同人イベント主催団体「SDF」が企画する同人誌即売会は、危険な香り漂うものも決して少なくはない。
舞鶴(京都府/舞鶴鎮守府)や宿毛(高知県/宿毛湾泊地)・大湊(青森県むつ市/大湊警備府)で開催される艦これオンリー「砲雷撃戦!よーい!」あたりは、まだマシな方である。
香川県観音寺市で開催された、結城友奈は勇者であるシリーズのオンリー「勇者部満開」は、2月開催こそ普通に過ごせたものの、7月開催は、あの会場だと冷房も利かず絶対死ぬよな…と判断しサークル参加を回避。
最高気温35度超の猛暑も相まって、予想通り、当日は地獄を見たw
しかし真に危険な香りのする聖地開催型同人誌即売会は、やはり広島県江田島市で開催される「砲雷撃戦!よーい!」だろう。
江田島開催の「砲雷撃戦」は、ほぼ間違いなく【全量ヤバい】系統だw
個人の邸宅に毛の生えた程度の、旧海軍の交流サロン的な物件での開催は、地元民をして「何であんなとこでやるのよ」と言わしめたり、机代わりに【タンス】が当てがわれるという伝説を生んだ。
今年三月の能美海上ロッジでの開催はまだマシな方だが、ホテル玄関前(つまり屋外)に配置されるわ、客室に配置されるわ、配置のひどさが際立った。
「あの野郎…こんなとこで開催しやがって…」
SDFのイベントは、主催に対する「殺意」を抱きたくなる。
その最右翼、「横綱」とも言うべき存在が、江田島の中でも【砲台山】にて開催される「砲雷撃戦」であろう。
舞鶴(京都府/舞鶴鎮守府)や宿毛(高知県/宿毛湾泊地)・大湊(青森県むつ市/大湊警備府)で開催される艦これオンリー「砲雷撃戦!よーい!」あたりは、まだマシな方である。
香川県観音寺市で開催された、結城友奈は勇者であるシリーズのオンリー「勇者部満開」は、2月開催こそ普通に過ごせたものの、7月開催は、あの会場だと冷房も利かず絶対死ぬよな…と判断しサークル参加を回避。
最高気温35度超の猛暑も相まって、予想通り、当日は地獄を見たw
しかし真に危険な香りのする聖地開催型同人誌即売会は、やはり広島県江田島市で開催される「砲雷撃戦!よーい!」だろう。
江田島開催の「砲雷撃戦」は、ほぼ間違いなく【全量ヤバい】系統だw
個人の邸宅に毛の生えた程度の、旧海軍の交流サロン的な物件での開催は、地元民をして「何であんなとこでやるのよ」と言わしめたり、机代わりに【タンス】が当てがわれるという伝説を生んだ。
今年三月の能美海上ロッジでの開催はまだマシな方だが、ホテル玄関前(つまり屋外)に配置されるわ、客室に配置されるわ、配置のひどさが際立った。
「あの野郎…こんなとこで開催しやがって…」
SDFのイベントは、主催に対する「殺意」を抱きたくなる。
その最右翼、「横綱」とも言うべき存在が、江田島の中でも【砲台山】にて開催される「砲雷撃戦」であろう。
江田島は、瀬戸内海から見て、軍都たる広島や呉に覆いかぶさるような立地。そこでこれらの都市を護るべく、江田島を要塞化する構想が明治時代に浮上。日露戦争に先立ち、この構想に則る形で、三高山に軍施設や砲台を設置した。
これが、いわゆる「砲台山」である。
しかしながら、日露戦争でもこの砲台山要塞は活用されることはなく、以後朽ちるに任せる。
ただ、近年に入り「砲台山創造の森 森林公園」と銘打ち、史跡公園としての整備が為されている。
この、標高400mの「砲台山」で開催しようとする同人誌即売会。これが同人誌即売会史上類を見ないマジキチ即売会「砲雷撃戦!よーい!」である。
アクセスとしては、広島・宇品港から三高港へ、フェリーで約40分。
だが、「最寄り」のこの港「三高港」から砲台山までは、山道を進むこと約6km。公共交通機関も存在する訳がない。歩くと、2〜3時間はかかるだろう。
マイカー組でもない限り、とても行けるスポットではない。
そこで今回は、三高港から会場・砲台山へのシャトルバスを用意した。
車組には対しては、砲台山の駐車場が狭いことから、町中に無料駐車場を用意。バスも、三高港から砲台山に向かう途中に駐車場を経由させて対応した。
バスは山道をひたすら登ること、約20分。道幅も狭く、すれ違いもギリギリ可能なレベルの「酷道」。今回用意したバスも、マイクロバスのサイズだから何とかなっているようなものだ。
とある分岐路に差し掛かったところで、バスは到着したとのこと。
バスはここまでしか行けないから、あとは数百メートル歩いて会場まで行ってくれ、とのことだ。
バスを降り、坂道を少し上ると、丸太造りの公衆トイレに出くわす。
そういえば、砲台山はトイレが無いという話も聞く。ここが、唯一のトイレだろう。
とりあえず用を足して尿意の不安を絶ち、更に坂道を上るが…結構な急坂で、足腰もしんどい。
「あの野郎こんなとこで開催しやがって…」と主催に対する殺意もつのるw
ようやく300mぐらい坂道を歩いた所で、少し開けた砲台山駐車場に到着。ここは展望台にもなっており、瀬戸内の海と眼下の集落を一望できる。

