艦これオンリー同人誌即売会「砲雷撃戦!よーい!」が、日本中の艦これ「聖地」で巡業開催を続けている事は、過去幾度となく触れているが、「舞鶴鎮守府」でおなじみ京都府舞鶴市での「砲雷撃戦」には、過去参加が叶わなかった。
参加した方々からの評判は聞いていたので、是非一度足を運びたいとは思っていたのだが、5月の舞鶴開催はスケジュールのやりくりが付き、念願叶ってサークル参加する事に。
聖地開催型「砲雷撃戦」の特徴として、地元団体との提携・協力が充実している、という点が挙げられる。他所の即売会では中々真似できないレベルで、協調関係が深化していると思う。
今回舞鶴においても、観光協会の関係者を中心としたら市内の有志が、任意団体「舞鶴鎮守府実行委員会」を結成。即売会会場前に物販店舗を出店したり、前日にはウォークラリーイベントを開催したり、「砲雷撃戦」の盛り上がりをバックアップされている。
そもそも、JR西舞鶴・東舞鶴両駅構内には、こんな等身大POPが、参加者をお迎えしている。

ご当地艦でもある島風(写真)の他、写真は割愛したが、陽炎もお迎えしている。
また、「砲雷撃戦」の告知ポスターも、駅構内・主要観光地等、市内の目立つ所に貼られている。
舞鶴が、町を挙げて「砲雷撃戦」で舞鶴入りした「提督」たちをお出迎えしている様子がうかがえる。
参加した方々からの評判は聞いていたので、是非一度足を運びたいとは思っていたのだが、5月の舞鶴開催はスケジュールのやりくりが付き、念願叶ってサークル参加する事に。
聖地開催型「砲雷撃戦」の特徴として、地元団体との提携・協力が充実している、という点が挙げられる。他所の即売会では中々真似できないレベルで、協調関係が深化していると思う。
今回舞鶴においても、観光協会の関係者を中心としたら市内の有志が、任意団体「舞鶴鎮守府実行委員会」を結成。即売会会場前に物販店舗を出店したり、前日にはウォークラリーイベントを開催したり、「砲雷撃戦」の盛り上がりをバックアップされている。
そもそも、JR西舞鶴・東舞鶴両駅構内には、こんな等身大POPが、参加者をお迎えしている。

ご当地艦でもある島風(写真)の他、写真は割愛したが、陽炎もお迎えしている。
また、「砲雷撃戦」の告知ポスターも、駅構内・主要観光地等、市内の目立つ所に貼られている。
舞鶴が、町を挙げて「砲雷撃戦」で舞鶴入りした「提督」たちをお出迎えしている様子がうかがえる。
会場の「赤レンガパーク」は、東舞鶴駅から徒歩15分。
駅からやや遠いが、旧帝国海軍の施設跡を、近代化遺産の建造物群として保存しつつ観光地化しいている。海軍ゆかりの地という事で、「聖地」ど真ん中での開催であると言えよう。
イベントホールとして転用された施設では、やオールジャンル同人誌即売会「参羽鴉」も開催されるなど、この手のイベントの、開催実績も豊富だ。
…海軍ゆかりの施設での開催にこだわりを持つSDF、そのこだわりゆえ、「何もわざわざこんなとこでやらんでも」とツッコミいれたくなるような会場で無茶な運用を行う事も少なくないが、舞鶴に関しては「珍しく」マトモな会場のようだw
前日朝には関西入りの自分、天橋立等丹後半島観光を優先していたため、地元団体が主催するウォークラリーイベント等には足を運ばず。
ただ夕方には舞鶴入りできたので、「砲雷撃戦」の「前夜祭」には顔を出させていただいた。
「前夜祭」は、「砲雷撃戦」参加者を対象とした、レセプションパーティーだ。
会費は5000円とやや高めだが、ビュッフェスタイルのバイキング形式の立食パーティーで、舞鶴名産・蒲鉾を用いた料理をはじめ田舎料理が数多く振舞われる。
お酒も、艦にちなんだ全国各地の名酒が振舞われた。
参加者は、実に150人以上!
