時系列は過去に遡るが、レポート執筆から漏れていた即売会について記したい。

愛知県に、新しい同人誌即売会が立ち上がった。
愛知県が、コンベンション等の誘致を見越し、中部国際空港「セントレア」から徒歩圏内に建設した、愛知県国際展示場(AICHI SKY EXPO) 。
大規模即売会の会場にもなり得ると期待したが、利用料金が午前(0時〜12時)・午後(12時〜24時)という区分の仕方なので、即売会には使いづらい気もした。
そこで敢えて開催しようと、2021年夏の開催を企図し、新たに立ち上がった即売会が、『Circle Link』である。

残念ながら「AICHI SKY EXPO」での開催は、コロナ緊急事態宣言下ということもあり中止に
翌2022年5月、会場を名古屋市内に変えての開催となった。
次の開催は2022年11月・名古屋市内での開催…のはずが、何故か8月に急遽、中部国際空港「セントレア」で開催するとのこと。
これはもしかして、同人史上初となる「空港開催の同人誌即売会」ではなかろうか…
そして筆者の居住地市内の空港から、直行便も出ている。アクセスは容易だw
というわけで、筆者は中部国際空港「セントレア」へと急行した。

【目次】
1.空港2階(到着階)ではコスプレイベント
2.空港3階(出発階)の多目的ホールが会場
3.既存即売会との差別化を考えたい
  • 1.空港2階(到着階)ではコスプレイベント


飛行機で、中部国際空港「セントレア」に到着。
まずは、一目散に出口へと向かう。アジア屈指のハブ空港を志向するだけに、「セントレア」の導線は、とにかく長い。とにかく歩く。

歩いていると、ガラス越しの向こう側では、コスプレイヤーが撮影に興じている。
今回の即売会とは別主催の催事と思われるが、到着階フロアで、コスプレイベントが併催されているようだ。
「空港」という背景は、コスプレイヤーにとって非日常の撮影背景。空港は、コスプレイベントの会場としても向いていよう。

コスプレイヤーの様子を見つつ、筆者の降り立った空港が、「オタクイベント」の会場であることを実感させられるw


  • 2.空港3階(出発階)の多目的ホールが会場


とりあえず、手荷物受取所を通過。
「自由の身」になったところで、セントレアホールの位置を確認する。
セントレアホールは、出発階・3階にあるらしい。とりあえずエスカレーターで3階に上がる。

3階は国内線・国際線のカウンターが多数並んでいるが、さてどこにホールがあるのかしら…?
関係者に聞くと、出発階の隅っこの方に、別棟への連絡通路があるらしい。
連絡通路を通り別棟に行くと、ホールが見えてきた。早速会場に入る。

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残念ながら、サークル数は急な募集ということもあり、6サークルに留まる。
即売会スペースは、パーティーションで区切って、ホールの1/3しか使わない。
残り2/3は、未使用のスペース。
もし仮に、このホールをフルで利用したとすれば、50〜100サークルは入るだろう。

サークルは、評論サークルあり、アクセサリーのサークルもあり。
グッズのサークルもあり、で6サークルとは言え多彩さを感じた。


  • 3.既存即売会との差別化を考えたい


とりあえず即売会としては成立したものの、急に開催が決まったとはいえ6サークルは、物足りない。
もう少し、サークル数を増やし賑わいをもたらしたい、と思うのも人情だ。

一方、名古屋の同人事情を見ると、回数・規模ともに往時に比べ減少傾向とは言え『コミックライブin名古屋』の存在が大きい。
『コミックライブin名古屋』も『Circle Link』も、同じオールジャンル同人誌即売会というレイヤーだ。
『Circle Link』が、今後名古屋でオールジャンル即売会を続けるとするならば、『コミックライブin名古屋』ともろに競合する。そして『コミックライブin名古屋』は、1990年代からの長い歴史を誇る催事。新参の『Circle Link』にとっては、流石に不利だと思う。
名古屋でのオールジャンル同人誌即売会、という枠組みで戦うならば、どう考えても不利だ。違った戦い方、別の言い方をすれば「差別化」が必要だと思う。

そこで思ったことはしては、知多半島の常滑、そして空港という立地条件。
これならば、名古屋・オールジャンルとは違った「差別化」も可能かもしれない。

例えば、常滑での開催という点を強調し、知多半島各都市で、地域密着の告知を図る。知多半島唯一のオールジャンル同人誌誌即売会、という売り出し方もできる。
常滑舞台作品『泣きたい私は猫をかぶる』のオンリーイベント、なんて手もあるだろう。
或いは、「空港開催」という際だった特徴を生かし、交通・旅行系オンリーを開催する。

2022年まではコロナ禍でなかなか同人者も集めにくかっただろうが、2023年5月に、コロナが「5類」に移行。同人者の参加マインドも、徐々にコロナ前に戻りつつある。
告知をしっかりすれば、コロナ時代よりも集客効果は上がると思う。
企業が主催するイベントなので『おでかけライブin名古屋』での告知には難がありそうだが、他の名古屋即売会で告知するとか、知多半島のお店や公共施設でポスターを張るとか、いろいろ方法があると思う。
せっかくこの地に立ち上がった即売会なので、何とか軌道に乗ってほしいと思う。