そしてこの駐車場スペースを活用して開催されている屋台村、これが「砲雷撃戦」合わせ(と思われる)での市内商工業者有志による企画「江田島グルメまつり」である。
まあ、いつもの聖地開催型「砲雷撃戦」にありがちな、その土地の名物を提供してくれる屋台群なわけだが…今回は「牡蠣のクラムチャウダー」などの牡蠣料理各種、江田島名産のうどんなどが提供。お昼を回っており小腹も空いていたので、まずはうどんを賞味し一息つく。

地産の日本酒や焼酎も販売されていたので、これも購入。お酒を片手に、この先にあるという即売会会場に足を進める。
屋台村のある展望台から、もはや舗装されてすらいないデコボコ道を奥に進むこと200メートル。ようやく見えてきたのが、即売会会場である【火薬庫】跡地であるw

…いや、一応屋根と壁はあるようなんで雨風は凌げるけどさ…凌げるけどさ…
日露戦争時代から殆ど手入れが成されていない建物なわけだ。
床を見ると、明らかに大きめの穴が空いており、土嚢で補修。カラーコーンを立ててそこに参加者が足を踏み入れないよう、無言の注意喚起を行っているわけだ。

…よくこんなとこで開催しようと考えたな。絶対この主催、頭おかしいわw
もちろん、これに付いてくる50サークル(60sp)、数百人の一般参加者。俺も含め、この即売会に参加した連中は全員「頭おかしい」と断言しても言い過ぎではなかろうw
あ、ちゃんと椅子机も搬入されてるし、カタログも納入されてます。カタログはこの砲台山てっぺんまで、宅配業者がちゃんと持ってきてくれたらしい…
流石にコスプレイヤーはお見掛けしなかったが、一応コスプレイヤ―用の更衣室は山を下りた無料駐車場横の公共施設に用意してあるらしい。
その公共施設でお着替えして、そこから例の送迎バスで砲台山に移動、という想定のようだ。
…そこいらへんの基本的なケア・レギュレーションが、なまじきっちり出来てるがゆえに、この主催の確信犯的なタチの悪さが際立って見えるw
だいたいこの主催が、この会場で何をやっていたかというと、自分が会場に到着した時には、アウトドアグッズをフル活用して【熱燗】をつくっていたw
隣では、スタッフがホットコーヒーを淹れていた。
完全に山登りの人たちが、山頂で始める行動そのものであるw
…いや、俺もその熱燗をいただいたので余り人のこと言えた義理ではないがw(あ、瀬戸内の景色を一望しての熱燗は格別でした。ご馳走様でした!)
こんな感じで、アウトドア色の極めて強い同人誌即売会ではあった(実際、メイン会場・火薬庫に入りきれなかった10サークルが屋外配置に追いやられている)が、この手の即売会最大の難敵「風」と「雨」に祟られなかったのは幸いであった。
天候も爽やかな秋晴れ。風もそんな強くない。そういう中で開催できたことは、このアウトドア色が非常に強いこの即売会にとって、そして参加者にとって、非常に幸運と言えただろう。
…いろいろおかしい即売会であることは間違いないので、並みの即売会で飽き足らない連中向け。上級者向けの即売会と言えよう(汗)
【追記】
写真画像に映っている女の子は、「艦これ」ではなくSDF主催氏がプロデュースする兵器擬人化シリーズ「兵姫ストライク」の萌えキャラ。
艦これイラストの起用ではない点に若干の違和感はあるものの、もし起用したら色々面倒くさい展開になりそうなことと、江田島市が「兵姫ストライク」を活用したスマホスタンプラリーによる回遊を図っていることが、敢えて「兵姫ストライク」を起用している理由だろう。
「兵姫ストライク」と江田島市との取組については、今後当サークルの「アニメ・マンガで町おこし」いわゆる「コンテンツーリズム」の研究活動の中で、詳しく分析を図りたい。
これが、いわゆる「砲台山」である。
しかしながら、日露戦争でもこの砲台山要塞は活用されることはなく、以後朽ちるに任せる。
ただ、近年に入り「砲台山創造の森 森林公園」と銘打ち、史跡公園としての整備が為されている。
この、標高400mの「砲台山」で開催しようとする同人誌即売会。これが同人誌即売会史上類を見ないマジキチ即売会「砲雷撃戦!よーい!」である。
アクセスとしては、広島・宇品港から三高港へ、フェリーで約40分。
だが、「最寄り」のこの港「三高港」から砲台山までは、山道を進むこと約6km。公共交通機関も存在する訳がない。歩くと、2〜3時間はかかるだろう。
マイカー組でもない限り、とても行けるスポットではない。
そこで今回は、三高港から会場・砲台山へのシャトルバスを用意した。
車組には対しては、砲台山の駐車場が狭いことから、町中に無料駐車場を用意。バスも、三高港から砲台山に向かう途中に駐車場を経由させて対応した。
バスは山道をひたすら登ること、約20分。道幅も狭く、すれ違いもギリギリ可能なレベルの「酷道」。今回用意したバスも、マイクロバスのサイズだから何とかなっているようなものだ。
とある分岐路に差し掛かったところで、バスは到着したとのこと。
バスはここまでしか行けないから、あとは数百メートル歩いて会場まで行ってくれ、とのことだ。
バスを降り、坂道を少し上ると、丸太造りの公衆トイレに出くわす。
そういえば、砲台山はトイレが無いという話も聞く。ここが、唯一のトイレだろう。
とりあえず用を足して尿意の不安を絶ち、更に坂道を上るが…結構な急坂で、足腰もしんどい。
「あの野郎こんなとこで開催しやがって…」と主催に対する殺意もつのるw
ようやく300mぐらい坂道を歩いた所で、少し開けた砲台山駐車場に到着。ここは展望台にもなっており、瀬戸内の海と眼下の集落を一望できる。

