近年、愛知県犬山市で定期開催を続ける、御城プロジェクトオンリー「城魂!」の存在は、結構気にはなっていた。
これまでも気にしてはいたが、他の催事とバッティングして行けない状況が続く。
2020年は参加方向で計画していたもの、コロナ蔓延により緊急事態宣言が発令。中止に追い込まれてしまった。
今年は開催できるとのことなので、気を取り直して、一般参加。
【目次】
◆御城プロジェクトの同人誌即売会
◆国宝・犬山城の建つ愛知県犬山市での開催
◆コロナ禍での工夫の数々
◆参加サークル数はどうしても目減り
戦艦を擬人化・美少女化した「艦隊これくしょん」(2013年〜)の人気を受け、様々な擬人化企画が勃興した。
その中には、「刀剣乱舞」のように「艦これ」に比肩するムーブメントを引き起こしたものもあれば、消え去ってしまったものもある。
お城を擬人化・美少女化した「御城プロジェクト」もその一つだが、紆余曲折ありつつも、今なお健在。
「御城プロジェクト」のオンリー同人誌即売会も、当初は「艦これ」に群がったイベンター各位が「お約束」のごとく飛びつくも、人気が落ち着くや撤退するのもいつものごとく。
その代わり、御城プロジェクトは、「御城」の所在地で開催される、「聖地開催」が目につくようになった。
過去には「多賀城」のある宮城県多賀城市で開催されたこともあったが、今、定着しているのは、国宝・犬山城を擁する、愛知県犬山市開催の、「城魂!」であろう。
2017年にスタートしたこの「城魂!」は、毎年4月、年1回ペースで安定開催。開催できなかったのは、コロナ禍の2020年のみだ。
名古屋から、名鉄特急で約30分。犬山駅で下車し、そこから徒歩5分以内。
犬山市民交流センター「フロイデ」が会場だ。
12時から開催なので、ゆっくり来れば良い。私は、午前中は名古屋城や瀬戸市内を散策してから犬山に向かった。
犬山城も散策したが、城下町の街並みは結構人で混み合っている。
風情のある街並みだが、ソーシャルディスタンスを保つのも大変。
でもここは、「白帝城」の異名を持つ、歴史の深いお城。国宝にも指定されている。
この由緒あるお城を持つ犬山での、御城プロジェクトオンリーの開催は、まさに「聖地」での開催、と言えるだろう。

しかし、このコロナ禍である。
愛知も決して安泰ではなく、危険信号が灯り続けている。
そんな中、何とか開催すべく、数多くの工夫が見られた。
ガイドラインに則って、検温・アルコール消毒・マスク着用は当たり前。
受付にはビニールの遮蔽シートも用意。
一般参加者含む全入場者は、事前に電子チケットを購入。購入時に個人情報も入力することで、感染症対策に必要な個人情報も収集。
ソーシャルディスタンスを確保した配置も求められるが、これは半スペース分を意図的に空きスペースとすることで対応した。
恒例のアフターイベント・抽選会も、今回は会場では実施せず。
その代わり、Zoomを活用。後日オンライン抽選会を実施する、という工夫も見せた。
これも、感染症対策の一環として「密を避ける」ことに繋がるだろう。
サークル数は合計28サークル。
とは言え、このご時世だ。サークルとして申し込んだものの、参加を自粛するサークルも出てきている。
実際には3割ぐらいの減少なので、参加サークルは20サークル程度だろうか。
以前は40サークルぐらいは当たり前に集まっていたので、やはりコロナの影響で、サークル数が半減している。
少し寂しいが、サークルが減った分だけ、ソーシャルディスタンスを確保しやすくなる、という側面もある。
やむを得ない、と見るべきか。
ただサークルが半減し、しかし会場費はそのままなのだから、主催の負担は大きい。
会場費を補助してくれるArts for the future のような国の支援策を有効活用しつつ、催事継続を目指していただきたいと願う。(募集は最近始まったばかりだが、「城魂」も1月以降の経費なら補助対象となろう)