前夜の開催である以上、皆舞鶴に宿を取っている人ばかり(orごく少数だが地元在住の方もいらっしゃっただろうが)。
これだけ多くの人間が遠征し、舞鶴に宿を取っているという事。その経済効果は、決して馬鹿にできないものがありそうだ。
乾杯から30分経過すると、「大型艦建造祭り」が開催。
スクリーン上に映し出された画面上で、大型艦建造のリプレイを行う企画だ。
多くの提督が挑戦し、そして多くの資源が無駄に浪費されていったw
その後、同人音楽サークルによる艦これライブ。
「少女フラクタル」「恋合艦隊」「A-One」3サークルが出演し、歌姫の美声に酔いしれる展開。
参加者にも恵まれ、盛況の内に前夜祭は終了した。
そして翌日の「砲雷撃戦」本番。
この舞鶴「砲雷撃戦」の名物は、地元名産品を振舞う屋台の出店。
イベントのスタートは12時だが、私も屋台の味覚目当てに、朝10時前には会場入りする。
しかし残念ながら、まだ各屋台とも準備が整っていなかったようで、赤レンガパーク内の引揚記念館(戦後満州等の外地から引き揚げた方々の記録を展示)を見学したりしながら、時間を潰す。
30分経つと流石に各屋台とも準備が整ったようで、サークルの準備などそっちのけで、各屋台を制覇するw
野外の屋台では、ホルモンの串焼きに地蕎麦、足柄さんがアニメ内でつくったカレーを模した辛めの「足柄カレー」等を賞味。
勿論、舞鶴「砲雷撃戦」の名物・獲れたてアワビもいただく。生のアワビを購入後、火鉢で魚用のスタッフに焼いてもらい、焼きたてを賞味できるため、人気が高い。
私が訪れた時で、既にアワビは完売す前だった…って屋台の準備できて間もないだろうにw

屋内では「甘味処間宮」と称した模擬店がオープン。
また、舞鶴の記念グッズ等が頒布されていた。
これらの屋台は、全て地元観光業・商工会関係者有志の手によるもの。
こういう形で地元が積極的に歓待してくださる事で、我々参加者の楽しみも倍加する。
「砲雷撃戦」は、地元業者の力を最大限に活用し、催事を盛り上げつつ、地元産業の活性化にも寄与するよう工夫を図っているイベント、とも位置づけられるだろう。
唯一の弱点は、飲物を販売するお店が少なかったこと。
初夏の暑さの中の催事、喉も乾く。
赤レンガパーク自体、飲料の自動販売機が見当たらない環境であり、水分供給力に弱さがある。
それを屋台出店で補えれば良いのだが、正直、飲料出店業者は殆ど無かった。一部のお店で、ビールや炭酸系飲料を出しているが、数は少ないし、お茶やお水・スポールドリンクが無く、ラインナップに弱かった。
名物料理の出店も良いが、飲料の出店も強化いただきたい、と感じた。
即売会自体は、お昼の12時スタート。
100以上のサークルが集い、spベースでは140以上だろうか。
外の待機列も、700人に達したとか…この熱気、尋常ではない。
この群衆を会場内に押し込むのだから、会場内は当然阿鼻叫喚の宴。今年1月の都内蒲田「砲雷撃戦」の時に比べ通路幅も充分確保している筈なのだが…それでも時に身動き取れなくなるレベルの混み方だった。
列が落ち着くまでは、館内一方通行制にしても良かったのかもしれない。
流石に13時40分を過ぎると、だいぶ人波は収まってきたようだ。
普通に歩けるレベルになったところで、会場そして外の様子を見にぶらつく。
会場内の知己サークルに挨拶を済ませ、会場の外へ。外は好天の中、時折汗ばむ程度には厚いが、大勢のコスプレイヤーが撮影に興じたり、買い物の終わった一般参加者が日陰で寛ぐ光景が散見。
場外も含め、赤レンガパーク全体が、「砲雷撃戦!よーい!」の、そして「艦これ」のテーマパークとなっていた。
会場の中にも、コスプレイヤー用のユニークな撮影セットが用意されていた。
会場内のトイレは、実はその上に上がれる階段が備わっており、そこに撮影セットが用意。何人かのレイヤーさんが楽しく遊んでいた。
「提督の部屋」を模したという設定で、小道具等のディテールに拘りを感じた。

こうして、終始盛り上がりを見せた「砲雷撃戦」。
大勢の参加者と、天気の良さ、そして地元の皆さんの惜しみない協力に恵まれ、盛況の内に終わり、成功を収めたと言えるだろう。
