor.jp/analstrike/archives/51692186.html
「スキマフェスティバル」でしかお見かけし得ない、マイナーな…というか独特なジャンルの作品を見られる事が楽しみで、私はほぼ毎年この即売会に足を運んでいる。
昨年2012年に至っては、ついに自らオンリー主催にエントリーしてしまったw
…しかもそのオンリーは、泡沫候補中心・選挙オンリー「我は唯一神」という、残念極まりないコンセプトだ。スキマフェス以外では到底実現不可能だろう。
今年は同日のべびプリオンリーにどうしても足を運びたかったので、勝手ながら、エントリーを控えさせていただいたが…
(来年の選挙オンリーは、参加しそうなサークルさんのご都合もお伺いしつつ、開催の有無を検討したい)
それでも矢張り、「スキマフェス」が気になるイベントである事に変わりはない。
べびプリオンリーを早々に辞し、スキマフェスに向かう。実に3年ぶりの「一般参加」である。
久々に「一般参加」という外部の立場となった事により、改めて気付いた点もあったので、以下レポートさせていただきたい。
先ず思った事としては、この即売会、毎年毎年イベントの雰囲気が変わるな…と言う事。
去年や一昨年とも雰囲気違うし、その前とも雰囲気が違う。
考えてみれば、「スキマフェスティバル」は、エントリーオンリーの入れ替わりが早い。
元々サークルが集まるかどうか未知数だから、仮にサークル数が集まらなくとも形にできる「スキマフェスティバル」内での開催を選んだが、蓋を空けると「大丈夫だ、問題ない。」(エルシャダイオンリー)や「VOCALOID M@STER」(通称ボーマス/ボカロオンリー)のように、大量にサークルが集まり、場の雰囲気を一変させる化け方をする事もある。
流石にそこまでサークルが集まったら、「もうスキマじゃないよね」という事になり、スキマフェスティバルを巣立って行く。
その分、別のオンリーが新たに補充されていく。
こういう「新陳代謝」により、スキマフェスにエントリーされる陣容も変わるし、それに伴い、毎回毎回の雰囲気も変容する。
今回は、女性向けジャンルのオンリーが多く、女性参加者がそれなりの数いらっしゃった。男女比半々ぐらいか。
コスプレを見ると、自宅警備隊オンリーの関係者が、あの黒装束だから当然目立つも…それ以外の各エントリージャンルからも、コスプレイヤー多数。
クッキークラッカーオンリーですらも、コスプレイヤーが参戦していた。
終盤に入り、コスプレイヤーの集合写真が撮られたが…多数のジャンルが入り乱れるカオスさは、オールジャンルのコスプレ広場にも近い雰囲気だが、それとも少し違った趣も感じた。
今回最もスキマフェスらしいオンリーは、クッキークラッカーオンリー「クッキーを焼くだけの簡単なお仕事」だろう。
ネット上にて、一時期「クッキークラッカー」というひたすらクッキーを焼き続けるだけのゲームが、何故か流行り、そして3日で廃れてしまったのだがw
これが流行っていた頃に、酒の勢いで開催を決めた、との触れ込みで立ち上がったw
こういうしょーもない展開から、我々が予想だにしないジャンルが、斜め向こうの切り口をもって襲来するのが、「スキマフェス」のカオスさであり、頭痛を催すアホさであり、そして「醍醐味」であると言えよう。
こういうネタ塗れのオンリーには、「祭りに乗っちまえ」とするサークルも多い。
エルシャダイオンリー「大丈夫だ、問題ない。」も、最初期は殆どネタだった(エルシャダイはその後、普通の女性向けジャンルに変容)。
流石に、エルシャダイほどにはサークルは集まらなかったが、それでも十数サークルが集った。
サークルも、登場人物である婆さんのグッズやら18禁陵辱本やら、このオンリー合わせの作品制作に積極的だった…サークルの皆さんも頑張るなあ…
しかしながら主催氏サークルが、ノロウイルで倒れるという、まさかの展開…!
子イベント主催が倒れても、親イベント(スキマフェス)が存在するから、オンリー自体は、問題なく開催された。
罹患したのが、まだ他のスタッフでリカバリー可能なプチオンリーの開催時だったのは、不幸中の幸いか。単独開催の時に罹患したらどうなってたことか…
とりあえず、クッキー主催氏に対しては、お大事にとしか言えない…
なお、無人となった主催氏のサークル机には、お見舞い品だろうか、クッキーが大量にお供えされていた事も申し添えておきたいw
そして昨年スキマフェス初登場、今回も登場した自宅警備隊オンリーは、今年も注目を集め「主役」だったw
参加は1サークル、しかも主催サークルは【申込し忘れ】というアホ展開w(もう1つのサークルに寄生したので大勢に影響は無いが)
サークルスペース前にお座敷スペースを設営したり、自宅警備隊やら武装職安やらがうようよタムロしてたりで、ある意味やりたい放題だったw
アフターイベントでは、自宅警備隊オンリー主催氏が挨拶されたが、「私一人で始まった自宅警備隊が、今では国内外で160人になった…」とか意味不明な供述をされていたw
その後、自宅警備隊隊員全員が登壇しての挨拶芸。昨年のアフター同様に場を盛り上げる。
そしてそれが終わったら、アフター参加者に自宅警備隊隊員達から、糧食として【クッキー】が支給される…何この意味不明な展開w
こうして今回も無事に終わった「スキマフェスティバル」だが、久々に外部の目から見て、強く感じた事が一つあった。
…何この訳分からないイベントw
スキマフェスティバルは、何でもありのイベントだ。
どんな変なジャンル、どんな意味不明なジャンルであっても、許容される。
その懐の広さが、スキマフェスの良さだと思う。
だからこそ訳分からないジャンルオンリーが数多く集い、カオスさを深める。
イベント自体も、訳分からないものになってくるw
私がこのイベントに対し感じた「訳分からなさ」言い換えれば「カオスさ」は、スキマフェスティバルの「スキマなジャンルなら何でも受け入れる」とする懐の広さの裏返しだ。
スキマフェスは懐の広いイベントであり、それ故に訳分からないのが大量に出現。それがスキマフェスの「楽しみ」にもなってくるのだ。
次回があるならば、また、エッジの利いた変なオンリーが出現する事に、期待を寄せたいw