そしてこの駐車場スペースを活用して開催されている屋台村、これが「砲雷撃戦」合わせ(と思われる)での市内商工業者有志による企画「江田島グルメまつり」である。
まあ、いつもの聖地開催型「砲雷撃戦」にありがちな、その土地の名物を提供してくれる屋台群なわけだが…今回は「牡蠣のクラムチャウダー」などの牡蠣料理各種、江田島名産のうどんなどが提供。お昼を回っており小腹も空いていたので、まずはうどんを賞味し一息つく。

地産の日本酒や焼酎も販売されていたので、これも購入。お酒を片手に、この先にあるという即売会会場に足を進める。
屋台村のある展望台から、もはや舗装されてすらいないデコボコ道を奥に進むこと200メートル。ようやく見えてきたのが、即売会会場である【火薬庫】跡地であるw

…いや、一応屋根と壁はあるようなんで雨風は凌げるけどさ…凌げるけどさ…
日露戦争時代から殆ど手入れが成されていない建物なわけだ。
床を見ると、明らかに大きめの穴が空いており、土嚢で補修。カラーコーンを立ててそこに参加者が足を踏み入れないよう、無言の注意喚起を行っているわけだ。

…よくこんなとこで開催しようと考えたな。絶対この主催、頭おかしいわw
もちろん、これに付いてくる50サークル(60sp)、数百人の一般参加者。俺も含め、この即売会に参加した連中は全員「頭おかしい」と断言しても言い過ぎではなかろうw
あ、ちゃんと椅子机も搬入されてるし、カタログも納入されてます。カタログはこの砲台山てっぺんまで、宅配業者がちゃんと持ってきてくれたらしい…
流石にコスプレイヤーはお見掛けしなかったが、一応コスプレイヤ―用の更衣室は山を下りた無料駐車場横の公共施設に用意してあるらしい。
その公共施設でお着替えして、そこから例の送迎バスで砲台山に移動、という想定のようだ。
…そこいらへんの基本的なケア・レギュレーションが、なまじきっちり出来てるがゆえに、この主催の確信犯的なタチの悪さが際立って見えるw
だいたいこの主催が、この会場で何をやっていたかというと、自分が会場に到着した時には、アウトドアグッズをフル活用して【熱燗】をつくっていたw
隣では、スタッフがホットコーヒーを淹れていた。
完全に山登りの人たちが、山頂で始める行動そのものであるw
…いや、俺もその熱燗をいただいたので余り人のこと言えた義理ではないがw(あ、瀬戸内の景色を一望しての熱燗は格別でした。ご馳走様でした!)
こんな感じで、アウトドア色の極めて強い同人誌即売会ではあった(実際、メイン会場・火薬庫に入りきれなかった10サークルが屋外配置に追いやられている)が、この手の即売会最大の難敵「風」と「雨」に祟られなかったのは幸いであった。
天候も爽やかな秋晴れ。風もそんな強くない。そういう中で開催できたことは、このアウトドア色が非常に強いこの即売会にとって、そして参加者にとって、非常に幸運と言えただろう。
…いろいろおかしい即売会であることは間違いないので、並みの即売会で飽き足らない連中向け。上級者向けの即売会と言えよう(汗)
【追記】
写真画像に映っている女の子は、「艦これ」ではなくSDF主催氏がプロデュースする兵器擬人化シリーズ「兵姫ストライク」の萌えキャラ。
艦これイラストの起用ではない点に若干の違和感はあるものの、もし起用したら色々面倒くさい展開になりそうなことと、江田島市が「兵姫ストライク」を活用したスマホスタンプラリーによる回遊を図っていることが、敢えて「兵姫ストライク」を起用している理由だろう。
「兵姫ストライク」と江田島市との取組については、今後当サークルの「アニメ・マンガで町おこし」いわゆる「コンテンツーリズム」の研究活動の中で、詳しく分析を図りたい。