舞鶴という土地柄は、関西からなら日帰り圏内。だからこそ多くの提督が訪れやすく、この活況に繋がったのだろうか。
今後も、年1回ペースでも良いから、舞鶴での楽しい場を開いていただければ幸いである。
最後に、帰りの電車に付いて触れよう。
舞鶴から東京方面に戻るには、東舞鶴駅から「特急まいづる号」に乗車。終点・京都で新幹線に乗り継ぐパターンが通例だ。
私も、これに乗ろうと思ったが、少し早く東舞鶴に着いたので、1本早い普通列車に乗り、綾部駅から特急に乗ろうとした。
綾部駅で、「特急まいづる号」は、城崎温泉方面からの「特急きのさき号」と併結し、京都に向かう。
綾部で特急に乗ろうとホームで待つや、駅員から謎のアナウンスが飛び出す。
「特急まいづる号自由席は、全席満員となっております。ご乗車のお客様は特急きのさき号にご乗車下さい」
とりあえず「きのさき号」の車両に乗り込むが、好奇心から「まいづる号」の様子を見ようと覗く。その瞬間、ホームの駅スタッフから、凄い形相で、こんなアナウンスが。
「まいづる号満員です!こちらからは乗れません!」
その時に覗いたまいづる号は、通路・デッキに至るまで人で充満…完全にスシ詰め状態である。
乗客が少なく、ゆったり座れる「きのさき号」に乗り、チラ見した「まいづる号」の様子を思い浮かべながら、私は心の中で呟いた。
「嫌な…電車だったね…」
駅からやや遠いが、旧帝国海軍の施設跡を、近代化遺産の建造物群として保存しつつ観光地化しいている。海軍ゆかりの地という事で、「聖地」ど真ん中での開催であると言えよう。
イベントホールとして転用された施設では、やオールジャンル同人誌即売会「参羽鴉」も開催されるなど、この手のイベントの、開催実績も豊富だ。
…海軍ゆかりの施設での開催にこだわりを持つSDF、そのこだわりゆえ、「何もわざわざこんなとこでやらんでも」とツッコミいれたくなるような会場で無茶な運用を行う事も少なくないが、舞鶴に関しては「珍しく」マトモな会場のようだw
前日朝には関西入りの自分、天橋立等丹後半島観光を優先していたため、地元団体が主催するウォークラリーイベント等には足を運ばず。
ただ夕方には舞鶴入りできたので、「砲雷撃戦」の「前夜祭」には顔を出させていただいた。
「前夜祭」は、「砲雷撃戦」参加者を対象とした、レセプションパーティーだ。
会費は5000円とやや高めだが、ビュッフェスタイルのバイキング形式の立食パーティーで、舞鶴名産・蒲鉾を用いた料理をはじめ田舎料理が数多く振舞われる。
お酒も、艦にちなんだ全国各地の名酒が振舞われた。
参加者は、実に150人以上!
前夜の開催である以上、皆舞鶴に宿を取っている人ばかり(orごく少数だが地元在住の方もいらっしゃっただろうが)。
これだけ多くの人間が遠征し、舞鶴に宿を取っているという事。その経済効果は、決して馬鹿にできないものがありそうだ。
乾杯から30分経過すると、「大型艦建造祭り」が開催。
スクリーン上に映し出された画面上で、大型艦建造のリプレイを行う企画だ。
多くの提督が挑戦し、そして多くの資源が無駄に浪費されていったw
その後、同人音楽サークルによる艦これライブ。
「少女フラクタル」「恋合艦隊」「A-One」3サークルが出演し、歌姫の美声に酔いしれる展開。
参加者にも恵まれ、盛況の内に前夜祭は終了した。
そして翌日の「砲雷撃戦」本番。
この舞鶴「砲雷撃戦」の名物は、地元名産品を振舞う屋台の出店。
イベントのスタートは12時だが、私も屋台の味覚目当てに、朝10時前には会場入りする。
しかし残念ながら、まだ各屋台とも準備が整っていなかったようで、赤レンガパーク内の引揚記念館(戦後満州等の外地から引き揚げた方々の記録を展示)を見学したりしながら、時間を潰す。
30分経つと流石に各屋台とも準備が整ったようで、サークルの準備などそっちのけで、各屋台を制覇するw
野外の屋台では、ホルモンの串焼きに地蕎麦、足柄さんがアニメ内でつくったカレーを模した辛めの「足柄カレー」等を賞味。