これまでも気にしてはいたが、他の催事とバッティングして行けない状況が続く。
2020年は参加方向で計画していたもの、コロナ蔓延により緊急事態宣言が発令。中止に追い込まれてしまった。
今年は開催できるとのことなので、気を取り直して、一般参加。
【目次】
◆御城プロジェクトの同人誌即売会
◆国宝・犬山城の建つ愛知県犬山市での開催
◆コロナ禍での工夫の数々
◆参加サークル数はどうしても目減り
- ◆御城プロジェクトの同人誌即売会
戦艦を擬人化・美少女化した「艦隊これくしょん」(2013年〜)の人気を受け、様々な擬人化企画が勃興した。
その中には、「刀剣乱舞」のように「艦これ」に比肩するムーブメントを引き起こしたものもあれば、消え去ってしまったものもある。
お城を擬人化・美少女化した「御城プロジェクト」もその一つだが、紆余曲折ありつつも、今なお健在。
「御城プロジェクト」のオンリー同人誌即売会も、当初は「艦これ」に群がったイベンター各位が「お約束」のごとく飛びつくも、人気が落ち着くや撤退するのもいつものごとく。
その代わり、御城プロジェクトは、「御城」の所在地で開催される、「聖地開催」が目につくようになった。
過去には「多賀城」のある宮城県多賀城市で開催されたこともあったが、今、定着しているのは、国宝・犬山城を擁する、愛知県犬山市開催の、「城魂!」であろう。
2017年にスタートしたこの「城魂!」は、毎年4月、年1回ペースで安定開催。開催できなかったのは、コロナ禍の2020年のみだ。
- ◆国宝・犬山城の建つ愛知県犬山市での開催
名古屋から、名鉄特急で約30分。犬山駅で下車し、そこから徒歩5分以内。
犬山市民交流センター「フロイデ」が会場だ。
12時から開催なので、ゆっくり来れば良い。私は、午前中は名古屋城や瀬戸市内を散策してから犬山に向かった。
犬山城も散策したが、城下町の街並みは結構人で混み合っている。
風情のある街並みだが、ソーシャルディスタンスを保つのも大変。
でもここは、「白帝城」の異名を持つ、歴史の深いお城。国宝にも指定されている。
この由緒あるお城を持つ犬山での、御城プロジェクトオンリーの開催は、まさに「聖地」での開催、と言えるだろう。

- ◆コロナ禍での工夫の数々
しかし、このコロナ禍である。
愛知も決して安泰ではなく、危険信号が灯り続けている。
そんな中、何とか開催すべく、数多くの工夫が見られた。
ガイドラインに則って、検温・アルコール消毒・マスク着用は当たり前。
受付にはビニールの遮蔽シートも用意。
一般参加者含む全入場者は、事前に電子チケットを購入。購入時に個人情報も入力することで、感染症対策に必要な個人情報も収集。
ソーシャルディスタンスを確保した配置も求められるが、これは半スペース分を意図的に空きスペースとすることで対応した。
恒例のアフターイベント・抽選会も、今回は会場では実施せず。
その代わり、Zoomを活用。後日オンライン抽選会を実施する、という工夫も見せた。
これも、感染症対策の一環として「密を避ける」ことに繋がるだろう。
- ◆参加サークル数はどうしても目減り
サークル数は合計28サークル。
とは言え、このご時世だ。サークルとして申し込んだものの、参加を自粛するサークルも出てきている。
実際には3割ぐらいの減少なので、参加サークルは20サークル程度だろうか。
以前は40サークルぐらいは当たり前に集まっていたので、やはりコロナの影響で、サークル数が半減している。
少し寂しいが、サークルが減った分だけ、ソーシャルディスタンスを確保しやすくなる、という側面もある。
やむを得ない、と見るべきか。
ただサークルが半減し、しかし会場費はそのままなのだから、主催の負担は大きい。
会場費を補助してくれるArts for the future のような国の支援策を有効活用しつつ、催事継続を目指していただきたいと願う。(募集は最近始まったばかりだが、「城魂」も1月以降の経費なら補助対象となろう)