勿論、舞鶴「砲雷撃戦」の名物・獲れたてアワビもいただく。生のアワビを購入後、火鉢で魚用のスタッフに焼いてもらい、焼きたてを賞味できるため、人気が高い。
私が訪れた時で、既にアワビは完売す前だった…って屋台の準備できて間もないだろうにw

屋内では「甘味処間宮」と称した模擬店がオープン。
また、舞鶴の記念グッズ等が頒布されていた。
これらの屋台は、全て地元観光業・商工会関係者有志の手によるもの。
こういう形で地元が積極的に歓待してくださる事で、我々参加者の楽しみも倍加する。
「砲雷撃戦」は、地元業者の力を最大限に活用し、催事を盛り上げつつ、地元産業の活性化にも寄与するよう工夫を図っているイベント、とも位置づけられるだろう。
唯一の弱点は、飲物を販売するお店が少なかったこと。
初夏の暑さの中の催事、喉も乾く。
赤レンガパーク自体、飲料の自動販売機が見当たらない環境であり、水分供給力に弱さがある。
それを屋台出店で補えれば良いのだが、正直、飲料出店業者は殆ど無かった。一部のお店で、ビールや炭酸系飲料を出しているが、数は少ないし、お茶やお水・スポールドリンクが無く、ラインナップに弱かった。
名物料理の出店も良いが、飲料の出店も強化いただきたい、と感じた。
即売会自体は、お昼の12時スタート。
100以上のサークルが集い、spベースでは140以上だろうか。
外の待機列も、700人に達したとか…この熱気、尋常ではない。
この群衆を会場内に押し込むのだから、会場内は当然阿鼻叫喚の宴。今年1月の都内蒲田「砲雷撃戦」の時に比べ通路幅も充分確保している筈なのだが…それでも時に身動き取れなくなるレベルの混み方だった。
列が落ち着くまでは、館内一方通行制にしても良かったのかもしれない。
流石に13時40分を過ぎると、だいぶ人波は収まってきたようだ。
普通に歩けるレベルになったところで、会場そして外の様子を見にぶらつく。
会場内の知己サークルに挨拶を済ませ、会場の外へ。外は好天の中、時折汗ばむ程度には厚いが、大勢のコスプレイヤーが撮影に興じたり、買い物の終わった一般参加者が日陰で寛ぐ光景が散見。
場外も含め、赤レンガパーク全体が、「砲雷撃戦!よーい!」の、そして「艦これ」のテーマパークとなっていた。
会場の中にも、コスプレイヤー用のユニークな撮影セットが用意されていた。
会場内のトイレは、実はその上に上がれる階段が備わっており、そこに撮影セットが用意。何人かのレイヤーさんが楽しく遊んでいた。
「提督の部屋」を模したという設定で、小道具等のディテールに拘りを感じた。

こうして、終始盛り上がりを見せた「砲雷撃戦」。
大勢の参加者と、天気の良さ、そして地元の皆さんの惜しみない協力に恵まれ、盛況の内に終わり、成功を収めたと言えるだろう。
舞鶴という土地柄は、関西からなら日帰り圏内。だからこそ多くの提督が訪れやすく、この活況に繋がったのだろうか。
今後も、年1回ペースでも良いから、舞鶴での楽しい場を開いていただければ幸いである。
最後に、帰りの電車に付いて触れよう。
舞鶴から東京方面に戻るには、東舞鶴駅から「特急まいづる号」に乗車。終点・京都で新幹線に乗り継ぐパターンが通例だ。
私も、これに乗ろうと思ったが、少し早く東舞鶴に着いたので、1本早い普通列車に乗り、綾部駅から特急に乗ろうとした。
綾部駅で、「特急まいづる号」は、城崎温泉方面からの「特急きのさき号」と併結し、京都に向かう。
綾部で特急に乗ろうとホームで待つや、駅員から謎のアナウンスが飛び出す。
「特急まいづる号自由席は、全席満員となっております。ご乗車のお客様は特急きのさき号にご乗車下さい」
とりあえず「きのさき号」の車両に乗り込むが、好奇心から「まいづる号」の様子を見ようと覗く。その瞬間、ホームの駅スタッフから、凄い形相で、こんなアナウンスが。
「まいづる号満員です!こちらからは乗れません!」
その時に覗いたまいづる号は、通路・デッキに至るまで人で充満…完全にスシ詰め状態である。
乗客が少なく、ゆったり座れる「きのさき号」に乗り、チラ見した「まいづる号」の様子を思い浮かべながら、私は心の中で呟いた。
「嫌な…電車だったね…」